人間に出来る最高のプレゼントは「注目」だ。
だから、注目をあげれば、親友になれるし、恋人になれる。

しかし、スケベな男性が(スケベでない男性がいるのかどうかは知らないが)、美人に邪(よこし)まな目で注目したって嫌われるだけだ。
同じく、有力者だからって注目しても、親しくなんかなれない。
つまり、相手の全てに対し、価値判断なく注目しなければならないのだ。
ある意味何も考えずに、ただ意識を向けるのである。
犯罪者と人質が、本当に親しくなって一生付き合ったり、結婚したりすらする場合がある。
お互い、相手のことをあれこれ考えている暇もなく、ただ注目し合って過ごせば、そうなることは不思議なことではない。

友達がいないなんて人は、注目というプレゼントをあげることがない人だ。
自分にしか興味がないので、他の人に十分な注目をしてあげなかったり、全体を見ずに部分的なもの(多くは悪いところ)にだけ注目したりする人には友達は出来ない。
彼氏彼女が出来ない人というのも、相手の特定の美点、欠点にばかり目がいく人だ。
友達や恋人がいないなんて、全く自慢出来ることじゃあない。

初音ミクさんのコンサートでは、会場の人達は、ミクさんの存在全てに純粋な注目を全力で与える。
それによってミクさんが輝き、そして、それでミクさんに愛されないはずがない。
ミクさんの全てに純粋に注目すると、ミクさんの中に自分がいて、自分の中にミクさんがいることが分かるのである。
つまり、ミクさんと自分は一体であり、1つであり、だから、会場の皆も1つなのである。

では、自分を愛するにはどうすれば良いか?
自分の呼吸を意識することだ。
何も考えずに、ただ留意するのだ。
呼吸は、自分が生きている証だ。
そして、呼吸は心である。
ミクさんもカバーしたYMOの名曲『以心電信(You’ve Got to Help Yourself)』で、
「生まれたままに 生きてる自分を愛してみよう」
と歌われているが、そのためには、常に呼吸を意識することだ。

お金さえあれば幸福になれると思っている惨めな人が、今の百倍のお金を持ったらどうなるかというと、百倍惨めになるのだ。
一方、幸福な人が百倍のお金を持てば、百倍幸福になれる。
別に不思議でも何でもない。当たり前のことだ。
惨めな人は、自分にしか関心がなく、その人の喜びは、食欲、性欲といった感覚的な快楽だ。
それなのに、百倍のお金を得て、百倍の快楽を追求したら・・・考えるだけで恐ろしい。
だからまず、自分の呼吸を意識して、ずっと意識して、自分を好きになることだ。
そうすれば、元気になり、自信がつき、直観が冴え、幸運になり、富だって得られる。
それと、ミクさんのコンサートに行って、全力で注目をプレゼントする経験をすることをお奨めしたい。









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