ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

ビートルズ

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

行先はどこか分かっているか

人間には2種類あって、1つは、人生の明確な目標を持つ人間と、もう1つは、そうでない人間だ。
そして、後者の方が圧倒的に多く、明確な目標を持つ者は極めて少ない。
私は、ビートルズの『Nowhere Man(ひとりぼっちのあいつ)』という歌が好きなのだが、その中に、

Doesn’t have a point of view
Knows not where he’s going to,
Isn’t he a bit like you and me?
見解の核心もなく
自分がどこに行くのか分からない
あいつは僕や君のようなやつだ

というフレーズがある。
続いて、こう歌う。

Nowhere Man, please listen,
You don’t know what you’re missing,
Nowhere Man, the world is at your command
ひとりぼっちの君、聞いてくれ
君は自分の間違いに気付いていない
世界は君の意のままなんだ

※作詞・作曲はジョン・レノン、ポール・マッカートニー。訳は私(Kay)。

この6行で、成功法則の全てを言い表している。
つまり、
「世界は思い通りになるのだから、行先(目標)を決めろ」
だ。

ご存じかもしれないが、学校やマスコミは、国民に目先のちゃちな目標を与え、決して人生の目標を持たせようとはしない。
奴隷にはそんなものは不要だし、本当の目標なんて持たれたら奴隷でなくなる。
だから、受験だの、就職だの、資格だの、グルメだの、レジャーだの、どでもいい目標・・・馬の鼻面にニンジンを掲げるのだ。
あるいは、妄想の目標・・・アイドルになる、歌手になる、サッカー選手になる、俳優になるなどと、子供の時に言わせ、ずっと子供でいさせるのだ。

何度か取り上げたが、老人に対し、どこで調査をしても、
・自立している・・・8%
・余裕がある・・・1%
で、自立している者は「目標を持っていた者」で、余裕があるのは「目標を紙に書いていた者」だ。
この8%とか、1%は目安で、自立している(目標を持っている)者は少なく、余裕がある(目標を紙に書いている)者は極めて少ないということだ。
よって、目標を紙に書くと良いだろう。

ただ、妄想の目標を持っている者も多い。
それは、本当の目標ではなく、やはり妄想なのだ。
40歳や50歳を過ぎて、自分はミュージシャンになると思っている者や、女優や俳優になると思っている者。
そりゃ、世界中を探せば、稀にそんな者もいる。
スーザン・ボイルは、48歳でオーディション番組で見事な歌声を披露し、歌手になった。
しかし、彼女は、それまでずっと歌を磨き続けていた・・・つまり、1日も欠かさず毎日、少なくない時間、熱心に歌っていたのだ。

別に、現実味のある目標を持てと言っているのではないが、妄想の目標も持ってはならない。
自分をよく知れば、自ずと自分の本当の目標が分かるはずだ。
自分をよく知るには、学校やマスコミに思い込まされた偽物の自分を捨てなければならない。
そのためには、『Nowhew Man』にあるように、「The world is at your command(世界は君の意のままなんだ)」ということを、本当に分からないといけない。
学校やマスコミが言うように、事実上、自分が地を這う虫だと思ったら、そりゃ目標なんか持てないさ。

目標の立て方なら、『イット・ワークス』という180円で買える電子書籍に書いてある。
親切な大富豪が書いてくれたらしい。
また、なぜ、世界が意のままなのか、理解出来る本を読むことも必要だ。
そして、テレビは絶対に見ないこと。
新聞も、あまり読まない方が良い。
自分が奴隷、あるいは、虫けらだと思うよう洗脳されるから・・・ほとんどの者は既に洗脳済だが、洗脳を解こうと思えば解けるのである。
それには、テレビだけは絶対に見ないことだ。でないと出遅れになる。








わからないけど、なんかいいもの

私は、小学4年生まで書道を習っていた。
ただ、いつ始めたのかも覚えていないほど「やらされた」だけで、あまり熱心でなかった。
それでも、「書道の極意は?」と聞かれたら、「リラックスし、心を込めて書くこと」であると自信を持っていえる。
私は別に一流のプログラマーではないが、やはり、プログラミングの極意も「リラックスし、心を込めて書くこと」であると言える。
よく、野球のバッターが「無心で打つ」とか、空手や剣道等の武道で「無心で戦う」などと言うが、心が全く消えては何も出来ないだろう。
『燃えよドラゴン』で、ブルース・リーが、「私は打たない。拳自らが打つ」と美しいことを言うが、書の達人は筆自らが書き、ギターの達人はギター自らが演奏するのだろう。
しかし、これらも、やはり、リラックスし、心を込めて打ち、書き、演奏しているのである。
あまり理屈で言うと、訳が分からなくなるが、稲盛和夫氏が、重要な経営判断の心構えを「私心なきか」と言うようなもので、私心・・・つまり、「上手く書こう」「効果的に打とう」「素晴らしい演奏をしよう」とは思っていない状態なのである。
だけど、「良いフィーリングで書く」「良いフィーリングで打つ」「良いフィーリングでプレイする」みたいな心はあるのである。

もう、相当、何を言っているのか分からなくなってきた(笑)。
重要なことではあっても、言葉で言うのは難しいのだろう。
しかし、単純に言えなければならない。
最も良いのは、ビートルズの『アイ・フィール・ファイン(I Feel Fine)』という歌の、その「ファイン」という雰囲気だ。
素晴らしい女の子がいて、その子が、ファインにしてくれるのである。
決して、その子は、「俺を一晩中燃えさせてくれるんだぜ」とかではなく、今ここで「ファイン」にしてくれるのだ。
英語のファイン(Fine)は奥が深い言葉だ。
これほど、良い意味、悪い意味を、数多く持つ言葉も珍しい。
「優れた」「素晴らしい」「澄んだ」「高純度の」「晴れた」「まあまあ」「元気な」「細かい」「細い」「精密な」「微妙な」「細やかな」などの良い意味と共に。「うわべだけの」「飾り立てた」という、ちょっと貶めるような意味もある。
つまり、微妙な言葉なのであり、ネイティブはおそらく、「丁度良い」という意味で使うと思う。
良い意味での「いい加減」、つまり、「いい湯加減」みたいなものを指すのがFineであるのだと思う。
野球でも、ホームランやレーザービームでの捕殺を「ファイン・プレー」とは言わない。
もっと、自然で心にすっと入って来る「適度に良いプレー」「気持ちいいプレー」を「ファイン・プレー」と言うのである。
まあ、こんな理屈を言うより、ビートルズの『アイ・フィール・ファイン』を聴けば良いのかもしれない。

つまり、極意は、FEEL FINEである。
それが、最初に言った、「リラックスし、心を込めて」で、「リラックスし、丁寧に」でも良い。
そして、引き寄せの極意がまさに、Fineなのだ。
欲望ギラギラで強く願うのではない。
リラックスし、心を込めて丁寧に、どこかさりげなく求めるのだ。
つまり、ファインに求めるのである。
好きな人なら、初音ミクさんがファインだと言えば分かり易いと思う。
中道・・・つまり、右にも左にも偏らないことを掲げる仏教も、ファインな宗教だ。
ファインが解れば無敵なのであるが、子供は案外にファインが解っているのである。
「(わからないけど)なんかいい」がファインなのだと思う。








陽気は無敵

江戸時代末期に、黒住宗忠(くろずみむねただ)という神道家がいた。
私は、この宗忠に関する本を4冊ほど見たが、これほどシンプルに幸福というか、成功への道を示し、自ら実践していた人はいないと思う。
しかも、宗忠の場合、平凡な幸福から、イエスのように、難病を治したり、嵐を鎮めるといったミラクルも自在に「引き寄せ」た。
彼のやり方は、本当は、極めて簡単であり、誰でもすぐ出来るはずのものだと思う。

彼の人生の大転換期となった重要な出来事がある。
彼は神社の三男坊だが、いろいろあって家を継いだ。
そして、妻子もいる30歳を過ぎた頃、両親が相次いで亡くなって悲観し、病気になってしまう。
病気はどんどん重くなり、もはやこれまでという状態にまでなった。医者にも見捨てられたようだ。
死を受け入れた宗忠は、最後に神を拝そうと思い、入浴させてもらい、座って、太陽神、天照大神の化身である太陽に向かった。
すると、心に何かが起こって事態は好転し、どんどん病気は治り、完全に健康になってしまった。
この時、何が起こったかは、神秘体験のように考えることも出来るし、伝記の著者には、「よく解らない」と正直に述べていた人もいたと思う。
だが、陽気になったということは間違いなさそうだ。
宗忠の教えは、一言で言えば、「陽気になる」ことと言っても良いのではと思う。
敬愛する両親が相次いで亡くなったことをきっかけに病になり、ずっと、心が陰気で、ついには死の直前にまで至ったが、入浴し、温かい太陽の光に照らされていい気分になった時、陽気の大切さを思い知ったのだと思う。
陽気であること、つまり、いい気分であることが、何より大切なのであると思う。
最近、よく書いているが、ビートルズが『I FEEL FINE』という歌を作り、他の多くの曲でも、feel alright、feel fineなどという言葉をよく使ったように、feel fine(いい気分)こそが人生で最も大切なものであることを明るく訴えていたと思う。
そして、『ザ・シークレット』のDVDの一番最後は、著者ロンダ・バーン自身が砂浜に『FEEL GOOD(いい気分)』と書いて締めくくったように、やはり、いい気分こそが成功、幸福の鍵なのだ。
ただ、陽気とは別に大騒ぎをすることではない。
むしろ、大騒ぎしてストレス解消したつもりで、その後、陰気になってしまうことも多い。
1人静かに座り、1分間微笑んだ方が、本当に陽気に、いい気分になれるのであると思う。

宗忠も、人生が難航している人に、無理にでも笑うことを薦めた。
当時の武士であれば、おかしい時でもなかなか笑わないのに、何もないのに笑うというのは、かなり難しかったと思うが、宗忠の指示に従い、夜中に1人で、最初は苦労しながらも、何とか笑い続けた者は、皆、悩みを消すことが出来た。
繰り返すが、宗忠の教えはただ、「陽気になれ」で、より現代的に、あるいは、ビートルズ的に、あるいは、ザ・シークレット的に言えば、「いい気分でいろ」だけと言って良いと私は思う。
宗忠の研究者的には、それではいけないのだろうが、彼の教え実践する身であるなら、それだけで良いと思う。
そして、陽気になる、いい気分でいるには、とにかく、笑うことである。
アメリカの心理学の父、ウイリアム・ジェイムズが言ったように、「幸せだから笑うのではない、笑うから幸せになるのだ」である。
私は、より笑い易くなるよう、ガッツポーズをお薦めしたい。
元気がないなら、世界最高のラグビーチームである、ニュージーランド代表オールブラックスの試合前の踊りであるハカでやるように、あるいは、ヨガのライオンのポーズでやるように、舌を大きく出すことだ。なぜかそれでエネルギーが溢れ、笑い易くなるだろう。
陽気になれば、いい気分になれば、いかなる引き寄せも自由自在である。








売れるセールスマンとヒット曲を作るミュージシャンの共通点

私が昔、セールスマンをしていた時に、優秀なセールスマンがこう言うのをよく聞いた。
それは、見込み客にセールスに行く時、行く前から、契約が取れるかどうか分かるということだ。
ところが、それは、本人よりも、そのセールスマンをよく知っている近くの人の方が、もっと分かるように、私には思えた。
これは、予知能力であるのかというと、もっと単純なことだ。
つまり、こういうことだ。
そのセールスマンの気分が良ければ契約は取れるし、そうでないなら、うまくいかない可能性が高いということだ。

どんな仕事も、本質はセールスだという話がある。
いかに努力し、凄い製品を作っても、売れなければ無いも同じだ。
米津玄師さんが、いかに天才で素晴らしいアーチストだとしても、売れる曲を作らなかったら、誰も見向きもしないただの音楽オタクである。
とはいえ、売れるように宣伝をすれば良いのではないし、人々を洗脳する宣伝の時代は終わろうとしている。
(米津玄師さんもだが)良い芸術家は、確かに、売れるものを作ろうとはしないが、無意識にかもしれないが、共感を得られるものを作ろうとしているのである。
自分が良い気分でないと、売れるもの、つまり、共感を得られるものは作れないし、気分の良いセールスマンでなければ売れない、つまり、見込み客の共感を得られないのである。
昨夜、ビートルズのヒストリー映画『EIGHT DAYS A WEEK』を見たが、ジョン・レノンとポール・マッカートニーが、実に気分良く、楽しそうに曲を作っているのが印象的だった。
まさにご機嫌そうだった。そんな気分でないと、共感を得られる曲は作れないのだと感じた。

ここで、1つの結論が導かれる。
人生がうまくいくかどうかは、簡単に分かるということだ。
1日の中で、気分が良い時間が多ければうまくいくし、逆に、気分が悪い時間が多いなら悪い方に向かっているだろう。
気分が良い時間が多ければ多いほど、より良いことが、より沢山起こるのである。
自分の気分をよく監視し、気分が悪いなら、是非とも改善しなくてはならない。
「そうは言っても、上司は馬鹿で横暴だ。気分が悪いよ」
「夫は自分勝手で私の苦労を全然分かっていない。いい気分になれるはずがないわ」
と言う人も多いかもしれないが、それで不幸になるのは、あなたの勝手としか言いようがない。
とにかく、気分が良いなら、うまくいくのであるし、大人になったら、自分の気分は自分で責任を持たなければならない。
最初のセールスマンの話のように、身近な人の方が、あなたの気分が良いかどうか簡単に分かるのかもしれないが、自分で自分の気分に意識を向ければ、やはり簡単に分かるのである。
いや、鏡を見ればすぐ分かる。
良い気分なら良い表情、悪い気分なら悪い表情・・・人間というのは、つくづく正直である。
良い表情とは、笑顔である。
そして、面白いことに、人間は、無理にでも笑うと、気分が良くなるのである。
そうすれば、セールスをすれば売れるし、曲を書けばヒットする。
ついでにガッツポーズをすれば、笑顔を作り易くなる。
どーんと気分が重い場合は、ヨガのライオンのポーズの顔のところをやると良い。
つまり、舌を思い切り出すのだ。すると、不思議なことに憂鬱な気分が消える。
そして笑うことだ。
アメリカの心理学の父、ウイリアム・ジェイムズが言ったように、「幸せだから笑うのではない。笑うから幸せになる」のである。








FEEL FINE

ビートルズの『I feel fine』という歌がある。
歌の中で、I feel fine と何度も繰り返される。
I feel fineは、「気分がいい」って意味だが、この歌では、大好きな女の子と一緒にいるシチュエーションなんだから、そりゃ気分がいいだろうさ。
他にも、ビートルズの歌では、歌詞の中で、feel alright(alright=all right)、feel betterといった、ほぼどれも、「いい気分」という意味の言葉がよく出てくる。
そのことに、私は、昔、ビートルズを聴き始めたばかりで、全く歌詞も知らない頃から気付いていた。
そして、今思えば、これが、ビートルズという異常に成功したバンドの秘密の1つではないかと思うのだ。
人間にとって、気分ほど大切なものはない。
気分が良ければ、健康で幸運で何もかもうまくいくが、気分が悪ければ、不健康になり、不運で、何をやってもうまくいかない。
全ては気分次第だが、気分を良くするのは自分の責任である。

ロンダ・バーンの有名な引き寄せ書『ザ・シークレット』を同タイトルで映画化した作品の最後で、ロンダ・バーン自身が、砂浜に、“FEEL GOOD”と書く。
引き寄せのために、一番大切なことが、まさに FEEL GOOD …気分よくいることなのだ。
ビートルズは、その実践者であったのだと思う(ビートルズの曲の作詞作曲は、ほぼ全て彼ら自身が行った)。

新約聖書の福音書の中で、イエス・キリストは引き寄せの奥義中の奥義を、
「願いがあるなら、既に叶ったと思え。そうすれば叶う」
と言ったと書かれているが、きっとイエスは、
「願いがあるなら、既に叶ったと思って、いい気分を味わえ」
と言ったに違いないのだ。
でないと、願いが叶ったなどと思えないからだ。

ところで、願いが叶っていい気分になると、我々はどうするだろう?
欲しい車を買うための300万円が手に入ったら。
好みのタイプの可愛い彼女や、理想のタイプの素晴らしい彼氏が出来たら。
当然、笑顔になり、ガッツポーズの1つも出ようというものだ。
逆に言えば、無理にでも笑顔になったり、ガッツポーズをすれば気分が良くなる。
それを、願いがかなったことを想像しながらやれば、それが、「叶ったと思う」ことなのである。
イエスも、実際は、ここまで言ったはずだと思うのである。
だが、人間は、放っておいたら、願いが叶わないと思って憂鬱な気分に陥り、「どうせ無理だ」という言葉が出まくるものである。
だから、それに負けないよう、あまり見られていない所では、可愛い女の子とデートしている情景を思い浮かべながら笑顔になったり、可能ならガッツポーズをすると良い。
ネガティブな想いが強いようなら、それに飲み込まれないよう、十分な回数行うことが必要だ。

用途は違うが、根本的に元気を出したい時は、舌を思いっきり出せば良い。
それで生体エネルギーが高まり、元気が出来るだろう。
その上で、上に述べたように、気分を良くすることをすれば、願いは自ずと叶うだろう。

『ザ・シークレット』は完璧な引き寄せ書だが、つまるところ、肝心なことは上に挙げたことだけであると思う。
それが分かった上で読むと、よく理解出来ると思う。








プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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