ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

メタ・ヒューマン

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

メタ・ヒューマンになる

メタ・ヒューマンという言葉をご存じだろうか?
メタ・ヒューマンとは、外見は人間であるが、人間を超えた能力を持つ存在で、例えば、想像上の存在ではあるが、スーパーマンがそうだ。
アンドロイドや、メカを組み込まれた改造人間はメタ・ヒューマンに含まれないが、放射能の影響で超人化したような、あるいは、事故か意図的かは問わず、生物学的変異が起こって超人になった場合はメタ・ヒューマンに入る。例えば、粒子加速器の間接的な影響で加速人間になったフラッシュ(DCコミックス社の漫画作品のヒーロー)のようにである。
仙人や天狗、あるいは、『ゲゲゲの鬼太郎』のような妖怪漫画に登場する妖怪なども、猫娘のように外見が人間ならメタ・ヒューマンに入ると思う。

メタ・ヒューマンが幸福になることは、極めて難しいと考えられる。
スーパーマンのように、人類全部を敵に回しても楽勝出来そうな力があり、なおかつ、善の存在であるというイメージを定着させた場合は別であると、ずっと考えられてきたが、近年のスーパーマン映画では、スーパーマン不要論、スーパーマン脅威論が前面に出されている。そりゃ、冷静に考えれば、スーパーマンが本当にいたら非常に困ることは誰でも想像出来るはずだ。

そして、スーパーマンほどの力があるわけではないメタ・ヒューマンは、自分の存在を隠す場合が多い。
存在を知られたら、政府に捕獲される可能性が高いし、誤解からでも、善人のイメージを損なったら、大衆を敵に回してしまう可能性が極めて高い。そうなれば、スーパーマンほどの超人でないなら、身の破滅を招く。
そもそもの話だが、人間は、優れていようが劣っていようが、普通と違っている者は異分子として排除したがる強い性質がある。それも、ほんの少し違ってるだけで、そうなることもある。
昔から、普通の子とは違う子供は、その違いが、たとえ他の子より優れているものだとしても、迫害されるものだ。

名も無い時代の集落の 名も無い幼い少年の
誰も知らない おとぎばなし
産まれついた時から 忌み子 鬼の子として
その身に余る罰を受けた
~『六兆年と一夜物語』(作詞・作曲・編曲:kemu。唄:IA)より~

これらの話には、平凡な人間の「皆と一緒でなければならない。異分子は許さない」という、強力な小市民思想が感じられ、それは、いつの時代も、もちろん今も厳として存在する(今回は触れないが、それは権力者によって叩き込まれた思想…つまり洗脳である)。
大谷翔平さんがいかに革命的に凄いといったところで、実際は世間の許容範囲に収まった凄さであり、しかも、実体もそうなのかもしれないが、彼が大衆好みの人間性を持っているから受け入れられているのである。
一方、トランプ大統領は、並外れた能力があるだけでなく、これまでのホワイトハウスや国家権力の慣例を破る、超異分子であるので、エリート層からは徹底的に嫌われている。
実のところ、大谷翔平さんだって、誰からも好かれているわけではなく、我々の知らない苦難もあるはずだ。
だが、彼らの場合は、少なくとも、大衆の支持はある(トランプ大統領の場合、マスコミは、彼が大衆にも嫌われているという報道をするが)。

で、我々は、大衆の支持を一切得ない覚悟があれば、メタ・ヒューマンになれる可能性がある。
時間と空間を超え、世界を精神で改変するメタ・ヒューマンに。
ただし、メタ・ヒューマンは、利己的であっては身を亡ぼす。
利己的でないことは、人間にとっては難しく、人間的成長や円熟が必要である。
そして、利己的でないとしても、メタ・ヒューマンは支配者からは嫌われ、憎まれる。それは、支配者に与える恐怖の反動でもある。
どうすれば、メタ・ヒューマンになれるのか?
信じることが出来る者だけやれば良いが、神仏の名を唱えることによってである。
ナームデーヴ(ナーマデーヴァ)の『聖なる名前の哲学』の最初にこう書かれている。

名前は空に大地に、そして宇宙全体に密に充満している。
それが冥界のどれほど深くまで、そして天界のどれほど高くまで行きわたっているかを誰が知ろう。

この意味に深く想いを致せば分かるかもしれないが、分からなくても、この原理により、神仏の名を唱えれば自ずと効果は現れる。
ただ、粘り強さだけは要求される。








汎用AIを備えたメタ・ヒューマンが人類を滅ぼす?

今日は、ITに関する一般向けセミナーを行ったが、AIに関する話の中で、面白い質問があった。それは、AIには、特化型AIと汎用AIがあり、特化型AIは既に幅広く実用されているが、汎用AIを作りたがる者は、何のために、そんなものを作ろうとするかだ。
特化型AIとは、特定の用途のAIで、病気の診断をしたり、自動車の運転をしたり、高校生の論文の採点をしたりなど、その他にも沢山のものがある。
一方、汎用AIとは、人間のようにあらゆる問題に対応出来るAIで、まだ、存在しない。
汎用AIは、人間と同等以上の存在を、人間の手で作り出す可能性を開くと考えられる。
汎用AIを作ろうとする者は、人間と同等、あるいは、人間以上の存在を作りたいのだろうと思う。
人間を超えた人間を「メタ・ヒューマン」と呼ぶことがあり、例えば、スーパーマンやワンダーウーマン、それに、フラッシュなどの空想上のアメリカンヒーローをそのように呼ぶことがある。
汎用AIを作ることは、メタ・ヒューマンを作ることにつながるかもしれない。
では、何のために汎用AIを作るのかというと、それを作る企業の利益や、研究開発者の富や名誉、汎用AIを先に手中にする国家の圧倒的な国力向上などが考えられる。
人類への福祉や貢献といったことは、建前上の目的として言われることもあるかもしれない。
ところで、汎用AIの開発は、研究者にとっては、こんな意味もあるのだと思われる。
それは、人間の知性の秘密を解き明かすこと、さらには、生命の秘密の解明である。
そして、生命の秘密を解明するということは、この世界の秘密、さらには、神を理解しようとすることなのかもしれない。
それは畏れ多いことであるが、いずれ、テクノロジーの進歩により、そんなことも可能になると考えている者もいると思う。

汎用AIの開発により、メタ・ヒューマンが現れ、人間よりずっと優れたメタ・ヒューマンが働くことによって、我々人間は、働くことなく、安楽に生きていけるようになるという考え方もある。しかし、それでは、メタ・ヒューマンに滅ぼされることがないとしても、人類は自滅するという予測が出来るかもしれない。いや、そこは、人類の精神の修正によって、働かなくても、平和に過ごせるように出来ると考える者もいるかもしれないが、メタ・ヒューマンに完全に庇護され、冒険を忘れた人類は、もはや人類とは言えないに違いない。
現在のAI(特化型AI)と汎用AIは根本的に異なっており、特化型AIの中から汎用AIが突然生まれるようなことはない。
もし作れるとしても、汎用AIのためには、我々の知らない特殊な何かが必要なのだと思われる。
例えば、魂とか意識とか、あるいは、生命エネルギーのようなものである。
それを作る意義があるかどうかは分からないが、いずれにしろ、現在はまだまだ完成にほど遠い。
だが、汎用AIが、近いうちに人類を滅ぼすという妄想を持つ人々もいるのだが、そのような者達の警告めいたことに振り回されないようになった方が良いだろう。その一歩として、私のAI書を使って欲しいと思う。












当ブログ著者、KayのAI書。
AIは、作った直後は馬鹿で役に立ちません。
しかし、学習を重ねることで賢くなっていきます。
赤ん坊が、周囲の人たちが話すのを聴いて言葉を覚えるように、職人が親方の仕事を見ているうちに技術を身に付けるように、将棋の棋士が、沢山の対局を見たり、自分が対局を重ねることで腕を上げるようにです。
AIを自在に活用出来るようになるためには、自分でAIを作り、AIに学習させ、AIに推論させる経験が必要です。
それは、単に本を読んだだけでは解りませんが、自分でAIを作れば、難しくないだけでなく、楽しみながら理解出来ます。
そのために、本書のほぼ全ての実習(楽しいものを考えました)が出来るデータを作れるExcelマクロ(VBAプログラム)によるシミュレーション・プログラムを無料でダウンロード出来ます。
プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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