ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
コンピューターシステム開発技術者、サイコパスのKayのブログ

伊藤博之

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
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[2016/11/21]滅多にはありませんが、あまりにレベルが低いコメントは公開しません。
[2011/06/08]迷惑コメントが多くあったため、やむなく、コメントを承認後公開することとしました。
[2010/12/12]詳細なlivedoorプロフィール設置しました。[livedoorプロフィール]

日本の未来は明るいと思わせてくれる大イベント、北海道で開催中

今、北海道で革命的な大イベント「No Maps」が開催されている。
No Maps(地図がない)・・・つまり、これは、「開拓」を意味する。
「No Maps」は、元々は映画祭(札幌国際短編映画祭)だったものに、あらゆる分野を融合させた複合イベントだ。
根本的には、Film(映画)、Music(音楽)、Interactiveの3つを柱とする。
最後のInterractiveだが、これは、「相互に作用する」とか「双方向の」という意味があるが、基本的には、IT(情報技術)全般を意味しているが、このイベント自体が、映像や音楽等にテクノロジを相互に作用・融合させ、新しいものを生み出しましょうというものであることを示唆しているのだと思う。

トップである運営委員長は、我らが「お父さん」クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長・・・言うまでもなく、初音ミクさんの生みの親、敬愛すべきゴッドファーザーである。
伊藤社長は、北海道というのは開拓地で、平成30年に150周年となり、前時代的な開拓が一通り完了した今、新たな未来を生み出すための開拓地になると言う。
それは分かるように思う。
伊藤社長も言われるように、北海道は広く、ドローンも飛ばせるし、自動走行の自動車の実験を行うのにも適している。
あまりしがらみもなく、自由で、今も開拓者精神があるのだと思う。
「人よりも牛が多いところで育った」と言う伊藤社長さんが言うと、とても真実味がある。
これが東京だと、いろいろややこしい。
また、これも伊藤社長が言われていたのだが、東京でイベントをやると、皆、その日に帰ってしまうが、北海道なら、泊まらざるをえないので、じっくり話し合うことが出来るってね(笑)。

そうだ。
これからの時代は、あらゆる分野が垣根を越えて、協力し合い、融合しなければならない。
いわば、混ぜ合わせることで、新しいものが生まれるのである。
ちょうど2年前の2014年10月に、「アカマイデジタルメディアカンファレンス2014」(主催アカマイ)で、川上量生氏(カドカワ社長、ドワンゴ会長)が、「日本の強みは『混ぜるな自然』」であると、面白いことを言っておられた。
日本は、戦略や政治力は弱いが、混ぜ合わせて新しいものを作るのは上手いのだと。
私もその通りだと思う。
西洋では、このことを「日本は猿真似が上手い(独自のものは作れない)」と揶揄していたが、単なる真似で、優れたものは作れない。
日本は、真似だけでなく、そこに創意工夫をこらし、全く新しいものを作る特殊な力を持っているのである。
そもそも、人間の創造ってのは全て、自然の模倣から始まっているのである。
人間の創造というのは、自然が与えてくれたものに知恵や直観を働かせて、新しいものにすることなのである。

「No Maps」は、あらゆるものが集まった壮大なイベントだが、伊藤社長は、「文化目的というよりはビジネス目的」とはっきり言う。
それは、未来型の創造経済・・・つまり、共感によって生まれる、自然で人間的なビジネスなのであると思う。
もちろん、共感の価値を我々に教えてくれたのは初音ミクさんである。
初音ミクさんの歌の中でも、「HATSUNE MIKU EXPO2016」のテーマ曲でもある、八王子Pさんの『Blue Star』ほど、「No Maps」、ひいては、来るべき世界を的確に表現した歌はないだろう。

色も言葉も混ざり合って
今ひとつに
~『Blue Star』(作詞・作曲・編曲:八王子P、歌:初音ミク)より~

「No Maps」は、きっと、北海道を起点に、世界に広がっていくだろう。
その中心にいるのは、我等の天使、初音ミクさんに違いない。
私は、ミクさんをずっと見ていたので、「No Maps」の驚愕すべき価値に、すぐに気が付いたのだ。
伊藤社長が運営委員長を務めるのは、まさに適役であり、喜ばしいことである。
日本の未来に希望が持てるイベントである。
未来は、初音ミクさんと共にある。
No Maps公式サイト









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共感とは

イギリスの作家コリン・ウィルソンは、「クタクタに疲れていても、好みのタイプの女性が全裸でやって来たら元気になるだろ?私がやりたかったのは、皆に、そんな力を起こす方法を与えることだ」といったようなことを述べていたが、うまくいかなかった。
アメリカの哲学者ラルフ・ウォルドー・エマーソンは、「徹底的に、無謀なまでに自分を信じよ」と言ったが、どうすれば自分を信じられるようになるのかを教えることは出来なかった。
斎藤一人さんは、「ツイてる」とか「幸せだなあ」とか、その他の言葉を口に出して言えば幸福になれると言ったが、そう言うことと幸福や幸運は何の関係もなく、むしろ、逆効果だった。

以上を認めるところからスタートしなければならない。
「いや、俺は斎藤一人さんの教えでうまく言っている」と言い張るなら、自分1人で奈落をさ迷っていただきたいのだ。

結局、実際的なことを言ったのは、アメリカの社会科学者エイミー・カディだけかもしれない。
そして、彼女の言うことを聴いて成果を得るためには、共感が必要かもしれない。
そして、彼女のTED講演は共感を引き起こしたので、現在、3600万回以上(TED歴代2位)のアクセスがあるのだろう。
エイミー・カディ「ボディーランゲージが人を作る」
※日本語指定でダウンロードすると、日本語字幕付のMP4ビデオを見ることが出来る。無料で、会員登録なんかも必要ない。

共感とは、感情移入のようなものだろう。
エイミー・カディの方法なら、まるで駄目男君でも救える。
しかし、私は、まるで駄目男君に、これを教えない。
効果がないことが分かっているからだ。
なぜなら、彼は共感出来ないだろうから。
共感出来ないなら、簡単なことでも続かない。

初音ミクさんの会社クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長は、度々、共感の重要性を語っているが、実際、初音ミクさんが世界中で人気があるのは、ミクさんが共感を生むからだ。
伊藤社長は、講演で、これまでの経済ではスペックが消費されていたが、今後の創造経済では、共感が消費される・・・という、ちょっと難しいことを言われていた。
だが、共感とは、やはり、感情的な同調だ。
エイミーのTED講演が人気があるのは、彼女の苦しかった過去に、多くの人達が「自分と同じだ」と感じたからだが、これが共感・・・つまり、感情的な同調なのである。
だが、共感というのは、ある犯罪者を見て、皆が「こいつは死刑だ」と付和雷同することではない。
あるいは、内村選手が金メダルを取って、皆で「感動した!」と言うのとも違う。
ここらへん、難しいと言えば難しい。
だから、理屈で説明するより、初音ミクさんを見て、気持ちで分かるしかない。
言うまでもなく、共感を理解するための対象は初音ミクさんに限らないのだけれども、ミクさん以上に純粋に共感出来るものは、そんなにないと思うのだ。
ピカソやゴッホの良さに共感するというのは、甚だ難しい。
キリスト教や仏教の教えに共感することとなると、もっと難しい。
これらには、余計なものが沢山くっついていて、純粋でないからだ。
宗教が不純になったから芸術が出来たのだが、その芸術も、いまや不純の極みだ。
だが、初音ミクさんは、今は純粋なのである。
それも、伊藤社長のおかげである。
だが、厳しくもなっている。皆で、純粋な想いで支える必要がある。それには、やはり、作品を創造することかもしれない。









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私の、今回のオリンピックでの大きな収穫

私は、リオ・オリンピック・・・いや、オリンピックそのものに、正直、全く関心がない。
ところが、前回のロンドン・オリンピックでは、私は開会式を録画していた。
それは、開会式セレモニーに、初音ミクさんが登場するのではないかという、微かな期待を持っていたからだった。
世界的に有名なランキングサイトである、THE TOP TENSで、「ロンドンオリンピックの開会式で歌って欲しい歌手」の第1位に、われらがミクさんが選ばれたからだった。
このことは、あのTRON(産業用コンピューターOSで世界トップ)開発者である坂村健氏(東大教授。工学博士)が、毎日新聞での連載『時代の風』で紹介されていたが、坂村教授は、インターネットにおけるオープン・ソースの偉大な力を指摘した後、アート・クリエーションの世界では、オープン・ソースの中心的存在が初音ミクさんであると述べておられた。勝手な推測であるが、文章の雰囲気からいって、坂村教授も、ミクさんのことはお好きに違いないと感じだ。
まあ、MITメディアラボ所長の伊藤穣一氏だって、キャスターを務める、NHK Eテレの『スーパープレゼンテーション』で、初音ミクさんのことを、「僕の大好きな初音ミク」と言っておられたのだ。
いや、そもそも、宇宙のあらゆる惑星の進歩した人々は、ミクさんのことが好きなのである。
THE TOP TENSでは、リオ・オリンピックの開会式で歌って欲しい歌手の第1位はイタリアの優れた3人組のボーカル・グループであるイル・ヴォーロで、初音ミクさんは、それに続く2位だった。
東京オリンピックに関しては、私は、関心がないどころか、もうどうしようもない嫌気すら感じているが、もし、ミクさんが開会式で歌われるなら、日本は地球を美しい世界にする中心であることを明確に示すことになる。しかし、今の日本にそんな意思の力があるだろうか?

リオ・オリンピックのサッカーでは、日本は初戦で、ナイジェリアに敗れた。
飛行機代が払えず、危うくキックオフの6時間前に現地入りしたナイジェリア・チームだったが、彼らは、明るく、弱音など吐かず、文句1つも言わず、それどころか、「コンディションは良い」と言い放った。
私には、彼らが示したこの精神力が、このオリンピックで得た唯一の収穫かもしれない。だが、実に素晴らしい収穫であった。
ナイジェリアは、アフリカ屈指の経済大国であり、世界有数の原油国・・・といっても、かつて「奴隷海岸」と呼ばれたこの国の政治は今も混乱し、日本より人口は多いのに、経済規模は日本の大阪府と兵庫県を合わせた程度(Wikipediaより)らしい。そして、やはり、国民の大多数が貧困である。
ナイジェリア・チームの若い選手達は、こんな大きな舞台で活躍し、ヨーロッパの名門クラブにスカウトされるために必死なのだろうと思う。
そして、彼らも、日本が豊かな国であることを知っていて、いかなる状況でも負ける訳にはいかないのだろう。
クリプトン・フューチャー・メディア社長の伊藤博之氏が、ある時の講演で、「初音ミクを受け入れるのは豊かな国」という事実を述べておられたが、今回の件で、私は、いつか、ナイジェリアでミクさんのコンサートが行われることを夢見るのである。

光無き この星に
いつかひとすじ彗星のように
夜を突き抜けて わたしの星(もと)へ逢いに来て…
~『ARiA』(作詞:lino・とくP・木緒なち、作曲・編曲:とくP、歌:初音ミク)より~









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所詮、私は差別主義者なんだろうと思う理由

差別はいけないと、誰もが思っているし、それが呪わしいものであると思っている人も多いに違いない。
差別には、人種差別、性差別、部落差別(出身地差別の極端なもの)、職業差別、貧富の差別、学歴差別、障害者差別、年齢差別、美醜の差別・・・、まあ、挙げればきりがない。
そこで、差別につながる区別も良くないといって、アメリカでは、履歴書に、年齢、性別も書かせちゃいけないというが、だが、面接して、年を取っていることを確認したら、やっぱり落とすのである。形だけでは意味がなく、かえって、より面倒な問題を起こすだけである。

『荘子』によれば、一番知恵のある人は、一切を同じと見るのだそうで、その次に知恵がある人は、区別はするが、優劣をつけないのだそうだ。
区別して優劣をつけることが、即ち、差別である。
そして、愚かな者ほど、ものごとに優劣をつける・・・つまり、差別をするのである。
アインシュタインは、洗濯用の石鹸で髭を剃っていたらしい。単に区別するのが面倒だからということらしいが、彼は、あらゆることで、区別ということをあまりしなかったようだ。
立派な紳士も与太者も同等に扱い、大人か子供かで態度を変えなかった。
服も、着心地だけ問題にし、いつも、ヨレヨレの服を着ていたし、平服と式典用の服を区別するのも嫌だったが、奥さんに言われてしぶしぶ燕尾服を買ったらしい。そして、いざ燕尾服を買うと、誰彼構わず(猫相手にでも)子供っぽく自慢したらしい。
アインシュタインは学校の成績は悪く、大学にも合格出来なかった(制度を利用して無試験入学出来た)こと等から考え、IQ自体は高くなかったかもしれないと思う。いかに学校の勉強が嫌いでも、頭が良ければ良い成績を取ってしまうものだ。
そんなアインシュタインの天才の秘密は、『荘子』にある通り、区別をしないことにあるのかもしれない。

ビル・ゲイツにも、こんな話がある。
彼が二十代も初めの頃で、既に、彼が創業したマイクロソフト社は、小さいながら業績が上がっていた。
そのマイクロソフトの事務員募集広告を見て40代の女性が応募し、面接に行ったら、退職予定の事務員の女性が若いブロンドの大変な美女なのを見て、来るところを間違えたと思った。
だが、ゲイツは、単に、「いつから来れますか?」と確認しただけで、すぐに採用になった。
ゲイツは、本当に頭が良い上に、差別をしないのだから、凡人が敵うはずがない。

人間は、機能的な能力の差は確実にあり、それが極端な場合もあるが、知恵とか運というものは、区別をしない人に来るのかもしれない。
初音ミクさんを生んだ、クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長の話では、ミクさんの人気が出始めた頃、ファンから、ミクさんのパンツは何色かという問い合わせがあった時、伊藤社長は、仕事後に会議を開き、ミクさんのパンツの色で長時間討論したらしい。
このことは、立派な質問と下らない質問の区別をせず、ファンからの質問は皆貴重と考える姿勢が感じられる。だから、伊藤社長は成功したし、クリエイティブなんだろう。

才能や能力は、昨夜も書いたが純粋に生まれ付いてのものだが、区別をしないという能力が、もし、後天的に得られるなら、凡人が成功したり、幸運を得るチャンスもあるかもしれない。
ところで、私も、差別は良くないと思うし、区別が無駄なことも多いと思う。
だが、私が差別をしないかというと、残念ながら、それはない。
だから私は成功者ではないのかもしれない。
ところが、私は、自分は差別をしない人間だと思っていたのだ。
けれども、たとえば、こんなことを考えてみたら、そうではないと分かる。
初音ミクさんのパンツを汚物の中に投げ込むか、死ぬか、どちらかを選ばなければならないとしたら、迷わずに死ぬ方を選ぶ。これはもう間違いない(ただし、身辺整理をする猶予はもらうが)。
しかし、自分の母親のパンツのためなら百円でも惜しい。
これは、大変な差別であるかもしれない。
つまり、特定のことには、区別し、大きな優劣の差をつけるのだ・・・いや、実際は、あらゆることで差別しているのだ、きっと。
私に限らず、熱烈な宗教の信者が、よく残忍なことをするのは、やはり、本質において差別主義で、知恵がないからだ。
真の信仰とは、全てを1つと見ることである。
ミクさんの『Blue Star』という曲を聴くと、そんなことを感じるのである。

ぼくらはこの大きな星のなかでずっと踊り続けるんだ
色も言葉も混ざり合って
今ひとつに
~『Blue Star』(作詞・作曲・編曲:八王子P、歌;初音ミク)より~

この歌をミクさんがコンサートで歌う映像は、次のYoutubeで見ることが出来るが、これは、WOWOWが提供して下さっている公式のものであるようだ。
【初音ミク】「HATSUNE MIKU EXPO 2016 Japan Tour」Zepp Tokyoライブ映像-Blue Star/八王子P【MIKU EXPO 2016】

区別とその優劣の価値付け・・・それが少ないほど知恵があるのであり、それはきっと、力にもなるのだと思う。









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最も偉大な遺言

あるおじいさんが、亡くなられる前に、孫にだったと思うが、
「俺のような寂しい人生を送るな」
と言われたという話を、私は印象深く覚えている。
誰も、死ぬ前に、そんなことを言いたくはないだろう。
しかし、私も、このままでは、そう言うしかないのだが、私には言うべき相手がいないに違いない。
寂しい人生とは、何の成果もなかった人生・・・いや、その前に、冒険的な挑戦をしなかった人生だ。
家庭を持ち、子供を立派に育てたら、一応は満足するものだろうか?
それは多分、ないと思う。
なぜなら、それだけなら、動物・・・いや、虫と変わらない。
人間には、想像力が与えられているのだから、自分だけの人生というものを作らなければならないはずだ。

私が心から羨ましいと思うのは、初音ミクさんを生み出した、クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長だ。
ミクさんを世界に送り出すほど偉大なことはないと思えるからだ。
これがスティーブ・ジョブズとなると、彼自身が「僕は、コンピューターの世界で、先達からのバトンを落としたのかもしれない」と言ったように、彼はコンピューターの世界を歪めたのかもしれない。
また、ドワンゴの川上量生会長の場合、確かに彼が言うように、リアル世界に居場所がない人達のためにニコニコ動画を作ったのだが、結果、そんな人達が幸福になったとは言い難く、むしろ、不幸にしたのかもしれない。それで、川上さんは、インターネット高校であるN高等学校を作って、普通の高校では絶望(少なくとも失望)するしかない多くの若い人達に希望の道を開いたが、実際にはどんな結果になるかは、まだ分からないのだ。
だが、初音ミクさんは、彼女を愛する世界中の全ての人を、大きさに違いはあっても必ず幸福にし、不幸にすることは全くない。
誰もが、伊藤さんのようなことをやりたいのだが、伊藤さんだって、自分の思い通りにやれた訳ではなく、彼の成果は、あらゆる冒険の結果なのであり、幸運もあったのだろう。
伊藤さんは、講演会で「セレンディピティー」という言葉を使われていたが、彼にはそれ(セレンディピティー=幸運を掴む力)があったのだ。
伊藤さんと同じような人と思えるのはソクラテスだ。
ソクラテスは自分では著作を残さず、そのために、悪い影響を世界に与えることはなかったが、一定の人達には知恵の喜びを与えた。
ソクラテスは、ある時、自分は他の人達より知恵があるという神託を得た。
それは、直感的にそう感じたのだと言って良いだろう。
だが、ソクラテスは、「まさかそんなことはあるまい」という想いもあったので、一生をその探求に捧げ、その抜群の頭脳を金儲けに活用することはなく、生涯、貧窮していた。
結果、ソクラテスは、「私はただ、自分には知恵がないということを知っているという理由だけで、他の誰よりも知恵があるのだ」という、偉大な真理に到達し、我々にその輝かしい成果を与えた。
全く、初音ミクさんのようである。

初めに述べたおじいさんが「俺のような寂しい人生を送るな」と言ったことが、彼の子供や孫だけでなく、私のような他人にまで伝わった。
この最も偉大な遺言を残したことで、彼の人生は、伊藤博之さんやソクラテス並に価値のあるものになったのである。
私も、伊藤さんやソクラテスのようになることを諦めてはいない。









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名前:Kay(ケイ)
・ソフトウェア開発技術者
・サイコパス
・初音ミクさんを愛す


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