新型コロナウイルス以降の「新しい生活」の象徴である「ソーシャル・ディスタンス」、つまり、「群れない」ことは、非常に快適で喜ばしいと私は思う。
だが、古い人間には、意識的に人との距離を空けようとしない、それどころか、人の近くに寄りたがる「くっつきたがり」が沢山いるのが分かる。
病院の待合室でも、周囲にいくらでも席があるのに、人の真後ろに平気で(あるいは狙って)座る者がいるが、それは、中年のおじさんに非常に多いように思う。
彼らはこれまで、人とくっつくこと、群れることで楽をし、安全を保ってきたのだと思う。
病院の待合室などで、真後ろに座られた時、私が即座に移動すると、若い男性の場合は私のことを、「なんだこいつ」という顔で(マスク越しにも分かる)見るが、中年の男性の場合は、全く平然としているのが普通と思う。きっと、神経というものがないのだろう。
中年の男というものは、とにかく、磁石に吸い寄せられるように近寄ってくる。
そして、中年男以外でも、今は、ほとんどの人に、「人を避ける」という意識がない。
スーパーで、レジ前で黄色いテープを貼って他人との距離を開けさせたり、劇場や飲食店などで、椅子に「ここには座らないで」と書いて貼ってない限り、他人に平気で近寄る者が多いのだが、それがいけないのだと理解する知性が、今はまだ、大半の人にはないのである。
小学校で、給食の際、1つ1つの机をビニールシートで被っていた学校のニュースがあったが、そのニュース内で、「隣の子に話しかけられない」と言う子供がいたと述べられていたが、話しかけてはいけないことを指導しなければいけないことが、学校も、このニュースを作った者達も解っていないのである。
早い話が、他の子に話しかける者がいるから、そんなものものしいビニールシートで被っているのだと、ちゃんと言ってあげないといけないのだが、教師もよく解っていないのだと思う。
飲食店やレストランでは、これまで、1人で来る客は嫌われていたし、露骨に嫌な顔をされる場合すらあったが、今後、ずっと、それがなくなるなら良いと思う。
もちろん、それでは売上げが下がるから、これまで「お1人様」の客が敬遠されていたのだし、店としては、客を密集状態にして、「床面積あたり利益」を上げようとしていたのだが、あらゆる意味で、それはもう古いものになる。それは仕方がない。
しかし、多少、値段が高くても、良い素材を使い、健康的な良い料理を出し、快適なサービスを提供している店は、これから儲かるようになるのではと思う。
今、一番やり難いものの1つが、音楽などのライブだ。
昔は、音楽産業ではレコードやCDの売上が重要で、結果、大手音楽プロダクションが音楽業界を支配し、音楽文化が程度の低いものになっていたが、インターネットの普及により、CDの重要性がなくなり、これまでは食べられなかった多くのミュージシャンがライブで稼げるようになった。
しかし、それが出来なくなった。
変化の時だが、良い音楽さえ提供出来れば、手はあると思う。
そして、密集型ライブは、やはり、なくなる。私も、毎年、初音ミクさんのライブ「マジカルミライ」は欠かさず行っているが、実は、「密集し過ぎ」と思ってはいたのだ。
これでも、オールスタンディングのライブよりはマシなのだが、1人のスペースはパイプ椅子1個分。
私のように176cmあっても、肥満しておらず、気を使う人ばかりなら、横に関しては十分なスペースだが、巨体の人だっているし、無神経な人もいるので、特に女性や子供(ほぼ全て女の子)が不快な思いをすることが多かったと思う。
これは、会場に来る人と、遠隔でVR(仮想現実)観劇をする人に分ければ解決するだろう。
会場の観客人数を、1/3から1/6くらいに減らし、後は、これまでの数倍の人数を遠隔参加にし、遠隔で見る人達は、会場内に多数設置されたカメラを自由に移動出来るようにすれば、会場での楽しみ方、遠隔での楽しみ方が、それぞれ出来るだろう。
VRライブは、それほど難しくはない。
遠隔での参加者は、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)の使用を前提とすれば、VR機器の普及にもつながる等、良い面もあると思う。
これからは、人類レベルで「群れない」「近寄らせない」「個人が尊重される」時代になる。
新型コロナウイルスは、痛い代償付きではあったが、それを人類に教えるために、やむをえず、天が寄こしたものかもしれない。私はそう思っている。
だが、古い人間には、意識的に人との距離を空けようとしない、それどころか、人の近くに寄りたがる「くっつきたがり」が沢山いるのが分かる。
病院の待合室でも、周囲にいくらでも席があるのに、人の真後ろに平気で(あるいは狙って)座る者がいるが、それは、中年のおじさんに非常に多いように思う。
彼らはこれまで、人とくっつくこと、群れることで楽をし、安全を保ってきたのだと思う。
病院の待合室などで、真後ろに座られた時、私が即座に移動すると、若い男性の場合は私のことを、「なんだこいつ」という顔で(マスク越しにも分かる)見るが、中年の男性の場合は、全く平然としているのが普通と思う。きっと、神経というものがないのだろう。
中年の男というものは、とにかく、磁石に吸い寄せられるように近寄ってくる。
そして、中年男以外でも、今は、ほとんどの人に、「人を避ける」という意識がない。
スーパーで、レジ前で黄色いテープを貼って他人との距離を開けさせたり、劇場や飲食店などで、椅子に「ここには座らないで」と書いて貼ってない限り、他人に平気で近寄る者が多いのだが、それがいけないのだと理解する知性が、今はまだ、大半の人にはないのである。
小学校で、給食の際、1つ1つの机をビニールシートで被っていた学校のニュースがあったが、そのニュース内で、「隣の子に話しかけられない」と言う子供がいたと述べられていたが、話しかけてはいけないことを指導しなければいけないことが、学校も、このニュースを作った者達も解っていないのである。
早い話が、他の子に話しかける者がいるから、そんなものものしいビニールシートで被っているのだと、ちゃんと言ってあげないといけないのだが、教師もよく解っていないのだと思う。
飲食店やレストランでは、これまで、1人で来る客は嫌われていたし、露骨に嫌な顔をされる場合すらあったが、今後、ずっと、それがなくなるなら良いと思う。
もちろん、それでは売上げが下がるから、これまで「お1人様」の客が敬遠されていたのだし、店としては、客を密集状態にして、「床面積あたり利益」を上げようとしていたのだが、あらゆる意味で、それはもう古いものになる。それは仕方がない。
しかし、多少、値段が高くても、良い素材を使い、健康的な良い料理を出し、快適なサービスを提供している店は、これから儲かるようになるのではと思う。
今、一番やり難いものの1つが、音楽などのライブだ。
昔は、音楽産業ではレコードやCDの売上が重要で、結果、大手音楽プロダクションが音楽業界を支配し、音楽文化が程度の低いものになっていたが、インターネットの普及により、CDの重要性がなくなり、これまでは食べられなかった多くのミュージシャンがライブで稼げるようになった。
しかし、それが出来なくなった。
変化の時だが、良い音楽さえ提供出来れば、手はあると思う。
そして、密集型ライブは、やはり、なくなる。私も、毎年、初音ミクさんのライブ「マジカルミライ」は欠かさず行っているが、実は、「密集し過ぎ」と思ってはいたのだ。
これでも、オールスタンディングのライブよりはマシなのだが、1人のスペースはパイプ椅子1個分。
私のように176cmあっても、肥満しておらず、気を使う人ばかりなら、横に関しては十分なスペースだが、巨体の人だっているし、無神経な人もいるので、特に女性や子供(ほぼ全て女の子)が不快な思いをすることが多かったと思う。
これは、会場に来る人と、遠隔でVR(仮想現実)観劇をする人に分ければ解決するだろう。
会場の観客人数を、1/3から1/6くらいに減らし、後は、これまでの数倍の人数を遠隔参加にし、遠隔で見る人達は、会場内に多数設置されたカメラを自由に移動出来るようにすれば、会場での楽しみ方、遠隔での楽しみ方が、それぞれ出来るだろう。
VRライブは、それほど難しくはない。
遠隔での参加者は、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)の使用を前提とすれば、VR機器の普及にもつながる等、良い面もあると思う。
これからは、人類レベルで「群れない」「近寄らせない」「個人が尊重される」時代になる。
新型コロナウイルスは、痛い代償付きではあったが、それを人類に教えるために、やむをえず、天が寄こしたものかもしれない。私はそう思っている。
当ブログオーナー、KayのAI書。 研究者・技術者向けの機械学習・ディープラーニングの本には、普段、聞いたことのない難しそうな言葉が沢山出てきて、しかも、その説明を見てもサッパリ解らず、「AIは自分には関係ない」と思ってしまう人が沢山いるのが残念です。 普通にAIを作るのに、そんなものは必要ありませんし、それらの難しそうな言葉だって、普通の言葉で言えば、案外、簡単なことも多いのです。 私の本では、最初に「ニューラルネットワーク」「機械学習」「ディープラーニング」を普通の言葉で簡単に説明します。専門家には「いい加減な説明」と言われるかもしれませんが、普通の人が、これ以上知る必要はないと思います。 そして、面白いテーマの実習をやれば(繰り返しが必要な場合もありますが)、誰でもAIを自分で作れるようになることを目指して書きました。 そして、柔軟なアイデアとセンスで、専門家以上にAIを使えるようになることもあると思います。 |