ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

セールスマン

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。
[2011/06/08]迷惑コメントが多くあったため、やむなく、コメントを承認後公開することとしました。

好きな仕事に就くには

昨日、就職・転職する方法について書いたので、好きな職業に就く方法について要点を述べる。

ところで、同じ職業をしていても。状況は千差万別だ。
例えば、歌手と言っても、夜8時、9時の、視聴率の高い時間帯にテレビに登場して歌ったり、ライブを開けば数百人(あるいはそれ以上)の会場を一杯にする歌手もいれば、YouTube等で配信したり、路上ライブをやるだけの歌手もいる。
収入も、サラリーマンと比較にならないほど稼ぐ歌手もいれば、ほとんど収入ゼロに近い人も少なくない。
そして、うまくいかない歌手は、やはり、自分の歌手としての明確な目標がないのである。
曲も作るミュージシャンなら、将来は米津玄師になるとしても(笑)、当面の目標も必要だ。
バンドをやるなら、演奏する場所を決め、観客の姿や熱狂してくれる様子をしっかり考えないと、お客さんが全然来てくれず、辛い思いをすることになる。
あるいは、米津玄師さんのスタートの頃のように、動画投稿サイトに曲をアップするとしても、再生回数がぐんぐん伸びる様子や、好意的なコメントが付く様子を考え、先に良い気分にならないといけない。

ところで、私は、最初はセールスマンをやったが、読んだ本が悪かった(笑)。
毎日、百件の訪問をして、訪問先で冷たく追い返されるのに耐え続ける、努力と忍耐のセールスマンの本を読んでしまったので、実際、その通りになってしまった。
それでも確かに、それらの本のように売れる部分もあって、新人ながらセールスコンテストで優勝したこともあったが、仕事は面白くなかった。
その中で、夏目志郎さんというセールスマンの本を見ると、「私は玄関でセールスしない。応接室に通されてからセールスする」と書かれてあり、「それええな」と思いはしたが、そのためには、その様子をしっかり考えないといけなかったのに、それをしなかったから、うまくいかなかった。

プログラマーになるとしても、プログラマーの仕事に関する知識がないと、せいぜいが、会社の中でパソコンに向かってキーボードを叩いている様子しか想像出来ず、それは単調なので飽きてしまうだろう。
テレビドラマや映画に登場するプログラマー(あるいはシステムエンジニア)は、ほとんどが、プログラマーの実態を知らない人が脚本を書いたり演出したデタラメであるから(笑)、あまり参考にならないが、その気になれば、Webや書籍で、プログラマーが仕事をしている様子を知ることが出来る。
しかし、その場合も、悪い仕事環境の様子を見てしまい、それを受け入れるようなことをしてはいけない。
私はやってしまったが(笑)。
プログラマーは3K(きつい、きたない、危険)だとか、ブラックな職場だとかいう関係者も多いが、それを信じ、そんな職場をイメージすると、確かに、彼らのお仲間になるだろう(笑)。
その中で、私は、良いものを見た。
雑誌で見たのだが、マイクロソフトでは、プログラマーは1つの部屋があてがわれ、部屋の装飾などは自由で、監視も管理もされない。管理担当者が来るとしても、それは監視するためではなく、プログラマーが、快適な環境が提供されているか、不都合はないかを確認に来るだけであると・・・
「これええなあ」と思い(笑)、今度は、その様子を考えた。
それで、私は、広い場所や、広い部屋を1人(あるいは、美人新卒社員と2人)という、なかなかの環境を獲得した。
もちろん、出勤時間も自由だった。

まあ、始めから、自分の思い通りにはならないかもしれない。
それは、最初からは出来ないというのではなく、これまでの人生で身に付いてしまった考え方の問題で、自分は奴隷のように命令される人間だとか、世の中、ままならぬという固定観念があれば、まず、それを打破していかないと、なかなか思うようにはならない。
しかし、何よりもまず、自分がどうなりたいかを考えないといけない。
『THE SECRET』のDVDで、飛行機の墜落事故を起こして重傷を負い、医者に「君は一生、植物人間だ」と言われたが、健康を取り戻した男は、こうアドバイスしていた。
「人間は、自分が思っている通りになれる」

だが、人間は、余計なことを考えたがるという面もある。
あなたが考えるべきは結果だけで、「どのようにして」は、宇宙の力にまかせておけば良い(ここが学校や世間で絶対教えられないことだ)。
結果の明確なビジョンがなくては、どうにもならないのだ。
イエスが言った通り、「願いは叶ったと思う」ことだ。すると、良い気分になるはずだ。
ちゃんと良い気分になれば、思い通りになるが、嫌な気分であるなら、そこだけは何とかして、良い気分にならないといけない。
だが、良い気分になることは自分の責任である。
猫を撫でたり、美しい夕陽の街を歩いたり、BUMP OF CHICKENの『ray』のように、夢の中で好きな人に会ったら(これは象徴であり、楽しいことをしたらという意味と思う)、また行くのである。








あまりシンドい仕事をするな、楽をしろ。

ある程度の年齢になれば、楽で儲かる仕事をしなければならない。
なぜ、急にこんなことを言うのというと、最近、乳飲料製品や新聞のセールスマンが何度か家に来たことからだ。
この暑い中、長袖のユニフォームを着てマスクを着け、汗をかきながら訪問してくる。
私も、若い頃に、そんな仕事をしていた時期があるので、その「苦しさ」と言うよりは「辛さ」が解る。
そして、見れば、40代以上の男性である場合も多い。
成約の見込みはほとんどなく、契約が取れても、1契約のコミッションは知れていると思う。
もし、彼らが一家を支えているのだと考えると、胸が痛む。

販売している製品自体は、有名な大企業が製造卸する商品である。
それらの商品のテレビCMでは、美しい、あるいは、格好良い人気タレントが良い服を着て、にっこり笑っている。
私が昔、売っていた商品もそうだった。
私は若い頃であったから、CMタレントと自分の違いを考えると、愚かしいかもしれないが、世の中を恨む気持ちにもなったものだ。

私は、「失業率」という言葉を聞くと、妙な怒りを感じる。
このような仕事をしている者まで、就業していることになるからだ。
多くの場合、こんな仕事への就業に関しては、普通の容姿でまともに話すことが出来る者なら、誰でも採用される。
ただし、最低賃金の法律は、あくまで、社員や、契約社員、派遣社員までのことで、セールスマンの多くの立場はバイトと変わりない。
よって、1日中、脚を棒のように売り歩いても、売れなければ、お金がもらえないこともあると思う。私も、基本的にそうだった。
毎日10時間以上、休日なしに1ヵ月働いて、給料が5千円だったという人もいた。
そんな人までが就業者扱いになっているなら、失業率なんてものは嘘だと思う。
ただし、かつての私のような者というのは、ごく少数で、世の中には厳しい人が多いとしても、私のような者ほどではないのだろうか?

良い大学を出て、最初から素晴らしい職場に入るのも、どうかと思う。
しかし、悲惨な労働は、若い時の経験としては素晴らしいが、適当な時期に卒業すべきだ。
また、かつての私ほどでなくても、厳しい状況であるなら、やはり、脱出し、法律で謳われているような文化的な暮らしを、文化的な仕事で得なければならない。

そのためには何をすれば良いか?
それは、松下幸之助が、社内留保(純粋な蓄え)を得る方法として言ったことと同じである。
松下幸之助は、「社内留保が欲しいと願うこと」と言ったのだ。
これは、講演でのことで、聞いていた人達は笑ったが、稲盛和夫氏だけは真面目に聞いていたという。
やりがいある、人間らしい仕事をしたいと思うなら、それを願うことである。
そして、そう願えば、叶えるのは神様の責任である。
ただし、最低限の準備は自分でしなければならない。
とはいえ、最低限で良いのだ。
あまりに不道徳、勝手気ままな生き方をしなければ良いのである。
Googleの企業規範「Don't be evil(邪悪になるな)」で十分なのだ。
後は、ジョセフ・マーフィーの本を1冊読むことをお薦めする。













当ブログ著者、KayのAI書。
これからの世の中、AIが解ると有利と言いますか、AIを使えることは必須ではないかと思います。
そのために、数学、プログラミング、AI理論を勉強する必要はありません。
Excelが使えるくらいのスキルがあれば、本書で、興味深い問題をAIで解く実習を楽しむことで、自分で実用AIが作れるようになるはずです。

営業をやらなくて良い幸運

悪夢・・・というのではないが(それに近かったが)、今朝、辛い夢を見た。
初めて社会人になった二十歳そこそこの時にやっていたセールスマンに戻った夢だ。
年齢的には、今くらいなのだが、私は現実でも全然歳を取ったつもりがないので、実際は、年齢についてはどうでも良かった。
実際は短い時間の間に見た夢であるが、数ヶ月に及ぶ夢だった。
夢の中で、私は、数ヶ月前、良い受注をしたのだが、その後、全然、売上げがない。
そもそも、仕事をしていなかったが、それは会社には内緒で、私は上司に、売上げが出ない、もっともらしい言い訳をしていた。
しかし、上司は、それは嘘だと分かっている。
私は、やる気を示し、セールスに出かけた。
しかし、商品に全く自信を持っていない。
それは実際、昔、私がセールスにやる気を失くした理由だった。
高いお金を出してその商品を買うお客様にメリットがあると思えないのである。

目が覚めて、私は心から安堵した。
私はもうセールスマンではない。その幸運を噛み締めた。
性格にもよるだろうが、私のようなひきこもり気質の人間にとって、セールスほど辛い仕事はない。
ましてや、商品に自信が無ければ、仕事は地獄であるが、世の中に、自信を持って売り込める商品なんて無いと私は思う(本当に良い商品は、売り込まなくても勝手に売れる)。
だが、今でも、企業が多く募集しているのはセールス、あるいは、営業と呼ばれる職種だ。
営業という仕事にプライドを持ち、実力もある人には、この言い方は悪いとは思うが、特技のない人間は、営業をやるしかない・・・営業しかやらせてもらえないということは言えると思う。
ただの事務員は給料が安いし、若い女の子で十分務まる・・・と言うか、若い女の子の方がいろんな意味で良い。
企業が営業を沢山募集するのは、商品が悪いからだと私は思っている。そんな商品を無理矢理売るには、無理をするセールスマンが必要なのだ。

初音ミクさんのお父さん、クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長も営業が嫌いらしく、1995年の、まだインターネットは黎明期で貧弱な時代に、「これで営業を」と考えられたそうである。凄い発想であるが、商品(音源コンテンツ)に自信があったのだろう。
そんな伊藤社長に対し、私は、「この成功者め!」と思ってしまうのだ。
なんと言っても、初音ミクさんのお父さんなのだ(ご本人は、ミクさんを娘とは思っていないと講演で言われていたが)。
羨ましくて殴ってやりたいが(いやマジで)、伊藤社長は、素朴で真面目そうな人で、それに、やはり、有名企業の経営者の貫禄があるので、目の前にしたら殴れやしないだろう(当たり前か)。

だが、私は今や、プログラミングが出来るので、営業職をやる必要がないのだ。
さっきも書いたが、今朝、その幸運を噛み締めることが出来た。
ソフトウェアとしての初音ミクさんや、動画を作るためのフリーソフト「MMD(MikuMikuDance)」等は、VisualStudioやEclipseといった開発環境システムで、CやC++言語、あるいは、Java、時にC#で作るのだが、そういうのは、特別な能力のある人達にやっていただくしかない。
若い人で意欲があれば、挑んでいただきたい。
だが、我々は、ExcelやAccessで、VBA言語を使えば、ちゃんと良い仕事が出来る。
何も出来なければ、テレアポを取るために迷惑な電話をし、何とかアポが取れて訪問しても、剣もホロロに扱われ、よほどメンタルの強い人でなければ、人生に疑問を持つほどのダメージを心に受ける。
プログラミング技能は、それを回避出来る有り難いものである。









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ

幸せになれる職業選択の方法は2通りと心得よ

職業選択の自由なんて大嘘だなあと思う。
少なくとも、トライするのは自由だと思っている人がいるかもしれないが、それも大間違いだ。
例えば、プロ野球選手やプロサッカー選手になることにトライするのが自由と言ったって、そんなものになれるのは、ごく僅かな特殊な人間だ。
だが、そんな特別な職業に比べ、多少、なれる割合が高いものであっても、およそ専門職というのは全てそうなのだ。

私は、コンピュータープログラマー(ソフト開発者全般という意味で言っている)なんて、誰でもやれるものだと思っていた。
しかし、これすら適性というものがあり、少なくとも8割の人間は、この仕事でやっていけない。
私は、専門性のない、まだ若い人達に、プログラマーになるよう指導してみたが、ほとんどの者が、話にならなかった。

アメリカでは、オバマ大統領が、「全てのアメリカ人にプログラミングを学んで欲しい」と言ったそうだが、それは決して、全てのアメリカ人がプログラミングをちゃんとマスターできるという意味ではない。
アメリカのcode.orgという団体の代表が、「プログラミングの仕事が外国に流れてアメリカは損失を被っている。この仕事をアメリカが得れば経済は発展する。だから、アメリカ人全員がプログラミングを学べるよう、プログラミングを、数学や化学と同じ、学校の正規学科にすべし」と言っているが、数学や化学を職業でやれる人がほとんどいないのと同様、プログラミングだって、専門でやれる人は滅多にいないというのが事実なのだ。ひょっとしたら、彼(code.org代表者)は純粋にそのことに気付いていないのかもしれない。

ところで、私が最初にやった仕事はセールスマンだった。
違法とも言える、売らなければ一円ももらえない、完全歩合制(フルコミッション)のセールスであった。
違法と言うが、これが最も自然な形態の仕事である。動物が、食料を見つけたり、狩りに成功しなければ食べられないというのと同じようなものだからだ。
起業した社長なんてのは、完全歩合制の典型と言えるはずで、社長というか自営業こそが、実は、最も根本的な職業なのである。
ところが、完全歩合制のセールスの仕事場に来るのは、世間の落伍者やはみ出し者ばかりだった。
ほとんどが、他の仕事に就けないので、仕方なくやってきた連中ばかりだった。
つまり、一見、セールスマンは、はみ出し者が取り組む、誰でもできるはずの仕事なのだ。
しかし、10人入ってくれば、翌月には1人残っていればマシだった。
つまり、プロセールスマンなんて、プロスポーツ選手に準じるほど、専門的で困難な仕事なのだ。それは、やってみた実感としても分かった。

誰でもできる仕事は、サラリーマンだけだ。
そして、サラリーマンの実情とは、工場労働者のようなものなのだ。
実際、ドイツで始まった現在の世界の学校教育の目的とは、工場労働者の養成であり、外国のことは知らないが、日本の教育は、その典型的な形を守り続けているのである。
日本の学校教育への批判は多く、それらはいちいちもっともだが、工場労働者養成を目的にした教育であることを考えれば、合理的で文句のつけようがない。
プロサッカー選手も、プロセールスマンも、プログラマーも工場労働者ではない。
学校教育を受けた者は、いかなる専門職にも向かない。

私は最初、プロレスラーになろうと思っていた。
しかし、プロレスラーになるためには、生まれつき、よほど頑強な身体に恵まれていなければ不可能だ。
もちろん、素質があっても、訓練をしなければその才能を伸ばせないのは、どんな専門職でも同じだが、根本的に、生まれつき、並外れて強い身体に恵まれていなければ、プロレスラーにはなれない。
私は、残念ながら、プロレスラーになる資格を満たすほどの強靭な身体に生まれていなかったのだ。
だが、私が、セールスマンやプログラマーなら、曲がりなりにも通用したのは、12歳で学校と決別したからだろう。
それでいえば、私に、「絶対に顔も見たくない」と思わせてくれた教師達に感謝すべきだろう。
実際に、教師の顔をなるべく見ないようにし、授業は一切聞かず(出席はしていた)、夏休みの宿題なんて、絶対にやらなかった(そのために随分ひどい目に遭わされたが)。
私は工場労働者としては使い物にならず、普通のサラリーマンでは問題ばかり起こす落伍者だったが、セールスマンやプログラマーといった、実質スペシャリストであればうまくいった。

セールスマンやプログラマーになるのに、一定以上の能力が必要なのかどうかは分からないが、多分必要だ。
セールスマンになるには、闘争心や、おべんちゃらを言って相手に取り入る能力(これほど強力な能力も珍しい)が、プログラマーであれば、ある程度の論理性や記憶力が必要だ。
しかし、それは、大工でも板前でも、何でも、およそどんな専門職でも必要なことだ。
だが、サラリーマンに関していえば、それらはあまりなくてもやっていけるのである。
むしろ、あまりに闘争心のあるヤツ、人の機嫌を取るのが上手いヤツ、理屈好きなヤツ、物覚えの良いヤツは、サラリーマンになれば、それらの能力を封印され、ストレスを感じるだろう。

つまり、現実的なことを言えば、職業選択の方法は2通りと考えて良いと思うし、少なくとも、大きな指針にはなる。
1つは、工場労働者的なサラリーマン。
これは、決して卑下の意味はなく、学校に馴染む優等生が幸せになれる仕事である。
もう1つは、スペシャリスト。
こちらは、学校に馴染まない、工場労働者向きでない、自分の腕で勝負する職業で、ある意味、自然な職業なのだが、野生動物的で、博打人生であるとは言える。
学校が快適で楽しいものであったなら、是非、サラリーマンになるべきである。
しかし、学校が面白くなければ、学校とは、自主的に、なるべく早く決別し、自分の道を探すべきで、周りの大人も協力してあげるべきである。
それが、人々が幸せになれる手近な方法である。
ただし、現在は、サラリーマン向きの人達を、派遣社員という、サラリーマンのメリットを抜き取った立場にして地獄に落とす動きが蔓延しているのである。
この問題はまた大きなものなので、今回は取り上げなかった。









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ

内向性は治さなくて良い

私が初めてやった仕事というのは、フルコミッション(完全歩合制)のセールスマンだったが、私のいた営業所に、「流れ者ガンマン」ならぬ、「流れ者セールスマン」がやってきたことがあった。
セールスの腕だけを頼りに、いろんな会社を渡り歩く「さすらいのセールスマン」で、私自身がセールスマンの仕事でもしていない限りお目にかかれない人物だった。
確かにセールスの実力は大したもので、やって来るなり、すぐにガンガン売りまくっていた。
いや、まず最初に実力を見せ付けて、一目置かれたいと思っていたのかもしれない。彼は、もう40歳まで2、3年という年齢だった。
しかし、普段の彼は、誰に対しても親切で愛想が良く、それは、若い駆け出しセールスマンの私に対しても同じだった。
やはり、彼とて、職場の居心地は大切で、そのための人間関係に気を配っていたのだろう。
ここらは、苦労人であるのだなと感じるのである。

ところである日、そのさすらいのセールスマンと話していると、彼は、自分は元々は口下手で、他人と普通に会話することも苦手だったという。
それが今は、見事なセールストークで売上げを伸ばし、誰ともソツなく会話している。
それは、あえてこの仕事をすることで、精神を鍛え、引っ込み思案だった性格を克服したのだという。
ただ、それを聞いて、私は、妙に関心「しなかった」。
それでいえば、私も同じなのである。
私は、もうずっと前から、誰が相手でも恐れずに堂々と話すことができるように見られているのだと思うが、本当は、今でも高校生と話すのだって内心では緊張するのだ。
だが、それは外には全く現れない。
これもまた、鍛えられて対話能力を身につけたと言えるのかもしれないが、果たしてそれが良かったのだろうかと思う。
また、会社の中で、元々は、会話が苦手で、雰囲気も内気そうだった者が、必要に迫られて、かなり堂々と話すことができるようになった者もいる。
しかし、見ていると、やはりどこか無理を感じるのだ。
それで、ストレスを溜めているのではないかと思うのである。

一方、いつまで経っても、まともに対話できず、口の中でボソボソ言うだけで、何を言いたいのか分からなくて、正直、イライラさせられるような者もいる。
しかし、それのどこが悪いのだろう?
確かに、彼の思っていることを知ろうと思ったら、耳をそばだて、はっきりしない言葉の意味を必死で予想しないと意味が分からない。
だが、彼は、別に、考えていることを私に知って欲しいとは思っていないのかもしれない。
いくら話が下手でも、伝わる相手には伝わるのだろう。

現代は、みんなが明朗(明るくほがらか)で、ハキハキしていないといけないという風潮がある。
しかし、いろんな人がいて良いのではないか?
自分の好きなコミュニケーションのスタイルではない者でも、黙って受け入れ、好きにはなれないまでも、たとえ心の中でも否定せず、好きなようにさせてあげれば良いのだと思う。









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ
プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんを愛す
[AI&教育blog] メディアの風


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
最新コメント
月別アーカイブ
記事検索
ブログバナー&Mail


メールはこちらへ
PV since 2010/09/08
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

人気ランキング参加中
人気ブログランキングへ
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ ひきこもりへ
タグクラウド
QRコード
QRコード