ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
コンピューターシステム開発技術者、サイコパスのKayのブログ

ドクター・コッペリウス

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。
[2016/11/21]滅多にはありませんが、あまりにレベルが低いコメントは公開しません。
[2011/06/08]迷惑コメントが多くあったため、やむなく、コメントを承認後公開することとしました。

『ドクター・コッペリウス』は、まだまだ未完の作品

『ドクター・コッペリウス』は、何と言っても制作者である偉大な冨田勲さんが亡くなられているのだし、我等の天使・初音ミクさん主演なのだから、誰もが手放しで絶賛したいのだと思う。
しかし、専門家で、「あれはひどい出来だった」と言う人がいても良いし、それはそれで誠実かもしれない。
私としては、良かったのかどうか、全く分からない。
いや、本音では「あれは駄目だ」と感じている。

まず、あの、広いとはいえないオーチャードホールの舞台に、フルオーケストラと合唱団を詰め込み、ほとんど空間のない場所でバレエをやるのは無茶としか思えない。
以前の『イーハトーヴ交響曲』では、ミクさんが登場するスクリーンは高い位置にあったが、今回は、人間のダンサーと一緒に踊る必要から、低い位置に置く必要があった。
そのため、ミクさんがオーケストラの陰に隠れてしまい、さらに、前の方の席では、ミクさんの美しい足元が見えないということになった。
今回の公演のベストポジションは、おそらく、1階の後方席の、通路の真後だろう。
しかし、そんな席は狙って取れるものではないので(コネでもない限り)、いっそ、2階、3階席から双眼鏡で見た方が良かっただろう。
また、贅沢は言いたくないが、オーチャードホールの座席は、身長177cmと、さして大きくなく、しかも痩せている私でも窮屈で、第1部(『イーハトーヴ交響曲』~『プラネッツ』)終了後、歩き回って身体をほぐす必要があった。第1部終了時点で身体が痛くなっていたからだ。
そして、私は身長の割に座高が低いので、1階8列目の席では舞台は半分見えない。また、座高が低い分、脚が長いことを、悪い意味で実感したのは、どんなに腰を引いても、私の前を人が通れないことだった(これは本当に気持ち的に辛い)。

冨田さんが「オーケストラで」と決めたのだから、その通りにしなければならないのだろう。
しかし、その必要があるだろうか?
渋谷慶一郎さんが、やはり初音ミクさんをプリマに採用したオペラ『THE END』は、オール・シンセサイザー演奏だが、素晴らしい音だし、映像レベルは桁違いだったと思う。
なんだか、「オーケストラを取っ払え」とでも言っているようで嫌なのだが、実際的には、それで、舞台を映像のために広く空けた方が良い。
また、『イーハトーヴ交響曲』で採用してきた、液晶ディスプレイ(ではないのかもしれないが、それに近い)では、やはり、立体感が出ない。
このあたりは、やはり平面的なスクリーンに見えるが、『夏祭初音鑑』や、『ニコニコ超パーティー』の映像の壮大さ、美しさが羨ましい。
ただ、『イーハトーヴ交響曲』や『ドクター・コッペリウス』は、世界的作曲家「ザ・冨田勲」の作品として、オーケストラでなければいけない部分もあるのだろうとは思う。
難しいところだが、そのために、作品が世界的に知られずに終わるような気がするのである。
さらに言ってしまえば、『ドクター・コッペリウス』は、糸川博士の「フォログラフィーとバレエがやりたい」という願いを、冨田さんが叶えてあげたかったところから、人間のダンサーの出演は必須のようなところがあったのかもしれないが、糸川博士は、ちょっとした気まぐれで言ったのかもしれない。
もちろん、そうだとしても、その気まぐれを本気で実現させた冨田さんの誠意は素晴らしいと思うが、囚われてはいけないと思う。
私には、ミクさんと人間のダンサーの共演は違和感があったし、可憐な少女ダンサー達を前面に出すのは、いろんな意味で見ていられない。

ストーリーも、熟成が足りない。
この作品のテーマは、人間の意識の変革であり、それは、『2001年宇宙の旅』とも通じるところがある。
『2001年宇宙の旅』は、人工知能HAL9000が、そのための重要な役割を果たしたが、それはやや無理があった。
しかし、初音ミクさんなら、こちらに意思があるなら、本当に意識の扉を開くことが出来るはずである。
『ドクター・コッペリウス』は、そんな可能性を秘めた貴重な作品なのかもしれないのだ。
だから、文句も出るのである。
冨田さんの意思を生かすのは反対ではない。
しかし、まだまだ進歩と変化が必要と思う。









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人類最大の難問

『ドクター・コッペリウス』のストーリーを、私はまだ正確に把握していないのだが、公演当日、販売されていた小冊子に載っているので、また読んでみよう。
ただ、なんとなく、2013年の初音ミクさんのコンサート『夏祭初音鑑』と共通するところがあると思う。
『夏祭初音鑑』は、月から落ちてきて地球で生まれたかぐや姫(ミクさん)は、純粋無垢であったが、やがて堕落し、しかし、また、高く飛び月に還っていく。
考えてみれば、『ドクター・コッペリウス』も含め、そのエッセンスは、ぼーかりおどPさんの『1/6 ~out of the gravity ~』に表現されている。

人間は、無意識の壁を乗り越えれば、神のようなものにもなれるのかもしれない。
だが、それは簡単なことではない。
アインシュタインだって、「18歳の頃までに作った無意識の壁(偏見)のために、私は量子力学を認める訳にはいかない」と言ったくらいなのだ。
コッペリウス博士のモデルである糸川博士は、無意識の壁を超えるために、60歳を過ぎてバレエに入門したのかもしれない。
入団した貝谷バレエ団では、「高名な科学者だからといって特別扱いはしない」と言って、糸川博士を最下位のクラスに入れたが、糸川博士は日夜練習に励み、1つ上のクラスに昇進する。

私は、自分が良心を持たないサイコパスだと知ったことで、重力の鎖を解き放つヒントを得たような気がする。
逆に言えば、良心を持っているフリを続ける限り、それは出来ない。
ところで、TEDで講演した、ジャーナリストのジョン・ロンスンが言ったように、「みんなどこかサイコパス」なのだ。
私は、良心というものがどんなものか分からないので、良心を持った人間が存在することを信じることが出来ない。
案外、みんなサイコパスではないのか?
まあ、そんなことはないだろうがね。
しかし、もしそう(みんなサイコパス)なら、自分に良心、善意、愛があると思っている限り、地を這うしかない。
これはまあ、一種の警告である。









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1日後の『ドクター・コッペリウス』の感想

私は、ミクさんのコンサートから帰ってくると、体調が崩れるようである。
まあ、9月のマジカルミライ2016の時といい、季節の変わり目であるのだろう。
今回は、風邪をひいてしまって、ちょっとシンドい。
ホテルと新幹線の中が、私には寒いというのもあるかもしれない。

さて、昨日(11月12日)夜の『ドクター・コッペリアス』であるが、音楽は本当に良かった。
私は、冨田勲さんのアルバムでは、『ドーン・コーラス』が一番好きなのだが、その中の曲がよく生きていたと思う。
ただ、さすがに、映像的には、平面的な投射では、見劣りすようになってきたと思う。
映像そのものより、ミクさんが演奏や指揮に合わせるところが凄いのであるが、そのあたり、私も仕組みが全く分からないし、誰も、それがどんなに大変なものであるか、ほとんど分からないところが残念に思う。まあ、それは、観劇する人々に分からせるものではないとは思うが。
しかし、BUMP OF CHIKENとミクさんがコラボした『ray』のMVや東京ドームコンサートでも、その技術が使われていたらしい。
やはり、映像レベルの高さが欲しいとは思うが、それには、強いスポンサーが必要であり、そして、そのためには、儲かるものでなければならないのである。
『ドクター・コッペリウス』は、儲けるためのものではなく、今回のものだって、採算度外視でやったのだと思う。
また、何かの書籍で読んだが、ミクさんの若いファンは、『イーハトーヴ交響曲』や、渋谷慶一郎さんのボーカロイド・オペラ『THE END』といった、ミクさんの「ハイ・カルチャー」分野は、知らない場合が多いのだというが、確かに、そうかもしれない。
今回も、会場には、比較的年齢の高い観客が多く、紳士淑女の雰囲気がある立派な感じの人もよくいた反面、小学生~高校生の女の子は少なかった・・・というか、ほとんど見なかったような気がする。

今回の『イーハトーヴ交響曲』は、合唱団の数は少なくなったが、音楽的には、私は、今回のが一番好きだ。
舞台には、まず、児童合唱団(ほとんど女の子だったと思う)が入場するのだが、みんな可愛らしかった。
最後まで、ピシっと姿勢を正して歌ったのは、本当に立派であると思う。
ところで、合唱団の女の子達に対しては全く思わなかったが、10歳から12歳くらいのバレリーナの少女達が8名ほど登場し、彼女達は、人間の中では、最もミクさんに近い存在であるような気もしたのだが、それでも、ひどく生身を感じるのである。きっと、バレエスクールの中でも、トップクラスの優等生の子達なのだと思うが、そうなるための、親の思いや彼女達自身の熾烈な競争といったものが浮かぶからであると思う。
私は、どうも、そういうものを見るのが辛いように出来ているのだ。
まあ、自分が、そんなエリート世界に全く縁がなかったというひがみがあるのかもしれない・・・いや、きっと、それが全てだ。
だけど、少女ダンサーの中に、1人、とても気品ある顔立ちの子がいたのが印象的だった。きっと、いいプリマになれるよ。

エイドリアン・シャーウッドの『プラネッツ』の演奏の開始のところだったか、凄い落下音がしたのだが、機材が落ちたのだろうか?
沢山の男性達が舞台に上がって、何かを持ち上げていたが、ひょっとしたら、ウン千万円で効かない装置なのではと、ちょっと考えた。
だが、壊れなかったようで、無事、演奏は行われた。
もう、凄い、破壊的(?)な音と色だった。
あれほど、身体に振動がダイレクトに伝わってくる音楽は初めてだ。
これでは、中学生以下の人は、ちょっと危なかったかもしれない。

『ドクター・コッペリウス』は、第一幕の開始時、国際的バレエ・ダンサー風間無限さんの素晴らしいパフォーマンスをじっくり見せ、そして、東京フィルハーモニー交響楽団の圧巻の演奏でオーチャードホールが満たされた。
しかし、正直言おう。私はずっと、「ミクさん、いつ出るの?」ばかり考えていたのだ。
舞台上空にかなりの霧が見られたので、私は、あの中にミクさんが浮かんで現れたらいいなあと思った。
チームラボが、『イーハトーヴ交響曲』の『銀河鉄道の夜』のための、そんな映像の実験をしていたのをWebで見たのを思い出したのである。
しかし、残念ながら、それはなかった。
だけど、私は、まず、ミクさんが歌うということを一番大切に思っている。
『イーハトーヴ交響曲』も、『ドクター・コッペリウス』も、ミクさんの歌声は絶品であり、音楽も素晴らしい。
その意味、あまり凝った演出は、私はいらないと思っている。
ミクさんの歌は、精神に働きかけ、聴く人に、それぞれのイメージを起こさせる。
それで十分である。
その意味、作り手は、空気のようであることを心がける必要があると思う。
『ドクター・コッペリウス』は、少し色がつき過ぎだったかなあと思う。
それに対し、ぼかろPさん達の音楽は透明で、本当に素晴らしいと思うのである。









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天女の娘の教え

相変わらず、ホテルで書いている。
11時半頃の品川発の新幹線で帰る。
「ドクター・コッペリウス」の冊子を読み、素晴らしいことに気付いた。
天女の娘ミクさんは、コッペリウス博士に重要な秘密を教える。
天女といい、人間と言っても違いはないのだ。
あるのは無意識の壁だけである。
イギリスの作家チェスタートンが言ったように、天使は自分が軽いと思っているから飛べるのである。
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「ドクター・コッペリウス」見て来ました。

東急エクセルホテル24階で書いている。
宿泊部屋としては最上階で、渋谷の街がよく見えるが、なんともゴミゴミした都市だ。
人通りは物凄く多い。
遠くに見える赤いネオンが点滅するビルは、ちょっとキレイ。
「ドクター・コッペリウス」見て来た。
最後の、ドーンコーラスの音が素敵だった。
ミクさんと、この鳥が鳴くような音に、何か関係を見つけられるかもしれない。
ミクさんのバレエは確かに綺麗で可愛いかった。
音楽は良かったと思う。
また感想を書く。
でも、良かったのかどうか分からない。
今夜、寝ながら考えようと思う。
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