ある特殊法人で係長をしていた友人が、職員の40代の女性と喫茶店で向かい合って座っていた。その女性の相談事のようだった。差し支えない内容なら構わないだろうと思い、後でちょっと聞いたら、彼女は、2人の上司である課長の、自分とA子さんの扱いが違い過ぎることの不満を訴えたらしい。友人はなんと答えたかというと、「そりゃ、当たり前じゃないの」だった。彼女は、ただの40代のおばさんで、A子さんは、美女というほどでもないが、23~24歳の魅力的な女性だった。やたら化粧の匂いの強い人だなという印象があるのだから、私もそれなりに近寄っていたのだと気付く(私はそこの職員でもないのに)。そのおばさんの表情を思い出す。憮然としたというより、困惑した寂しそうな顔だった。おそらく、彼女は、自分とA子さんでは大差は無いと思っているのではないかと思う。だって、大抵、そういうものじゃないか?
私は、その課長さんも知っていたが、露骨に差別するような人とは思えなかった。人当たりの良い、真面目そうな40代後半と思える人だった。しかし、友人の言う通り、そのおばさんとA子さんに対して態度が違うのは仕方がない。
しかし、こんな話を思い出す。
マイクロソフト社がまだ小さかった頃だ。とはいえ、税金を沢山納めたということで政府に表彰され、ビル・ゲイツは慌てて会計士を雇ったといった時期で、ゲイツは23歳くらいだったと思う。
そのマイクロソフトで事務員の募集をしていたのを見て、どんな会社なのかよく分からなかったが、子供も手が離れたので社会復帰したいと思っていた40代の女性が応募した。マイクロソフトに出かけたその女性は、退職予定の今の女性事務員を見て、来るところを間違えたと思った。若いブロンドの美女だったのだ。だが、社長のビル・ゲイツ自ら面接すると、ゲイツはその場で、「で、いつから来れますか?」と尋ね、あっけなく採用となった。
彼女は、事務の経験はあったが、当時のことだから珍しくはなかったが、コンピュータに疎く、ソフトウェアがどんなものかほとんど知らなかった。だが、ゲイツはいつも、彼女が何を尋ねても、彼女が納得するまで、辛抱強く丁寧に説明した。
私の友人の上司の課長は、悪い人ではないが凡人の小物だ。大物になる人間とは、ゲイツのそういったようなところがあるのだと思う。
また、ゲイツは、その女性事務員が昼食に出た後、昼食を買って持っていかない限り、昼食を食べていなかった。その時、彼女はハンバーガーを持ってくることが多かったのだが、ゲイツは食べ物に対する嗜好はほとんどなく、たまに会社の人たちとそれなりのレストランに行っても、あればハンバーガーを注文した。食べ物のことをよく知らなかったのだろう。それで、ゲイツの好物はハンバーガーということになってしまった。
ゲイツは大富豪になってからも、夕食は毎日、持ち帰りピザだった。単に便利で、それなりに美味しいからだろう。また、外食の時も大衆食堂を利用し、着ているものも平凡以下だったので、誰もそれが、世界一の大富豪だとは気付かなかった。
ゲイツは極端な少食だ。
また、いくら金があっても、それを使って楽しむことはほとんどなく、17歳の時から56歳の今でも、フルタイムで働いている。今でも捨てたものではないが、若い頃はかなりハンサムだった(格好を付けないのでイケメンというのとは違うと思うが)。しかも、若い時から大富豪。しかし、浮いた話1つなく、38歳で社員の女性と結婚した。
いくらGoogleやFacebookが有名になっても、それらの会社の創業者や経営者の名を知っている人はそんなにいないと思う。
だが、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズの名は、コンピュータやソフトウェアにさして関心の無い人にもよく知られている。
スティーブ・ジョブズも少食で、しかも、ベジタリアンだった。隠し子がいたといかいう話もあるが、それでもやはり、女性関係はほとんどなかった。若い頃、社内で女性をからかった後で、あの傲慢なジョブズが彼女に謝罪したこともあった。
そういえば、初音ミクの新曲“Tell Your World”(作詞作曲はKzさん)の中に、「たくさんの点は線になって彼方へと響く」という歌詞があるが、ジョブズはスタンフォード大学だったか、卒業式の講演で、人生の点を線に結びつける生き方について話していたことを思い出した。
尚、ミクのこの歌(正しくは、Kzさんのこの歌と言うべきかもしれないが)は素晴らしいと思う。
ゲイツもジョブズも、点が線になる生き方をしていたし、している。
それは、彼等のように食を慎み、性欲を支配することと関係があるに違いないと感じる。
ジョブズは子供時代が複雑な環境で、それがずっと人生に影響を与えてしまったように思う。
だが、彼がある時、「僕だって普通の人間なんだ。皆、なぜそれが分からないんだ」と言ったように、実際、別段、彼らも特別な人間なのではないと思う。
↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
私は、その課長さんも知っていたが、露骨に差別するような人とは思えなかった。人当たりの良い、真面目そうな40代後半と思える人だった。しかし、友人の言う通り、そのおばさんとA子さんに対して態度が違うのは仕方がない。
しかし、こんな話を思い出す。
マイクロソフト社がまだ小さかった頃だ。とはいえ、税金を沢山納めたということで政府に表彰され、ビル・ゲイツは慌てて会計士を雇ったといった時期で、ゲイツは23歳くらいだったと思う。
そのマイクロソフトで事務員の募集をしていたのを見て、どんな会社なのかよく分からなかったが、子供も手が離れたので社会復帰したいと思っていた40代の女性が応募した。マイクロソフトに出かけたその女性は、退職予定の今の女性事務員を見て、来るところを間違えたと思った。若いブロンドの美女だったのだ。だが、社長のビル・ゲイツ自ら面接すると、ゲイツはその場で、「で、いつから来れますか?」と尋ね、あっけなく採用となった。
彼女は、事務の経験はあったが、当時のことだから珍しくはなかったが、コンピュータに疎く、ソフトウェアがどんなものかほとんど知らなかった。だが、ゲイツはいつも、彼女が何を尋ねても、彼女が納得するまで、辛抱強く丁寧に説明した。
私の友人の上司の課長は、悪い人ではないが凡人の小物だ。大物になる人間とは、ゲイツのそういったようなところがあるのだと思う。
また、ゲイツは、その女性事務員が昼食に出た後、昼食を買って持っていかない限り、昼食を食べていなかった。その時、彼女はハンバーガーを持ってくることが多かったのだが、ゲイツは食べ物に対する嗜好はほとんどなく、たまに会社の人たちとそれなりのレストランに行っても、あればハンバーガーを注文した。食べ物のことをよく知らなかったのだろう。それで、ゲイツの好物はハンバーガーということになってしまった。
ゲイツは大富豪になってからも、夕食は毎日、持ち帰りピザだった。単に便利で、それなりに美味しいからだろう。また、外食の時も大衆食堂を利用し、着ているものも平凡以下だったので、誰もそれが、世界一の大富豪だとは気付かなかった。
ゲイツは極端な少食だ。
また、いくら金があっても、それを使って楽しむことはほとんどなく、17歳の時から56歳の今でも、フルタイムで働いている。今でも捨てたものではないが、若い頃はかなりハンサムだった(格好を付けないのでイケメンというのとは違うと思うが)。しかも、若い時から大富豪。しかし、浮いた話1つなく、38歳で社員の女性と結婚した。
いくらGoogleやFacebookが有名になっても、それらの会社の創業者や経営者の名を知っている人はそんなにいないと思う。
だが、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズの名は、コンピュータやソフトウェアにさして関心の無い人にもよく知られている。
スティーブ・ジョブズも少食で、しかも、ベジタリアンだった。隠し子がいたといかいう話もあるが、それでもやはり、女性関係はほとんどなかった。若い頃、社内で女性をからかった後で、あの傲慢なジョブズが彼女に謝罪したこともあった。
そういえば、初音ミクの新曲“Tell Your World”(作詞作曲はKzさん)の中に、「たくさんの点は線になって彼方へと響く」という歌詞があるが、ジョブズはスタンフォード大学だったか、卒業式の講演で、人生の点を線に結びつける生き方について話していたことを思い出した。
尚、ミクのこの歌(正しくは、Kzさんのこの歌と言うべきかもしれないが)は素晴らしいと思う。
ゲイツもジョブズも、点が線になる生き方をしていたし、している。
それは、彼等のように食を慎み、性欲を支配することと関係があるに違いないと感じる。
ジョブズは子供時代が複雑な環境で、それがずっと人生に影響を与えてしまったように思う。
だが、彼がある時、「僕だって普通の人間なんだ。皆、なぜそれが分からないんだ」と言ったように、実際、別段、彼らも特別な人間なのではないと思う。
↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
