ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

コンドリーザ・ライス

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

シャッポを脱ぐことが出来た偉人達

一流大学や、一流の学校に入るメリットは何だろう?
ビル・ゲイツは、ハーバード大に入った大きなメリットがあったと思う。
ゲイツは数学者になりたかったらしい。それで、ハーバード入学後、数学科に行ったのだが、そこで、自分など足元にも及ばない天才がゴロゴロいるのを見て、すぐに数学の道を断念した…ということだったと思う。
ゲイツは、そのことで自信も挫かれたが、謙虚になれたのではないかと思うのだ。

アメリカの国務長官を務めたコンドリーザ・ライスは、幼い時から何でも一番だったが、大学生の時、ピアニストを目指してたことがあったようだ。
ところが、そのピアノで、自分なら1年かかるようなことを1時間でやってしまえる11歳の天才少年に会ってしまい、ピアニストを断念した。
自分では世界一になれない…というより、そんな天才は他にもいるだろうから、ピアノの世界は元々、自分が進むべきところではないと分かったのではないかと思う。
そして、やはり、ライスも謙虚になったのだと思う。

SF作家の平井和正さんは、元々は漫画家を目指していたが、石森章太郎(石ノ森章太郎)に会って、「こんな天才に敵うはずがない」と痛感し、やはり、漫画家になることを断念している。

上に挙げた人達は、自分より優れた存在に気付く感覚を持っていたことと、自分の本当の場所を見つけたいという願望と意欲を持っていたところが素晴らしい。
一流大学には、なんだかんだ言って優秀な人が多いだろうから、そこで、自分が太刀打ち出来ないような優れた人を見つけ、謙虚になれれば、苦労してその大学に入った甲斐があったと言えるのだと思う。しかし、自分より優れた人間を認めず、自分が一番だと思う馬鹿が少なくはなく、そんな者が一流の学校を出た(あるいは入った)というプライドなんか持ってしまったら、非常に困った人になってしまう恐れが大きい。私は昨日、そんな人に会ってしまったのだが・・・。

私が事務社員をしていた若い頃、その会社の中に、私にプログラミングの勉強を勧めてくれた40代の技術課長がいた。私にとって大恩人である。
彼は、中学は普通の公立に通っていたが、あまりに勉強が出来るので、中学から入る者が多い一流の進学校に高校から入学したらしい。
すると、それまでは成績はずっと一番だったのに、真ん中より下の方になってしまったと言う。
それで、彼は、自分が出た大学の名を上げ、「そこにしか行けなかった」と言ったが、その大学は、私が入ったのと同じ大学だった(笑)。
彼は、優秀な、一目置かれる技術者だが、とても謙虚だった。それは、高校に入って自信を挫かれたことが、良い結果になったのだと思う。

一流大学に進むことに限らないが、優秀な人間がいる場所に行くことには、上で述べたようなメリットがある。
しかし、
「自分より上がいる」
「自分など大したものではない」
といったことが分かるだけの感覚は、やはり親の教育の部分が大きいのではないかと思う。
そして、それを持っていない人が多いと思えるのだ。
残念なことに、私も持っていなかった。
シャッポを脱ぐ(兜を脱ぐ。降参するとうこと。シャッポは帽子のこと)ことが出来る者は、本当は優れている。
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最大の才能とは

豊かな収入を得るためには、スキルが必要だ。
スキルとは、一番多くの時間をかけたことと一致する。
プログラミングを一週間とか一ヶ月でマスターしたとか言う者がいるかもしれない。
しかし、私は、3年で「少し」出来るようになり、10年でなんとか一人前に出来るようになったが、これは、他のどんなスキルでもだいたい同じと思う。
インターネット完結型高校であるN高等学校(学校法人角川ドワンゴ学園)では、PHH(プログラマーズ・ハイレベル・ハイスクール)に参加することが出来るが、月曜から金曜まで通学し、朝8時半から夕方5時過ぎまで、全てプログラミング関連の授業で、高校の勉強は、そこから夜の8時過ぎまででやるようになっているらしい。
しかも、そこでは、最高に合理的で効果的な学習を行うのだろうが、それなら、1年でかなりのレベルになれるかもしれない。
インターンシップは、ドワンゴ、チームラボ、LINEなどで持てるという、何とも羨ましいもので、これなら、165万円という学費に十分に見合う・・・というか安いと思う。

スキルの中には、なかなかお金にならないものもある。
例えば、楽器をかなりの腕前で演奏して作曲も出来たり、普通の人が見たらビックリするほど上手い絵が描けても、それがお金に結び付くことは「まれ」と言って良いと思う。
野球やサッカーだって、学校などでは「天才」と言われているような選手も、プロになれることは、やはり「まれ」だ。
地元では「可愛い」とちやほやされた女の子だって、芸能界にでも入ったら、せいぜい「普通」だ。
しかし、それでも、1日中、長年、諦めずにやっていれば、モノになるものかもしれない。
以前、テレビで、いまだスターになることを諦めていない40代~60代の歌手というのを取り上げていたことがあったが、顔つきを見ていたら、1日中やっている人間の顔ではなかったように思う。
つまり、やっぱり緩んでいるのだ。
もちろん、1日中歌っていなければならない訳ではないが、やっていることの全てが歌のためであれば、成功しないはずがない。
成功には才能が必要だが、1日やれる、1日そのことを考え続けることが出来る以上の才能はない。

ブッシュ大統領の下で国務長官を務めた政治学者コンドリーザ・ライスは、大学生の頃、ピアニストを目指していたらしい。実際、かなりのピアニストになれたのだが、彼女が目指したのは、あくまで世界一だった。
彼女がそれを諦めたのは、自分が1年かかることを1時間でやってしまえる11歳の天才少年を見たためのようだ。
SF作家の平井和正さんも、元々漫画家を目指していたが、石森章太郎(石ノ森章太郎)さんに出会い、「こんな天才にかなうはずがない」と思って、漫画家を諦め、作家になったという話がある。
だが、天才だって、沢山の時間をかけなければ才能は輝かないし、もし、ライスや平井和正さんが、それら天才以上の時間をかけていれば、いつか追い抜けていたかもしれない。
思想家で著述家の吉本隆明さんは、モノ書きになりたければ10年、1日も欠かさず書き続ければ必ずモノになると著書に書いておられた。

まあ、何事も、「1日中」、「1年中」を長年やり続けて、ついに駄目だったとしても、それで笑って死ねるし、思いもしなかったことで上手くいくかもしれない。

そんな 才能じゃダメだねと(Wow Wo Wow Wo)
冷たい言葉にも背を向け
どんなノイズだらけでも(Wow Wo Wow Wo)
彼女のソウルは汚せはしない
~『アイドルを咲かせ』(作詞・作曲・編曲:Mitchie M、歌唱:初音ミク)より~









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得意なことを見つけるより、不得意なことを自覚しろ

「自分の得意なことを見つけろ」
と言う人は多いが、それはまずいやり方なのだ。
「自分の不得意なことを自覚しろ」
が正しい。
本当だ!

「若者は無限の可能性を持つ」
と言う。
嘘だ!
若くったって、子供だって、運動神経の劣った者、音感がない人、算数が出来ない子・・・絶対にいる。
音楽家になった者というのは、案外に、子供の時に、「スポーツや学問は絶対無理。だけど、音楽は少々マシかしら」と言われた者が多いのだ。
逆に、何でも出来てしまう者は、結局、「器用貧乏」で、何をやるか決められないうちに年を取り、平凡な人間で終わることが多い。

ビル・ゲイツは、大学(ハーバード大)に入った時、数学の道を志そうと思ったが、数学科に行ってみると、自分なんか足元にも及ばないような天才がゴロゴロいるのが分かり、あっさりと諦めた。
そういった認識は、誰にでもできるのだが、ゲイツのようにシンプルに判断する者は案外に少ないのだ。
ゲイツは、父親と同じ弁護士になることも考えたが、自分にはそれも向いてないことも分かった(案外に対話は苦手)。
ビル・ゲイツの成功の大きな要因は、「自分に何ができるか」ではなく、「自分に何ができないか」を自覚できたことだ。
また、スティーブ・ジョブズは、決して才能豊かではなかったが、自分の好きな道を頑なに貫いたのだ。

アメリカの国務長官を勤めたコンドリーザ・ライスは、あまりにも才能に恵まれていたことが不幸だった。
世界一のピアニストを目指し、実際、かなりの才能もあったが、大学生の時、自分なら1年かかることを1時間でやってしまえる11歳の天才少年に会ってしまい、ピアノを諦める。
フィギュアスケートの金メダリストを目指し、こちらも、全米チャンピオンになれるくらいの素質はあったが、ピアノの場合と同じような理由で諦めたようだ。
政治の素質も勿論あったが、自分よりはるかに頭脳が劣るブッシュ大統領の下で国務長官をやるくらいが限度で、大統領になるほどの器ではないことを自覚できたので、政治を引退し、学者の道を行くが、ノーベル賞を取るほどではないだろう。
一見、豪華な人生を生きているように見える彼女も、実は挫折と落胆だらけなのだと思う。

歌でも、先に曲があって、後から詩をつけるのは大変と思うが、案外に、そんなふうに曲先で言葉の制約が大きい方が、詩が良くなるのである。
俳句は5-7-5という、強い制約があることで、かえって素晴らしいものになる。
中国にも、五言絶句や七言絶句などがある。
ダンテの神曲は、長編の詩ながら、恐ろしいまでに制約された形式で書かれている。

分かるだろうか?
人間は、自由度が大きいと、案外に何もできず、制約があるほど、優れたことをやるのである。

あなたも、「やるべきこと」ではなく、「やらないこと」を決めた方が良いのだ。
ブームでみんながやってるからって、自分に向いてないなら、やってはならない。
ただし、他人の「好き」は認めなければならない。
人間は案外に多才だ。
得意なことなんて、自分で思うより沢山あるのだ!
自分の得意なことが見つけられずに失敗するのではなく、不得意なことをやめないから失敗するのだ。
不得意を捨てれば、成功できる道は案外、多いのである。
「嫌なことからは逃げろ。好きなことをやれ」
これが、本当の成功の秘訣である。
もちろん、必要な経験や義務まで放棄しろなんて言ってないが、馬鹿に対する細かい注意までは書かないので、ご了承を。
再度言う。
馬鹿に対する細かい注意までは書かない。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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