ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

フロイト

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。
[2011/06/08]迷惑コメントが多くあったため、やむなく、コメントを承認後公開することとしました。

狂気を消すことで得られるもの

人間の自我、あるいは、自我を機能させる脳の領域は、欠陥があると考えるべきかもしれない。
著名な精神科医のフロイトは、自我は狂っているとしていたと思う。
全ての人間の自我が狂っているのかというと、曖昧な表現だが、「平常」な状況では、そうは見えないかもしれないが、ある種の条件下では、例外なく、自我はまともとは言えない状態になる。
例えば、「切れる」という状態が知られていると思うが、普通の人でも、何かの拍子で狂気にとり憑かれたように異常な言動をすることがある。それは、未熟な人間に多いことのように思われるが、普段は優しくてしっかりした人間、さらには、人格者と見なされている人間ですら、「切れる」ことはある。
普段、切れそうにない人間が切れることを「地雷を踏む」という言い方をすることがあるが、どんな人間にだって、「切れてしまう」条件があるのだと思われる。

ナチスの強制収容所で、収容者である罪なき囚人に対し残虐非道を尽くした者の多くは、凶悪犯罪者を連れてきて囚人の任にあたらせた看守達であった。
しかし、元々は、人間的にも優れた医師や看護師で、同僚や自宅の近くに住む人達からも信頼や親しみを持たれていた者達が、強制収容所で権威的立場にいるうち、元々が凶悪犯罪者であった看守達と同等、あるいは、より酷い冷酷非情な人間に変わってしまった。

ディール・カーネギーは、人間が一番渇望するものは自己重要感・・・すなわち、自分が優れた価値ある人間であると信じたい気持ちであると述べていたと思うが、これは、最も単純な言い方をするなら、「偉い人でありたい」と思う気持ちである。
ところが、自分を偉い人であるという気持ちが満たされるほど、人間は狂気に陥ると思われるのである。
小学生ですら、優等生で「立派な子供」と見なされている子供の多く(ひょっとしたら全部)が、隠れたところで異常な行為をしたり、まだ実行には移さないまでも、心に闇を抱えていることは多い。
そして、受験競争に勝ち抜き、一流と言われる大学に入学出来た者には、逸脱した自我を持っている場合が少なくないと言っても、それほどおかしなこととは思われないと思う。

企業でもどこでも、「偉い人」と見なされている者の多く、あるいは、大半、あるいは、全部が、隠してはいるが、狂気が見え隠れし、何かの機会には、それが表出してしまう。
もちろん、狂気は、「自分は偉いのだ」という感情のみで起こるものではないが、その他の狂気の原因と考えられる、食欲、性欲の渇望よりも、偉くありたいことへの渇望が起こす狂気の方が大きいように思われるのである。
人間をよく知る者は、「食欲、性欲、あるいは、金欲は、歳と供に多少は捨てられるが、名誉欲だけは大きくなるばかりだ」と言うが、納得出来る感じがするこの言葉も、「偉くありたい」と思う気持ちの根深さ、強さを思わせるのである。

そして、人間は、狂気が少ないほど、真の意味での能力が高くなるし、今は一般的には信じられない場合が多いが、神秘的な力の助けを得て、幸運な偶然に恵まれるのである。
一時的には、むしろ、狂気がある者が「うまいことやれる」ように見えることも多いが、それは、「驕れる者も久しからず」「ただ春の夜の夢のごとし(非常に短い)」であり、良い思いをした分、落ちる距離も大きい。
狂気を消すいろんな方法はあるが、最も分かり易いものは、時間を注ぎ込むことで、1日の中での時間の長さと共に、それを、長期間継続することで、狂気が薄くなり、能力や運勢もどんどん大きくなる。
例えば、イチローなんて、毎日、長時間、長期間バットを振ったので、狂気が感じられず、能力も抜群になったと考えられるところはあると思う。
大数学者だった岡潔が、毎日、1時間の念仏を欠かさなかったのも、狂気を消したかったからではないかと思うし、それによって、晩年になっても能力が衰えなかったのではないかと思う。













当ブログオーナー、KayのAI書。近日(5月30日)発売。
AIと友に歩む未来とは、AIが人間の能力を拡張することで、無駄な不幸を除き、安全で、可能な範囲では効率と快適さがある世界であるべきと考えます。
一部の支配者、権力者、エリートのみがAIで能力を拡大すれば、ディストピア(暗黒郷)になる可能性が高くなるはずです。
AIは、今や誰でも出来ます。この本では、AIを実践的に使う方法を、出来る限り易しく書きました。
是非活用し、AIで自己の能力を拡張する準備をしていただきたいと思います。

真の正義はある

「この世に絶対的正義や絶対的悪はない」と言えば非常に格好良いし、何やら真理のようにも思えるが果たしてそうだろうか?
荘子も、「正義といい、悪といっても、それは1つの立場からの見方に過ぎない」と述べている。なにやら賢者っぽい(笑)。
中島敦の『名人伝』の最後で、悟りを開いたような弓の名人も、その境地を表現したのだろうが、「善と悪の違いが分からない」と言う。

そうではない。
簡単に言えば、「運が良くなる生き方、考え方が正義で、運が悪くなる生き方、考え方が悪」だ。
運が悪くて良い、幸運はいらないと言うなら、正義を捨てれば良いが、私は御免である。

フロイトは、人間の精神の中には、自我とは別に超自我というものがあり、悪い事をしようとすると、超自我から、「そんなことをしてはいけない」という警告が来ると述べた。
そして、超自我は、伝統や風習で作られており、民族によって異なると言ったのだと思う。
つまり、正義といい、悪といっても、民族の決まりごとに過ぎないというわけである。
だが、ユングは、倫理観や道徳観は、民族の風習を超えたものである証拠を示し、フロイトも後にはそれを認めたと述べていると思う。
ユングによれば、正義や悪は、もっと深い、人類や万物をつなぐ意識から来ており、動物にすら、何らかの道徳観が見られると言う。

脳科学者の中野信子氏の『脳科学からみた「祈り」』の中に、興味深い記述がある。
簡単に言うと、人間の脳には、善悪を判断する機能があり、それを「社会脳」と呼ぶらしい。
社会脳と言うだけあって、社会性を持った行動が善で、反社会的な行動が悪である。
以下、少し引用する。

誰かに対して怒り・妬み・恐れ・不安といったネガティブな感情を持つと、それが社会的には「あまりよくないこと」であるとされているのを自分の脳はわかっていて、「ストレス物質」であるコルチゾールという物質が分泌されます。
~『脳科学からみた「祈り」』より引用~

コルチゾールが過剰になると、脳内の海馬が萎縮し、記憶力が低下する。

簡単に言えば、社会的であることが善であり、反社会的であることが悪である。
ただ、この「社会的」が、狭い範囲の社会の「社会的」に摩り替えられるのは問題であるし、人間がやり易い間違いがそれなのだ。
その間違いにより、ある社会にとっては善であることが、別の社会にとっては悪になってしまう。
自動車が普及した国、あるいは、自動車会社といった社会では、自動車は善であるが、自動車がない国の一部や、自動車を嫌う人々の社会では、自動車は人間を堕落させ、命も奪う悪ということになるかもしれない。
しかし、自動車は単なる道具であり、使う人によって、良い用途や悪い用途が出来るに過ぎない。
大昔のアニメ『鉄人28号』の主題歌に、
「あるときは正義の味方、あるときは悪魔の手先、いいもわるいもリモコンしだい」
という、何とも当を得た歌詞がある。
鉄人28号という、強力な巨大ロボット自体は、良いも悪いもない、ただの道具だ。
現在のSF小説・アニメの『BEATLESS』で、美少女アンドロイド、レイシアは繰り返し言っていたではないか。
「私は道具です。道具である私には責任は取れません」
「道具である私を、あなたは何に使いますか?」

では、本当の社会性とは何だろう?
難しいことは言うまい。
漫画・アニメ『まちカドまぞく』で、15歳の新米魔族、優子が、初めて魔力を出した時に叫んだ言葉がそれである。
それを聞き、さしもの魔法少女、千代田桃も、心に深い何かを感じた。
その言葉は、「みんなが仲良くなれますように」だった。
そういえば、『BEATLESS』で、アラト(17歳男子)がレイシアに指令した到達すべき未来は、「みんなが信じられる世界」だった。
そこらに、真の正義の鍵があるのだと思う。








アインシュタインやフロイトには分からなかった戦争をなくす方法

昨日、このブログで、人間を4タイプに分けた。
優れた順番に並べると、次のようになる。
(1)ぼーっとした、変わり者
(2)ぼーっとした、まともな者
(3)意識的な、まともな者
(4)意識的な、変わり者

この中で、世の中にいては困るのが、(4)の「意識的な、変わり者」で、計画的に悪いことをしたり、偏屈で孤立したり、自分の世界に逃避して引きこもって孤独死する。

ところで、人間の分類を軍隊でも行っていたというのを、経営コンサルタントで船井総研創業者の船井幸雄氏の本で見たことがある。
軍隊で、高い地位につけるべき順番で言うと、
(1)頭が良い、怠け者
(2)頭が良い、働き者
(3)頭が悪い、怠け者
(4)頭が悪い、働き者
で、軍隊では、頭が良いことが最も重視され、その中でも怠け者がトップに相応しい。
軍隊とは、有能さを切実に必要とする場所であり、純粋に人間の力を追求した結果がこれであるのだと思う。

尚、軍隊で決して雇ってはならないのは、(4)の、頭が悪い働き者である。
味方に向かって鉄砲を撃つような者だからだ。

だが、この軍隊の区分は、本当は間違っている。
と言うのは、頭の良い人間なんていないし、人間は皆怠け者だからだ。
けれども、一応、上のように分類すると無難なのだろう。本当のところは、次のようになる。
まず、本当の頭が良い、悪いの分類とは、
・本当に頭が良い者は、人間の知性の限界を知っていて、難しいことは自分で判断しようとしない。よって、ぼーっとしている。
・本当は頭が悪い者は、自分の頭が良いと思っているで、難しいことでも自分で判断しようとし、意識的である。
である。
そして、世間で言われる、怠け者や働き者というのは、単に、
・まともな人間のやることは、まともな人間に理解出来る。よって、大多数のまともな人間によって「働き者」と認識される。
・変わり者のやることは、まともな人間には理解出来ない。よって、大多数のまともな人間によって「怠け者」と認識される。
というものなのである。
会社の中でだって、本当に優秀な者のやることは、馬鹿な幹部には全く分からないので「あいつは何もしていない」と言われるものなのである。

よって、やはり人間は、優れた順に、
(1)ぼーっとした、変わり者
(2)ぼーっとした、まともな者
(3)意識的な、まともな者
(4)意識的な、変わり者
と分類すれば良いのである。
そして、人口で言えば(3)が圧倒的なので、人間の世界に争いは絶えず、戦争が起こるのである。
アインシュタインは、彼が最も賢いと思うジクムント・フロイトに、「どうすれば戦争をなくすことが出来るか?」と尋ねたが、フロイトは、「その方法はない」とし、「あえて言えば」として、役にも立たない難しいことを言った。
アインシュタインは、若い頃こそ優秀だったが、中年以降はそうではなかった。
フロイトもそうだ。
戦争をなくすには、上に述べたような意味で、正しくぼーっとすれば良いのである。
そのことを言ったのが荘子である。








切れる脳は思っている以上に深刻である

「切れる」という精神用語の意味は、怒りの感情が、制御可能な範囲を超えることで、正式には「心神喪失」と言う。
「切れる」が一般化した背景には、現代人の多くが、著しく心神喪失に陥り易くなっていることがあるはずだ。
若者の切れ易さが話題になるが、実際は、年齢を問わず、切れ易くなっている。肉体的パワーがある若者が切れると害が大きいことから、特に若者に注意が行っているだけではないかと思う。
ヨボヨボの老人が切れたって、単に煩(うるさ)いというだけのことだからね。

だが、切れ易いことは、もっともっと深刻に考えねばならない。
なぜなら、自分の精神の制御レベルが低ければ、世界の制御などまるでおぼつかない・・・つまり、好きな人生を作れないし、願いも叶わないからだ。
切れ易い者は、不遇に惨めで哀れな人生を送るしかないのである。

親が子を、兄や姉が弟や妹を、あるいは、その逆を切れさせることが多い。
まるで、それが親の子に対する使命ででもあるかのように、巧妙に切れさせる。
実は、それは確かに、ある意味、使命なのだ。
だから、本来は、なるべく早く、家族からは離れた方が良い。

なぜ切れるのだろう?
医学者や心理学者が好き勝手言っているが、まさに好き勝手で、曖昧でいい加減なことを言っている。
だが、いずれにしろ、切れ易いのは、ここで探求はしないが、脳機能の異常である。逸脱と言い替えても良い。
L.ロン.ハバートの「ダイアネティックス」に逸脱の原理が書かれているが、その内容自体は怪しいかもしれないが、現象面は、なかなか的確に捉えていて面白かった。
しかし、おそらく、私の判断ではだが、彼の解決法は全くのデタラメだ。

では、どうやって解決すればいいのかというと、毒には解毒剤、ウィルスにはアンチウィルスだ。
脳というハードウェアは、ホログラフィックな構造で、そう簡単に壊れるものではない。ほとんど脳がない(無脳症)のに、高い知性を持つ者すらいるくらいだ。
問題は、ソフトウェアの方だ。
そして、機能正常化オブジェクト(プログラムの塊)は、脳内に沢山用意されている。それを使えば良い。
切れることでコントロールを失うことがなければ、自分の意志が発したコマンドは脳の神秘領域(一応、こう言うだけだ)に送られ、世界を動かせるし、世界を自由に創造出来る。
自分が切れ易いと思ったら、本気でなんとかしなければならない。
フロイトのやり方は、実際は「ダイアネティックス」と同じで(もちろん、「ダイアネティックス」が後だが)、切れさせる原因になった出来事を再体験することで、その記憶を客観化する方法だ。それも確かに有効な場合もあるが、あまりに実施が難しく、必ずしも上手くいくとは限らない。
とりあえずは、「心おだやかに」と心で唱えると良い。
だが、一番肝心なことは、心の支配権を取り戻す決意をすることなのだ。
あなたは、ハッカーに乗っ取られたクラウドコンピューターの管理者のようなものだ。コンピューターをリブートさせたところで、不揮発性記憶領域にウィルスは残っている。ならば、隅々にまで、正常化プログラムを送り込まねばならないが、その役割を果たすのは、象徴的に言えば、神や天使、あるいは、仏や菩薩の心の一部なのである。
それは、割とそこらにあると思う。
システムコマンドとしては、聖書や仏典の中で見つけられるかもしれない。自分の気に入った言葉で試してみると良いだろう。
ただし、再度言うが、一番大切なことは、心の制御権を取り戻そうという意思である。









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上位の存在との対話

自問自答しておられるだろうか?(笑)
TEDカンファレンスという、世界的に有名な講演会で、アメリカの事業家イーロン・マスクが、対話形式の講演を行ったが、その冒頭で、「なぜ、穴なんか掘ってるの?」と尋ねられ、マスクが「私もよく自問自答しています」と答えたのは、観衆を笑わせるためで、狙い通り笑いを取れたが、私は、マスクが、つい本当のことを言ったように感じられた。
彼は、本当によく自問自答しているのではないだろうか?
しかし、これはおかしな疑問だ。
自問自答しない人間はいない。
問題は、どれほど明確に、どのように自問自答しているかだ。
(イーロン・マスクの「穴を掘る」とは、ロサンゼルスなどの大都市の地下に自動車を自動走行させるトンネルを作り、地上の交通渋滞を解消させる計画のこと)

ジクムント・フロイトは、人間には、自我とは別に、超自我という、自我より上位の自我があり、自我が悪いことをしようと考えると、超自我が「こら、やめろ」と注意したりすると言う。
フロイトは、超自我は後天的に作られるもので、幼い時の家庭教育や伝統や宗教によって作られると言っていたが、カール・グスタフ・ユングは、超自我の存在は認めるが、それは先天的(生まれつき)持っているものであると主張し、フロイトだって、実際はそう思っていると断言した。
超自我が先天的であるという理由は、人々を監察した結果、後天的に作られたと考えると、かなりの矛盾があるからだった。
超自我が、遺伝子に関係することは想像が出来るが、いずれにしろ、超自我は最初からあり、ある意味、道徳的、倫理的であるが、それよりも、やはり自我よりずっと賢い存在なのである。
ソクラテスが、自分の中にいる神と対話したという話があるし、そのようなことをしていたという偉人は少なくない。いや、きっと、優れた人物は、皆、実際は、自分より上位の存在と対話しているのだし、言い換えれば、上位の存在と対話するから優れた人物になれたのである。
量子物理学では、人の心と宇宙の心が交流するものであることを既に解明しているとも聞く。

我々の中にいると言うよりは、自分より上位の心はどこにでもあるのであり、いつでも対話出来るし、実際はいつでも対話している。
賢い人は、疑問をそのままにしておくと、熟した果実が自然に木から落ちてくるように、しかるべき時に答が得られると言うが、上位の存在は、必ずしも即答してくれる訳ではなく、大切なことを教える場合には、適切で効果的なタイミングで教えるので、自ら答を導いたように感じるのである。
科学者が、科学上の疑問を限界まで考えた後、夢で答が与えられたという話がよくあるが、そのような形で教えられることもあるのだろう。
この場合、「一生懸命考えないと神様は教えてくれないよ」というのかというと、そういう面もあるだろうが、やはり、適切で絶妙な教え方をするのが上位の存在なのである。
上位の存在は、おそらく、全知と言えるほど偉大な知恵を持っているのだろう。
荘子は、そのような知恵を知を超えたもの・・・仮に明と言ったが、明の所有者が上位の存在なのであろう。

超自我、神、宇宙の心、上位(高位)の存在、至高者・・・何と呼んでも構わないが、それは確実に存在し、我々の面倒を見てくれる・・・いや、見てくれている。
それは知っておくと良いだろう。









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