ラジオ二クスという治療装置がある。
元々は超優秀な医師が開発し、成果も上がっていたが、今では、科学的根拠のない疑似科学、オカルトと言われている。
なぜ、成果が出ていたのかというと、やはり、プラシーボ効果ということだろう。つまり、「効くと思えば効く」という暗示的効果だ。
だが、暗示的効果ほど良いものはなく、ラジオ二クスの「専門家」と言われる人には、はっきりと「暗示的効果です」と言う人もいるし、装置も、本当に電子機器でなくても、紙に書いた図形でも良いという考え方もある。
ある意味、全くのオカルトである。

古代イスラエルから伝わり、イスラエルの国旗に使われている、上下の正三角形を2つ重ねた「ダビデの星」と言われるマークは、イスラエルだけでなく、世界中で古くから使われていることがあり、日本では籠目(かごめ)と呼ばれているが、カゴメソースの商標マークにも採用されている。
オカルティストの間では、ダビデの星には、宇宙エネルギーを集積する力があるとされ、昔は、テレビで公開実験を見せたこともあった。
例えば、30kgほどのバーベルを持ち上げて、その重さを実感してもらい、次に、ダビデの星のマークを身体に付けて、もう一度、バーベルを持ち上げると、非常に軽く感じるというものだ。
これも、理屈で考えると、1度持ち上げると、血行が上がったり等、身体が力を出す準備を自然に整えるからとも考えられるが、ダビデの星を身に付けると力が出るという暗示の効果もあると思う。
私は、小学2年生の時の友達が、どこで覚えてきたのかは分からないが、「力が出る紙」とか「力が出る石」みたいなものを用意し、それらを持っていると、確かに調子が良かった。
もちろん、単なる暗示効果なのだろうが、暗示で調子が良くなるなら、どんどん活用すべきだろう。
私は、そんなパワーグッズを自作するようになり、なかなかの成果を上げたものである。
例えば、体育の授業で走り高跳をやれば必ず一番だったが、私は別に、脚力を鍛えていた訳ではないし、特に走るのが速い訳でもなかったに関わらずである。
他にも、学年一、力が強いと言われる男子と力比べをしても楽勝してしまい、驚かせたこともあった。

宗教では、特別な効果をもたらす図形が存在する場合も多いだろう。
そして、それが奇跡的効果を起こすことも少なくはなく、それが暗示的効果であると言うなら、是非とも、その暗示をうまく使えるよう工夫すれば良い。
私のように自作しても良い。
宗教や西洋の魔法結社などには、様々な図形が使われているので、好みのものを使えば良いのだと思う。
ただし、それらの図形には特別な作用があり、正しい使い方をしないと災いがあると解説されていることもあり、それを信じると、やはり、そのようになるかもしれない。
私の場合は、精緻な配線図のようなものを描き、それに宇宙エネルギーが集積・変換されると「決めると」、その通りになった。

別に何でも良い。
幸運がやって来る絵とかもあるし、目に見えるものでなくても、イメージでも良い。
『星の王子さま』には、「象を飲み込んだ大蛇」とか、「羊がいる小屋」みたいに、中身は描かずに想像するという面白いものがあったが、そういった、創造性とか遊び心は大切にした方が良い。
こういったことを真面目にやれる、柔らかく、活気のある心が、引き寄せには必要なのである。