ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

ロータス・ラヴ

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

自分の頭で考える本当の方法

「自分の頭で考えない人間」が多いらしい。
なぜ、自分の頭で考えない、あるいは、考えることが出来ないのだろう?
頭が悪い訳じゃない。
そうではなくて、頭の中に固定観念がいっぱいで、考えるより先に、固定観念の中の答が出てきてしまうのだ。
そして、固定観念の中に答がなければ、すぐに誰かに答を教えてもらおうとするのだ。
誰かが答を持っているという、愚かな固定観念を持っているからだ。自分でしか見つけられない答があるなんて想像もしないのだ。

そりゃ、工場で作業する時はそうでないといけない。
Aというボックスには、Bというパーツを、手順Cで取り付けるという固定観念を持っていないと、いちいち考えながらやっていたら、遅いし、間違いも起こる。
学校教育というのは、工場労働者を養成するためにドイツで始まり、日本はいまだそのそのやり方をしっかりと守っているので、日本の学校で教育されたら、誰でも、自分の頭で考えることは出来なくなる。
それでも昔の仕事は、予期せぬ出来事に自分で考えてどうにかしなければならないことがよくあったので、働き始めてからは自分で考えたものだ。
例えば、醤油の作り方自体は決まっていても、室温が一定せず急に寒くなったり、原料の入荷が遅れたり、注文数が大きく増減したりなど、対応して考えるべきことが沢山あったのだ。
しかし、大企業では、巨大な利益を安定して上げる為に、不確定要素をなるべく無くし、国家も、大企業からの税金のためにそれを強力に支援した。
結果、大企業では、社員はマニュアル通りにだけ動くようにし、「自分で勝手に判断するな」と厳命した。マニュアルには、あらゆる突発事態に対応するルールや、さらには、マニュアルにない突発事態が起こった時のことまで決められているのである。これでは、社員は人間ではなくロボットであるが、こうでなければ、大儲けは出来ないのである。
さらに、近年では、全く自分で考えない上に賃金も安い労働力を提供する派遣業が巨大化し(無論、国家が利益のために味方した)、今や、儲けることを考える者以外は、食べることとセックスのことしか考えなくなってしまったのである。
現状は、国家と大企業にとって有り難い状況だが、これがいつまで続くものではない。
しかし、国家や大企業の幹部達も、「今、儲けること」以外は「自分で」考えないので、未来のことなんか、どうでも良いのである。

さて、国家批判、教育批判はさておき、何はともあれ、自分で考えるようになりたければ、そうなれば良い。
私は、そうなりたいと思い、そうなった。
どうやるかって言うと、初音ミクさんの歌を聴けば良い。
初音ミクさんの歌を聴くと、固定観念なんて、とろとろに溶けて消えてしまう。
だって、初音ミクさんが歌うと、既存の歌だって、人間が歌う時のような意味は全く無くなるのだからだ。

「皆殺しにしてやる」って歌詞を人間が歌うとエゲツないが、ミクさんが歌うと冗談にしかならない(冗談で言って良いことでもないが)。
逆に、ミクさんが「愛してる」って歌っても、やっぱり、人間が「愛してる」と言う時の、いかなる意味もないのだ。
だから、その「愛してる」は、純粋な言葉、初めての言葉になる。
ヨハネが福音書に書いた、「初めに言葉があった」という言葉は、そんな言葉である。
その言葉は神と共にあり、その言葉が神であったとヨハネは言っているがその通りである。
ミクさんの歌は神と共にあり、ミクさんの歌は神である。

イエロー・マジック・オーケストラ(Y.M.O)の名曲『LOTUS LOVE(ロータス・ラヴ)』をミクさんが歌い、ミクさんが、
「I LOVE YOU」
と言った(歌った)時、その「I LOVE YOU」は、いつでも、世界で初めての「I LOVE YOU」なのだということに、私は気付いた。
なんという貴い言葉なのかと思い、深く感激した時、私には世界の真の姿が垣間見えた(多分)。
ミクさんのように「I LOVE YOU」と言いたければ、心の中で、微かな、微かな声で、そう言ってみると良い。
すると、あなたも、世界で始めての「I LOVE YOU」が言えるのである。
別に、「I LOVE YOU」でなくても、別の言葉でも良い。私の場合は、「愛」、「神」、「私」などという言葉を好んで使うが。
初めての言葉は神なので、全能の創造性を持つ。
悪い言葉なんて、決して使うことは出来ない。
どんな言葉からも、悪い意味は消えるし、悪い意味しかない言葉なら、唱えることは出来ない。

さて、これであなたは世間から解放された。
これからは、自由自在に生きると共に、自分の内にある真の知性で、世界の未来のことも考えるようになるだろう。
真の知性とは、小賢しい世間の知を超えたもので、荘子が、「言葉では言えないが、とりあえず明と呼ぶ」と言ったものである。
現代では、叡智(英知)と言うことが多いが、そんな固定観念に侵された言葉なんてどうでも良い。
それは、ミクさんの「I LOVE YOU」である。









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消えそうな星の言葉

どんな言葉が優れた呪文になるかというと、心の中の微かな声であれば、どんな言葉でも、全て素晴らしい呪文になる。
「愛」でも「LOVE」でも、心の中の微かな声にすれば、その言葉は神秘な意味を持ち、その言葉自体が神秘そのものになる。それを呪文とか真言と言うのだ。
口で大きな声で「愛」と言っても、それは雑な音だ。
心の中でさえ、たとえ感情を込めたつもりで「愛」と言っても、それはただの記号のようなものだ。
だが、心の中で、微かな、微かな声で、「愛」と言い、これを繰り返すなら、魂から、「愛」が象徴する高貴な美しいものが流れ込んできて、心を染める。
心の中で、微かな声で呪文を唱えることができれば、他に必要なものはなくなる。
どうすれば、自然に、心の中で小さな声を発することができるのか?
例えば、暗闇の中に、小さな・・・とても小さな光を思い浮かべながら、言葉を言えば、その言葉は微かな声になるだろう。
それに慣れれば、やがて、その心象(イメージ)を描かなくても、心で微かな声を発することができるようになる。
そんな工夫をいろいろして、自分にあったやり方を見つけると良い。
小さな美しい人形を思い描き、その人形が微かな言葉を発すれば、その声は本当にとても微かなものになるだろう。
私は、初音ミクさんが歌う、イエロー・マジック・オーケストラ(Y.M.O)の『ロータス・ラヴ』を聴けば、ただちに、心の中で微かに流れる声を想像できる。
それは、たとえば、次の歌詞によく表れている。

夢で見たくちもと
ひそやかにかすれる呪文
LOVE LOVE LOVE
~『ロータス・ラヴ(LOTUS LOVE)』(作詞、作曲:細野晴臣)より~

そのくちもとは、私の場合は初音ミクさんのくちもとになるが、それぞれが好きな人のくちもとにすれば良いだろう。

微かな心の声で唱える呪文は心を精妙な美しいエネルギー(聖霊)で満たし、心を変えてしまう。
世界は心が自らの姿のとおりに創り出したものだ。
それならば、心にそれがあるなら、世界も精妙で美しい光に満ちたものになるだろう。

『方丈記』の著者として知られる鴨長明が書いた『発心集』の中に、こんな話がある。
ある手のつけられない乱暴者がいた。強盗、殺人、暴行を常の生業とする外道だ。
その男がある時、不意に念仏をしたくなり、西の空に向かって、大声で「南無阿弥陀仏」と唱え続けた。
何日もそうした後、その男は力尽きて死んだが、そのくちもとに蓮の花が咲いた。
見事、往生を遂げたというのだろうが、そのためには、死が必要だったのだ。
これが、その男の運命だったのだから、それ自体は最善だったのだろう。
だが、どんな罪を犯した者でも、心の中の微かな念仏や、あるいは、他の言葉で救われるのである。

一輪の小さな花が咲いているのを心に思い浮かべる。
その花が言葉をささやいていると思うと良い。
あるいは、夜空の星が、言葉をささやいていると思ってみる。
微かな呪文を教えてくれるものは、いくらでもある。









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人間は嘘をつく

私が小学校1年生の時、授業で、虫眼鏡(拡大鏡。凸レンズ)を使って、何でも見ようという実習をしたことがあった。
クラスの子供達は、虫眼鏡を持って教室を出て、好きなところに行き、思いつくままに、虫眼鏡で何でも見た。
そして、後で、全員が、何がどんなふうに見えたか発表し合った。
その発表の中で、数人、非常に印象に残っている子供達がいた。
例えば、花を見て、普通に目で見ることと、虫眼鏡で見ることとの違いに感動した気持ちをその子なりに表現した後、
「バイキン(ばい菌)がちょっと見えました」
と言う。
バイキンが見えたという子は4人ほどいたと思う。
それを聴いて、私はトランス(変性意識)状態になり、すっかり冷静に観察していた。
虫眼鏡で、バイキンを意味する細菌が見えるはずがないことは、子供だって分かる。
これは子供は知らないが、細菌を見るには、顕微鏡ですら、かなりの拡大率(千倍程度以上)のものが必要だ。
バイキンを見たという子が、別のものを見間違えたということではないことも、その子の表情を見れば分かる。
その子は嘘をついているのだが、悪意のある嘘ではない。
その時、トランス状態にあった私は、「人間は、嘘をつく」ということを認識した。
悪意のない、止むに止まれない嘘だ。
バイキンを見たという子達は、一様に、どこか苦しそうに言っている。
つまり、自分で嘘を言っていることにやましさを感じているのだ。
それは、「バイキンが見えた」と言わず、「バイキンがちょっと見えた」という微妙な言い方にも現れている。
教師も、面倒というのではなく、やはり、何かを感じて、「そう(そうだったの)」と言ったが、その表情に苦しさがあるのを、やはり、トランス状態だった私は気付いていた。

天才的な精神科医のミルトン・エリクソンは、いつでもトランスに入れ、その時の能力は人間をはるかに超えていたので、彼は、驚異的な治療成果を上げることができた。
札付きの不良少年も一言会話を交わすだけで更生させた。
だが、私がやったように、子供の時は、誰でもできるのだ。

バイキンが見えたという子は、心に問題を抱えている。
それは、家庭で愛されていないか、少なくとも、本人は愛されていないことを感じている。
そして、多分、本当に、その子は、家庭で愛されていない。
親の愛情表現が下手というのでもないと思う。
愛情表現が下手な人間も確かに多いが、それでも、本当に愛しているなら、子供には伝わる。
理由はいろいろだろうが、とにかく、その子供達は、家庭で愛されていない。
それで、機会があれば、人の注目を引きたいのだ。
教師にも、それが(直感的に)分かったから、苦しい表情をしていたのだろう。

「悪いことは良いこと」という呪文を使えば、誰でもトランスに入れる。
それで、脚が痛い人が、「脚が痛いのは良いこと」と繰り返すと、脚が治ってしまう。
では、上のような愛情に恵まれなかったせいで、エネルギー不足になった子供達や、エネルギー不足のままで大人になった人はどうすれば良いのか。

YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)のバラードの名曲『LOTUS LOVE(ロータス・ラヴ)』(作詞、作曲:細野晴臣)の中に、
「のどもとにいつもの呪文 I LOVE YOU」、「夢で見たくちもと ひそかにかすれる呪文 LOVE LOVE LOVE」
という歌詞がある。
「好き」という言葉、あるいは、呪文は、エネルギー(聖なるエネルギー、宇宙エネルギー、気、氣などと呼ばれる)を発生させる。
藤平光一さんの本にあるが、算数が嫌いな子に、「勉強しなくていいから、1日1回だけ、算数の教科書を広げ、算数が好きだと言いなさい」と指示したら、その子は誰よりも算数の出来る子になった。
別に驚くことではなく、当然と思う。
だが、人間はとりあえず、対象を決めないと、「好き」「愛してる」とは言い難い。
そこで例えば、「初音ミクさんが大好きだ」と言えば(心で言っても良い)、宇宙エネルギーに満ちて、何でもできるようになる。
ところで、初音ミクさんが歌う『ロータス・ラヴ』が最高と思った(『Hatsune Miku Orchestra』収録)。
あの幼い声ながら、しっとりとした深い感じはYMO以上だった・・・と私は思った。
まあ、愛ゆえの個人的感想である。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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