ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

守護神

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
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怠け者の魔法の使い方

「魔法は存在する」と言ったら、変なヤツだと思われるだろう(笑)。
「魔法の定義の問題だ」と言ったところで、ほとんどの人は、寓話やアニメのイメージの魔法しか思い浮かばないだろう。
しかし、そんな魔法を、敢えて言葉で言えば、
「自分は働かずに幸せになる」
技術と言えると思う。
そして、幸せとは何かというと、良い想いをすることと言って良いと思う。
だから、魔法とは、俗っぽく言えば、
「自分は働かずに良い想いをする」
技術なのである。
軽薄な感じがするかもしれないが、大体、合っていると思う。
そして、私にとって、魔法のマスター、あるいは、魔法の師匠は、会ったことはないが、俳優だった丹波哲郎さんだ。

丹波さんは、戦争中、二等兵(最下級の兵隊)だった時、他の二等兵のように、上官の服の洗濯みたいなことはせず、その他のことも、あまりにも何もしないので、「何も出来ないやつ」として、何もしなくて良い暇な農場に送られ、終戦までのんびり平和に過ごした。その間も、わけあって、現地の女の子にモテまくったり、良い想いばかりしたようだ。
また、丹波さんは、サラリーマン時代は、本当に全く仕事をせず、出社と同時に遊びに行った。それでも、3年、給料をもらっていたという。
まあ、結果、会社はクビになったが、失業中、ゴロゴロしている時、友人に「怠け者でも務まる仕事はないか?」と言ったら、「それは俳優くらいのもんだろう」と言われ、「じゃあ、俳優だ」と俳優養成学校に入り、それで俳優になったらしい。
素人ながら、私は、丹波さんの演技がうまいとは思わない。はっきり言って大根と思うが、存在感は凄いのではないかと思う。

では、そんな丹波哲郎さんの魔法の神髄とは何か?
それは、本人が著書で「こだわらないこと」と明確に述べている。
「こだわらない」とは「執着しないこと」とも言えるが、具体的に、どんな態度が「こだわらない」「執着しない」と言えるだろう?
それが分かれば、丹波哲郎さんのように大成功するかどうかは分からないが、あなたも、丹波さんのように、良い想いが出来る。
これは、丹波さんを見習って、いつも良い想いばかりしている私が確信している。

「こだわる」という言葉には、良い意味もあるから難しい。
例えば、料理人が味にこだわるといった場合である。こんなこだわりは、あって然るべきかもしれない。
そこで、「こだわらない」という言葉を、もっと明確にしないといけない。
実は、「こだわらない」とは「欲張らない」ということなのだ。
給料が安過ぎてどうにもならないのならともかく、もっと欲しいとは思うが、十分やっていけるなら、満足することだ。
そういう、「欲張らない」ことを、「こだわらない」と言うのだ。
難しく言えば「足るを知る」だ。
ところで、「こだわらない」について、もう1つ、大切なことがある。
それは、「面子(めんつ)」を持たないことだ。
SF映画『スタートレック』に、こんな場面があった。
宇宙船USSエンタープライズは、ジェームズ・カークが長く船長を務めたが、カークが提督となって引退した後は、ミスター・スポックが船長になっていた。
だが、ある極めて難しい任務にUSSエンタープライズが挑む時、スポックは、カークに船長に戻るよう言うが、カークは、スポックの気持ちを思いやり、やや言葉を詰まらせた。
その時、スポックは言ったのである。
「バルカン星人に面子などないのです。より相応しい者がその役につくのが当然です」
バルカン星人は、運を呼ぶことについても、超論理的なのだ。

なぜ、「欲張らず」「面子を持たない」と運が良くなるかというと、丹波さんが言うには、「守護霊が守り易いから」だそうだ。
宗教家の五井昌久さんは、「上位の神には、なかなか願いが届かないので、自分の守護霊や守護神に守ってもらう方が良い」と、著書で述べられていた。
また、政木和三さんも、「力を付けるには、自分の生命体(第一生命体)を丸い円満なものとし、強い第二生命体、第三生命体を呼ぶことだ」と言われていた。
欲張らず、面子を持たないことで、高次の力が守り易い円満な人格になり、守護霊、守護神と言うかはともかく、ごく身近にいる神と和する(親しくする)ことが出来るのであると思う。








目に見えない存在に守られるには

あなたも学校や会社や、あるいは、家庭で辛い思いをしているのだと思うが、自分よりもっと厳しい状況にある人が身近に見られるかもしれない。
私も、そんな人達を、ほとんどいつでも見ることができたし、今も見ている。
あまり良い人間で無いのは誰も同じなのに、この人達は、なんでこんなに酷い目に遭わないといけないのだろうかと思う。
確かに、そのような人達には、もしかしたら、融通が利かないとか、積極的に対話しないといった点もあるのかもしれないが、そんなものはせいぜいが個性というに過ぎず、別に欠点というのではない。
そして、個性的な人にだって、特段に苦労をせずに過ぎしている人もいるのである。

人間が五感で感じ取れるものは、この世界のごく僅かなことに過ぎない。
また、理解し認識できることもまた、極めて僅かなことに違いない。
だが、多くの人達は、自分には世界の全てが見え、自分が分かっていることが世界の全てだと思っている。なんとも傲慢で愚かなことである。
そういった、人間の悪い点に注意するなら、我々の周囲にだって、目に見えないが重要な何かが想像以上に存在しているのだということが受け入れられるかもしれない。
天使や妖精は、見える人にはいくらでも見えるものらしい。
私も幼い頃は、ごく当たり前に見ていたのだし、今ではそんな記憶が夢のように感じられるのだが、覚えているというだけで珍しいのかもしれない。そして、中には、かなり鮮明な記憶だってあるのである。
そして、どんな人だって、守護霊や守護神に守られているのだろうと思う。
だが、上にも書いたように、いつも苦しい思いをして、楽しい思いができない人達がいる。彼らだって、霊的存在に見放されているのではないはずだ。
丹波哲郎さんは、朝晩、守護霊に挨拶をすれば運が良くなると言っておられたし、確かにその通りなのであるが、守護霊というのは、人間と比較にならないほど人格の優れた徳のある存在で、それはまさに、ルドルフ・シュタイナーが「良い教師は空気のような存在」と言ったように、自己を主張することもなく、挨拶してくれないからといって冷たくしたりはしない。
丹波さんだって、別に、「守護霊の機嫌を取れ」と言ったのではなく、守護霊に意識を向け、和らぐことで、相手(守護霊)も守りやすくなるということなのである。

つまり、不遇な人や、運に恵まれない人というのは、目に見えない存在にとって、守り難い理由があるのだろうと思う。
『日本「霊能者」列伝』という本がある。
30人の、霊能力者や超能力者と言われる人達を取り上げた本であるが、宝島社の本でもあり、さぞ、これらの人たちをキワモノ扱いし、揶揄(からかう、嘲笑する)しいているのかと思えば、そうではなく、かといって、超能力などを大真面目に論じたりするのでもない。ただ、これらの超個性的な人達を、「人生」という、我々凡人と同じ視点で捉えてみようという趣旨で書かれた、なかなか素晴らしい本であると思う。
その中で、国安仙人と呼ばれる、強力な仙人について書かれていたことが印象的であった。
日露戦争の最中、国安仙人は戦況を聞かれると、仙人は、おそらく仙術を使ってであろうが、早速「視察」に行った。
すると、兵隊よりも「白い着物を着た人」の方が多く見えたと言う。白い着物を着た人というのは神様の使いであるようだ。つまり、日本軍は神様に守られていたのであり、実際に戦争に勝利する。その頃の日本は、神様に守られやすい存在であったのだろう。
国がそうであれば、人もそうであると思う。
仏神に守られやすい存在であれば、いろいろな意味でだが、やはり勝利するのだろう。
法然は、いつも「南無阿弥陀仏」の念仏を唱えている人のところに、阿弥陀如来は数多くの仏を派遣し、仏達はその者を二重三重に囲んで守ると述べていたが、それは、阿弥陀如来が、その者が念仏を唱え易いようにするためにそうするのであると理解すれば良いのだと思う。
これらの話を自分なりに汲み取り、工夫をすれば良いのではないかと思う。
我々は、守ってもらうしかないのであるが、それには、守ってもらえるような存在である必要もあるのだろう。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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