ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

十言の神呪

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
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[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
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どの呪文、神呪、真言、祓詞が効くか

最近、神呪、まじない、真言、言霊のことを書いているが、これらについては、こんな面倒なことがある。
「アマテラスオオミカミ」は間違いで「アマテラスオホミカミ」が正しいとか、「トホカミエミタメ」が正しく「トオカミエミタメ」と唱えてはいけないとか。
しかし、「トホカミエミタメ」を調べてみたら、これは、正しくは「トホカミヱヒタメ」だという文献もある。
あるいは、書く時は「アマテラスオホミカミ」でないといけないが、読む時は「アマテラスオオミカミ」で良いと言う人があれば、読む時も、「アマテラスオホミカミ」でないといけないと言う人もいる。
けれども、いずれも、元々はひらがなやカタカナで書かれていたわけではないので、どれが本当かは分からないと思う。
たとえば、古事記のような昔の文献は、本当はどんな発音で読まれていたかは分からないのだそうだ。

こんな話がある。
大昔、文字も読めないようなお婆さんが、大日如来真言「オビラウンケン」を「油売ろうか」と覚え、唱えていたが、霊験あらたかでよく効いた。
しかし、僧から、「アビラウンケンが正しいのだ」と正されてからは効かなくなったという。
そもそもが、「アビラウンケン」だって、サンスクリット語の「アヴィラフーンカン」を、中国人が改変したものであるのだから、「油売ろうか」と大差ないように思う。また、日本の僧にだって「アビラウンキャン」と唱えた者も多かったのである。
最近、「サムハラ」の御札の人気があり、これを神呪として唱えることもあるが、これだって、本当は「サンバラ」だとか「シャンバラ」だとも言われる。
しかし、「サムハラ」でちゃんと効果があるし、他の唱え方でも同様と思う。

私に関して言えば、十言の神呪(とことのかじり)は、文字で書く時は、一応、「アマテラスオホミカミ」とするが、唱える時は「アマテラスオオミカミ」としている。唱える際、「アマテラスオホミカミ」では、むしろ、不自然に感じるからだ。
「候ふ(ありますの意)」も、ひらがなでは「さうらふ」と書くが、まさか、そのまま「さうらふ」とは読むまい。「そうろう」と読むはずだ。

呪文、まじないは、信じて唱えるとよく効く。
私は、子供の時、どこで覚えたのか、「なむさん(南無三)」という言葉を呪文としてよく唱えたが、いつも効果抜群で、あり得ないことが起こった。
たとえば、学校帰りに、寄り道しながら、人のいない方いない方と歩き、ある四つ角に出る時「なむさん」と唱えると、そこに、憧れのあの子がいた。
その子は私を見ると、気さくに「〇〇君!」と言う。
私は、さらに、ごく小さな声で「なむさん」を唱え、遠慮勝ちに彼女に近付くと、なぜか、2人で空き地を探検し始め、密着しまくりだった(笑)。ちなみに、それまで、彼女と口を利いたことすら、ほとんどなかった。

その後も、いろんな呪文を唱えたが、自分が気に入るものなら、何でも効いたし、いまいちフィーリングが合わなければ、あまり効かなかった。
真面目に唱えれば、何でも良いのではないかと思う。








神様に責任を取ってもらうには

私は、人生に行き詰まった時・・・まあ、それほど行き詰まったことはないのだが・・・夏目志郎さんのやり方に倣うことにしている。
人真似・・・前に倣えは駄目だが、これは唯一、真似て良いことだと思っている。
中国のお金持ちのボンボンだった夏目さんが、戦後、高級車と大金を持って日本でビジネスを始めたが、詐欺に遭って膨大な借金を背負い、事故で脚を折り、まだ35歳なのに頭も禿げてきたという、散々な状況の中でやったことだった。
まあ、やったことと言っても、実際は何もしていないので「心で決めた」というだけのことである。
上のような、何もかも失敗続きの人生の中で、夏目さんは敬虔なクリスチャン(キリスト教徒)になったのだから、ある意味、宗教にハマったと言えなくもないが、あくどい新興宗教でなかったのが良かったのだろう。
夏目さんは、神様に、こんな感じで祈った。
「神様、これまでの私の人生の責任は私にあります。だけど、これからの人生の責任は、あなたに取って欲しいのです」
主旨はこれだけである。
そして、失業中の夏目さんは、具体的なお願いを1つした。それは、
「私はもう35歳です。生涯をかけられる、これはという仕事を下さい」
だった。
すると、翌日、百科事典を扱う外資系企業がスカウトに来て、夏目さんは百科事典のセールスマンになったのだった。

つまり、神様への全托である。
これは、ラマナ・マハルシや、ラメッシ・バルセカールといったインドの聖者達も「神への人生の完全な明け渡し」として推奨していることだった。
マハルシは無職だったが、バルセカールは銀行の頭取だった。
ちなみに、バルセカールの師匠は、小さなタバコ屋だった。
日本でも、江戸末期の偉大な神道家、黒住宗忠が、神様に「丸ごと」まかせてしまう「まること」の教えを説いている。
宗忠もまた、病気で長年寝込み、もう駄目(もう死ぬだろう)という状況で、神様(天照大神)に祈ったのだった。

神様に全托するにはどうすれば良いかというと、別に何もない。
「まかせた」と思えば良いのである。
ただ、日本やインドでは、神様の名を唱えることが習いになっている。
キリスト教やユダヤ教では、神の名を口にしてはいけないということがあるらしいが、夏目さんのように「責任取って下さい」と言うのも分かり易い(笑)。
まあ、神様は全托すれば、必ず責任を取ってくれる。
人間のチャラい男と違って力があるからね(笑)。
「南無阿弥陀仏」という念仏は、「阿弥陀様に全ておまかせします」という意味で、念仏を唱えれば、阿弥陀様(あるいは阿弥陀仏が象徴する万能の力)が責任を取ってくれるわけである。
日本にも、「十言の神呪(とことのかじり)」と言って、天照大神の名「アマテラスオホミカミ」と唱える神呪(まじない。真言)がある。
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)の名を唱えることや、造化三神を含むという「サムハラ」を唱えるというものもある。
自分が好きな名を選んで唱えると良い。
要は、まかせたということを自覚すれば良いだけである。

神様にまかせたら、怠惰になるかというと、そういうこともあるかもしれない(笑)。
以前は、そんなことはないと思っていたが、どうなるかは神様次第だ。
ただ、まかせたからには、どうなっても文句を言ってはならないのだと思う。
しばらくは散々な目に遭い、いわゆる「試される」かもしれない。
まあ、不純だったり、甘かったりすると、試されるのかもしれない。
あるいは、大物になる素質があれば、大いに試されるかもしれない。
だが、あまり苦しくなく、楽が出来るように(笑)、十言の神呪を熱心にやろうかと思う。








十言の神呪(とことのかじり)の唱え方

最近、ほんの少しだが、「十言の神呪(とことのかじり)」を勧めることを続けて書いたが、理由があった。
「神呪」は古い字を使うと「神咒」で、今も、こちらを使う人もいるが、ここでは「神呪」を使う。
神呪は、普通は「しんじゅ」と読み、「まじない」といった意味である。真言と言っても良いと思う。

十言の神呪とは、「アマテラスオホミカミ」と唱えることである。
これにより、天照大神(アマテラスオホミカミ)の恵みを得られると言われている。
天照大神は古事記に登場する、天界である高天原(たかまがはら。たかあまはら)を統べる女神の名であるが、江戸末期の高名な神道家、黒住宗忠は、天照大神を、宇宙の根本神としての太陽神として尊崇していた。
私は、天照大神を、古事記の女神、根本神(太陽神)の両方の意味で捉えている。

十言の神呪は、先程も述べた通り、「アマテラスオホミカミ」と唱えることであるが、それでどんな恵みがあるのかというと、万能であり、制限はないと考える。
そこで、問題は、唱え方になろうと思う。
これに関しては、様々な人が様々に言うのだが、最近、動画サイトで見た(聞いた)ものが気になった。
その唱え方が広い認識になっているような気がする。
それは、男性が唱えていたこともあるが、こわい顔をして(真面目な顔と言うべきかもしれないが)、野太い大きな声で「あーまーてーらーすーおーほーみーかーみー」と、威風堂々、威圧的とも感じる雰囲気で、間延びさせて朗々と唱え、このように唱えるようにと、自信たっぷりに語っておられた。
だが、現実的に、そんな唱え方が可能だろうか?
誰もが、必ずしも防音効果が高い部屋を持っているわけではない。
そのように唱えたら、家の中はもちろん、家の外まで、その声が聞こえる場合も少なくはなく、聞く人によっては不快と感じることもあるに違いない。
そんなことに全く無頓着で、大きな声を出す人もいるが、それは決して正しいことではないと思う。
そして、そのような唱え方を、例えば、純情な少女が出来るだろうか?あるいは、似合うだろうか?
全く似合わない・・・というのは、私の個人的感覚だけとは思えない。
では、少女が唱えるべきものではないのだろうか?
まさか!むしろ、一番唱えていただきたい。

私が考える、一番、理想的な唱え方はこうだ。
心の中で、微(かす)かな声で、慎ましやかに、丁寧に「アマテラスオホミカミ」とゆっくり唱えるが、別に「あーまーてーらーすー・・・」などと間延びして唱えるのではない。
声に出して唱えるのも、もちろん良い。
その場合は、近くにいる人にも聞こえないくらい、微かな声で(実際には、ほとんど、あるいは全く声になっていない)、「アマテラスオホミカミ」と、やはりゆっくり、丁寧に唱えるのである。
これなら、少女が唱えてもピッタリであると思うし、誰が唱えても、最も敬虔(深く敬って態度をつつしむさま)であると思う。
この2つなら、いつでもどこでも唱えられる。
唱えるたびに穢れが祓われ、心の中の天照大神が輝くのを感じるのではないかと思う。
これらの唱え方であれば、欲望すら浄化され、希望や美しい願いに変わる。
そして、黒住宗忠が言うように、全て天照大神におまかせすれば、良い形で願いが叶う。
太陽神に不可能はないのだから。








増えた悩みを退治するには

『若きウェルテルの悩み』というゲーテの有名な小説があるが、ウェルテルという若い男の悩みとは何かというと、好きな女性に婚約者がいて、恋が叶わないということだ。それで、ウェルテルは自殺してしまう。
私は、それだけ知ったら、もう読む気がしない。
ウェルテルが好きなシャルロッテさんはいい女なのだろうが、もっといい女だっていくらでもいるんだから、他を当たれば良いだけの話なのにね。
しかし、そんなしょーもないことで悩めるのはなぜかという理由は、案外に重要だ。
その理由は、若い時は、悩みごとが少ないってことなのだ。
他に多くの懸案事項を抱えていたら、好きな人に振られたくらいで、そんなに悩まないに決まってるからね。

若い時は、一般的にだが、悩みは少ない。
だが、歳を取れば取るほど悩みは多くなる。
なぜ、そうなるのかというと、歳を取るほど、多くのもの(物質的なものばかりではない)を持つからだ。
それらを失うことを恐れることで悩みが生まれるのである。
そして、もっと歳を取ったら、健康、体力、気力、財力、人脈などが衰え、持っているものを維持出来なくなる。
それは、大金持ちでも同じだ。
だから、沢山持っている金持ちほど、悩みが多くなってしまう。
さらに、悩みが多くなると、以前は「若者の悩みだ」と笑っていたことより、もっとつまらないことで悩むようになる。
このカラクリも説明出来るが、面白くもないのでやめておく。しかし、何となくでも分かると思う。

それで、世の中には、「不要なものを手放しなさい」と教える人が多い。
その際に、「で、お金は私に渡しなさい」と言うわけである(笑)。
確かに、不要なものを手放すことは良いことだが、無理にやろうとして出来ることではない。
不要なものは、自然になくなるようであるべきだ。
そして、先にやるべきことがあるのではないか?

まずは、肩甲骨をほぐして血流を良くすることだ。これを「気の流れを良くする」と言う人もいるが、そう言っても構わない。
具体的には、腕振り運動を熱心にやることだ。
それで大抵、健康になるし、若々しくなるし、難病奇病が治ったという話も多い。
健康で若々しくなれば自信がつく。
それだけでも十分だが、もっと強く美しくなりたいと思ったら、私が勧めるナンバ四股か、あるいは、ナンバ歩きでよく歩くと良いと思う。
強靭で美しくなれば、さらに自信がつく。
自信がつけば、余計なものを欲しがらなくなるし、執着しなくなるので、何でも手放し易い。
大きな自信を持てば、身体以外は全部、不要になってしまう。

次に大事なことは、運が良いことだ。
運が悪いと、悩みは消えないからね。
別に、余計なものを持ったままでも、運は呼べる。
幸運を呼ぶためには、方法はいろいろあるように見えて、実は「きめつけ」しかない。
「俺は運が良い」と決めつけてしまうことだ。
その際、「私は〇〇だから運が良い」と、こじつけるものがあると容易くきめつけが出来る。
その〇〇は何でも良い。
TM(超越瞑想)をやっているからでも、聖書を読んでるからでも、「ありがたい」と唱えているからでも、新月生まれだからでも。
その中でも、日本人が成功し易いのは、実は、『古事記』を読むことや、「十言の神呪(とことのかじり。「アマテラスオホミカミ」と唱えること)」を行うことだと思う。
ただ、本当に、何でも良いのである。












プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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