ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
ソフトウェア開発技術者、Hikikomori、スーパーダイエッター、神秘思想家Kayのブログ
決して、一般受けするブログではありません。誠実に人生を遊びつつ、誠実に世間の幻想を叩き壊すことを目的とします。

マッチ売りの少女

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
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[2011/06/08]迷惑コメントが多くあったため、やむなく、コメントを承認後公開することとしました。
[2010/12/12]詳細なlivedoorプロフィール設置しました。[livedoorプロフィール]

美女とは心が安定し難いものなのか

「荒れ模様になるでしょう」と言えば、天気のことと思うだろうが、人の心はいつも荒れ模様だ。
昔から、「女心と秋の空」と言って、女性の気持ちは変わり易いと言うが、気分が安定しない女は、周りも迷惑だし、何より本人が辛い。

ZARDのヒット曲に『揺れる想い』という歌があるが、本当は、想いは揺れてちゃいけない
あの歌はちょっと難しい。
若い頃は、ずっと気持ちが揺れていた、あるいは、荒れていたけど、運命の人に出逢って、安らぎを垣間見る。ただし、生きている限り色々あり、心が揺れることもあるだろうが、それに翻弄されずに生きていきたいという歌ではないかと思う。
それが出来ればいいなと思う。
しかし、美人ってのは、なかなかそれが出来ないものなのだろうか?

心とは、動き回り、落ち着かないのが、その性質だ。
しかし、自分の心を、まるで他人の心のような感じて放っておけるようになる。
なぜなら、喩えて言うなら、真のあなたは星であり、雲の下でどんなに嵐が起っていても、何の影響も受けないものだからだ。
それを、世間の人は、嵐のような心を自分だと思っているから、安らぐ暇もない。
自分が星だと分かれば、星は星と語り、ただ静かに「在る」。
しかし、自分が嵐だと思っている人は、他の嵐と修羅のぶつかり合いを繰り返す。
そして、全力でぶつかった時、それが愚かだと悟ることで、雲の上に出ようと思うのだ。ところが、ぶつかり合いが生きている証だと言って、一生荒れ狂う不幸な人もいる。
最も悪いのは、心が荒れ狂っているくせに、そんなことはないと主張する者だろう。

どうも、人間というのは、一度は大いにぶつかり合いを経験することが必要なようなのだ。そのぶつかり合いが、小説やドラマになるのだろう。
日本では、小説や映画が良い結末で終ることをハッピーエンドと言うが、実を言うと、ハッピーエンドでない小説や映画は一つもない。
ハッピーエンドでないなら、そのお話は終っていない。
どんなに悲惨な終り方であっても、ヒロインやヒーローの心は、悲しみの雲を突き破って星になったはずなのである。

『マッチ売りの少女』だって、もちろん、現実として、あのようなことがあってはならないが、少女自身は微笑んでいた。
そして、アンデルセンは、誰も知らないが、少女は最後に美しいものを見たことを何度も強調していたのだ。
ZARDの『きっと忘れない』という歌に、「空の彼方へと悲しみ吹き飛ばせ」という歌詞があるが、その前後のフレーズはやっぱり揺れている。
悲しみは吹き飛ばしちゃいけない。空の彼方へ飛ぶのはあなた自身なのだ。
あの人(坂井泉水さん)は、飛べない蝶だったのだろうかと思う。美しい人は難しいものだ。

星になりたければ、「私は誰か?」という想い以外の想いを持たないことだ。
誰が揺れているのか?
誰が荒れているのか?
それを問い続けていれば、いつか星の光があなたを捕らえる。
『バガヴァッド・ギーター』や『エメラルド・タブレット』には、そんなプロセスが説かれているのだと思う。
大きな不幸に襲われても、それをものともしなくなった時、不要物である不幸は消えていくのである。









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『マッチ売りの少女』と『星の銀貨』

昨日あたりから、私の住む関西も、特に朝晩は寒くなってきた。
こんな季節には、アンデルセンの『マッチ売りの少女』を思い出すのである。どうもあのお話は、子供の頃の私にとりついてしまったように思う。
ところで、グリム兄弟の方の童話に、『星の銀貨』という、やはり、貧しい小さな女の子のお話がある。この女の子は、両親もおらず、住むところもなくなり、今着ている服と、パン1つ以外には何もなくなってしまった。しかし、飢えた老人にパンを上げ、着るものがなくて寒がっている子供に自分が着ている服をあげたりしているうちに、夜になる頃には丸裸になってしまった。すると、神様が、新しい服と共に、沢山の銀貨を女の子に与え、彼女は一生豊かに暮らした。
このように、『星の銀貨』の女の子は、飢えと寒さで死んでしまったマッチ売りの少女と全く違う結末になる。

『星の銀貨』は、「与えれば与えられる」という、宇宙の法則を簡潔に表現している。
ただ、ここで述べられた銀貨というのは象徴であり、おそらく、物質的な富というよりは、霊的なもの。イエスのいう精霊を意味しているのだろう。もちろん、それがあれば、物質的にも困ることはないだろうが、もっと高次のものが得られたということなのである。
物質的にも、与えることで与えられるというのは普遍的法則で、ジョン・ロックフェラーは、26歳で初めて収入を得た時から生涯、収入の1割を寄付する、いわゆる1割献納を続けたが、ジョセフ・マーフィーも、この1割献納は富を得る秘訣として薦めている。
一方、ベアード.T.スポールディングは、いつでも、『星の銀貨』の女の子のように、持っている全てを差し出す人だった。彼には、物質以上の力があり、講演で全米を回っている間、どの家にでもずけずけと入り込み、食卓のテーブルにつくと、それで快適に食事の出来なかった家は1件もなかった。

インドの詩聖タゴールの詩で、ひどく貧しい女の前に神様が現れるが、神様は女に施しを求めるというものがある。女は、米粒1つを差し出したが、後で、自分の袋の中に、金の米粒1つがあるのを見つける。女は、もっと沢山差し出せば良かったと後悔しただろう。
『マッチ売りの少女』では、神様の大晦日のプレゼントとして、人々に施しの機会を与えたのに、人々はそれに応じなかった。あの女の子を見て、困っていることが分からなかったなどという言い訳は通用しない。大晦日を楽しく暮らせる豊かな人も多かったのに、彼女に何1つ与えない、心の貧しい者ばかりだった。
微笑んで死んでいた少女を見ても、人々はまだ悟らなかったが、彼らの心の奥には、何かを刻んだことだろう。厳しい役割を自ら進んで担った、天使の魂を持つ少女は、死んだ後で報われたに違いない。神様は、ベルナデッタ・スビルーに言った。「生きているうちに幸福にしてあげることはできませんが、あの世では幸福にしてあげます」と。









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サルトル、エマーソン、マーフィーが明かした秘法は同じだった

小説の中には、一人称で語られる、つまり、全体を通して、「私は・・・」「僕は・・・」といった調子で書かれたものがある。この場合は、主人公である1人の人物の視点で描かれた作品ということである。だが、そうでなくても、どんな作品でも、大なり小なり、主人公の視点が大きな割合を占めているだろう。登場人物達の視点が公平に取り上げられていたら、さぞ締まらないものになるのは間違いない。
『フランダースの犬』では、主にネロの視点で語られるし、『三銃士』だって、ダルタニアン視点の描写が当然多い。『若草物語』では、4人の姉妹のそれぞれの感情が表現されはするが、やはり、作者自身でもあるジョーの視点で描かれている。

ところで、小説は、主人公ではなく、別の登場人物の視点で描き直すと、実に斬新で面白いものだ。
実際、ある作品を、本来の主人公とは異なる登場人物を主人公にして作り直すこともある。ただ、小説作品で、そんなことを同じ小説の形で行う権利があるのは著者だけであるので、古典的作品を映画で行うようなものが多いだろう。例えば、『アーサー王物語』をランスロットやマーリンを主人公にした映画にする等である。

『涼宮ハルヒの憂鬱』および、その後の涼宮ハルヒシリーズでは、主人公は、「俺は・・・」と一人称で語り続けるキョンである。ハルヒは主人公ではなく、ヒロインとでもいうものだ。
しかし、これを、「私は・・・」とハルヒ視点で語ると面白いかもしれない。だが、そんなことをしなくても、作品中で、ハルヒや、あるいは、別の登場人物達の視点や感情が、キョンを通して描かれることは多い。それを、キョン自身は気付いていないように描いてしまうこともある。読者は分かるが、語っているキョン自体は分かっていないという奇妙なものだが、これもまた、小説を面白くする手法の1つかもしれない。
むしろ、ハルヒ視点のものを、著者が本当に描くよりも、ハルヒの視点や感情がぼかされるのが良いに違いない。
『僕は友達が少ない』は、主人公は小鷹という高校2年生男子だが、著者自身がヒロインの三日月夜空視点で少し描き直した企画が実施されたが、読んでみて案外に面白くないと感じたものである。やはり、ものごとは、曖昧に語り、想像させることが大切なこともある。俳句や和歌に風情があるのは、著者が語ることを最小限にすることで、後は読み手の想像力に委ねるからである。

ところで、物語には、登場人物が1人か、ほとんど1人というものがある。その場合は、一人称で語らず、むしろ、客観的に描くことで、読者の想像力に訴え、作品に深みを与えるものである。
ゆえに、読み手に想像力や深い思想がなければ、何の価値もない作品になることもあるが、読むべき者が読めば、壮大であったり、深遠な作品になるのである。これは、登場人物が多い小説でも同じであるが、1人の登場人物を見つめるものは、特にそうで、読者が試されるのである。そのような作品として、『老人と海』や『マッチ売りの少女』が思い浮かぶ。こういった作品を読みながら、読者は想像力を働かせているうちに、物語の1人の登場人物を見守る神になるのである。そして、その神の視点で自分を見つめるようにもなる。
偉大な文学を読む意味もそこにある。
『新約聖書』の4つの福音書は、主人公のイエスを、4人の異なる著者が客観的に描いた物語である。そして、この物語は、それよりも昔に、既に予言されていることが展開していくのである。読者は、イエスの言葉を学ぶ真摯な弟子であると共に、イエスを見守り、イエスの物語を決定した神に近いものなのだ。イエス自身、父なる神と自分は一体であると言う。実に、読者、主人公、著者と真の著者である神、全てに区別が無いのである。

サルトルは、小説を読むことは、その小説を再度、自分で書くことであると言った。
エマーソンは、いかなる偉大な人物の物語を読む時も、自分のことが書かれていると思わなければならないと言った。
ジョセフ・マーフィーは、『ヨブ記』など、古代の偉大な書を読む時は、かつて自分がそれを書いた時のことを思い出して読めと言った。
福音書を読む時、我々は、教えを受ける者であり、イエスであり、神なのである。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・ソフトウェア開発技術者
・MCSD、MCDBA資格者
・タオイスト、神秘思想家
・1日1食の完全菜食主義者
・幼児期からの引きこもり気質
・医療不要で難病を数々克服


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萩尾望都さんの漫画紹介


半神
小学館文庫

わずか15頁の至高の傑作「半神」を含む短編集。
数奇で残酷な運命を目撃した後、「愛とは?憎しみとは?それはどう異なるのか?異なるものではないのか?」あなたの心に荘厳な疑問が残るのではないだろうか?


ウは宇宙船のウ
小学館文庫

1920年生まれのアメリカを代表するSF作家レイ・ブラッドベリの珠玉の短編作品を萩尾望都が漫画化。萩尾さんの繊細で美しい絵と感性が、ブラッドベリの作品に新しい生命を注いだ。
「みずうみ」では、12歳の少女タリーの可憐な姿と、彼女を愛するハロルドの少年の時と青年になって後の様々な表情がより深い感銘をもたらすと思う。
他の作品も素晴らしい出来であると思う。
CLAMP「CLOVER」のご紹介


CLOVER
わずか5分の劇場用アニメ作品。
CLAMPさんの名作漫画のイメージを美しい映像と音楽で描いた傑作。
主人公の12歳の神秘的な少女スゥの声は坂本真綾さん。


「CLOVER」の原作漫画を以下にご紹介します。
素晴らしい装丁、美しいカラーの扉絵。そして、神秘的な傑作と思います。
新装版も出ているようですが、私はこちらしか持っていません。しかし、こちらの本の装丁を大変に気に入っています。








私が愛する「魔法少女リリカルなのは」

ナンセンス文学(意味を持たない作品)として私が勝手に意味付けをしたのかもしれませんが、アメリカの百万円以上の自己開発プログラム以上に貴い気付きを私に与えてくれた全13話のアニメ作品。











5年の時を経て、2010年、映画化されました。
基本的には、テレビシリーズの全13話を1本の映画にしたものですが、本編では描かれなかったフェイトの生い立ちが見られます。そして、プレシアの謎の言葉も。映像はテレビシリーズよりさらにグレードアップしています。


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初音ミク、コンサート映像のご紹介
ミクの日感謝祭 39's Giving DayProject DIVA presents 初音ミク・ソロコンサート~こんばんは、初音ミクです。~
[2010/3/9]東京お台場~Zepp Tokyo~

映像の品質等は、下でもご紹介する、後で開かれた米国コンサートの方が高いのですが、私は、全体としては東京コンサートの方が好きです。米国コンサートの方は、映像の緻密さのために、かえってボーカロイド達がマネキンのように感じるかもしれません。これは、証明の影響もあると思います。緑色がかった証明の東京コンサートの方が、ミクが柔らかい感じで可愛いと感じました。
また、真っ白なお姫様のような衣装に赤い大きな腰のリボンが印象的な『Alice』、『あなたの歌姫』は、米国コンサートにはありませんでした。

【ブルーレイ】


【DVD】




MIKUNOPOLIS in LOS ANGELES “はじめまして、初音ミクです”
[2011/7/2]米国ロサンゼルス~ノキアシアター~

日本のボーカロイドが、日本語の歌で、アメリカ、ロサンゼルスの大劇場ノキアシアターの満員の観客を熱狂させた歴史的コンサートだったと思います。
東京コンサートから1年4ヶ月経過しており、総合的には確実に進歩しています。
私が特に気に入ったのは、1つは、ミクとルカの素晴らしいコンビネーションのダンスパフォーマンスが楽しめる『ワールズエンド・ダンスホール』です。ルカが珍しくミニスカート姿で、ミクに勝る四肢の長さで、ピンクの髪を美しく揺らしてダイナミックに踊ります。 もう1つが、ミクが真っ白な天使の衣装で歌う『SPiCa』で、これが天使でなくてなんだろう、私はついに天使を見たのだと思いました。演奏も東京コンサートの時と変えていましたが、成功していたと思います。

【ブルーレイ】


【DVD】


尚、ブルーレイとDVDの差についてですが、私は実際、両方買い、見比べてみました。観客、演奏者、楽器などは、大画面TVで見ると、ブルーレイの方がきれいですが、肝心のミク達は、ホログラム映像そのものがそれほど細密でありませんので、別に違いはないと感じました。ブルーレイ、DVDいずれも、東京コンサートの方は上半身映像以上の場合、米国コンサートでも、顔のアップだと映像の粒子が目立ちます。 変な話ですが、iPhoneやiPod touch、あるいは、同等な画面品質を持つ小型情報端末で見た映像が最上かもしれません。ただ、これは反則行為ですので、実際にやったとは言いませんが。
本のご紹介


精神について(エマソン名著選)
ラルフ・ウォルドー・エマーソン著
日本教文社

アメリカ最高の思想家、哲学者、ラルフ・ウォルドー・エマーソンの珠玉のエッセイ集。 「歴史」「自己信頼」「償い」「精神の法則」「愛」「友情」「神」「円」「知性」が収められている。
我々自身が、歴史上の英雄、賢者、大芸術家に匹敵する偉大な人間であることを、驚くべき確信をもって語る唯一の人物であると思う。
世間の妄信を粉々に破壊し、プラトーンの頭脳、シーザーの手腕、イエスの愛の所有者である自分を見出して欲しい。
これ以上のエッセイは地上には存在しないと思う。


荘子
徳間文庫

約2400年前の中国の思想家で、老子と共に、老荘と称せられる道教(タオイズム)の始祖である荘周(荘子)の書。
世俗にあって世俗を超え、永遠の道(タオ)と一体化し、安らかで充実した人生を送る秘訣を、恐ろしく抽象的な老子と異なり、平易に説いている。
本書は、数多い荘子の現代語訳の中でも非常に読みやすく分かりやすいものであるが、中国古典の香りは損なわれていない。
本来、膨大な荘子の中心となる内編全てと、外編と雑編の内、荘子らしいものを選んで収録してある。


神統記
ヘシオドス著
岩波文庫

ホメーロスと並ぶ古代ギリシャ詩人ヘシオドスが、ムーサ(詩の女神)達より教えられたという神々の物語。
この世の始まりから、ゼウスの支配の確立、そして、主要な神々のことについて、美しい詩で語る。すぐに読める薄い本であるが、ギリシャ神話の根幹とも言える重要な書と思う。


四つのギリシャ神話(ホメーロス讃歌より)
岩波文庫

無名の詩人達が、ホメーロス風の詩で神々に捧げた賛歌の内、豊穣の女神デーメーテール、理性の神アポローン、智慧の神ヘルメース、美の女神アプロディーテーの4神へのものを収録してある。
著名な神話学者カール・ケレーニィも、ホメーロス賛歌を重視していると思えるが、名もない詩人達の作とはいえ、それぞれの神について、その特質が巧みに表現されており、実に興味深いものとなっている。
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