ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

レンズマン

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

潜在意識に瞬間でメッセージを送る言葉

本を読んでいる時、その本の中の、普通に考えたら、どうでもいいような言葉が、強く心に響き、忘れられないことがある。
私の場合、こんなものがあった。
E.E.スミスの、大長編SF小説『レンズマン・シリーズ』の第1巻『銀河パトロール隊』(1937)の中のものだ。
レンズマンとは、各惑星の中で最も優秀な若者だけがなることが出来る、最高級の戦士の名称だ。
レンズマン養成校で高度な訓練を受け、厳しい最終試験に合格すると、宇宙最古の生命体であるアリシア星人から特殊なレンズを与えられ、レンズマンとなる。
レンズマン養成校を首席で卒業した、レンズマンの中でも特に優秀なレンズマンであるキニスンは、困難な任務で高い実績を残し、上級のレンズマンであるグレー・レンズマンに昇格する。
グレー・レンズマンは、全宇宙の全人類の憧れの的である。
若きキニスンが、宿舎の自分の部屋で、初めてグレー・レンズマンの制服を着た時、鏡に映った自分の姿を見て、彼が口の中でつぶやいた言葉・・・それが、私が忘れ得ぬことになる言葉だった。
それは、
「なんて格好いいんだ!」
である。
それで、キニスンの素晴らしい姿のイメージが頭の中で広がったのだ。

この小説とは関係ないが、この「なんて〇〇だ」という表現は、潜在意識に強く印象付けられるらしい。
超優秀なキニスンは、誰よりも潜在意識の力を活用しているはずだ。
そして、彼が潜在意識を活用出来る鍵は、この「なんて〇〇なんだ」という言葉の使い方にあるのではないか?
作者のE.E.スミスは「スペースオペラの父」と呼ばれる偉大な作家だが、実に、社会人人生を肉体労働者から始め、それから大学に入学し、ついに、化学工学の博士号を取得している。
キニスンが、自分の姿を「なんて格好いいんだ!(How cool!)」と言ったのはナルシストっぽい感じもするが、キニスンは、いつも、このような言葉で潜在意識をプラス化していたから優秀であることを、スミスは無意識に考えていたのだと思うのだ。
キニスンは、例えば、「なんて幸運なんだ!」「なんて嬉しいんだ!」「なんて良いショットなんだ!」と言うクセがあるに違いない(と勝手に思う)。

我々も、この言葉を大いに使うべきではないだろうか?
自分のことについて、事実や客観的評価に関係なく、
「なんて格好いいんだ!」
「なんて可愛いんだろう!」
「なんて豊かなんだ!」
「なんて幸運なんだ!」
「なんて優秀なんだ!」
もう何でもいいから、「なんて〇〇だ」で褒めちぎるのだ。
すると、やすやすと潜在意識にこの言葉が入り込んで定着し、潜在意識は、嫌でも、その通りの現実を創り上げるのである。
と思ったら、なんと、YOKOさんという人気YouTuberの著書『「全自動」であらゆる願いが叶う方法 潜在意識がみるみる書き換わる』に、ほぼ同じことが書かれていた(レンズマンの引用はないが)。
YOKOさんは、若い綺麗なお姉さんだと思ったら、10歳の子持ちだそうだ。
全部は読んでいないが、引き寄せの本としては実践し易いものだと思う。








存在するためのアリシア星人の教え

アファーメーションやマントラやナーマスマラナや念仏などをやってうまくいかない人に尋ねるべきことがある。
「ストレスがあるでしょ?」
ストレスがない人間はいないが、それが、負の生体反応として大きく現れているなら問題である。
現代人において、ストレス過多の典型的な症状は、腰痛、肌荒れ、片頭痛、肥満などだが、まあ、精神が安定せず、不安と緊張でイライラしていたら、ストレス過多である。
腰痛や肥満の原因がストレスと言ったら、意外に思うかもしれないが、現代人の腰痛のほとんどは診察しても異常はないらしい。
また、肥満と言っても、力士のように全体的に太っているのではなく、むしろ、痩せているのに、お腹だけ出ているといった場合は、ストレスが原因だろう。
損な立場で我慢して頑張っている人が、ストレスが溜まり易いが、現代人の大半はストレス過多である。

ストレスの多い現代人は、食肉用の牛のようなものだ。
食肉用の牛は、小屋の中に、密着するように詰め込まれる。
そのように運動出来ない状態にしておけば、脂肪がついて美味しくなるのだ。
そんな牛の肉を貪っている我々も、牛と同じというわけである。

では、どうやればストレスを溜めないで済むかというと、牛の場合なら、牛小屋に入らないことであるのと同様、人間なら、文明社会に入らないことだ。
文明社会に入らないとは、具体的に言えば、学校に行かない、テレビを見ない、会社に勤めないなどだ。
根本的には、お金を欲しがらないことだ。
しかし、当然ながら、それでは食べていけないし、住む家も、着る服も、無いということは無くても、自分で選べなくなる。
他人に後ろ指をさされながら、惨めな立場で生きなければならない。

そもそも、肉牛用の牛として生まれたら、牛小屋に密集して閉じ込められるしかないように、文明国に生まれた我々は文明の中で、決められたルールに従って生きるしかない。
そして、売れないまま歳を取った牛が殺処分されるように、会社でも、能力のない40歳以上の社員は、いない方が良いのである。
野生動物では、人間の40歳に相当するまで生きることはない。
だが、これまでは、庶民でも、なんとか長生きが許されたのだが、世界の闇の支配者は、労働者として質の悪い40代以上の人間の排除を、本気で考えているような雰囲気である。
ただ、そんなことは、いちいち言わなくても、皆、ぼんやりと気付いているので、宇宙の光の勢力が助けに来てくれるといった変な話が流行るのである。

解決法といったら、まあ、1つしかない。
古い、伝統的な言い方をするなら、悟りを開くことだ。
解脱する、真我を実現する、超能力者になる、イニシエーションする・・・など、いろんな言い方はあるだろうが、要は、人間を超えることである。
なんとも突飛に聞こえるだろうが、他に方法はない。
地道な努力で、多少の改善は出来る。例えば、プログラミングを習得するなどだ。以前なら、それで逃げ切れたかもしれないが、今は、ほんの少しの猶予が得られれば良い方だ。
悟る方法は難しいかというと、簡単なことを粘り強く続けることだ。
小難しい方法は、全部、商売のためのもので、損害を受けるだけである。
私は、SF小説の『レンズマン』シリーズを読んでいて感心したことがある。
宇宙で最も進化した生命体であるアリシア星人が、こんなことを言う。
「ただの小石でも、それに何万年も意識を集中させれば偉大な存在になる」
そういった心構えが必要なのだと思う。








家畜化されないためには真言を唱えよ

何度も言って恐縮だが、私は、最近やたら沢山の本を出している、スピリチュアル界の大スターである、理論物理学者の保江邦夫(やすえくにお)氏が大嫌いである。
それで、今日も、1時間ばかし、彼のYouTube動画を見ていたのだが(笑)、なかなか良いことを言っている。
だが、やはり、彼が言うことは実践し難いと思う。
なんだかんだ言って、彼は、たまたまいい大学、大学院を出て、若くして物理学の博士号を取り、スイスの大学で長く講師をしてフランス語も上手く、日本に帰ってきたら、どこかの女子大の教授になり、おそらくは高給を取って、定年退官の折には退職金もたっぷり、武道家としても良い地位にいる。
それだけやれば、世界中に友達も多く、いろんな情報が入って来るし、活動範囲も広がり、さらにガッポリ(笑)。
まあ、私が彼を嫌いな理由は、そんなところにはある(笑)。
いや、それよりも、やはり、彼には、「偉大なり俺」の雰囲気を感じるところで、それでいながら、自我を消す訓練が進んでいるようなことを言うところだ。

ただ、今日見た動画は、なかなか良いことを言っていて、勉強になった。
しかし、やはり、「ではどうしたら良い」という部分で、曖昧で抽象的で、出来もしないことを言うのだ。
例えば。「徳を積んで下さい」なんてね(笑)。

別に見なくていいが(笑)、私が見たのは、これに続く、延々十数本の動画だ。
【YouTube】保江邦夫 先生 祈りを捨て 街に出よ!!『2020 新春おとしだま特別企画』 <#1>

彼の話はなってないので(笑)、私が分かり易く言おう。
地球上の生物は、喩えて言えば、1つのマンションに住んでいる住民のようなものだ。
進化した生物ほど上の階に居て、我々人間は屋上に居る。
その屋上にいる人間だけが、空、天・・・つまり、神が見える。
我々より1階下だけのチンパンジーだって、天井しか見えない・・・つまり、神は見えないのだ。
つまり、人間だけが、神を見る特権を持っているのである。
そして、顔を上げさえすれば神を見ることが出来るので、実際に顔を上げて神を見る人は、そこそこはいたのだ。
ところが・・・
今は、誰も神を見なくなってしまった。
なぜか?
それは、人間が居る天井がないはずの屋上に、天井が出来てしまったのだ。
その天井を作ったのは誰か?
保江氏はグーグルだと言うが、まあ、ビッグテック、あるいは、GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)だと思えば良いだろう。当然、マイクロソフトやツイッターも入る。
我々は、今は、神を見る代わりに、スマホで、ビッグテックのサービス・・・検索、マップ、SNS、通販サイトを見るようになり、神を見なくなり、神を見ることを忘れてしまったのだ。
このままでは、犬や猫や牛や馬や鳥や魚が人間に支配され、あるいは、食べられ、人間にとっての害虫が人間に駆除されたように、我々はビッグテックに支配され、駆除される・・・いや、もうかなりされていると言うべきだろう。
食べられはしないとは思うが、一部、陰謀論ではDSと結託する宇宙人には人間を食べる(血を飲む)宇宙人もおり、これは、映画『インデペンデンス・デイ2016』でも描かれている。

まあ、実際は、テレビを見るようになってから、かなりその傾向(神を見ずにテレビを見る)はあったし、現在もマスコミは強い。
そして、マスコミやビッグテックを操る、さらに上位の黒幕がいるのだろうが、そこらは、当然、保江氏はよくご存じと思う。

いずれにしろ、神を見なくなった人間は、どんどん惨めになっていく。
ではどうすればいいかと言うと、保江氏はもったいぶって、引き伸ばしながら話すので、もういいやと思い見てないが(笑)、言ったとしても、我々に実践不能な難しいことを言うのだろう。
だが、解決は簡単だ。
私がいつも言うように、真言を唱えれば良い。
真言を唱えれば、ビッグテックやDS(闇の権力者)が作った天井など見透かし、我々は神や仏を見ることが出来る。
こちらが見れば、神や仏も我々を見てくれるし、こちらが想えば、神や仏も我々を思ってくれる。
このあたりは、法然の『選択本願念仏集』に書かれている通りである。
真言に関する細かい説明は省くが(今朝も随分ややこしいことを書いてしまった)、真言さえ唱えれば、ビッグテックもDSも恐るるに足りない。
ひょっとしたら、陰謀論者が言うように、DSには宇宙人が関わっているかもしれないが、神仏とされる高位の宇宙存在のレベルはけた違いである。
このあたりを象徴的で良ければ、知りたければ、E.E.スミスの伝説的なSF『レンズマン』シリーズ(DSを宇宙的規模で描いている)の、アリシア星人を見れば良い。このアリシア星人は宇宙最高の存在である。
『レンズマン』シリーズでは、アリシア星人と接触出来るのは、レンズマンという宇宙のエリートだけだが、真言を唱えれば、誰でも接触・・・少なくとも、神仏の方では気にかけてくれるのである。
「徳を積め」などと言われても、親鸞が言うように、そんなことは思うようには出来ない。
そして、親鸞が言ったように、念仏(真言も同じ)以上の徳はないのである。








英雄誕生

子は親に似るのは確かだし、子は親の鏡であることは実際に多い。
親を嫌う子や、親に嫌われる子ですら、そうなのである。
そして、人間は、一生、親に似たままだ。
ただし、何もしなければ。

人間は、誰かの真似をする必要はなく、自分は自分であれば良いなどという。
しかし、自分であるつもりであっても、親、あるいは、幼い頃に長時間接した大人の影響はあまりに大きい。
だから、理想とする人間を選び、それに成ることも必要なのだ。
白鳥の子は、アヒルの子のまま生きるよりは、飛び切り素晴らしい白鳥の真似をした方が良いのである。

では、どうすれば、本当に理想的な人間になり切ることが出来るのだろうか?
アメリカ最大の賢者の1人、ラルフ・ウォルドー・エマーソンの『歴史』にその素晴らしいヒントが書かれている。
それは、
「英雄の物語を読む時、それは自分の物語であると見なさなければならない」
である。
福音書には、イエス・キリストの物語が書かれているが、それは、実は自分の物語であると知らなくてはならない。
アーサー王は、生まれ自体は汚らわしかったが、偉大な英雄になった。それがあなたの物語なのである。
E.E.スミスの『レンズマン』シリーズのヒーロー、首席レンズマンであるキニスンの物語はあなたの物語である。
キニスンは優秀で勇敢であるだけでなく、一匹のクモにさえ借りを返す義理堅い男でもある。
平井和正原作、桑田次郎漫画の『8(エイト)マン』で、8マンは1人の子供のために1国を敵に回せる男・・・まさにあなたのことである。
いつか、トランプ大統領が、邪悪で強大な外国勢力と結びついた欲に塗れた連中(権力者や主要メディア)からアメリカを守った話が物語になるだろう。
それを自分の物語であると気付いた多くの英雄が、アメリカや、その他の国に生まれるのである。












世界を動かす者の日常

1994年の人気テレビドラマ『この世の果て』(主題歌は尾崎豊『OH MY LITTLE GIRL』)を、私はたまに見ていたのだと思うが、最終回のある場面をよく覚えている。
天才ピアニストだったが、ピアノを弾けなくなった高村士郎は、ロクな就職も出来ない駄目男になった。営業マン、警備員、何をやっても務まらず、すぐに辞めざるを得なくなる。
その士郎が、ある画廊に、就職の面接に行く。
画廊の女主人は、絵のことを何も知らない士郎が、ここで働くには全く不適格だと言いつつ、就職希望者全員に行うテストはしてあげようと言う。
女主人は士郎に、2枚の絵を見せ、問う。
「どちらが優れた絵ですか?」
士郎は無言で、即座に、一方の絵の方向を指差す。
女主人は笑う。そして、士郎が選んだのと反対の絵を示し、
「これは有名な画伯が描いた、数千万円の価値のあるもの」
と言い、士郎が選んだ絵は、
「一介の画学生が描いたに過ぎない」
と言う。
だが、士郎は静かに微笑み、そして、そこで働くことになる。
士郎が選んだ絵は、女主人が若い時、交通事故で死んだ恋人が描いたものだった。
その絵は、女主人にとって、値のつけられない大切な絵だったのだ。
士郎が、何かを感じて、その絵を選んだのか、あるいは、全く分からず、どうでも良いという気持ちで選んだのかは分からない。
私は、今思うと、どちらかとうと、後者であると思う。
士郎には、何の意図もなかったと思うのだ。
つまり、無であった。
初音ミクさんのようなものだ。それを選ばずにいられるだろうか?

1937年から始まる、E.E.スミスのSF小説『レンズマン』シリーズで、地球で最も優れた男キニスンは、宇宙で最も精神を進化させたアリシア人の訓練を受けた時、アリシア人と対抗することは、「ハエが宇宙船を止めようとするようなもの」(実際は違う表現だったが、私はこう覚えてしまった)と思う。
だが、無になれば、宇宙船でも流星でも止められる。
そして、『まちカドまぞく』で、走っているダンプを片手で止める魔法少女の桃が、お腹が空いている優子に自分の菓子パンをあげたように、流星を止める者は、ゴミ出しの日に、出して良いゴミをちゃんとした袋に入れて出すのだ。
ほんの少しの思考力を使えば出来る、当たり前のことをし、後は何も考えない者が世界を動かすようだ。








プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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