人間にとって、最も辛い・・・いや、悪いことは、生き甲斐がないことだ。
生き甲斐とは、「私はなぜ生きているのか?」に対する答だ。

本当の生き甲斐とは、天命(天が人に与えた使命)を果すことである。
そして、天命のない人間はいない。
天命をおろそかにするほど、逃げるほど、あるいは、無視するほど、生きることは辛くなる。
天命に生きていないと、つまらないことを気に病み、不満が多くなり、自分を哀れむようになる。
一方、天命に取り組んでいるほど、鷹揚(鷹が悠然と空を飛ぶように、小さなことにこだわらずゆったりとしているさま)になる。

では、天命は、どうすれば見つかるのだろう?
それは、苦しむことだ。
苦しまない限り、天命は見つからない。
苦しみ抜いた後に、生き甲斐は明確になる。
苦しみとは、悲しみとか、嘆き等と同じだ。
大いに悲しみ、大いに嘆き、涙が枯れた時に、何かが見えてくる。
天命を知れば、もはや、いかなる苦しみ、悲しみにも耐えられる。

成功した人達は、「好きなことを見つけなさい。そして、それを続けなさい」と言う。
しかし、彼らは、自分の苦しみは隠しているのだ。
彼らは、好きなことで苦しみを乗り越えたことを知っているから、好きなことを強く言うのだ。
けれども、彼等とて、苦しみがあったから、好きなことが続けられたのだ。
だから、探すべきは、「苦しみに打ち勝てる好きなこと」である。

苦しいこと、悲しいことがあったら、喜ぶと良い。
それに雄々しく立ち向かい、打ち勝つことを宣言せよ。
それによって天命が明かされることだろう。









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