宗教家や道徳家の中には、「恨むな」「怒るな」「妬(ねた)むな」「嫉(そね)むな」等々と、人間の悪い感情をたらたら並べて、「それを起こしちゃならん」と教える者がいる。
それは、賢くない教え方と思う。
言われた方は絶対にできないからだ。
指導者というものは、人間をもっとよく知らなければならないし、機転も効かなければならない。
正しいやり方は、ただ一言、「文句を言うな」である。
文句を言わなければ、恨むことも、怒ることもなく、妬み、嫉みも起こらない。
そして、自分が文句を言ってるか、あるいは、考えているかを見張ることは可能で、それをやめることもできる。
童話や昔話の中には、多くの場合、ヒロインがいる(日本ではヒーローが多い)。
グリムの『星の銀貨』の貧しい女の子、ペローの『サンドリヨン(シンデレラ)』のサンドリヨン、アンデルセンの人魚姫やマッチ売りの少女などだ。
我が国には、中将姫の物語がある。
これらの作品をどう読むのかというと、ヒロイン達は、決して文句を言わないことを確認し、その生き様を学べば良いのである。
しかし、その最も肝心なことを教える者がいないのである。
シンデレラは、舞踏会に行きたいと切望したので、僅かに文句があった。
人魚姫は、王子様に逢いたいと思い、彼と結ばれたいと願ったし、そうならないことにいくらかの文句のような感情はあったかもしれない。
しかし、それらは極めて小さなものだし、彼女達は克服できたのだろう。
そして、『星の銀貨』の貧しい女の子や、中将姫は、いかなる状況でも、一切の文句を言わないし、想わない。
中将姫は、継母に憎まれ、いかに酷い目に遭おうが、それが自分の宿命であるとして、いかなる文句も言わなかった。
その時、中将姫は9歳だった。
無論、寓話というのは、あくまでたとえ話であり、ヒロインを自分と見立てて考えるものであって、現実の世の中で彼女達のような境遇にある子供達はヒロインでも何でもないので、漏れなく救うシステムを作らなければならない。
だが、我々は、今の環境がどれほど悪いものであっても、一切文句を言わないなら、情況は変わるだろう。
ヒロインには忍耐と機転が必要である。
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それは、賢くない教え方と思う。
言われた方は絶対にできないからだ。
指導者というものは、人間をもっとよく知らなければならないし、機転も効かなければならない。
正しいやり方は、ただ一言、「文句を言うな」である。
文句を言わなければ、恨むことも、怒ることもなく、妬み、嫉みも起こらない。
そして、自分が文句を言ってるか、あるいは、考えているかを見張ることは可能で、それをやめることもできる。
童話や昔話の中には、多くの場合、ヒロインがいる(日本ではヒーローが多い)。
グリムの『星の銀貨』の貧しい女の子、ペローの『サンドリヨン(シンデレラ)』のサンドリヨン、アンデルセンの人魚姫やマッチ売りの少女などだ。
我が国には、中将姫の物語がある。
これらの作品をどう読むのかというと、ヒロイン達は、決して文句を言わないことを確認し、その生き様を学べば良いのである。
しかし、その最も肝心なことを教える者がいないのである。
シンデレラは、舞踏会に行きたいと切望したので、僅かに文句があった。
人魚姫は、王子様に逢いたいと思い、彼と結ばれたいと願ったし、そうならないことにいくらかの文句のような感情はあったかもしれない。
しかし、それらは極めて小さなものだし、彼女達は克服できたのだろう。
そして、『星の銀貨』の貧しい女の子や、中将姫は、いかなる状況でも、一切の文句を言わないし、想わない。
中将姫は、継母に憎まれ、いかに酷い目に遭おうが、それが自分の宿命であるとして、いかなる文句も言わなかった。
その時、中将姫は9歳だった。
無論、寓話というのは、あくまでたとえ話であり、ヒロインを自分と見立てて考えるものであって、現実の世の中で彼女達のような境遇にある子供達はヒロインでも何でもないので、漏れなく救うシステムを作らなければならない。
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ヒロインには忍耐と機転が必要である。
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