私は、毎日必ず、朝と晩に2度、肉体トレーニングをしているが、その内容は、「ちょっとシンドイ」と思う程度のものにしている。
厳し過ぎると続かないし、かといって、楽過ぎると、ゆるんでしまい、意欲がなくなると思う。

食の節制も同様だ。
相当な少食でも続けられることは、一応は実証したが、それは弊害が多いと思う。
かといって、ゆるすぎてもいけない。
「もう少し食べたいな」と思う位に食べるのは丁度良い。
『バガヴァッド・ギーター』で、神クリシュナが、「食べ過ぎてはいけないが、少食過ぎてもいけない」と述べているのが正しいのだと思う。
また、スウェーデンボルグの前に現れた天使が、彼に、「満腹するまで食べて自分を甘やかすな」と命じたことも、実に適切な戒めだと思う。
この、「満腹するまで」は、「食べ過ぎ」を意味するのではなく、「満足するまで」「食欲がなくなるまで」食べるという意味だと思う。
食事の後でも、食欲が残っている位に食べるべきなのである。

読書においてもそうである。
あまりに易しい本なら、読むに値しない。
かといって、難し過ぎる、分不相応な本では、何も学べないだろう。

最後に仕事であるが、「自分に出来るだろうか?」と不安に感じたり、尻込みしたくなるくらいの仕事が丁度良いのである。
絶対に出来ることが分かっている楽な仕事をしても、全く力がつかないし、自分の技量をあまりに超えた仕事では、自分が駄目になるだけでなく、周囲にも迷惑をかける。
私の場合、不思議なことに、いつも、自分のスキルより少し高い程度の仕事がやって来て、不安はあっても、逃げずに覚悟を決めて取り組み、やり遂げることで力をつけることが出来たのだと思う。
これは、とても大切なことだと思う。

自分のスキルの上限一杯の課題に取り組むことで、今、流行の「フロー状態」に至りやすいという話がある。
フロー状態とは、夢中になってのめり込み、時間も忘れている状態のことだ。
その時に、人間は高度な能力を発揮し、また、平常の能力も大きく伸ばすのである。
それを超えた状態は「ゾーン」と言い、神秘的な能力が現れることもある。
例えば、2階の窓から落下する我が子を見た、サンダル履きの普通の母親が、オリンピックの単距離選手より速く走ったり、真剣を持った剣術の達人と素手で決闘した空手家が、何をしたのかさっぱり覚えていないが、剣術の達人をKOしたりである。
ゾーン状態は、滅多にあるものではないと言われているが、それも思い込みかもしれず、案外に、それが人間の本来の姿に近いのかもしれない。









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