ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

佐川幸義

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

人に教わろうとしない

武道でも、科学でも、楽器演奏でも、高度な技術や手法のようなものは、教わる必要があると思われている。
しかし、全部とは言わないが、そうでないことも多いと思う。
潜在意識とか魂といった何かが、宇宙全体の情報に通じているという話がある。そうであるなら、いちいち教わる必要はない。

今回は2つの簡単な話をする。
1つはゴルフで、私はある、かなり上手い人に「最初に良い指導者に指導を受けるべき」と言われたことがある。
ところが、こんな話がある。
ジェームズ・ファロンの『サイコパス・インサイド』に書かれている話だ。
ゴルフ・クラブを見たこともない未開の人々(子供から老人まで)に、ゴルフが上手い人が、ショットを1回だけ見せた。
すると、その全ての人々が、同じようなショットをやって見せた。
ファロンによると、これは、脳のミラーニューロンの働きであるようだ。
これは、人が何かをするのを見たら、それをしている人の脳内の活動が、見ている人の脳内でも起こるというものだ。
それによって、見るだけで同じことが出来るのである。

もう1つは、大東流合気柔術の佐川幸義が考案した佐川幸義流四股のことだ。
佐川は相撲の四股を基に、独自のほとんど足踏みのような四股を考案し、それを毎日熱心にやって成果を上げた。
ところが、佐川は弟子にはただ「家で四股を踏め」とだけ言うので、弟子は相撲の四股のことだと思ってやる。
だが、そのうち・・・数か月後という場合も多い・・・それが相撲の四股とはかなり違う、足踏み四股であることが分かるが、佐川は、手取り足取り教えることも、自分で四股を踏んで見せることもなかったという。
だから、弟子達の間でも、やり方がかなり違う。
しかし、どれも間違いではなく、正しいのである。
私も、この四股に関し、出来るだけの情報を集め、何年もかけて改良したが、現在やっているものが、佐川がやっていたものと同じかどうかは分からないが、ほぼ最善だと思っている。

山の霊気
AIアート437
「山の霊気」
Kay


腕振り運動や深呼吸も同じで、自分が一番しっくりくる、自分が一番楽しいと思うやり方でやれば良い。
今後の世の中では、ますます、このような考え方が必要になるだろう。
熱心にやっていれば、内なる感覚が正しいことを教えてくれるのだと思う。
これは私のプログラマーとしての経験からも確かと思う。








呼吸法と腕振り運動

超人的なヨギ(ヨガ行者)でありヨガ研究家であった藤本憲幸さんの『頭に酸素をもっと送りなさい』は、やや細か過ぎると感じないでもないが、さすがに良いことが書かれている。
そして、この本の中で、脚を動かすことの大切さが、切々と説かれている。
脚を動かす運動と言えば、一般的には、ジョギングやウォーキング、あるいは、スクワットなどを思い出すが、藤本さんは、
・部屋の中をうろうろと歩くこと
・貧乏ゆすり
なども立派な脚の運動で、貧乏ゆすり一本で勝負している有能な人物も取り上げている。
国民的英雄である野球選手だった長嶋茂雄も、監督時代、ベンチでよく貧乏ゆすりをしていたことも取り上げていた。
ただ、別に貧乏ゆすりでなくても、座って脚を動かすだけでも良いそうだ。
この本で紡すい筋と書かれているのは、多分、筋紡錘の間違いと思うが、記述自体は正しい。
つまり、脚の筋肉の中の筋紡錘という神経が脳幹につながっているので、脚を動かすと脳幹を刺激するのである。
だから、脚を動かすと頭がすっきりし、記憶力や理解力が上がり、よく歩く人はボケないのである。

さて、藤本さんは、身体や脳に良い脚の動かし方の秘訣は、
「足の親指に力を入れ、つま先を床から離すことなく動かすこと」
と述べているが、全く正しいと思う。
そして、つま先を床から離さない運動と言えば、何といっても最強なのが、腕振り運動と佐川幸義流四股だ。
腕振り運動は、足自体、床から離さないが、足の親指に力を入れることで最大の効果を発揮する。
腕振り運動は、腕の運動というよりも全身運動で、特に、腹筋、背筋、脚の筋肉に良い刺激を与えるのである。
佐川幸義流四股について言えば、佐川幸義は、四股を踏む時、床からつま先をほとんど離さなかったのではないかと言い、自らそのように四股を踏む、佐川の直弟子もいる。
私は、四股の際、つま先が少し床から離れるようにやるが、佐川が「足はつま先からそっと下ろす」と言っていたことを守れば、つま先に適度な力が加わり、理想的な効果があると思う。

雲の中
AIアート379
「雲の中」
Kay


そして、藤本さんは、脚の運動をしながら呼吸法をすることを勧めているが、私も実践している。
例えば、腕振り運動では、腕を3回振る間息を吸い、次に3回振る間息を吐く・・・などである。
各自、やり易いようにやれば良いと思う。
四股も同様である。
ただ、これらの運動は軽いので、単に、深い呼吸をしながら、これらの運動をすれば良いと思うし、私もそのようにしている。
深呼吸と腕振り運動や佐川幸義流四股が相乗効果を起こすのであるから、その威力は凄まじいとすら言えると思う。








四股5年、腕振り15年

私は、佐川(幸義)流四股を毎日千回以上踏んでいるが、私がそう言ったら、一度に千回やるのだと誤解する人がいるが、そうではない。
1日3回、200回ずつは決まった時間にやり(それで600回)、後は、空いた時間があれば、出来るだけ一度に100回以上やるが、50回、それ以下の場合もある。
しかし、トータルでは1日千回以上・・・おそらく2千回はやっていると思う。
ところで、私が、この佐川流四股を満足出来る形でやれるようになったのは、今年(2023年)3月くらいで、始めてから5年ほどかかっている。
とはいえ、始めたばかりの頃でも、今の6~7割の効果はあったと思う。
佐川流四股と言ったところで、佐川幸義が実際にどんな四股を踏んでいたか見た者はいないらしく、佐川幸義のお弟子さんの間でも、やり方はかなり異なる。
つまり、自分流のやり方を見つけるしかない。
しかし、そのやり方をはっきり見つけられなくても、どんなやり方でも、やれば意義があるし、案外、完成に向けての発展中が良いのかもしれない。

そもそも、佐川幸義は、弟子達に必ず最初から四股を踏めと言ったわけではなく、入門から何か月もたった弟子に、やっと四股を踏めと言ったこともある・・・というか、それが普通だったのかもしれない。
佐川幸義の一番弟子とも言える木村達夫氏も、入門数か月後、ヨーロッパへの転勤が決まった時、佐川に「身体を鍛える方法を教えて下さい」と頼んで、やっと、じゃあ、四股を毎日千回踏めと言われたらしい。
しかも、佐川は、ただ四股を踏めとしか言わなかったから、木村氏は相撲の四股を必死で毎日千回踏んでいたという。
なんかひどい話だ(笑)。

佐川流四股は、簡単に言えば・・・というか、簡単でなく言っても(笑)、足を少し左右に開いて行う足踏みとしか言えない。
ただし、学校の足踏みのイメージである、両手を振るようなことはしない。
では、手はどうするのかというと、これも人それぞれで、普通は膝の外側に当てる場合が多いが、気功をやっている人には、丹田(臍のやや下)で両手を組んでやれと言う者もいる。
ただ、佐川幸義も、これだけは言っていたが、足を下す時は、つま先からそっと下すべきで、これは守った方が良いと思う。
まとめると、「両足を少し開き、手を振らずに静かに行う足踏み」が佐川流四股で、後は、自分の好きなようにやれば良い。
余計なことを言えば、私は、両足を平行にして行う。つまり、足を「八」の字(内股)や逆「八」の字(外股)にしない。
それだと、初音ミクさんやIAさんのダンスの美しい動きの中に、似た動きがよくあり、踊りの原理に合っているのだと思うが、ダンサーほど、肉体をうまく動かせる連中はいない。一説では、ダンサーと喧嘩したら格闘家でも勝てないらしい。

頬を撫でる風
AIアート250
「頬を撫でる風」
Kay


腕振り運動も同じで、こちらは私は完成に15年かかった。
ネット動画を見ていると、どうにも感心出来ないやり方でやっているのもあるが、まあ、それも人の勝手である。
なるべく思考を消して見ると、どのやり方が良いか、自ずと分かると思う。

政木和三さんは、ピアノもゴルフも達人級であったが、ゴルフは知らないが、ピアノは一度も習ったことはなく、ゴルフも全く独自の打ち方だった。
そして、政木さんは、それは誰でも出来ると言う。
政木さんの言い方では「欲望をぽーんと捨てれば良い」のだが、それは思考を消すということである。
思考を消すことに関しては、ずっと書いているので、ここでは繰り返さない。








教えられた通りにやるだけでは駄目

私は毎日、佐川幸義流四股を踏んでいることをたびたび書いている。
四股と言っても、相撲の四股とはかなり違い、ほぼ足踏みと言って良い。
ところが、佐川幸義流四股と言っても、佐川幸義が実際にどんな四股を踏んでいたかは誰も知らないらしい。
佐川幸義が大東流合気柔術に関し、秘密主義であったことは知られているが、彼が四股を踏む様子を見たことがある者がいないというから驚きである。
そして、佐川幸義は、弟子にも、四股の踏み方を丁寧に教えることはなかったようである。
それで、弟子の間でも、四股のやり方がそれぞれ異なっている。
不思議な話に思えるかもしれないが、私は、佐川幸義が四股のやり方を弟子にも教えなかったことは非常に良いことと思う。

佐川幸義の四股に関する、こんな話が印象的だ。
佐川幸義の一番弟子と言って良いと思うが、合気道の奥義を極めようと修行していた木村達雄氏が32歳の時、佐川幸義の道場にやって来たらしい。
そこで木村達雄氏は、70歳を超えた佐川幸義の超人的な実力に感服し、弟子入りを願ったが、他流をやっていた者は駄目だと言って佐川幸義は断った。
それでも、木村達雄氏は粘り強く食い下がり、ついに弟子入りが認められた。
ところがやがて、木村達雄氏はヨーロッパの大学に転任(彼は理学博士である数学者)となり、木村達雄氏は佐川幸義に身体を鍛える方法を教えて欲しいと言ったら、佐川幸義は「毎日四股を千回踏め」と言う。
木村達雄氏は、相撲の四股のことと思い「千回は無理」と言うが、佐川幸義は「自分は出来る」と言う。
それで、木村達雄氏は、必死で相撲の四股を毎日千回やったらしい。
なんともひどい話に思えるが、これで良かったのだと思う。

他にも、佐川幸義は高校生の弟子に、入門後しばらくして、毎日家で四股を踏むよう命じた。
それで、その弟子もやはり相撲の四股を踏んでいたが、佐川幸義に「全然強くなっていない」と怒られる。
それで、「四股を踏め」と言われて数か月後に、佐川幸義に「四股をやってみろ」と言われ、佐川幸義の前で相撲の四股をやったら、「そんなに腰を落とすな」「そんなに身体を傾けるな」と矯正され、やっと、佐川幸義が言う四股は、ほとんど足踏みと知る。

少女神
AIアート198
「少女神」
Kay


私は2019年6月に、このブログで、楽進さんのコメントで「佐川幸義の四股はぺったんぺったん四股」「なんちゃって四股」と教えてもらい、ネットや書籍を調べまくりながら四股を始めた。
やり方はどんどん変わっていったが、どの時点の四股も、別に間違ってはいないと思う。
それで、私なりのやり方が完成したのは今年に入ってからだと思う。
まさに、自分に合ったやり方で、佐川幸義のお弟子さんや、そのお弟子さんらの、どの方のやり方とも完全に同じではないが、私は自分のやり方が最上と思っている。

また、腕振り運動(甩手。スワイショウ)も、教える人ごとにやり方は全部違うと言って良いほどだが、これも、私流のやり方を完成した。
今の世の中は、何事も、先生に教えられた通りにやるのが良いと思い込んでいる人が多い。
もちろん、基本が大事という部分はあるのだが、基本だって、数多く繰り返す中で自分で完成させるしかなく、決して「言われた通り」にやればそれで良いというものではない。
それは何事も同じである。
私はプログラミングでも、ブライアン・カーニハンの「プログラミング作法」やデニス・リッチーの「プログラム書法」に感服し、熱心に勉強はしたが、やはり、彼らともやり方は違うのである。
そして、自分に合ったやり方は、自主的に果て無く反復してこそ分かるのである。

「私は誰か?」と自分に問うことも同じである。
自分にあった最適なやり方など誰も知らないし、当然ながら教えてくれることはない。
間違っているかもしれないが、自分で長時間やっているうちに、だんだん分かってくるのである。
本当の師は自分の中におり、それを引き出すのは、果て無い反復である。








超若返りの運動のコツ

適切に身体を磨けば、いつまでも二十歳の身体でいられるのに、ちょっと歳を取った程度で、若い時とはほど遠い身体になってしまう人が多い。
これは、社会的洗脳のために、運動に対する歪んだ観念があるからだ。
運動といえば、すぐに筋トレとかジョギングとかウォーキングが思い浮かぶならそうである。
これらの運動は、苦しくて心が重くなるので続かないし、無理に続ければストレスになって、かえって心身を病む。
若い人がスポーツ競技に勝つためにやるのは仕方ないが、それは健康のためにはマイナスの場合が多い。
それなのに、歳を取ってからも若いスポーツマンの真似をするのは、学校やテレビで、運動は辛いものである、辛くないといけないという偏見を叩き込まれているせいだろう。
ロクに運動をしていない40代や50代、あるいは、60代の人にまで筋トレを勧めていることがよくあるが、困ったものだと思う。

私は概ね、腕振り運動と足踏み四股しかしないが、身体は二十歳の時より向上している。
今回は足踏み四股の話をするが、これは大東流合気柔術の達人であった佐川幸義が開発した佐川流四股の流儀に則っているのだが、佐川幸義が実際にどんな四股を踏んだかは誰も知らない。
だが、佐川幸義のお弟子さんらが公開したやり方(お弟子さんごとに違う)を参考に自分で研究したやり方でやっている。
別に難しいものではない。むしろ超簡単だ。
やり方は、

(1)両足を少し広げて立つ(肩幅くらい)。私の場合、足は平行である(ハの字や逆ハの字でない)。
(2)そのまま片足ずつ交互に足踏みを行う。手は膝の上の方に軽く添える。足を下す時はそっと下す。

だけである。
足を上げる高さは、床から数センチだが、気分で30~40センチ以上上げて行うこともある。ただし、力んだり不自然な動きはしない。
テンポは軽快に行うが、ややゆっくりでやることもある。不自然に速くはやらない。
上体は自然に左右に少し傾く。つまり、右足を上げた時は少し左に傾く。足を高く上げるほど傾きもやや大きくなる(相撲の四股の真似をして大きく傾けることはしない)。

まあ、好きなようにやれば良いのだが、ポイントは「なるべく長時間やる」ことである。
そのためには、楽で気持ちよくやらないといけない。
無理に腰を落とすと、負荷が強くなってトレーニングっぽくなるが、苦しいし、腰や膝を痛める。「やや膝を緩めて行う」程度で良い。
大切なことは長時間やることなので、楽なようにやれば良い。
私は、一度に、出来れば最低100回から300回行うが、数十回でもやらないよりはマシで、とにかく、隙間時間を見つけてはやる。

この四股なら子供からお年寄りまで出来るが、これで若く強い身体になる。
十分な数を行えば妖精的、超人的な身体になると思う。
あるいは、17歳の身体に近付くと言って良いと思う。
運動について「1日1分」みたいな宣伝が効くようだが、現代人は「きつい運動を短時間」というのを好むよう洗脳されている。
軽い運動を短時間では効果はないが、きつい運動を短時間も、それと同じか身体を痛めるだけである。
現代人の運動に対する偏見は恐ろしいものであるが、それによって儲けたい者が沢山いるのである。
最高の運動にお金も場所も道具もいらない。
これがばれてしまったら、利益を失ってしまう者が多いのである。

植物の意識
AIアート193
「植物の意識」
Kay


腕振り運動や足踏み四股のような、楽な運動を長時間やると不思議な力が備わるのは、これらの運動を丁寧にやると思考が消えるからである。
人間は思考が消えるほど、全知全能の神のようになる。
そのために「私は誰か?」と自分に問う最上の行があるが、正しい運動は、身体を強く若くする上に、思考を消す効果もある。
正しい運動をする武術家が人間離れした能力を見せるのも、そのためである。








プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
Kay Twitter Home

執筆のご依頼




最新コメント


月別アーカイブ
記事検索
ブログバナー&Mail


メールはこちらへ

PV since 2010/09/08
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

人気ランキング参加中
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ ひきこもりへ


タグクラウド
QRコード
QRコード