孫悟空のお話で知られる『西遊記』に登場する三蔵法師は、実在の人物である、玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)をモデルにしているのだと思う。
玄奘三蔵は、629年に、仏教の経典を求めて中国からインドに向かったが、その陸路の旅は雪山高山を越えていく過酷な旅で、山賊も野獣も出る。日本の遣唐使や遣隋使も危険だったが、それ以上で、当時、そのルートでインドに到着出来たのは、ほとんど奇跡だったという話もある。
このあたりは、マード・マクドナルド・ベインの『解脱の真理』の中で、ベインが、そのあたりの地域の旅をした話があり、非常にスリリングであった。
玄奘三蔵には、こんな伝説がある。
玄奘三蔵が、インドに向かっての旅を始めようとしたら、インドから来た僧が、病気で苦しんでいた。
玄奘三蔵は、それを放っておくことが出来ず、僧を手厚く看護した。
それで回復した僧は玄奘三蔵に、呪文を教え、これを唱えていれば旅は安全だと言う。
その呪文は、般若心経の最後の部分である、
「ガテー、ガテー、パーラガテー、パーラサンガテー、ボーディ、スヴァーハー」
だった。
この呪文の効果で、無事、玄奘三蔵がインドに着くと、そこに、あの玄奘三蔵が看護した僧がいて、驚く玄奘三蔵に、「私は観自在菩薩である」と言って消えたという。

呪文、念仏、祝詞、ナーマスマラナ(神の名を唱えること)を常に行えば、高次の力の支援を得るというのは、宗教的であるが、科学的でもあると思う。今は、なかなかそうは認められないが、結果は割と確実なのではないかと思う。
そして、これらのマントラ(真言)的なものは、棒読みするような言葉より、歌にした方が唱えやすいし、実際、ほとんどは歌として唱えられているのではないかと思う。
念仏だって、お坊さんは歌っているのだと言って良いだろう。
そして、別に、お坊さんが唱える真似をしなくても良い。
私は、ある日、夕陽を見ている時、不意に念仏のメロディーが浮かんだが、それは、伸びやかな音で、若い女性の声がよく似合っていた。
そして、マントラのメロディーは作りやすく、即興でも、誰でも、感じの良いメロディーが作りやすいと思う。そもそも、音楽を含む芸術は、宗教から誕生したという考え方もある。
きっと、玄奘三蔵も、般若心経の呪文を歌うように唱えていたのだと思う。

『クリムゾン・コレクション』という、シク教のマントラをケルト・ハープの伴奏で唱えた音楽があるが、非常に美しく、心が癒される。
あらゆるマントラを、あのような美しい音楽にすれば、それを、頭の中でずっと鳴らしておける人が増えるだろう。
頭の中でマントラが鳴ってる状態も、唱えていることと同じで、高次の力の加護が得られるのだと思う。
そして、それは、宗教的なマントラに限らず、敬虔であるもの、霊的であるもの、あるいは、自分が神聖な気持ちになれるものであれば、何でも良いのだと思う。













当ブログオーナーKayのAI書。
Amazon Kindle版は発売中。紙の書籍は5月30日発売。
Excelが入ったWindowsパソコンで実際に動かしながら読むと理解し易いと思います。
最初の、足し算をAIに教える実習だけでも、NNCでAIを作る感覚がなんとなく解ると思います。
本書の中でも触れましたが、複雑になってしまうやり方(沢山のファイルを作る必要があるもの等)は避け、基本的な考え方がしっかり身に付くことを意図しました。
その点、厳密でない部分もあるかもしれませんが、難しい表現で厳密に書くことも避けました。
本書で、AI人口の裾野が広がることを期待しています。