今朝、スティーブ・ジョブスが亡くなったことを知った時に感じたのは、マイケル・ジャクソンが亡くなったニュースを見た時のような感覚だった。
2人ともカリスマであり、世界中に多くのファンがいながらも、一方で、奇人変人のように扱われることもあった。
ジョブズに関しては、若い時は、そう言われても仕方がないところもあったかもしれない。
しかし、そんな若かったある時、彼は、「僕だって普通の人間なんだ。みんな、なぜそれが分からないのだ」と言って嘆いたという。

スティーブとマイケルが、まだ20代の頃と思う。スティーブはコンサート中のマイケルの楽屋を訪ね、マイケルに、マッキントッシュパソコンをプレゼントした。しかし、いくら小型のパソコンとはいえ(ステーブは電話機の底面積と同じか小さくするよう指示して開発させた)、ブラウン管モニタの時代のパソコンであり、今のiPadのようなものとは訳が違う。マイケルは戸惑いながら、「サンクス」と言って受け取り、そのままスタッフに手渡して、二度と触らなかったという。

スティーブもマイケルも、本質はシャイだった。それによる誤解もあるのだろう。
スティーブが普通の人間であると認める者がいたとしたら、その人自身、世間から見れば普通ではない。
テキサスの大富豪ロス・ペローは、ニューヨークの不動産王ドナルド・トランプを毛嫌いしていた。しかし、そんなペローもスティーブに対しては援助した。大統領選に出馬したこともあるロス・ペローも相当な変わり者かもしれないが、そのロス・ペローにも分からない人物がいた。彼の妻である。ロス・ペローは、妻が、なぜ自分のような醜い男と結婚してくれたのか、永遠の謎であるのだった。









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