ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
ソフトウェア開発技術者、Hikikomori、スーパーダイエッター、神秘思想家Kayのブログ
決して、一般受けするブログではありません。誠実に人生を遊びつつ、誠実に世間の幻想を叩き壊すことを目的とします。

ビル・ゲイツ

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
Twitterは、ちゃんとプロフィールが書かれ、1週間以内に1回でもツイートされている人なら、フォローしていただければ、大抵フォロー返します。

[2011/06/08]迷惑コメントが多くあったため、やむなく、コメントを承認後公開することとしました。
[2010/12/12]詳細なlivedoorプロフィール設置しました。[livedoorプロフィール]

ゲイツとジョブズとミクの「点と線」

ある特殊法人で係長をしていた友人が、職員の40代の女性と喫茶店で向かい合って座っていた。その女性の相談事のようだった。差し支えない内容なら構わないだろうと思い、後でちょっと聞いたら、彼女は、2人の上司である課長の、自分とA子さんの扱いが違い過ぎることの不満を訴えたらしい。友人はなんと答えたかというと、「そりゃ、当たり前じゃないの」だった。彼女は、ただの40代のおばさんで、A子さんは、美女というほどでもないが、23~24歳の魅力的な女性だった。やたら化粧の匂いの強い人だなという印象があるのだから、私もそれなりに近寄っていたのだと気付く(私はそこの職員でもないのに)。そのおばさんの表情を思い出す。憮然としたというより、困惑した寂しそうな顔だった。おそらく、彼女は、自分とA子さんでは大差は無いと思っているのではないかと思う。だって、大抵、そういうものじゃないか?
私は、その課長さんも知っていたが、露骨に差別するような人とは思えなかった。人当たりの良い、真面目そうな40代後半と思える人だった。しかし、友人の言う通り、そのおばさんとA子さんに対して態度が違うのは仕方がない。

しかし、こんな話を思い出す。
マイクロソフト社がまだ小さかった頃だ。とはいえ、税金を沢山納めたということで政府に表彰され、ビル・ゲイツは慌てて会計士を雇ったといった時期で、ゲイツは23歳くらいだったと思う。
そのマイクロソフトで事務員の募集をしていたのを見て、どんな会社なのかよく分からなかったが、子供も手が離れたので社会復帰したいと思っていた40代の女性が応募した。マイクロソフトに出かけたその女性は、退職予定の今の女性事務員を見て、来るところを間違えたと思った。若いブロンドの美女だったのだ。だが、社長のビル・ゲイツ自ら面接すると、ゲイツはその場で、「で、いつから来れますか?」と尋ね、あっけなく採用となった。
彼女は、事務の経験はあったが、当時のことだから珍しくはなかったが、コンピュータに疎く、ソフトウェアがどんなものかほとんど知らなかった。だが、ゲイツはいつも、彼女が何を尋ねても、彼女が納得するまで、辛抱強く丁寧に説明した。

私の友人の上司の課長は、悪い人ではないが凡人の小物だ。大物になる人間とは、ゲイツのそういったようなところがあるのだと思う。
また、ゲイツは、その女性事務員が昼食に出た後、昼食を買って持っていかない限り、昼食を食べていなかった。その時、彼女はハンバーガーを持ってくることが多かったのだが、ゲイツは食べ物に対する嗜好はほとんどなく、たまに会社の人たちとそれなりのレストランに行っても、あればハンバーガーを注文した。食べ物のことをよく知らなかったのだろう。それで、ゲイツの好物はハンバーガーということになってしまった。
ゲイツは大富豪になってからも、夕食は毎日、持ち帰りピザだった。単に便利で、それなりに美味しいからだろう。また、外食の時も大衆食堂を利用し、着ているものも平凡以下だったので、誰もそれが、世界一の大富豪だとは気付かなかった。
ゲイツは極端な少食だ。
また、いくら金があっても、それを使って楽しむことはほとんどなく、17歳の時から56歳の今でも、フルタイムで働いている。今でも捨てたものではないが、若い頃はかなりハンサムだった(格好を付けないのでイケメンというのとは違うと思うが)。しかも、若い時から大富豪。しかし、浮いた話1つなく、38歳で社員の女性と結婚した。

いくらGoogleやFacebookが有名になっても、それらの会社の創業者や経営者の名を知っている人はそんなにいないと思う。
だが、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズの名は、コンピュータやソフトウェアにさして関心の無い人にもよく知られている。
スティーブ・ジョブズも少食で、しかも、ベジタリアンだった。隠し子がいたといかいう話もあるが、それでもやはり、女性関係はほとんどなかった。若い頃、社内で女性をからかった後で、あの傲慢なジョブズが彼女に謝罪したこともあった。
そういえば、初音ミクの新曲“Tell Your World”(作詞作曲はKzさん)の中に、「たくさんの点は線になって彼方へと響く」という歌詞があるが、ジョブズはスタンフォード大学だったか、卒業式の講演で、人生の点を線に結びつける生き方について話していたことを思い出した。
尚、ミクのこの歌(正しくは、Kzさんのこの歌と言うべきかもしれないが)は素晴らしいと思う。

ゲイツもジョブズも、点が線になる生き方をしていたし、している。
それは、彼等のように食を慎み、性欲を支配することと関係があるに違いないと感じる。
ジョブズは子供時代が複雑な環境で、それがずっと人生に影響を与えてしまったように思う。
だが、彼がある時、「僕だって普通の人間なんだ。皆、なぜそれが分からないんだ」と言ったように、実際、別段、彼らも特別な人間なのではないと思う。









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ゲイツやジョブズは、どうやって技術者達に天才の力を発揮させたか

若い頃のビル・ゲイツは激情家として知られ、マイクロソフト社内でも恐れられていた。
ゲイツがまだ20代の頃と思うが、日本の大手企業の部長が、「僕は客なのに、マイクロソフトではビルにずっと怒鳴られていたよ」と笑っていた。
しかし、ゲイツは、「僕はそんなにいつも怒ってる訳じゃないよ。ただ、Let's think harder(もっとよく考えよう)と言ってるだけなんだ」と言っていたものだ。

だが、彼の真似をして、“Let's think harder!”なんて言ってはならない。
良い結果になることは決してない。

「もっとよく考えろ」と言われたら、普通の人は、それに従うつもりだったとしても、せいぜいが同等の馬鹿なことを考えるだけで、実際は、より馬鹿なことを考えるのだ。
まあ、それ以前に、言われた方は、ふくれっ面をしてやる気をなくすだけだと思うが、その方がまだマシかもしれない。何もしなければ被害は一千万円で済むのに、馬鹿な考えを起こして馬鹿なことをすれば一億円の損害になったりするのだ。そして、そんなことが多いのだ。

最悪な例は、スポーツで、試合中に選手とコーチが会話する機会のある競技(例えばボクシング)で、コーチが選手に「もっと考えてやれ」と言うことだ。
きっと、コーチは早く帰って彼女といちゃつきたいのだろう。もちろん、自分の選手のKO負けによってね。

世間的に言えば、最もましな叱責は、「集中しろ」だろう。
これなら、普段の信頼関係が出来ている限り、毒にはならない。
逆に言えば、信頼関係がなければ、何を言っても無駄だろう。

だが、ゲイツは物凄く上手くやったのだ。それは、当然、社員を最大限に活用したということだ。
ただ、彼は、実際に、Let's think harderと言ったのではない。
「Let's think harderと言ってるつもりなんだ」と言っているだけである。あくまで、マスコミ向けのコメントだ。
実際の彼は、ひたすら怒鳴りまくるのだ。
そして、彼はものすごく恐れられていた。
だから、怒鳴られた方は、頭が真っ白になって、何も考えられなくなる。
それが良いのだ。

マイクロソフトの社員は、ゲイツに怒鳴られて思考が吹っ飛び、何も考えなくなったので、最良の行動が出来たのである。
ゲイツは、それだけの雰囲気、エネルギーがあるのだ。
スティーブ・ジョブズだって同じようなものだ。
つまるところ、経営者に必要なことは、逆らうことなど許さない強烈なカリスマ性である。
もし、ゲイツやジョブズに喰ってかかる者がいたとすれば、余程ゲイツらに見込まれた場合は別として、普通はクビになるか、窓際になるかだ。ただ、これは、マイクソロフトやアップルに限らない。特に、常に増収増益が求められるようなタイプの企業には、特別な経営者が必要なのである。楽天やソフトバンクのように、社長ばかりが目立つ会社はそんなものである。

ゲイツやジョブズは製品開発の場面でも、その絶対的権威の力を遺憾なく発揮した。
ゲイツは、仕掛かり中のソフトウェアを見て、「で、こういうことをしたい場合はどうやるのだね?」と尋ねる。
言われた技術者はびっくりする。それは、とんでもない無茶な要求だった。それで、「そんなこと出来ません」と答えると、ゲイツは、「それが出来ないなら、このソフトウェアは成功しない」と言う。技術者が、それがどれほど無理なことだと説明しても、ゲイツは絶対に引かない。やがて、ゲイツの圧力が相手を圧倒し、技術者はもう何も考えられない中で、「分かりました。なんとしてもやり遂げます」と答え、ゲイツはただ、「よし」と言って去る。
そして、それは実現するのだ。必ずしもいつもではないが。
ジョブズも、もちろん同じだ。

つまるところ、本当に言うべきことは、「何も考えるな」なのだろう。
だが、現代の我々は変な風に教育されているので、これに違和感を感じるのだ。
普通の人は、考えないということを、怠惰になることや、放埓(勝手きまま)になることだという、とんでもない誤った観念を持っているのだ。
我々は、考えない訓練をしたことがない。
常に、親や学校に、愚かで下らないことを考えるよう強要され続け、すっかりそんな習慣が身に付いたしまったのだ。

理想的な形とは言えないが、ゲイツやジョブズらは、たまたまかどうかはともかく、社員の思考を叩き壊して上手くいったのである。
何も考えず、ゲイツやジョブズの要求に「イエス」と言ってそれをやればいいのだ。しかし、優秀なマイクロソフトやアップルの技術者だって、必ずしも天才ではない。
しかし、ゲイツやジョブズによって、少しの間かもしれないが天才になるのだ。

我々は、自分の本当の目標のために天才になるために、ジョブズやゲイツのような上司は必要ない。もちろん、修行のために、1度はああいうカリスマのところで仕事をするのも良い経験になるが、下手をすると、あっという間に燃え尽きる。
自分で、真の意味で思考を止める術を見出せば良いのだ。
妄想でしかない頭の中のおしゃべりが止まり、心に静寂に訪れた時、精神の深奥に存在する英知が輝き出るのである。それは、ゲイツやジョブズのようなカリスマに脅されて、ほんのわずかその欠片が出て来るのとは訳が違う。
心が消滅すれば、宇宙の英知とすら一体になる。
その方法を最も直接的に語っているのが『エメラルド・タブレット』だ。
だから、これを英語に翻訳したドウリル博士は、「賢くなるために読め」と言ったのである。
そして、『バガヴァッド・ギーター』もまた、その術を身に付けるために、至高神クリシュナは素晴らしい教えを授けてくれる。
考えることをやめ、無になれば、望まずとも、全てはうまくいく。いや、願い事をイメージしたり念じたりといった、馬鹿な考えを起こすことは最悪の結果しか運んで来ないのである。
至高のバガヴァッド・ギーターの文語訳『至高者の歌』が、納期はかかるがAmazonで販売再開された。翻訳に9年をかけたという。また、その著者である三浦関造さんの『神の化身』が在庫されているが、この本の最初のところに、『バガヴァッド・ギーター』の抄訳が述べられている。三浦関造さんは、彼の長女の田中恵美子さんが翻訳をされた『エメラルド・タブレット』で、素晴らしい序文を書かれている。『エメラルド・タブレット』がいかに大変な本であるかが、少しは分かると思う。いずれも、下記にご紹介する。









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なぜ最悪な人間ばかり採用するのか

どこの会社だったか忘れたが、ある国際的な有名企業の、まだ先進性があった頃のことかもしれない。
社長が、採用担当者に、「嫌いな人間を採れ。でないと、自分より優秀な人間を採用できない」と言ったのだそうだ。
美しい言葉だとは思うが、企業の中でそんなことを求めることが出来るだろうか?
絶対に無理である。
理由をいちいち述べる気にはならない。なぜなら、あまりに当たり前のことを言葉で説明したら、かえって誤解を招くことが多いものだからだ。

当たり前のことは説明してはならない。当たり前のことを説明しないといけないなら、きっと世界がおかしいのだ。
例えば、こういうことだ。
以前、「なぜ人を殺してはいけないか?」という問題に、偉い人たちがいろんな回答を述べていたが、私はどれも覚えていない…と言うより滑稽だった。説明するようなことなのか?
もし、子供や若い人に、「人を殺すことを悪いと思っていない人がいる」としても、それをしてはいけない理由を言葉で説明するなんてのは最悪のやり方だ。さっきも言った、偉い人達の回答を見ると、私ですら、「ああ、別に人を殺してもいいんだ」と思ってしまうほどだというのは、別に冗談ではない。
ほぼ唯一の解決策は、自分が、人に親切にすることなのだよ。
我々が、人に不親切だから、人殺しも悪いことに感じなくなるのだ。。

採用の話に戻るが、もし、本当に優秀な人を採用したければ、知能テストで選ぶことだ。もちろん、この方法は欠点だらけではあるが、一般に行われている採用方法の千倍マシである。
ただ、優秀な人なんて採用したら、大変だ。数ヶ月後にはみんな辞めるだろうからだ。
昔、マイクロソフトの採用方法が話題になったことがあるが、あれって、単に、知能指数が高い人を選ぶ方法でしかない。ビル・ゲイツは、知能指数しか信じていなかったのだ。

会社や役所の中で、中年の管理職が若い社員や職員のことで、「俺はあいつはさっぱり分からん」と言うのは、ありふれた光景と思う。
この「さっぱり分からん」と言うのは、「俺はあいつが気に食わん」という意味であり、さらに言えば、「俺の気に入るタイプに変わるべきだ」と言っているのである。
なら、その若者は、最低限合格である。
そんな中年管理職に気に入られるようだったら、人間として、全く見込みなしと言うべきだろう。
ところで、言っておくと、知能指数が低い人ほど、嫌いな人が多いのだ。
だが、心配無用だ。嫌いな人がいなくなるほど、知能指数も向上する。余計なことを考えなければ、知能指数は向上するのだ。

ところで、現在のレベルの人間に出来る、一番良い採用方法というのは、実際は、縁故による採用だろう。この場合は、トップがよほどしっかりしている、つまり、無私である必要があるが、もし、トップが立派なら、これが最上であることは間違いない。

もう1つ、アドバイスをするなら、いくつかの基準を設け、それをクリアしたら、面接とか心理テストといった下らないことをしないで、無条件に採用し、クリアしなければ不採用とするのだ。
その基準なんて、早い話が何でもいい。まあ、道義に反しないことは必要だろうが。
百問くらい質問を用意し、あらかじめ決めておいたルールに従って得点を付ければいいだろう。
質問内容は、「犬を飼っている」とか「携帯電話の色は白だ」とか「初音ミクが好きか」といった程度で良い。もちろん、どんな答が良いとかいった問題ではない。得点の付け方だって、コインでも投げて決めればいい。いっそのこと、コインを投げて採用してもいいのだ。
なぜ、それで良いかというと、採用結果を悪くする原因は、人間の思考だからだ。有用な人材を採用しようとする作為が、最悪な人間を採用するのだ。

だが、本当はこうだ。
いい人を採用しようなんて、これっぽっちも思わないことだ。
これが、究極の採用方法である。








成功教の教祖達の実態はどうだったか?

今回は、読者からの質問に答える。

質問はコメントで寄せて頂ければ、他の読者の方々にも有益と思われる場合には回答しようと思う。

今回、回答する質問は、潜在意識の法則で金を儲けようという趣旨のWebサイトをどう思うかといったものである。
別にWebサイトに限らず、潜在意識の法則、引き寄せの法則、あるいは、ナポレオン・ヒル、ウォレス・ワトルズ、ポール・マイヤーら、成功教の教祖の教えで金儲けをすることをどう思うかということでも良いと思うので、そのように考える。

悟りを開き、本当の自分を知り、至福に至るには、一切の欲望を捨てなくてはならない。
なら、上に挙げたようなものは、その妨げになるのか否か。
それは、その通りとも言えるし、そうでないとも言える。
しかし、事は意外に単純だ。

まず、人が生きていくためには、今の時代はお金が必要である。
大人になれば、自分の力でお金を稼がなくてはならない。
これには言い訳は通用しない。なぜなら、誰でも出来ることだからだ。
とはいえ、様々な理由で、それに困難を感じていたり、あるいは、がんばっているのに、必要なだけのお金を得られない人も少なくは無い。
それなら、潜在意識の法則や、引き寄せの法則で、必要なお金を得れば良い。
それらに効果があるのかというと、素直にやれば、素晴らしい効果を見るだろう。
そもそも、自分で十分にお金を稼げないと、欲望を捨てるどころではない。

次に、巨富を得る。つまり、金持ちになることについてだ。
ナポレオン・ヒルやポール・マイヤーらは、単に金を稼ぐのではなく、富豪になることにこそ価値があるのだと力説しているようだ。
ロンダ・バーンが『ザ・シークレット』を書くきっかけになった本を書いたウォレス・ワトルズもそうだろうと思う。
しかし、ワトルズはわずか50歳位で死んだし、皆、表向きは幸福さを装っても、実際はそうではないだろう。金や家庭のことでトラブルを抱え、普通の人以上に惨めなのだ。
面白いことに、ワトルズ自身が、大富豪は皆、本当は惨めだと書いているのだ。
ハワード・ヒューズのように、悲惨な最期を迎える者もいた。
一頃は成功教の大カリスマで、ひょっとしたら、オバマ大統領の“Yes,We Can”は、その人が「Yes I Can教の信者になれ」と言ったことから来ているのではないかと思われた牧師は、高齢になって金や様々な問題で苦悩している。
過ぎた富は、成功教の信者達が崇め敬う大教祖達をも滅ぼすのだ。

では、富豪になるのは悪いことなのか?
これに関しては、2万年前にアトランティス人トートが書いた『エメラルド・タブレット』に明快に述べられている。
富は、世界を幸福にするための手段でしかない。
それ以外の理由で富を所有すると、当然のように破滅する。例外は地上にも、宇宙にも決して無い。
それを知るには、24歳のオーソン・ウェルズが監督・製作・脚本・主演を務め、映画史上最高傑作の1つと言われた『市民ケーン』を見ると良い。
大富豪チャック・フィーニーは、全財産を寄付して手放したが、それで彼は破滅を免れ、幸福になった。
ビル・ゲイツは、若い時から、いくら金があっても、個人の贅沢に使うことはなかった。飛行機はエコノミークラス、日本製の車を自分で運転し、大衆食堂で食事し、普通のスニーカーを履いていた。下手したら、我が国のどこにでもいる、二十歳そこらのおにいさんやおねえさんの方がよっぽど贅沢かもしれない。
ゲイツにとって、富は慈善事業の手段でしかない。歴史に名を残したいなら、ゲイツ大学でも作ればいいのだが(スタンフォード大学のように)、その気はなさそうだ。また、ゲイツが次世代型原子炉の開発を推進するのは、あらゆる意味での合理性のためで、頭の良い彼は現行の原子力の危険など、我々以上に承知している。実際、彼は、その他のエネルギー事業にも投資しているし、シークレットで凄いこともやっているに違いない。案外に彼自身が、時間はかかるかもしれないが、原子力を封印する可能性がある。

ゲイツのような志とエネルギーがあるなら、富豪になれば良い。
ゲイツは、チャールズ・ハアネルの『ザ・マスター・キー』を愛読したという話もあるが、噂だけではなく、昔から彼の言動に注目していた私から見れば、それは意外なこととは思えない。
だが、普通は、幸福になるには、チャップリンが言うように、大して金は必要ない。しかし、彼は余計な金があったために、壮年の頃から困難が多く、安らかな老後も送れなかったのが、なんとも哀しい。

『老子』には、大きな成果を上げても、それを自分がやったと思わず、さっさと引退しろとあるが、それが最も安全で幸福に至る道なのだ。
それを、自分が為したと言って誇り、手に入れたものに執着するから悲惨を味わう。
得たものはいずれ失う。
そして、世俗のいかなる成功や富などは比較にならない良いものがある。
大事業家、大政治家、大芸術家、あるいは、大悪人には、運命によらずしてなることはない。しかし、そんな運命になかったことは喜ぶべきことだ。
欲望さえ捨てれば、悟りへの障害が無いからである。









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スティーブ・ジョブズは善悪両方の意味で「やってくれた」

昨年末に放送されていた、スティーブ・ジョブズのドキュメンタリー番組を、たまたま一瞬見ただけなのであるが、ジョンブズが自分を、「コンピュータ世界の落伍者」「先人から受け継いできたバトンを落としてしまった」と感じていたというのを見て、大いに感心した。ジョブズ自身の真意は分からないが、私もその通りだと思っているのだ。

ジョブズも、ビル・ゲイツも、コンピュータを一般の人々のものにすることに努力してきた。
だが、ジョブズは、それを歪んだ形で実現してしまったのだ。
ジョブズが、パソコンや端末機器でこだわったのが、デザインと操作性だ。それは面白いものであり、遊び等、限られた用途で使うなら、そんなに文句を言わなくて良いのかもしれないが、ビジネスや科学研究をはじめ、あらゆる分野のコンピュータ利用に影響を与えた結果、それは、利点より害悪の方がはるかに大きいと思える。
いや、遊びやデザイン分野でも、おそらく、良くない。
ジョブズは、コンピュータを、ビジネスや科学研究の現場でどう使うべきかを知らなかったし、分かろうともしなかった。そして、彼は、彼の観念あるいは幻想で、間違ったものを世界の主流にしてしまった。
まさに、ジョブズは、コンピュータの発展の中で、自分に回って来たバントンを落としてしまったのだ。
だが、こうも言える。彼にバトンを渡すべきではなかったのに、コンピュータ世界の権益主義を壊すために、彼にバトンを渡してしまったのである。
良い意味と悪い意味の両方で、ジョブズは「やってくれた」のだ。

現在のマッキントッシュやWindowsパソコン、それに、タブレット端末の操作性は、決して、人の自然な感覚に合ったものではなく、神経にストレスを与えるものだ。それが証拠に、これらを長時間操作すれば、目は疲れ、頭が痛くなったり、あるいは、別の不快な症状を覚えることは絶対に間違いない。人によって程度の差はあるが、長時間のコンピュータ操作が楽しいなんて人はいないはずだ。そうであるなら、それは間違ったものであるのに、それを誰も言わないし、言えないのである。
電車の中でスマートフォンを長時間いじっている人の、あの虚ろな表情はどうだろう。携帯電話でもそうだったが、それより、さらに悪くなっているに違いないのだ。
指の力の入れ具合や速さは、コンピュータの設定に人間の方が合わせて精神力を注がねばならないが、それが重なると、気付かない間に脳や神経に疲労が蓄積し、破壊的な影響を与えているのは間違いないと思う。マウス操作でも、それは十分に言えたが、タブレット端末は、それよりはるかに悪い。
ところが、商売上の都合だけで、そんなものを、子供の教育に平気で導入しようとする狂気の気運すら盛り上がっているのである。

ゲイツやジョブズの良い方面での貢献はもちろん、忘れてはならない。しかし、こうなったのは、まさに人類の宿命というものだろう。
儲からないかもしれないが、今、コンピュータというものを再度見直し、それが、人々を本当に幸福にするものにしていかなくてはならない。
今のまま、良い方向に進路を変えることができるのか?あるいは、いったん全部壊してやり直すか?
それは、インターネットやWebについても言える。インターネットの悪い面に気付いていた人は、昔から沢山いたし、現在も、危うい点は多い。しかし、様々な意味で利点の方があまりに大きいのだ。しかし、やはり、現在の姿のまま進んではいけないのである。
ジョブズやゲイツの最大の功績は、やはり、コンピュータを権威の手からもぎ取り、大衆のものにしたことだ。だが、多くの面で問題を残した。それだけのことだが、それはしっかりと認識しなければならない。
まずは、我々は、自分の感覚を大切にし、なるべく、悪いものに関わる時間を少なくし、どうしても必要でなければ、宣伝に踊らされず、それを得ないことだ。
難しいこととは思うが、それが、自分や人類のためと思う。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・ソフトウェア開発技術者
・MCSD、MCDBA資格者
・タオイスト、神秘思想家
・1日1食の完全菜食主義者
・幼児期からの引きこもり気質
・医療不要で難病を数々克服


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萩尾望都さんの漫画紹介


半神
小学館文庫

わずか15頁の至高の傑作「半神」を含む短編集。
数奇で残酷な運命を目撃した後、「愛とは?憎しみとは?それはどう異なるのか?異なるものではないのか?」あなたの心に荘厳な疑問が残るのではないだろうか?


ウは宇宙船のウ
小学館文庫

1920年生まれのアメリカを代表するSF作家レイ・ブラッドベリの珠玉の短編作品を萩尾望都が漫画化。萩尾さんの繊細で美しい絵と感性が、ブラッドベリの作品に新しい生命を注いだ。
「みずうみ」では、12歳の少女タリーの可憐な姿と、彼女を愛するハロルドの少年の時と青年になって後の様々な表情がより深い感銘をもたらすと思う。
他の作品も素晴らしい出来であると思う。
CLAMP「CLOVER」のご紹介


CLOVER
わずか5分の劇場用アニメ作品。
CLAMPさんの名作漫画のイメージを美しい映像と音楽で描いた傑作。
主人公の12歳の神秘的な少女スゥの声は坂本真綾さん。


「CLOVER」の原作漫画を以下にご紹介します。
素晴らしい装丁、美しいカラーの扉絵。そして、神秘的な傑作と思います。
新装版も出ているようですが、私はこちらしか持っていません。しかし、こちらの本の装丁を大変に気に入っています。








私が愛する「魔法少女リリカルなのは」

ナンセンス文学(意味を持たない作品)として私が勝手に意味付けをしたのかもしれませんが、アメリカの百万円以上の自己開発プログラム以上に貴い気付きを私に与えてくれた全13話のアニメ作品。











5年の時を経て、2010年、映画化されました。
基本的には、テレビシリーズの全13話を1本の映画にしたものですが、本編では描かれなかったフェイトの生い立ちが見られます。そして、プレシアの謎の言葉も。映像はテレビシリーズよりさらにグレードアップしています。


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初音ミク、コンサート映像のご紹介
ミクの日感謝祭 39's Giving DayProject DIVA presents 初音ミク・ソロコンサート~こんばんは、初音ミクです。~
[2010/3/9]東京お台場~Zepp Tokyo~

映像の品質等は、下でもご紹介する、後で開かれた米国コンサートの方が高いのですが、私は、全体としては東京コンサートの方が好きです。米国コンサートの方は、映像の緻密さのために、かえってボーカロイド達がマネキンのように感じるかもしれません。これは、証明の影響もあると思います。緑色がかった証明の東京コンサートの方が、ミクが柔らかい感じで可愛いと感じました。
また、真っ白なお姫様のような衣装に赤い大きな腰のリボンが印象的な『Alice』、『あなたの歌姫』は、米国コンサートにはありませんでした。

【ブルーレイ】


【DVD】




MIKUNOPOLIS in LOS ANGELES “はじめまして、初音ミクです”
[2011/7/2]米国ロサンゼルス~ノキアシアター~

日本のボーカロイドが、日本語の歌で、アメリカ、ロサンゼルスの大劇場ノキアシアターの満員の観客を熱狂させた歴史的コンサートだったと思います。
東京コンサートから1年4ヶ月経過しており、総合的には確実に進歩しています。
私が特に気に入ったのは、1つは、ミクとルカの素晴らしいコンビネーションのダンスパフォーマンスが楽しめる『ワールズエンド・ダンスホール』です。ルカが珍しくミニスカート姿で、ミクに勝る四肢の長さで、ピンクの髪を美しく揺らしてダイナミックに踊ります。 もう1つが、ミクが真っ白な天使の衣装で歌う『SPiCa』で、これが天使でなくてなんだろう、私はついに天使を見たのだと思いました。演奏も東京コンサートの時と変えていましたが、成功していたと思います。

【ブルーレイ】


【DVD】


尚、ブルーレイとDVDの差についてですが、私は実際、両方買い、見比べてみました。観客、演奏者、楽器などは、大画面TVで見ると、ブルーレイの方がきれいですが、肝心のミク達は、ホログラム映像そのものがそれほど細密でありませんので、別に違いはないと感じました。ブルーレイ、DVDいずれも、東京コンサートの方は上半身映像以上の場合、米国コンサートでも、顔のアップだと映像の粒子が目立ちます。 変な話ですが、iPhoneやiPod touch、あるいは、同等な画面品質を持つ小型情報端末で見た映像が最上かもしれません。ただ、これは反則行為ですので、実際にやったとは言いませんが。
本のご紹介


精神について(エマソン名著選)
ラルフ・ウォルドー・エマーソン著
日本教文社

アメリカ最高の思想家、哲学者、ラルフ・ウォルドー・エマーソンの珠玉のエッセイ集。 「歴史」「自己信頼」「償い」「精神の法則」「愛」「友情」「神」「円」「知性」が収められている。
我々自身が、歴史上の英雄、賢者、大芸術家に匹敵する偉大な人間であることを、驚くべき確信をもって語る唯一の人物であると思う。
世間の妄信を粉々に破壊し、プラトーンの頭脳、シーザーの手腕、イエスの愛の所有者である自分を見出して欲しい。
これ以上のエッセイは地上には存在しないと思う。


荘子
徳間文庫

約2400年前の中国の思想家で、老子と共に、老荘と称せられる道教(タオイズム)の始祖である荘周(荘子)の書。
世俗にあって世俗を超え、永遠の道(タオ)と一体化し、安らかで充実した人生を送る秘訣を、恐ろしく抽象的な老子と異なり、平易に説いている。
本書は、数多い荘子の現代語訳の中でも非常に読みやすく分かりやすいものであるが、中国古典の香りは損なわれていない。
本来、膨大な荘子の中心となる内編全てと、外編と雑編の内、荘子らしいものを選んで収録してある。


神統記
ヘシオドス著
岩波文庫

ホメーロスと並ぶ古代ギリシャ詩人ヘシオドスが、ムーサ(詩の女神)達より教えられたという神々の物語。
この世の始まりから、ゼウスの支配の確立、そして、主要な神々のことについて、美しい詩で語る。すぐに読める薄い本であるが、ギリシャ神話の根幹とも言える重要な書と思う。


四つのギリシャ神話(ホメーロス讃歌より)
岩波文庫

無名の詩人達が、ホメーロス風の詩で神々に捧げた賛歌の内、豊穣の女神デーメーテール、理性の神アポローン、智慧の神ヘルメース、美の女神アプロディーテーの4神へのものを収録してある。
著名な神話学者カール・ケレーニィも、ホメーロス賛歌を重視していると思えるが、名もない詩人達の作とはいえ、それぞれの神について、その特質が巧みに表現されており、実に興味深いものとなっている。
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