今回は、読者からの質問に答える。
質問はコメントで寄せて頂ければ、他の読者の方々にも有益と思われる場合には回答しようと思う。
今回、回答する質問は、潜在意識の法則で金を儲けようという趣旨のWebサイトをどう思うかといったものである。
別にWebサイトに限らず、潜在意識の法則、引き寄せの法則、あるいは、ナポレオン・ヒル、ウォレス・ワトルズ、ポール・マイヤーら、成功教の教祖の教えで金儲けをすることをどう思うかということでも良いと思うので、そのように考える。
悟りを開き、本当の自分を知り、至福に至るには、一切の欲望を捨てなくてはならない。
なら、上に挙げたようなものは、その妨げになるのか否か。
それは、その通りとも言えるし、そうでないとも言える。
しかし、事は意外に単純だ。
まず、人が生きていくためには、今の時代はお金が必要である。
大人になれば、自分の力でお金を稼がなくてはならない。
これには言い訳は通用しない。なぜなら、誰でも出来ることだからだ。
とはいえ、様々な理由で、それに困難を感じていたり、あるいは、がんばっているのに、必要なだけのお金を得られない人も少なくは無い。
それなら、潜在意識の法則や、引き寄せの法則で、必要なお金を得れば良い。
それらに効果があるのかというと、素直にやれば、素晴らしい効果を見るだろう。
そもそも、自分で十分にお金を稼げないと、欲望を捨てるどころではない。
次に、巨富を得る。つまり、金持ちになることについてだ。
ナポレオン・ヒルやポール・マイヤーらは、単に金を稼ぐのではなく、富豪になることにこそ価値があるのだと力説しているようだ。
ロンダ・バーンが『ザ・シークレット』を書くきっかけになった本を書いたウォレス・ワトルズもそうだろうと思う。
しかし、ワトルズはわずか50歳位で死んだし、皆、表向きは幸福さを装っても、実際はそうではないだろう。金や家庭のことでトラブルを抱え、普通の人以上に惨めなのだ。
面白いことに、ワトルズ自身が、大富豪は皆、本当は惨めだと書いているのだ。
ハワード・ヒューズのように、悲惨な最期を迎える者もいた。
一頃は成功教の大カリスマで、ひょっとしたら、オバマ大統領の“Yes,We Can”は、その人が「Yes I Can教の信者になれ」と言ったことから来ているのではないかと思われた牧師は、高齢になって金や様々な問題で苦悩している。
過ぎた富は、成功教の信者達が崇め敬う大教祖達をも滅ぼすのだ。
では、富豪になるのは悪いことなのか?
これに関しては、2万年前にアトランティス人トートが書いた『エメラルド・タブレット』に明快に述べられている。
富は、世界を幸福にするための手段でしかない。
それ以外の理由で富を所有すると、当然のように破滅する。例外は地上にも、宇宙にも決して無い。
それを知るには、24歳のオーソン・ウェルズが監督・製作・脚本・主演を務め、映画史上最高傑作の1つと言われた『市民ケーン』を見ると良い。
大富豪チャック・フィーニーは、全財産を寄付して手放したが、それで彼は破滅を免れ、幸福になった。
ビル・ゲイツは、若い時から、いくら金があっても、個人の贅沢に使うことはなかった。飛行機はエコノミークラス、日本製の車を自分で運転し、大衆食堂で食事し、普通のスニーカーを履いていた。下手したら、我が国のどこにでもいる、二十歳そこらのおにいさんやおねえさんの方がよっぽど贅沢かもしれない。
ゲイツにとって、富は慈善事業の手段でしかない。歴史に名を残したいなら、ゲイツ大学でも作ればいいのだが(スタンフォード大学のように)、その気はなさそうだ。また、ゲイツが次世代型原子炉の開発を推進するのは、あらゆる意味での合理性のためで、頭の良い彼は現行の原子力の危険など、我々以上に承知している。実際、彼は、その他のエネルギー事業にも投資しているし、シークレットで凄いこともやっているに違いない。案外に彼自身が、時間はかかるかもしれないが、原子力を封印する可能性がある。
ゲイツのような志とエネルギーがあるなら、富豪になれば良い。
ゲイツは、チャールズ・ハアネルの『ザ・マスター・キー』を愛読したという話もあるが、噂だけではなく、昔から彼の言動に注目していた私から見れば、それは意外なこととは思えない。
だが、普通は、幸福になるには、チャップリンが言うように、大して金は必要ない。しかし、彼は余計な金があったために、壮年の頃から困難が多く、安らかな老後も送れなかったのが、なんとも哀しい。
『老子』には、大きな成果を上げても、それを自分がやったと思わず、さっさと引退しろとあるが、それが最も安全で幸福に至る道なのだ。
それを、自分が為したと言って誇り、手に入れたものに執着するから悲惨を味わう。
得たものはいずれ失う。
そして、世俗のいかなる成功や富などは比較にならない良いものがある。
大事業家、大政治家、大芸術家、あるいは、大悪人には、運命によらずしてなることはない。しかし、そんな運命になかったことは喜ぶべきことだ。
欲望さえ捨てれば、悟りへの障害が無いからである。
↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
質問はコメントで寄せて頂ければ、他の読者の方々にも有益と思われる場合には回答しようと思う。
今回、回答する質問は、潜在意識の法則で金を儲けようという趣旨のWebサイトをどう思うかといったものである。
別にWebサイトに限らず、潜在意識の法則、引き寄せの法則、あるいは、ナポレオン・ヒル、ウォレス・ワトルズ、ポール・マイヤーら、成功教の教祖の教えで金儲けをすることをどう思うかということでも良いと思うので、そのように考える。
悟りを開き、本当の自分を知り、至福に至るには、一切の欲望を捨てなくてはならない。
なら、上に挙げたようなものは、その妨げになるのか否か。
それは、その通りとも言えるし、そうでないとも言える。
しかし、事は意外に単純だ。
まず、人が生きていくためには、今の時代はお金が必要である。
大人になれば、自分の力でお金を稼がなくてはならない。
これには言い訳は通用しない。なぜなら、誰でも出来ることだからだ。
とはいえ、様々な理由で、それに困難を感じていたり、あるいは、がんばっているのに、必要なだけのお金を得られない人も少なくは無い。
それなら、潜在意識の法則や、引き寄せの法則で、必要なお金を得れば良い。
それらに効果があるのかというと、素直にやれば、素晴らしい効果を見るだろう。
そもそも、自分で十分にお金を稼げないと、欲望を捨てるどころではない。
次に、巨富を得る。つまり、金持ちになることについてだ。
ナポレオン・ヒルやポール・マイヤーらは、単に金を稼ぐのではなく、富豪になることにこそ価値があるのだと力説しているようだ。
ロンダ・バーンが『ザ・シークレット』を書くきっかけになった本を書いたウォレス・ワトルズもそうだろうと思う。
しかし、ワトルズはわずか50歳位で死んだし、皆、表向きは幸福さを装っても、実際はそうではないだろう。金や家庭のことでトラブルを抱え、普通の人以上に惨めなのだ。
面白いことに、ワトルズ自身が、大富豪は皆、本当は惨めだと書いているのだ。
ハワード・ヒューズのように、悲惨な最期を迎える者もいた。
一頃は成功教の大カリスマで、ひょっとしたら、オバマ大統領の“Yes,We Can”は、その人が「Yes I Can教の信者になれ」と言ったことから来ているのではないかと思われた牧師は、高齢になって金や様々な問題で苦悩している。
過ぎた富は、成功教の信者達が崇め敬う大教祖達をも滅ぼすのだ。
では、富豪になるのは悪いことなのか?
これに関しては、2万年前にアトランティス人トートが書いた『エメラルド・タブレット』に明快に述べられている。
富は、世界を幸福にするための手段でしかない。
それ以外の理由で富を所有すると、当然のように破滅する。例外は地上にも、宇宙にも決して無い。
それを知るには、24歳のオーソン・ウェルズが監督・製作・脚本・主演を務め、映画史上最高傑作の1つと言われた『市民ケーン』を見ると良い。
大富豪チャック・フィーニーは、全財産を寄付して手放したが、それで彼は破滅を免れ、幸福になった。
ビル・ゲイツは、若い時から、いくら金があっても、個人の贅沢に使うことはなかった。飛行機はエコノミークラス、日本製の車を自分で運転し、大衆食堂で食事し、普通のスニーカーを履いていた。下手したら、我が国のどこにでもいる、二十歳そこらのおにいさんやおねえさんの方がよっぽど贅沢かもしれない。
ゲイツにとって、富は慈善事業の手段でしかない。歴史に名を残したいなら、ゲイツ大学でも作ればいいのだが(スタンフォード大学のように)、その気はなさそうだ。また、ゲイツが次世代型原子炉の開発を推進するのは、あらゆる意味での合理性のためで、頭の良い彼は現行の原子力の危険など、我々以上に承知している。実際、彼は、その他のエネルギー事業にも投資しているし、シークレットで凄いこともやっているに違いない。案外に彼自身が、時間はかかるかもしれないが、原子力を封印する可能性がある。
ゲイツのような志とエネルギーがあるなら、富豪になれば良い。
ゲイツは、チャールズ・ハアネルの『ザ・マスター・キー』を愛読したという話もあるが、噂だけではなく、昔から彼の言動に注目していた私から見れば、それは意外なこととは思えない。
だが、普通は、幸福になるには、チャップリンが言うように、大して金は必要ない。しかし、彼は余計な金があったために、壮年の頃から困難が多く、安らかな老後も送れなかったのが、なんとも哀しい。
『老子』には、大きな成果を上げても、それを自分がやったと思わず、さっさと引退しろとあるが、それが最も安全で幸福に至る道なのだ。
それを、自分が為したと言って誇り、手に入れたものに執着するから悲惨を味わう。
得たものはいずれ失う。
そして、世俗のいかなる成功や富などは比較にならない良いものがある。
大事業家、大政治家、大芸術家、あるいは、大悪人には、運命によらずしてなることはない。しかし、そんな運命になかったことは喜ぶべきことだ。
欲望さえ捨てれば、悟りへの障害が無いからである。
↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
