ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

ペロー童話

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
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かつて日本が強かった訳

30年以上前、日本経済は強く、世界中で「経済の覇者は日本」と認識されていた。
まあ、その割には、一般国民が貧しいし、大会社の社長もアメリカのような超豪華とは程遠いことが世界を驚かせてはいたが、まあ、それは置いておく。
日本の経済が強い時には、日本に対するイメージが悪い場合が多かった。
うまくいっているやつ、特に、儲かっているやつは恨まれるものだ。
それで、日本がなぜ強いかについて、宮本武蔵の『五輪書』に、「意表を突け」と書いてあることを引き合いに出し、
「これだ!日本のビジネスは『五輪書』の精神を活かしているんだ」
などと、とんでもないことが言われることもあった。
(武蔵は確かに、正々堂々の戦いを説いた訳ではないが、武蔵の戦いはスポーツではなく、生きるか死ぬかの戦い、つまり、戦争なのであり、戦争で意表を突くのは当たり前である)

一方で、日本の強さは「勤勉」であると、素直に認める外国の人も多かった。
それがかなり当たっていたと思う。
今の日本人は、格好はともかく、中身は勤勉ではない。

ところで、日本かアメリカか、他のどの国かに関わらず、幸福の秘訣は全て、童話に描かれている。
その中でも、日本の『舌切り雀』は素晴らしく、親切であること、正直であること、そして、親切で正直なおじいさんが、雀に、プレゼントの、大きな箱と小さな箱のどちらを選択するかと聞かれ、おじいさんは、小さな箱を選ぶことで「欲張らない」という最高の美徳を示した。
一頃のアメリカ人や、今の日本人なら、「両方いただいてもいいかね?」と言いかねない(笑)。
西洋には『金のオノ、銀のオノ』という、正直さを褒めるお話があるが、似たお話は世界中にある。
そして、かつての日本の強さの要因であった「勤勉」については、『シンデレラ(サンドリヨン、灰かぶり)』にこそあったのである。
若い女の子が、毎日、灰にまみれて懸命に働いたからこそ、彼女は幸福を掴めたのである。

ところで、私は、たまたま『プリパラ』という2014年開始のアニメの第1話を見たが、これが印象的だった。
真中らぁらという名の小学5年生の女の子が、急ぎの用事がある中で、街中で貴重なものが入ったバッグの落とし物を拾うが、それが、「早く届けてあげる必要がある」ことや「落とし主がいる場所の手がかり」が分かってしまう。
そこで、らぁらは、面倒や労力を厭わず、それを、持ち主のみれぃに届ける。
だが、実は、みれぃは、こんな親切な子を見つけるために、わざとそれを落としたのであり、みれぃはらぁらに、自分とペアでアイドルオーディションで歌うよう要請する。それがきっかけで、らぁらはアイドルの道に入る。
それで思い出したのが、ペロー童話の『仙女たち』というお話だ。
母親と姉がいじわるで、いつもこき使われているという、シンデレラと似た境遇の女の子がいた。
長い道を、毎日、大きな水がめで水を運んでこないといけなかった。しかも、急いでやらないといけないという中で、女の子は、喉が渇いたというお婆さんに出会う。
優しい女の子は、水がめをきれいに洗い、水を入れ、自分が手で持って支えながら、お婆さんに水を飲ませてあげる。
ところが実は、おばあさんは仙女(仙人の女性)で、このような優しい女の子を探していたのであり、女の子に幸福な魔法を授ける。

笑われるかもしれないが、童話に書かれたようなシンプルな教えが幸運の秘訣なのである。
また、童話には、秘法的な成功の秘訣が隠されていることも多い。
とはいえ、秘法もまた、親切、正直、勤勉があってこそである。
それがなければ、引き寄せなんて出来ないと思う。
そこで、特に、ペローやイソップを読み返すと良いと思う。
ついでに言えば、命がけの戦いでは『五輪書』の精神は、やはり役に立つだろう。








童話は素直に読むものだ

童話に新たな意味付けをしたり、妙な深読みをしたがる者は多いが、古いお話は素直に読んだ方が良い。
しかし、それ(素直に読む)が一番難しい。
だが、童話を、深読みしないと分からないなら、世の中の全てが謎になるだろう。

有名な『シンデレラ』には、『眠れる森の美女』と同じように、グリム版とペロー版、その他、様々なものがある。
グリム童話やペロー童話自体に、作者による改変はある。
だが、これらの優れた著者達は、物語の本当に大切な本質は変えていないものだと思う。
だから、やっぱり素直に読むのが一番だ。

最近、ペロー版の『シンデレラ(サンドリヨン)』を読んだが、素晴らしいので驚いた。
人生の知恵、成功のための秘訣がこの1つに全て含まれているようなものだと思った。
サンドリヨンとは「灰だらけの子」という意味で、それは、継母の2人の娘の内、妹の方が、父親の実子(シンデレラ)を呼ぶ時の言い方だった。
姉の方は、シンデレラをキュサンドリヨンと呼んでいたが、それは「おしりが灰だらけの子」という、もっと悪い意味だった。
シンデレラが、サンドリヨンとかキュサンドリヨンと呼ばれたのは、彼女は、居間の隅の、暖炉の灰が積もった場所に座っていたからである。そこしか居場所が与えられなかったのだろう。

童話のヒロインは絶世の美少女と相場が決まっているが、そこは、深読みではなく、むしろ素直に読むなら、心の美しい娘ということになると思う。
外見の美しさの基準は、時代や場所で極端に異なる。
しかし、心の美しさに関してはそうではない。
人がものを見るというのは、ものに当って反射した光の粒子を眼が信号として脳に送り、それを脳が解釈することだが、その際に、個人の持つ幻想がその解釈に影響を与えるのである。
だから、外見の美しさは、ただの幻想であり、偏見や妄想でしかない。
心の目は、それとは違う捉え方をするのである。
シンデレラは心の美しい子だった。
彼女が、いいつけられた仕事を不満を言わずに一生懸命にやったのは、恐怖からではない。
もしそう(恐怖による強制的な仕事)であるなら、その仕事には欠陥が多いはずだが、シンデレラは、それを自分の仕事と認識していたので、彼女は極めて有能だった。
シンデレラは、高い受容性の持ち主だった。
シンデレラが、舞踏会に行く継母やその実の2人の姉妹の支度を手伝う時も、いやいやでも、無理矢理でもなかった。
シンデレラは優れたセンスも持っていたのだが、それだけでなく本気で、継母やその娘達をきれいにしてあげようと思っていて、実際、彼女達は可能な限り美しい姿で舞踏会に行くことができた。
シンデラレの最大の美点は親切さだった。
仙女の力で舞踏会に行ったシンデレラは、王子様の関心を一心に受けながらも、自分のことに気付かない継母やその娘達にも、やはり親切にしたのだった。
さらに、プリンセスになってからも、継母やその娘達にずっと親切にしたのである。

ペロー童話には、『グリゼリーデイス』というお話がある。
グリゼリーデイスは美しい農民の娘の名で、彼女はシンデレラどころではない酷い目に遭う。
性質としては、シンデレラとグリゼリーデイスはそっくりで、まるで、グリゼリーデイスはシンデレラの前世のようにも感じるほどだ。
グリゼリーデイスは特に受容性が強調され、その美徳は完成の域に達している。
だが、こちらは子供には難しいお話で、そのせいで、日本でもあまり知られていないものだと思う。
大人でも読むのは辛いかもしれない。
だから、『シンデレラ』で十分だが、これを素直に読めば誰でも幸福になれるし、成功したいなら、『グリゼリーデイス』をよく読めば良い。

下にご紹介した1つ目の『ペロー童話集』は、私が読んだ電子書籍である。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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