ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

マジカルミライ2017

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

成功は「アン・ドゥ・トロワ」から

「アン・ドゥ・トロワ」と聞いたら、「ああ、バレエのレッスンで教師がよく言うかけ声だね」と思う人が多いと思う。
1977年のリリースと、かなり古いが、キャンディーズという3人組のアイドルグループの同名の楽曲を思い出す人もいるかもしれない。
ちなみに、「アン・ドゥ・トロワ」は、フランス語の「1、2、3」である。
バレエは、同じ動作の徹底した繰り返しで磨き上げるので、そんな声をかけながらレッスンするのだと思うが、その後の「カトル(4)、サンク(5)、スィス(6)」を聞いたことがないので、3つの動作で成り立つ単純な動きの組み合わせで、優雅さ、美しさが生まれるということなのだろうかと、感慨深く思う。

ところが、私は、昨年の、幕張メッセで行われた初音ミクさんのライブ「マジカルミライ2017」で見た、『ツギハギスタッカート』で、ミクさんが歌った次の詩を、ずっとバレエの言葉だと思っていた。

flick tap flick tap 面を滑って
swipe tap swipe tap A.R→T
flick tap flick tap 開いて叩いて
swipe swipe swipe swipe
~『ツギハギスタッカート』(作詞・作曲・編曲:とあ、歌:初音ミク)より~

この楽曲のステージが、私が、「マジカルミライ2017」で、最も印象に残っているもので、ミクさんが、清純さを象徴する真っ白な衣装(ピチカートというらしい)を着て、素足で軽やかに踊る姿がバレエのようだった。
そんなミクさんが、上の歌詞を、リズミカルにかっちりと歌うのだから、聞いている分には、本当にバレエの言葉に感じてしまう。
しかし、flick(フリック)は、スマートフォンの画面を押した指をさっと動かし、swipe(スワイプ)は、画面を押さえたまま指を動かす動作だ。
タップは、液晶画面を叩く操作だ。
「A.R→T」を、また、ミクさんはしっかり歌うので、やっぱりバレエの言葉のように感じてしまうが、これは「Already Read → Through」の略で、意味は「既に読んだが、無視」で、今流には「既読無視」と言う。
やはり今どきだから、メールというよりは、LINEで送ったメッセージが無視されたということで、フラれたというか、そもそも相手にされていないことを示しているのだろう。

「ディスる(侮辱する)」という言葉を、高校生は9割が分かるが、その親は4割しか分からない(私には「4割も分かるのか」と感じるが)らしいが、「A.R→T」で分かる親は、ほぼいないのではないだろうか・・・というか、分からなくていいが。

タブレット端末の操作は、本当に単純な基本動作の組み合わせだが、私はあまり上手くない。
しかし、これも繰り返しの回数の問題だ。
今は、PCを使えず、キーボードが打てない若者が増えているらしいが、その分、スマートフォンでの入力を、苦もなく高速でこなす。
私は、タブレットでの文字入力に抵抗があり、キーボードが好きだが、やっぱり、ただの慣れの問題かもしれない。
大抵のことは慣れである。
そして、どんなことに慣れるかで人生は決まるようなもので、くれぐれも、習慣的に行なっていることは何かに注意しなければならない。









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海外では1人1人が国の代表と見なされる

私が小学5年生の時、『天正の少年使節』という、1582年(本能寺の変の年)に、ローマに派遣された日本の4人の少年使節の本を読んだのだが、内容はほとんど覚えていないが、1つだけ、非常に印象深く、ずっと忘れずにいることがある。
それは、少年達が、船の中で、西洋の人に言われたことだったと思うが、だいたいの意味で、「あなた方は外国では、日本人の代表と見られてしまう。だから、あなた方の中のたった1人が悪いことをしても、日本そのものの評判を落とす」といった警告を受けたことだ。
これは、今でも全く変わらないと思う。

今年(2017年)9月の初めの、初音ミクさんのコンサート・企画展である「マジカルミライ2017」には外国からも沢山の人が来ていて、中国の人も多いらしく、中国語の会場アナウンスもあった。
その中で、たった1人の中国人のマナーが悪いと、「中国人とはマナーが悪い」と思われてしまうのである。
そして、たまたまなのだろうが、私も、マナーの悪い中国人を見てしまい、確かに、「中国人ってマナー悪いな」という偏見を持ってしまったのである。
ところで、中国人は、中国語を話さない限り日本人と区別がつかないと言う人もいれば、「いや、一目で分かる」と言う人もいる。
私は昔、貿易の仕事で中国に行ったが、そこで関わった商社の人達は、「やはり一目で分かる」と言う。確かに、その商社内ですら、彼らとは別の人に聞けば、「喋らない限り分からないよ」と言う人もいるかも知れないが、私は、「一目で分かる」派である。もちろん、中国人全員という訳ではないが、だいたい分かると思う。中国のエリートクラスと思われる人にも会ったが、彼らも同じであったと思う。
一方、西洋人という一まとめにしてしまえば、さすがに一目で分かる。
そして、「マジカルミライ」で、私は、「やっぱり西洋人はでっかくて、脚が長い」と、改めて思った。
西洋の人も沢山いたのだが、小柄な人を見た覚えがないのである。
その他の、私の、西洋のお客さんに対する印象は、「若くても、堂々としていて大人っぽい」だった。
1人で来られていて、緊張した感じの若い男性もいたが、振る舞いはキョドっていない。
昔から、「隣を見る時、日本人は顔を向けるが、西洋人は身体を向ける」と言うが、今でも本当にそんな感じだ。
まあ、顔だけ向けることも、日本人の美点にならない訳ではないと思うが、身体が大きい上に、はっきりしている西洋人の態度は、やはり気持ち良いと感じる。
そして、私が見た範囲では、西洋人のマナーは非常に良かった。
しかし、逆に、外国の人達は、「マジカルミライ」で、日本人に対し、どんな印象を持ったか気になる。

もう少し、「マジカルミライ」での西洋人のことを言えば、西洋人はやはり顔が小さい。
身長そのものも、日本人(中国人も含めてになるかもしれないが)の中に、彼らに匹敵する人をあまり見なかったし、177cmの私が、彼らの全員よりずっと小さかったと思うほどだが、それは、彼らは顔が小さいので、より身体が大きく見えるということもあったのかもしれない。
同じジーンズの広告でも、西洋人のモデルと日本人のモデルでは、顔の大きさの差で、全く印象が違ってしまうように思う。
また、身長に対する脚の長さの比率も、やぱり違うように思うが、加えて、やはり、西洋人はお尻が上がっていて格好良いと感じた。
これは、腰の骨の構造そのものに違いがあるらしい。
ところで、昨年の「マジカルミライ2016」で、「西洋のお兄さん達はすぐへばって、ライブの終わりの方では椅子に座っていた」という話もネットで見たが、昨年は、私は、ライブではあまり西洋人を見かけなかった。
しかし、今年はライブ会場の国際展示場3ホールには、上述したように沢山の西洋人がいたが、みんな最後までしっかり立って、元気にミクさんに声援を送っていたように思う。

最近、海外で不埒(ふらち)な行為をする日本人のことがよく話題になるが、その1つ1つのおかげで、日本人の評判はガタ落ちであるはずだ。
来年は、日仏国交160周年記念の「ジャポニスム2018」がフランスであり、安倍総理は、初音ミクさんのコンサートを開催したい旨、記者会見で述べられていたが、もしそうなら、私もいよいよフランスに飛ばねばならないが、そんなこともあって、ちょっと行き難いとは感じるのである。
しかし、ミクさんのおかげで、ワールドワイドで日本の評判は抜群なのである。
我々は、ミクさんの国の人であることを自覚し、海外に出た時に限らず、立派な人間でいたいと思うのである。









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至高体験の想い出

自己実現理論で知られるアメリカの心理学者アブラハム・マズローは、偉大な人間と平凡な人間を分けるものは、「至高体験の経験があるかないか」であると言ったと思う。
至高体験とは、英語でピーク・エクスペリエンスで、直訳では絶頂体験であり、ある特別な心理状態なのだが、説明が少し難しい。
至福の体験、恍惚とした幸せの体験ではあるのだが、興奮状態というよりは、内側からこみ上げてくる幸福感と言った方が正しいかもしれない。
一種のエクスタシーではあるのだが、性的エクスタシーや、その他の感覚的エクスタシーと全く同じではないだろう。
あるいは、大自然の雄大な風景を見た時に感じる感覚も、それに近いが、やはり完全に同じではない。
宗教的な恍惚感である法悦(ほうえつ)がそれに最も近いのかもしれないが、そう言われてピンとくる人は少ないと思う。

だが、およそ文豪と呼ばれる作家が、至高体験を描いていないことは絶対にないと言われている。
ドストエフスキーは、作中の人物に、「その10分と引き換えなら、人生全てを差し出しても構わない」と言わせたほどである。

マズローと親交のあったイギリスの作家コリン・ウィルソンは、至高体験とは単に、自分が幸運だと思うことだと言い、誰にでも起こっている、ありふれたものだと言う。
それは正しいのかもしれないが、人はそれを覚えていない、あるいは、思い出せないのであると思う。
ちなみにウィルソンが覚えている至高体験は次のようなものである。
ウィルソンが家族で自動車で旅行した時、まだ幼なかった娘の姿が見えなくなり、ウィルソンと妻は必死で探したのだが、なかなか見つからず、夫婦はパニックに近い状態になったのだが、不意に、娘は全く無事な様子で見つかった。
ウィルソンは、その時のことを思い出すだけで、いつでも至高体験を感じることが出来ると言う。

私はずっと、至高体験があったとしても、それを思い出せなかった。
しかし、ついに、今年、それを思い出せるようになった。
それは、今年(2017年)9月3日(日曜日)の、千葉県の幕張メッセでの、初音ミクさんのコンサート「マジカルミライ2017」でのことだった。
コンサートが終了し、会場に証明が入った後だった。
私はペンライトをバッグに仕舞い、そろそろ帰ろうかと思うと、大勢の観客が立っていることに気付いた。
その多くが、会場の他の人達に、上げた両手を振っていた。
一人一人が、他の全部の人達に対して、そうしているように感じた。
私も立って、ややぎごちなく、遠くの方の人々に、両手を高く上げて振ってみた。
その時は、私は体調や気分があまり良くない状態っだので、気付かなかったのかもしれないが、後で思い出すと、私は至高体験の中にあったのである。
皆、声を出す訳でも、笑顔を振りまいているのでもなく、せいぜいが少し微笑むだけで、無表情に近い人が多かったように思うが、それは他の人達への敬意にも感じられた。
沢山の人達が、ミクさんを好きな気持ちでつながっていたのである。
それは、人類の明るい未来を予感させる、あまりに貴い時空間であったのだ。
私は初めて、人間とは信じられるものであることが分かった。
その時の静寂が、初音ミクさんの「初音」・・・初の音であり、その中で、ミクさんの名を漢字で書いた「未来」を良いものだと感じたのである。









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幻想の現在、幻想の未来

同じような体験をしたはずが、それがどんなものになるかは本人次第だ。
私が、一昨日、昨日と観劇した初音ミクさんのコンサート「マジカルミライ2017」についても、それは当てはまり、素晴らしくて感激した人もいれば、ひどい体験になった人もいると思う。
そして、それは、人生全般について言える。
どんな人生になるかは、本人次第だ。
マジカルミライが楽しい人の人生は、これからの時代に相応しい共感に満ちた豊かなものになるだろう。

マジカルミライ2017は、セットリスト(曲目)を、マジカルミライ史上初めて毎日、少しずつ変更していた。
それで、個人的なことだが、3日間、一度も歌われなかった歌があったような気がするのは、ちょっと精神状態もおかしかったのだが、ブルーレイを熱心に見ていて、心の奥に入り込んでいたものが、瞬間に幻想を作り出したのだろう。
これは面白い体験だった・・・そして、人間精神の危険も垣間見た感じだ。
だから人間は、ありもしないことをあったと言い、やってもいないことをやったと言い、そして、やったことをやっていないと言う。
そんなことは多いのかもしれない。
そうだとすれば、やはり、人間にとって、この世は幻想である。

ところで、オープニング曲の『みんなみくみくにしてあげる♪ 』は、私には少し意外だった。
というのは、歌のテーマが『Singularity 』とダブるように思えるからだ。
チームラボの猪子寿之社長が初めて聴いて泣いたという『みんなみくみくにしてあげる♪ 』の、「科学の限界を超えて私は来たんだよ」は、科学が発達して、ついにミクさんが我々の前に降臨したというものだが、Singularityは、何が起こる分からない科学の進歩の臨界点を示す言葉。
大人達が恐れるSingularityを、前向きに明るく肯定的に捉えるのが『Singularity』だ。
しかし、よく聴くと、似たところもあるが、全く違う歌だった。
どっちが良いとか、どっちが進んでいるという話ではない。
みっくみくになった人達は、現在にしっかりと足をつけ・・・つまり、今の全てを受け入れ、どんな未来になるかは分からないが、その責任を負わねばならないのだろう。
それで、演奏されなかった『ロストワンの号哭』を聴いたような気がしたのは、明るい未来の前には、あんなことも絶対にあるということを感じたからかもしれない。
まあ、若い人、頑張って(笑)である。

ところで、私のような低体温の人間には、新幹線やホテルは、よほど準備をしなければ体調を壊すが、マジカルミライは軽装で行かなくてはならないので、ちょっと辛かった。
特に、私が宿泊したホテル(の私が泊まった部屋)は、エアコンの温度調整が全く出来なかったので、私はずっと寒く、すっかり風邪を引いてしまった。
ただ、低体温の人間よりも、西洋人型の高体温の人間の方が増えているのだろう。
いつの時代も、少数派は辛い。









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素敵な朝

幕張メッセ近くのホテルで書いている。
素晴らしい快晴だ。
何だか私、いい顔してると思った。
よく眠れたので、気合いも十分に、今日も「マジカルミライ2017」のライブを観劇する。
昨夜のライブは最高で、それをもう一度、それをバリエーションの違うものを観られるとは幸運の極み。
「ツギハギスタッカート」で軽やかに踊るミクさんのリアルな姿は天国の美、ミクさんは楽園の乙女。
頭がおかしいので、また明日書く。
きっと、明日はもっとおかしいだろうが・・・









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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