ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
コンピューターシステム開発技術者、サイコパスのKayのブログ

岡本太郎

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。
[2016/11/21]滅多にはありませんが、あまりにレベルが低いコメントは公開しません。
[2011/06/08]迷惑コメントが多くあったため、やむなく、コメントを承認後公開することとしました。

芸術は絶対に「儚い」

芸術的な絵と上手いだけの絵の違いは何か?
岡本太郎はいろいろ言ったが、あれじゃあ、ちっとも分からない。
ちなみに、岡本太郎は、芸術とは「上手いのは駄目」「きれいなのは駄目」「いやったらしくないと駄目」と言ったのだ。
まあ、彼には、芸術界への反発もあり、当時としては必要な主張だったかもしれない。
しかし、いつまでもそれじゃいけない。
芸術とは、心を消す方向に導くもので、上手いだけの絵とは、心を太らせるものだ。

芸術は、心を捕らえて離さず、心は他のことに興味を失くし、さ迷わなくなる。
そうなれば、後は、その絵なり彫刻なりの芸術作品を燃やせば、心も消えてしまうという訳だ。
ところが、芸術作品なんて、高いものはとんでもない値段なので、燃やす訳にはいかないらしい。
まあ、本当は、実際に燃やさなくても、無関心になれば良いのである。
ところが、凄い値段で買ってしまうと、一生大事にしたりして、芸術の本来の目的と真逆の使い方をするのだから人間は愚かだ。

昔の人にとっては、『モナリザ』や『ヴィーナスの誕生』なんてのは、心を惹き付けて離さないものだった。
しかし、今の人から見れば、『モナリザ』はただのおばさんだし、ボッティチェッリ始め、いろんな画家のヴィーナスの絵を見たら、思わず「ダイエットしろよ」と言いたくなるのも仕方がない。
昔の女性は、美味しいものをたっぷり食べるが動かないことで得た「豊かな肉体」が高貴な証で、人間は観念に弱いので、そんな女性を美しいと感じたのだ。
だから、昔の絵画に描かれた美少女でも、現代風にスリムな子はおらず、皆、まるまる太っている。
『フランダースの犬』のヒロインであるアロアも、「まるまる太っていて大変に可愛い」等と書かれているのである。
かといって、全員アイドル体重クリアの乃木坂46の売れに売れている写真集のようなものは、見た者の心が太って動き回る。
私は、きれいなアイドルの写真集みたいなものは、見ると疲れるのであるが、本当は皆そうで、そんなものを見て元気いっぱいになることは本当はないのだと思う。

初音ミクさんの、最初のパッケージに描かれたKEIさんの絵は、まさに芸術である。
それはおそらく、KEIさんは、無意識に「これは人ではなくモノ」として描いたから、芸術になってしまったのだ。
KEIさんは腕を上げ、人間臭く描くようになったので、後のはもう芸術ではないが、それでも、どこか芸術らしさは残っているように思う。
赤坂アカさんが描いたIAのいくつかの絵が、上手い絵ながら芸術的なのは、赤坂さんが無意識で描いたからで、「初音ミクに負けない人気者にしてやろう」なんて気持ちはなかったのではないかと思うのだ。
芸術って、そんなものなのである。
そうそう。水木しげるさんが60歳を超えてから描いた妖怪の絵は、全くの芸術である。
本人も、「無意識で描けるようになった」と言っておられた。

まとめて言うと、芸術ってのは、すごく「儚い」ものなのである。
そして、無意識で描けば、誰が描いても芸術になる。
岡本太郎も『今日の芸術』で、本当はそう言いたかったのではないかと思うのだ。
さて、私も無意識に生きることにしよう。









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最大の罪を犯すな

デジタル・ネイティブと言われる若い世代は、1日中スマホをいじり、LINEで連絡を取り合い、Instagramで写真を公開し、YouTubeの動画を楽しみ、映像配信を行っているが、そんな彼らが「ITに強い」なんてことはほとんど全くない。
MITメディアラボのミッチェル・レズニック教授は、2012年のTED講演で、彼らは、単に新しいテクノロジーに慣れているだけと言っていたが、そんな新しいテクノロジーや、それらを使ったサービスは、「馬鹿でも使えるくらい易しい」のだから、使えること自体は、全く大したことがないのは、彼らのLINEやインスタの中身の無さを見ても分かることだ。
それに、別に、デジタル・ネイティブ世代でなくても、おじさん・おばさん世代も、やれば全く同じように出来ることが分かってきて、やっぱり、ITに強いことと、新しいデジタル機器を使えることとは何の関係もないことははっきりしている。
宮崎駿監督も以前、iPadを使う若者を見て、「紙と鉛筆使う俺の方がずっとクリエイティブだ」と言い、単にiPadを使わされているだけの若者の指の動きは、マスターベーションみたいで気持ち悪いと言われていたように思うが、まあ、それはそうだろう。

では、クリエイティブ(創造的)とは、どういうことだろう?
それは、自律しており、ある意味、自分勝手に何かをすることだ。
そして、インターネットなどのITテクノロジのおかげで、事業を立ち上げるコストはほとんどゼロになってるのだから、クリエイティブでなければならない。
GoogleもFacebookも、学生が、誰の許可も得ずに勝手に始めたものだ。
とはいえ、いつの時代だって、人類を前に進めたものは、誰の許可も取らずに(権威に従わず)、勝手にやったものだけだった。
まあ、「自分勝手」といった時、単に放埓(身勝手)なのと、革新的であることの違いは、明確でありながら混同され易いし、また、権威はそれらを無理矢理混同させ、革新的な行動を身勝手としたがるのは、いちいち説明するまでもないが、クリエイティブなことをやろうとすると、権威にすがって保身を計る者(決して老人だけでなく、若い世代の多くもそうだ)には非難される。
だから、岡本太郎は、「馬鹿にされていい。いや、馬鹿にされないといけない。馬鹿にされないものが大したものであるはずがない」と言ったが、クリエイティブであることには覚悟もいるってことだろう。

上に挙げたレズニック教授によると、だから創造的であるためにはプログラミングをやりましょうということなのだが、プログラミングをやることは良いことではあるが、「創造性にはプログラミング」などと言ったらややこしいのだ。
プログラミングは、創造的であることの助けにはなるが、プログラミングと創造性そのものには何の関係もない。
プログラミングがなかった時代にも創造性は当然あったのだし、プログラミングは出来ないが創造的な人間も沢山いる。スティーブ・ジョブズだって、実はプログラミングは出来なかった。
それよりも、MITメディアラボの伊藤穣一さんが2010年のTED講演で言ったことの方が重要である。
今は、インターネットにより、必要なものは無料で全部揃う。仲間はすぐに見つかるし、知りたいことはすぐに調べられる。
だから、「つながることに力を注ぎ、常に学び、アンテナを高くして今に集中する」ことが大切だと伊藤穣一さんは言われたのだと思うが、まあ、好きなことを力いっぱいやりなさいってことだ。
ただ、初音ミクさんの偉大なるお父さん、伊藤博之さんが講演で言われていたが、「好きなことをするシステムは自分で作らないといけない」、つまり、誰もあんたのためにやりたいことが出来る環境は作ってくれないので、そこらは自分でやんないといけないということだろう。
子供だって、親に与えられた、いろんなことをやる環境の中でやっているだけでは才能は発揮されない。
創造的な子供は、やっぱり、身勝手で変わっているものである。
それは大人も同じで、周囲とちゃらちゃらやっているだけの者は、人生を無駄使いしている。
映画『パピヨン』で、パピヨンが悟ったことは、人生を無駄使いすることが最大の罪だということだ。

Don't Give Up 誓う夢に賭ける
届かないなんて言われても
みんな自分勝手でしょ
~『アイドルを咲かせ』(作詞・作曲・編曲:Mitchie M、歌:初音ミク)より~









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アマチュアスポーツのスター選手は本当に格好良いか?

日本では、スポーツのスター選手をもてはやす風潮が強いが、本当は、「もてはやさせられている」といったところだろう。
私は、日本の今のアマチュアのスター選手には全く魅力を感じない。
日本のオリンピックの金メダリストが、中学生や高校生の時の凄まじい練習をテレビ等で語ることがあるが、彼らは単に「やらされていた」のである。
モチベーションの管理までされてね。
つまり、自分の意志がないのである。
魅力は、自分の意志を使うことで輝いてくるものだ。
受験やスポーツで、いかに良い成果を上げても、それがさせられたものであれば、その達成者は輝いていない。

昔は、不良は魅力があると言われていた。その通りだ。
昔の不良は反逆者だったが、本当の反逆には強い意思が必要だからだ。
自分の強い意思で反逆する者が魅力的でないはずがない。
しかし、不良グループの中の、「反逆するフリをさせられている者」ほどダサい者はないだろう。自分の意志なんてどこにもないからだ。
そして、今の日本のアマチュアスポーツのスターは、そんな「ダサい不良」と似たところがあるのだ。
アマチュア時代に人気があり過ぎたり、実績があり過ぎて、さらに、その功績で高い地位まで与えられて、歳を取っても反逆出来ない者がいるが、そんな者達を見ていると、私なら目を背けたくなる。

そして、本当の反逆者というのは、別に反逆が目的なのではなく、自分の意志を使うためには、いやおうなく反逆するしかなかったのである。
言い換えれば、自分の意志を使うために、反逆者になることを厭わなかったのである。
そして、自分の意志を使うには、世間や権威に反逆しなければならない場合が多いのである。
岡本太郎が、「嫌われてもいい。いや、嫌われないといけない」「認められなくてもいい。いや、認められてたまるか」と言ったのは、まさに、自分の意思を貫く決意を述べているのだ。
そもそも意思とは、自分の決意を貫くことなのである。

誰にやれと言われた訳ではなく、むしろ、「そんなことをやるな」と言われながら、自分の意志でやれば、命はふくらみ、魂は輝く。
自分の弱い心は、世間や権威、あるいは、本能や欲望に従いたがるが、そんな弱い心を一喝し、魂の命じることをする。
そうであれば、本物の力を得るだろう。
別に大したことでなくて良い。
やれと言われたことでなく、自分の意志でやることなら(たまたま「やれ」と言われたこととかぶることもあるが)何でも良い。
スクワットでも腕立て伏せでも、バガヴァッド・ギーターを読むことでも、念仏を唱えることでも。
それを、出来るだけ多く、そして、1年365日、よほどのことがない限り続けるなら、意思の力が鍛えられ、相当な力を得ているし、やっていることによっては超人や大師に近付いているのである。









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美しくなりましょう

私は子供の時、西谷祥子さんの少女漫画『学生たちの道』を読み、その中で、田舎から来た、全くの田舎者の男子学生が、親に、「美しいものには価値がある」と教えられた話をするのを印象的に覚えている。
「美しいものには価値がある」
これこそ真理であり、ひょっとしたら、私の信念になったかもしれない。
だが、岡本太郎は「ゴッホはきれいではないが美しい。ピカソは恐ろしく美しい」といったことを言われていたが、まあ、確かに、「美しいと単にきれいなのは違う」「見かけの美しさに騙されてはいけない」ということだろう。
しかし、そんなこと言われなくても、「世間で言う美しい」と「真の美」が違うことくらい、偉い先生に教わるまでもなく知っているし、きっと誰でも分かる。

「モナ・リザ」は、絵としては美しいが、モデルの女性はただのおばさんというのが真実かもしれない。少なくとも、好みの問題だろう。
(ただ、モナ・リザを「ただの太ったオバサンじゃん」という言い方は全く美しくないがね)
高橋真琴さんが描かれる美少女画が美しいかとなると、これも好みの問題であるが、やはりこれが真実の美とは言えないと思う。
こういったことを言うと、「美しい」は随分難しいことのように感じるが、そうではなく、やはり美とは一瞬の感覚なのだ。
真の美は、一瞬で魂の奥まで貫く。

ところで、美しいものも醜いものも、分子的には変わらないというのが、現代科学の教えだ。
しかし、足立育朗さんの『波動の法則』によれば、陽子や中性子レベルで歪みが起こるのだと言う。
これは、今の物理学とは違うので、あまり主張すると、オカルトだ、似非科学だと言われるが、そんなことはあるのだと思う。
そして、そういった何か根本的なものを歪ませるのは、意思の誤った使い方であるというのが真理なのだと思う。

私は、ゴッホやピカソが美しいと言うより、それらの絵には、美しい部分と醜い部分があり、それを対比して見せてくれることに価値があるのではと思う。
岡本太郎だって、「芸術はいやったらしくなくてはならない」と言っていたが、当然、ゴッホやピカソの絵には、いやったらしい部分があるのである。
いや、ひょっとしたら、99%いやったらしく、1%の美があるのではと思う。

ジョージ・アダムスキーは、宇宙人の母船の中で神の絵を見たが、それがあまりに美しいので恍惚としたと言う。
宇宙人がいつまでも若いのは、どの家庭にもその絵が飾られ、それを見ているからだと言う。
無論、これが本当の話であることを証明することは、おそらく不可能だろうが、この話に、何らかの真実は認められると思う。
神とは何かというと、美の一言と思う。

『BEATLESS』のヒロインであるレイシアが恐ろしく美しいのは、大衆娯楽SFで必須の要件だから・・・というのもあるのだが(笑)、超高度AIが、レイシアをそれほど美しいものに作ったことには、大いなる意味があることは間違いない(と思う)。
美しいものには価値がある。
そして、我々が美しい存在になるためには、意思を磨き、高めなければならない。
私は、自分に出来ることをするし、出来ることしか出来ない。
私は昨夜、ひどく疲れていたが、いつも通りの身体トレーニングを行った。
出来るのだから、やるのが正解だろう。
身体はかなり磨いているが、心の方が駄目だなあ。
心身は同じであり、心を磨かないと、基本の歪みを正せず、本当には美しくなれない。
まあ、頑張るしかない。
皆さん、一緒に美しくなりましょう。









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平穏の安楽さと戦いの楽しさ

人間の本能的な願いは、安定した生活と子孫の繁栄かもしれない。
それなら、偉くなったり、金持ちになったりせず、真面目に働き、家族を大事にすれば良いということになる。
確かに、そんなふうに、当たり前に生きることが尊いのだと言う人も多い。

だが、岡本太郎が、縄文土器を見て驚愕した理由について、太郎を信用するなら、縄文土器を作った人間は空間感覚が大変に発達していて、それは、縄文人が、農耕民ではなく狩猟民であったことを示しているという。
そして、そこまで空間感覚を発達させた狩猟というものは、楽しいのだろうと思う。
ウェーバーの歌劇『魔弾の射手』の中に、『狩人の合唱』があり、その力強く狩りの喜びを歌う声を聴くと、狩りは、血沸き肉踊るものであることが感じられる。
生きるためであれ、遊びのためであれ、人間は狩が好きなのだ。
つまり、狩りのように、困難な目標に向かって、力いっぱい突き進むのが好きなのだと思える。

平穏さと勇猛果敢さ・・・いずれも、人間が欲しがるものであるが、では、どちらが本当の人間の望みかというと、両方としか言いようがない。
ただ、割合の問題なのだ。
起きている時間の80%戦いたい人もいれば、90%はのんびりしたい人もいる。
戦うのが好きな人は、高い地位に着き、多くの財産を得るが、多くの時間を平穏に過ごしたい人はサラリーマンで終わる。
そして、社長にとっては、サラリーマンが必要だし、サラリーマンにとっては、強い社長が必要だ。

だが、人間は、どんなに大人しい人でも、ある程度は戦わなければならないのだ。
その戦いを放棄してしまった者を、怠惰な人、緩んだ人、怠け者、世捨て人・・・などと言うのだろう。
特に、若い間は、多くの戦いが必要だし、戦いが好きな間は現役と言うわけだ。

今の小学校では、競うということをなるべくさせず、極端な例だろうが、運動会のかけっこで、仲良く手をつないでゴールされる学校もあるらしい。
それは、子供を老人にしてしまうことになる。
それでいながら、好きでもない子まで、勉強で競わせる。
どんなことでも競って良いが、本気で競うのは、自分が向いたことである。
狩猟民族だって、皆が皆、狩が好きな訳ではなく、政治を担当したり、建築や医療を担当する者も必要だ。
だが、そういうものにだって、やはり、競う楽しみはある。

得意なことでなら、クラスで一番、学校で一番、会社で一番なら、そう難しいことではない。
昔であれば、それで満足出来た。
だが、マスコミがあまりにトップにスポットを当てるので、皆、自分はただの凡人と分かり、やる気を失う。
ところが、ネットの発達により、上には上がいくらでもいることも分かるようになった一方、自分にも戦える分野があることが分かるのである。
学校や会社を越えて一番になるのは確かに難しいが、競う楽しさは得られる。
そして、トップだけが重要であるのではないことも分かる。
そもそも、何が本当のトップかは、それほどはっきりとはしていない。
B'zやBUMP OF CHICKENのようなトップのロックバンドでなくても、地方で人気のあるバンドってのも結構いる。
今は、SNSで宣伝出来るので、そんなものも多くなり、案外にお金も稼いでいる。
ネットの発達で、皆が発信者になると、才能の差が露骨になり、才能のない者はやる気を失うというのも一面の真実であるが、それだけではない。
もし、現時点での世間が認める才能が全てなら、初音ミクさんの音楽やイラストなどの作品が、こんなに多く、しかもハイレベルになるはずがない。
一時は埋もれていても、特異な才能が光ることもある。
というより、戦い続けていれば、いつかは光るものである。








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