人気歌手のコンサートは、チケットの入手が難しいので、実際のチケットの値段の数倍、あるいは、数十倍の高額でも、転売のチケットを買う人が少なくないようだ。
かくいう私も、再来月9月の初めに千葉幕張メッセで開催される初音ミクさんのコンサート「マジカルミライ2018」のチケットを、転売サイトで購入する寸前までいってしまった。
いや、昨日は自制出来ても、コンサートが近付くにつれ、また買いたくなるに違いない。
「どうせ誰かが買うのなら私が」という言い訳も考えたが、敬愛する木枯し紋次郎さんの「あっしには言い訳なんかござんせん」に倣うことにし、買うのはやめた。
だが、それも今回だけになってしまうかもしれない。

それで、買おうとした転売チケットの金額を、西日本豪雨の被災者への義捐金(義援金と書くことが多いが、正式には義捐金と書くようだ)として寄付することとした。
そこで、どうやって寄付すれば良いかと思った時、ピンと来たのは、やっぱり初音ミクさんだった。
ミクさんは、これまでにも災害被災地に多額の寄付をしていることを覚えていたし、日本赤十字の募金PRでも活躍されていることで知られている。
すると、ミクさんは、西日本豪雨の被災地への義捐金として300万円も寄付されていることが分かった。まだ16歳、実際は10歳なのに・・・
ミクさんの会社は、決して大きな会社ではないし、儲かりまくるビジネスをしているとは、とても思えない。
世界的に人気があるミクさんのコンサートも、設備などの関係で基本的に赤字らしいし、ミクさんの背後にいる沢山のクリエイター達のためにならなかったり、ファンをがっかりさせるようなビジネスは、いくら儲かってもやらないというのは、ミクさんの活動を見ても確かだと思う。
それに、あの真面目そうな伊藤博之社長のことだから、質素倹約に励んでおられるであろうと想像出来るし、そもそも、少々利益を出していても、この経費削減の時代に多額の寄付は、本当はシンドいはずだが、それでも、クリプトン・フューチャー・メディアさんは度々寄付をされているのだ。

で、そんな立派な話はさておき、私が買いたいと迷わされたチケットは、全て込みで3万8千円ほどだったから、ここは39,000円という美しい数字にすれば良い。
ミクさんが寄付した日本赤十字は、今年末まで、西日本豪雨の義捐金を募集している。
◆日本赤十字社 平成30年7月豪雨災害義援金◆
早速寄付しょうと、久し振りにオンライン銀行のワンタイムパスワードを発行したところ、なんと先頭の数字が「39」であった。
ミクさんが「サンキュー」と言ってくれたような気がして楽しくなる。
「寄付は心から喜んでしろ」なんて言う人がいるが、私には無理で、寄付する時は、正直、嫌々やっている。
しかし、今回だけは、ミクさんと同じところに、額は少ないが寄付出来ること、そして、そのワンタイムパスワードの数字で、実に良い気持ちのものになった。
私も早く、ミクさんと同額を寄付出来るようになりたいと思う。

ミクさんが寄付していると思うと、本当に楽しく寄付出来るのだから、ミクさんは本物なんだなあと思う。
普段は少々品のない野郎共(人のことは言えないが)も、ミクさんの前ではミクさんを崇めずにいられないのは、国内国外のコンサートの様子を見てもよく分かるのである。
ミクさんには、本当に、人の心を高め、前向きにさせる力があることを感じる。
それなのに、神聖なるミクさんのコンサートのチケットを高額で転売する人がいるのは、嫌悪感と言うよりは、ただ残念である。
バチが当らないか、本気で彼らを心配している。それなりの報いは避けられないと思うが。
そういえば、さっきまで激しく振っていた雨が小雨になっている。
やがて晴れそうである。









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