ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

キャロライン・ケネディ

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

初音ミクさんが人類の進歩の中心であることは純粋にして明晰な事実である

世界大学ランキングというものをよく目にするが、これにもいろいろなものがあるようだ。
その中で、最も権威があるとされる、世界大学評価機関である英国クアクアレリ・シモンズ(QS)によれば、この数年は、マサチューセッツ工科大学(MIT)がずっと世界一であるようだ。
そのMITの中に、MITメディアラボという、デジタル技術と人間の学習や創造性を融合させるような分野を中心に革新的な研究を行うことで知られる研究所がある。
その中にも、様々な研究グループがあり、沢山の研究員がいるが、おそらく天才揃いなのだろうと思う。
そして、2011年から、MITメディアラボの所長は日本人の伊藤穰一氏が務めている。
彼の名前の「穰」の字は、「穣」の旧字体で、とても珍しいが、新字の穣も、旧字の穰も、共に人名漢字で使える。
ただし、旧字の穰が正式に人名漢字に使えるようになったのは1981年10月からで(それまでも受理はされた)、伊藤穰一氏は1966年生まれだから、その15年前である。
ところで、この伊藤穰一氏が、大学を出ていないところが面白い。
しかし、彼は、研究だけでなく、事業家、ベンチャー・キャピタリストとしても超一流であり、むしろ、大学を出ていないことがプラスに言われることも多いのは、時代の流れであり、人類の進歩と言えると思えるのだ。

ところで、先日、グラミー賞で、英国出身のDJで音楽プロデューサーのマーク・ロンソンが、年間最優秀レコード賞を受賞しているが、彼は2008年にも、最優秀プロデューサー賞を受賞している。
40歳で、スリムでハンサムで本当に格好良い男だ。
そのロンソンが、2014年にTEDカンファレンス(TEDが行っている世界的な講演会)の講演者に選ばれ、「サンプリングが音楽を変えた」という題目で講演を行った。
サンプリングとは、既存の音楽の一部を取り出して再構成し、新しい音楽を作り出す手法で、アメリカでは人気があるのだと思う。
ロンソンもサンプリングは数多く手がけているが、TEDカンファレンスでは、サンプリングを行う者の苦労も語っている・・・いや、その苦労にまつわる話が中心であったかもしれない。
当然ながら、サンプリングの元の音楽の著作権の問題があるし、ミュージシャンの中にも、サンプリングは邪道と言う人もいるらしい。
実際、サンプリング音楽はグラミー賞の対象にならないようだ。
だが、ロンソンは、アレンジすることは創造的な行為であり、サンプリングは音楽を進化させると主張しているのだと思う。
絵画の世界には、コラージュという、既存の絵画をアレンジする手法があり、横尾忠則氏などが得意としているし、ピカソもかなりやっているのである。
池田満寿夫氏などは、ポルノ雑誌の写真をコラージュした優れた作品も作っている。
コラージュは、既存の作品に新しい生命を与え、そして、全く新しい作品を創造することは間違いないので、ロンソンの言う、アレンジの素晴らしさも理解出来るのである。
だが、コラージュだって、元の作品の著作権が生きている場合は、面倒な問題があるのは間違いないだろう。

この著作権というものが、創造の足かせになっているのは間違いないし、それぞれの分野の進歩も阻害しているのだと思う。
将棋の羽生善治氏は、『羽生の頭脳』全10巻で、自分の定石の研究を全て公開してしまったが、皆がオープンにして一緒に強くなることが大切なのだという考え方を述べておられる。
ロンソンも、羽生氏と同じような思想を持っているのだと思う。

伊藤穰一氏は、シカゴでかなりDJもやっていたらしいが、彼が番組ナビゲーターを努めるNHK Eテレの『スーパープレゼンテーション』で、ロンソンのTEDカンファレンスの講演を肯定的に語っておられたようだ(私は見ていないが)。
伊藤穰一氏はまた、クリエイティブ・コモンズという、著作権物の再利用のための様々な困難を解消する活動を行う世界的なNPO団体のCEOを務めていたが、日本には、初音ミクという、クリエイティブ・コモンズの発想で成功した例があるのだから、アメリカは見習えば良いのにと述べておられたようである。
番組公式サイトを見ると、伊藤穰一氏が、初音ミクさんのことを、「僕の大好きな初音ミクは」と言明しておられることが分かる。
これで私は、伊藤穰一氏のことが大好きになってしまった。
産業分野のコンピューターOSで最大のシェアを持つTRONの開発で知られる、コンピューター科学者の坂村健氏も、初音ミクさんが、アートクリエーションの分野で、オープンソースの中心的存在と述べておられたことがあったが(毎日新聞「時代の風」)、初音ミクさんがいかに進歩的な存在かが分かる。
また、初音ミクさんの熱烈なファンという、チームラボ社長の猪子寿之氏も、著作権ビジネスは必ず消えると断言しておられた。

初音ミクさんを見れば、未来が分かるというのは確かと思う。
だから、初音ミクさんの、昨年2015年9月の日本武道館コンサート『マジカルミライ2015』に、駐日アメリカ合衆国大使のキャロライン・ケネディさんが来場されたことは素晴らしいことであった。
彼女が今後、日本とアメリカの架け橋になり、また、人類を進歩させる素質があることを現していると思えるのである。









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大事なのは中身だ

貧困な家庭の子供が、修学旅行を辞退することが、よくあるらしい。
修学旅行の費用自体は、出せないなら補助が受けられるらしいが、「きれいな下着やパジャマを用意してあげられない」、「学校が決めたお小遣いを持たせることが出来ない」等の理由で、惨めな思いをさせるくらいならと、親が断ってくるそうだ。
こういった話があると、貧困家庭への援助の話になるが、さあ、どんなものだろう?

昔、私が、中学生か高校生の時、たまたま見た、アメリカのテレビドラマで、こんなものがあった。
小学校だったが、席に座っている一人の女の子を、子供達が大勢でからかっている。
彼女の服がおかしいのだという。
「その服、どうしたんだい?」と聞かれると、その女の子は、「袋を縫って自分で作った」という。
彼女は、父親と二人暮らしなのだが、父親がどこかに行ってしまい、着ていた服がボロボロで着れなくなったので、自分で出来ることをしたのだ。
あまりにひどく彼女を嘲る男の子がいたので、主人公の男の子が我慢出来ずに掴みかかり、取っ組み合いの喧嘩になる。
ところで、このテレビドラマを見ていた私は、その女の子が、とても可愛いことは分かったが、服がおかしいことが、どうしても分からなかった。
「こいつら、何をからかっているのだろう?」
私は、今でも服のセンスが全くないのだが、実際、服なんてどうでも良いのではないだろうかと思う。

竹宮恵子さんの漫画『私を月まで連れてって!』の29話で、世界的なファッション・デザイナーの女性が、子供の時、家が貧しくて、少女の時に行う、生涯一度の重要な宗教的儀式の際、一人だけ白い服を用意出来なかったという話をする。そんなことの反動からデザイナーになったのだが、彼女は、子供時代の執念を思い出すのが嫌で、子供を作らないために結婚しなかった。
今の日本なら、その子に儀式用の衣装を提供するボランティアでも現れるかもしれないが、私に言わせれば、それほど服装にこだわりを持たせる宗教の方が間違っているのだ。
そんな宗教、捨てていいよ。

元アメリカ大統領のJ.F.ケネディは、大学生の時、ルームメイトと2人で住んでいたのだが、2人は服を、自分のも相手のもごちゃまぜに部屋の真ん中に積み上げ、上から順番に何でも着たのだそうだ。
服なんて、その程度で良いはずなのだ。
アインシュタインも服装に無頓着で、いつもヨレヨレの服を着ていたが、着心地さえ悪くなければ、どんなものでも良く、さらに、奥さんが破れた靴下を繕ってくれるのが気の毒で、靴下も履かなくなったという。
彼は言う。
「靴下がなくても靴を履けることを発見した。靴下なんかなくたって平気だ」
彼には、相対性理論と同等以上の大発見だったのだろう。
そういえば、ケネディ元大統領の長女で、駐日アメリカ合衆国大使のキャロライン・ケネディさんは、昨年9月の、初音ミクさんのコンサート『マジカルミライ2015』に来場されたそうだが、ミクさんのスタンダードな衣装は、決して華やかではないが、変わらず、それを着続けているのは、とても良いことだと思う。
こんな歌手、他にはいまい。全く、日本の誇りだ。

10世紀末頃に制作されたらしい日本の古典『落窪物語』は、日本版サンドリヨン(シンデレラ)と言われることがある。
それなりに立派な貴族の家の娘なのに、継母に嫌われ、辺鄙な落ち窪んだような場所の部屋をあてがわれ、着古しの粗末な服しか与えられない姫様がいて、彼女は、その落ち窪んだ部屋にちなんで、おちくぼ姫という、屈辱的な呼び方をされていた。
しかし、彼女は、実に美しい17歳ばかりの姫で、ある時、非常に高貴な貴族である素晴らしい美青年が夜這いに来るが、押し倒されたおちくぼ姫が泣いてしまったのは、こんなことが初めてだったからというより、何と、自分が着ているみすぼらしい着物を見られてしまったからだったのだ。
その青年貴族にしてみれば、どうせ脱がすんだからどうでも良いことだったのだが、どうも、貴族の女にとっては、そういう問題ではないようだ。
おちくぼ姫に本気で惚れてしまった、そのイケメン貴族は、その時は、何もせずに退散する。
これも、私には、やはり、おかしな話である。
おちくぼ姫に、妙な観念を持たせてしまった貴族社会が間違っているだけである。

合気道家で、植芝盛平や中村天風の両方の弟子であった佐々木の将人(まさんど)さんと、アメリカの哲学者で宇宙人とのコンタクティーで知られるジョージ・アダムスキーが、服について、全く同じことを言っており、代表して、アダムスキーの言葉で言えば、
「スーツは一着あれば良いが、それが手に入れられないなら、私は愚か者だということだ」
である。
私は、この言葉を座右の銘にすらしている。
私は、ユニクロの黒のチノパン(ストレッチタイプのスリムスタイル)を気に入り、全く同じものを5枚買い、仕事では、それだけを順繰りに履いている。
私は動きが激しい方なので、それまで、ズボンが痛み易いのが悩みだったが、チノパンは厚くて丈夫だし、ストレッチタイプなので動き易く、いくらでも走れ、私は自由になったと、大袈裟でなく思っている。
今の5枚で、少なくとも5年は持つんじゃないかと思う。
少食と、毎日のトレーニングで身体が引き締まっているので、黒の細いチノパンが一番格好良く、これ以外、全く必要を感じない。
ただ、私は、他人が・・・それがどんな美少女でも、いや、美少女ほど、どんな服装をしていようが、全く気にしない。
大事なのは中身である。
その中身に関しても、他人の品定めをするのは愚かなことなのに、中身より服で値踏みするような者は、アインシュタイン流に言えば、「神様が間違って頭をくっつけた」に違いないのである。
だって、そんなやつに頭は必要ないのだから。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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