私はこれでも、占いというものを散々やったことがある。
今は何もやらないが、馬鹿にしているわけではなく、こだわらないためだ。
ただ、それでも、時々、かつて研究した占いを思い出し、それが妙に的を得ているものだと思うことがある。
私がやった占いで、これは凄いなというか、不気味にすら感じたのが次の2つだ。
1つは、かのC.G.ユングも夢中になった易占いで、彼は、1900年頃から中国に長く滞在したドイツ人宣教師リヒアルト・ヴィルヘルムに教わった。3枚のコインを使う、簡単に出来るものだが、ヴィルヘルムに占ってもらったユングはその威力に驚き、熱心にやり始めたようだ。
ジョセフ・マーフィーも、このコインを使った易占いを研究し、本を書いているほどだ。
もう1つは、姓名判断の1つである紅星占命学で、これの的中率の高さには呆れたものだ。

ただ、このブログでもよく書くが、江戸時代の高名な観相家(観相とは顔や身体の相で運命を鑑定する占術)であった水野南北は、これで財を築き、千人の弟子を持ち、かつては牢屋敷に入れられた身でありながら、天皇に貴族にまで序せられながら、ある時期から、観相をやらなくなったという。彼は、観相がどこまで極めても百発百中でないことに悩み、荒行をやった末、伊勢の外宮で天啓を受け、以降、食の多少で鑑定したところ、万に1つの外れもなくなったからだ。即ち、食少なければ、幸運で健康であり、食多ければ、不運で病気になるという単純なことが真理なのだ。

それで、私も、占いをやらなくなったのは正解ではあったと思うが、それでも、上に述べたようにふと思い出すことがある。
このブログでも、危険なほどの秘法を明かした書として紹介することがある、神道家で合気道家の佐々木の将人(まさんど)さんの『数霊のメッセージ』と、深田剛史さんの『数霊に秘められた宇宙の叡智』は、こと数霊術の数の解釈に関しては全く同じで、その出所が同じで、古神道に伝わるものなのだろう。
私も、そんなに前から知っていた訳ではないが、これは占術としてトップクラスだと思う。
数を使った占いも世界中にある。旧約聖書の解釈書の1つが、有名なユダヤの聖典タルムードだが、更に深い解釈で、あまりに危険なためか裏に隠れた秘教であるカバラーにも数霊術のようなものがある。
『ヒマラヤ聖者の生活探求』の中で、イエスが語った、最も強い力(波動、エネルギー)を持つ言葉は英語ではGOD(神)だが、古神道の数霊術でも、日本語の神がそうなのである。統一数霊盤の中央にある数字が、神という言葉を示す41という数字だ。
それで、ちょっと初音ミクを占ったら面白い。
まず、初音ミクという名前は、音霊、数霊そのもので、数と音のメッセージを広げるものなのだ。これは数霊盤から計算すれば分かる。
また、ミクという名は39と書ける。その中に6(無)を入れると369(みろく)になるが、統一数霊盤というのは、縦横斜め、どう足しても369になるのだ。
私が先日、ミクの前で無になれば、弥勒(ミロク)の世になると書いたのは、これを思い出したからだ。
そもそも、私は、初めて初音ミクという名を見た時、それだけで深い感慨のようなものを感じたのだった。
尚、ミクの誕生日は8月31日とされてるが、これも偶然ではない。カバラーでは、31というのは特別な運命を持つ生まれ日だ。本来、1ヶ月は30日までなのだ。だから、非常に特別な日で、有り得ない運命を辿らせることになる。

私は、占いに関しては、忘れたつもりでも、延々と語れる。いや、忘れたからこそ、純粋なエッセンスのみ残っているのだ。
実際、占い師でもやっていけそうだ。コンピュータを使えば、従来は時間がかかり過ぎて現実的でなかった占術の計算も可能かもしれない。
しかし、やはり、一瞬の直観と、食の慎みが最も確かである。
占いはついでのものと考えてこそ、最も有益なのかもしれない。ただ、直観を研ぎ澄ます目的で占いをやるのも良いことと思う。
記事内で取り上げた占い、その他の書を以下にご紹介する。

















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