ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

オタク

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

ガチなオタクこそ日本の知性

ウェーバーの『魔弾の射手』の中の『狩人の合唱』では、狩りの楽しさが高らかに男性合唱で歌われる。
これは、日本人が聴いても心躍る反面、どこか違和感も感じると思う。
西洋・アフリカの多くの地域は昔、獲物を求めて移動する狩猟民族だった。
そんな中では、身体が大きくて強く、また、乱暴な人間でなければ生き残れなかった。
そして、実際は、全員分の獲物など捕れないことが多いのだが、そんな時は、分け合うというより、やはり、力が強くて自分勝手で乱暴な者が、弱い者から奪い取り、あるいは、弱い者を殺すこともあった。
そんな、身体が大きく強く、乱暴で自己中心的な遺伝子を持つ者が生き残った結果が、西洋の物質優先、力優先の社会である。
対して日本は、早くから農耕が普及したが、それ以前に狩猟を行っていた時から、自然環境的に、協力しなければ生き残れなかったのだが、それが農耕をするようになって、さらに人々の結束が強くなり、西洋ではヒーローになりそうな乱暴者はむしろ排除され、大人しく、ルールを守り、自然を理解し、工夫好きな頭が良い遺伝子を持つ人間が生き残り、結果、現在の、以心伝心が得意で、大人しくて、決まりを守り、頭が良くオタクな日本人が出来たのである。

上のようなことから考え、日本人のIQが世界一高いというのは本当かもしれないと思う。
そして、日本人のIQが高い理由も上のことから分かるように、大人しいオタクであったからである。
オタクとは、自分の好きなことに、利得を度外視して一心に打ち込む者である。

彼女の正体
AIアート309
「彼女の正体」
Kay


昨日(2023年8月13日)、私は、初音ミクさんのライブコンサート&企画展である、マジカルミライに行ったが、来ている人達はやはり、特に男子はオタクっぽい者が圧倒的だったが、これこそ日本の知性の象徴であると思うのだ。
ところで、今年のマジカルミライのテーマは「ヒーロー」で、初音ミク=ヒーローの構図だったが、初音ミクさんは決してヒーローではない。
彼女は、純日本的な女の子で、今時の普通の女の子よりずっと控え目で、自分を抑えた協調的な雰囲気があることを、西洋の研究者達は見逃す。
マジカルミライライブでも、周囲の迷惑など考えないマナーの悪い、日本人的でない観客が増えた。
しかし、ガチなオタクは、周囲に気を配り、それでいて、初音ミクさんを、まさに日本の女神のように崇め、宗教的儀式にも似た感じで、全エネルギーをミクさんらに放射するのである。
昨日は、隣にそんなガチなオタクがいたが、確かに、彼こそ日本人であると感じたのである。








引きこもりの輝く未来

ITの世界も「昔は・・・」という言い方が全く違和感がないほど、歴史が出来てきたと思う。
それで昔、「ハッカー」という言葉について、「ハッカーとは一流プログラマーのことであり、ネットの不法侵入を行うような者はクラッカーと呼ぶべきである」と声高に主張する人がいたが、どうも、その声は生かされず、今も、「ハッキング」「ハッカー」は、ネット犯罪行為や、その行為者を指す言葉として一般的に使われている。
ただ、今の強固なセキュリティーを突破して不正侵入を行うには技術力も必要で、その意味でも、まあ、ハッカーでも良いと思う。

ところで、やはり昔の本だが、「ハッカーは背が高くない。どちらかというと小柄な者が多い」と書かれていたが、その趣旨は、「背が低いことによる劣等感が不法行為を行わせる」という、変なものだったと思う。
その「ハッカー(この場合は不法侵入者)は背が低い」というのも、別に統計を取ったわけではなく、その本の著者の主観だろうと思う。
ところで、私は、昨日と一昨日の土日、インテックス大阪に、初音ミクさんのライブコンサートと企画展を行う「マジカルミライ2021 in 大阪」に行ったのだが、入場者は、女性も含めて小柄な人が多く、175cm以上ある人は、ちょっと目立つ感じがした。
ある時期から、日本人の身長は上げ止まりが起き、むしろ、低身長化しているらしい。
初音ミクさんは158cmと、平均的な身長で、鏡音リン君、鏡音レンちゃんの14歳コンビは、平均より若干小柄。
アダルトカテゴリーの、巡音ルカさん、MEIKOさん、KAITOさんは、若干ながら、平均より高身長と思える。
私は、駅で高校生を見ていたら、ある時期から、小柄で可愛い感じの男の子が、可愛い女の子を連れていることが多いように思い、それだけではないが、もう高身長の男の時代じゃないなあと思っている。女子に関しては、モデルやスポーツ選手として必要な場合を除き、背が低くて悪いことは何もなく、むしろ、可愛いと思われるだろう。
そして、モデルすら、必ずしも高身長である必要はなく、また、極端に痩せていない、一般人に近い身体の人が増えているし、スポーツでは、小柄なことが有利なスポーツだけでなく、従来は大柄が有利だった種目でも、小柄な選手が活躍することが多くなってきたと思う。

ちょっと前なら、「初音ミクファンは、小柄で現実の女の子にモテない者が多い」などと言われそうだが、「マジカルミライ」は、カップルで来る人がますます増えてきたし、女性の来場者も多くなってきた。元々、初音ミクファンは、10代の女性が最も多いらしい。

まだまだ完全とは言えないが、身体の大きさや、声の大きさ、腕力や獰猛さが幅を効かせる時代ではなく、また、ますます、そうなりつつある。
ただ、初音ミクファンは、確かに、小柄で、大人しく、物腰の柔らかい人が多く、むしろ、ガサツで野蛮なタイプは悪目立ちする。
そして、確かに、引きこもりも多いだろうなあとは思う。
よく、「引きこもりが社会に出られるように指導する」セミナーみたいなものがあり、私も見たことがあるが、これがもうロクなものではない。
引きこもりには引きこもりの良さがあると言うのに、引きこもりの特徴を悪としてそぎ落とし、一般人の特徴を植え付けようというものばかりだ。
本当は、学校や会社の「変な因習(しきたり。古い習慣)」がなくなれば、引きこもりも普通にやっていけるはずなのである。
確かに、社会常識は社会で働かないと身に付かないが、普通の会社では、必要な社会常識と共に、多くの、本来不要な社会常識を押し付けられ、引きこもりは、その不要な方を身に付けたくない、あるいは、身に付けることが出来ないので、会社みたいなところには行きたくないのである。
そして、今の日本では引きこもらざるを得ない、引きこもりのオタクの力が発揮されないと、日本は沈み続ける一方である。
従来の、一般的社会人では、もう、日本は駄目であることは、分かっていると思う。

今、そして、今後は、オタクになり、一芸を超人レベルに磨き上げた者が勝つ。
それには、引きこもりが有利である。
引きこもりは、是非、アファーメーション(積極的断言)や、積極的な口ぐせ、あるいは、違和感ないなら、真言、神秘的アファーメーション、呪文などを使い、心の闇を追い出し、超人的マスターに進化するように。
「神様の奇跡が起こる」という言葉は良いぞ。無職のホームレスが、これを一心に唱えたら、一億円が二度当たったのだぞ(笑)。
まあ、事実であるが(七田眞著『奇跡の超「右脳」開運法』より)。








オタクが一般教養人より賢い理由

知恵と知識は違うという。
つまり、知識がいくら多くても、知恵があるかどうかとは関係ないと見なされていると思う。
ところが実際は、知識量と知恵には強い相関関係があり、知識が多い人は知恵があり、知恵がある人は知識も多い。
現実的に、IQ(知能指数)と知恵はかなり一致するが、教養テストをすれば、IQはほとんど正確に分かってしまうものらしい。

ただ、知恵と知識量が一致しない場合は確実にある。
つまり、知識が多いのに知恵がなくて賢くない・・・どころか、馬鹿な場合がある。
どんな場合かというと、その知識が、教科書やテレビに出てくる情報主体の場合だ。
逆に、教科書やテレビに出て来ない知識が豊富な人は、高確率で知恵がある。
なぜだろうか?
それは、
・自主的に得た知識が多い=知恵がある
・強制的に与えられた知識が多い=知恵がない、あるいは、馬鹿
だからである。
学校で勉強が出来た優等生で、テレビや新聞に載っていることはよく知っているが、教科書やテレビに出て来ないことは知らない者が、役立たずの馬鹿であることはご存じかもしれない。

言っては悪いが、こんな場面を見た。
2人の予備校講師が、喫茶店で会話をしていたが、日本史に関する話題で盛り上がり、まさに、口角泡を飛ばす(こうかくあわをとばす。激しく議論する様)感じであったが、何のことはない、教科書に書いてあることを言い合っているだけである。
2人とも40代と思われたが、そんな歳になって、教科書の話しか話題に出来ないのである。実際、他のこと・・・特に、教科書やテレビに絶対出て来ないようなことはあまり(実感的には全く)知らないことも確認した。
敢えて言えば、あくまで主観であるが、2人とも、明らかに愚かだった。
彼らは、予備校講師であったが、学校の教師にも多いタイプではないだろうか(大半がそうかもしれない)。
高校までの生徒達が接触する唯一の大人が、こんな連中なら、生徒達が賢くなるはずがない・・・いや、馬鹿ばかりになって当たり前だ。
さっきの予備校講師達は、日本史の講師であるのに、『古事記』を読んだことがないと言う。
『古事記』の中身は、教科書に載っておらず、学校の試験や受験に出て来ないからだ。

偏った知識・・・例えば、ゲームやアニメやSF、あるいは、オカルトに詳しくても、知恵がないと思われるかもしれないが、たとえ1分野でも、サブカルチャーに徹底して詳しい者には知恵者が多い。
だって、こんな知識、絶対に誰かから強制されて得たものではなく、個人的情熱から自主的に得たものだからだ。
そういったものに詳しい者を「オタク」と言う。
オタクは頭が良い場合が多い。少なくとも教科書馬鹿、テレビ馬鹿、マスコミ馬鹿よりはマシであろう。
ところで、さっき、ゲーム、アニメ、SF、オカルトなどと共に「宗教」を挙げなかった。
宗教の場合は、強制的に知識を持たされた場合が多く、そんな場合は、学校と同じで、知識があっても知恵がない。
だが、宗教の権威とか教団から「覚えろ」とは言われないような知識が豊富な者には、かなりの知恵者が多いのである。自主的に学んだからということと共に、そんな(権威的でない知識)中に良質の知識が多いからである。

教科書やマスコミ(あるいは他の権威)とは全く関りのない知識が豊富な者は、間違いなく知恵者である。
逆に、教科書やマスコミ(あるいは他の権威)からの知識にあまりに詳しかったり、さらには、そういったことしか知らないなら、間違いなく馬鹿である。
これは自信を持って断言出来る。








オタクになることを薦める理由

私が好きな成功哲学書『人生を変える魔法の物語』(原題:The Magic Story)は、著者のフレデリック・ヴァン・レンスラー・ダイが、一種の天啓を得て書いたのではないかと思う。
この本は、いわゆる「引き寄せ本」とも言えるが、他のものと比べてユニークで、神秘的な真理をついている上に、とても短い。
だが、これを読んで分かったことは、所詮、世の中でうまくやっていくには、特技とか技術といったものが必要だと言うことだ。
ただし、特技は、必ずしも凄いものである必要はない。
一頃は、テレビで見ない日はないと言われた人気評論家だった竹村健一さんは、
「僕は英語を武器にやってきた。でも、僕の英語なんて素人に毛が生えた程度ですよ」
と本に書かれていた。
その怪しい英語を生かすことが大切で、TOEIC満点だの、外大卒とか言っても、その外国語を生かせなければ意味がない。
私の知り合いには、私が聞いてても下手と思う英語で立派にビジネスをやっている人がいる。
ただ、英語そのものは下手で良くても、経験や人間性が必要で、逆に、TOEIC満点でも全く役立たずで、下手にビジネスの現場に行かせたら、感性や習慣が異なる外国の顧客との間で大トラブルになることもある。

写真、絵、楽器演奏、武道、何でも生かし方次第だ。
スーパーセールスマンだった夏目志郎さんの本にあった例では、日本でセールスマンをしているが、さっぱり売れなかった、あるイギリス人セールスマンは、ピアノの腕を生かして売れるようになったというものがある。
また、やはりさっぱり売れなかったが、女性にはモテモテのセールスマンの場合、モテるということは、人を惹きつける魅力はあるのだから、それを生かし、何と、夏目さんの地位を追い抜いたという。
そのような人達には、セールスの技術があったかどうかは疑わしいが、それでもうまくいったのである。

プログラマーやシステムエンジニアで、占いやオカルトに詳しい人がいて、それで仕事をうまくやっている人もいる。
どういうことかと言うと、受託前のプレゼンの段階で、お客さんは、「あっちのシステムエンジニアは難しくて分からない話をするが、こっちのシステムエンジニアは占いの話をして面白い。では、こっちだ」となる訳だ。いや、人間なんて、そんなところも実際あるのだ。
もちろん、お堅いユーザー相手では駄目だろうし、あくまで、決定権者と直接話が出来る場合である。
ところで、システム開発なんて、お客さんとそれくらい仲良くなれば、非常に楽なのである。
私がコンサルの仕事を得る時、そんな「柔らかい」話をしないことはないし、一緒にしては悪いが、占い師と契約している大企業だって少なくはない。

マイクロソフト日本法人の社長だった成毛眞さんは『定年まで待つな! 一生稼げる逆転のキャリア戦略』の中で、今、特技がなくても、また、歳を取っていても、10年もやれば相当な特技になるので、今からでもやるよう薦めているが、全くそうだと思う。
そして、生かせる特技というのは、自分の好きなことでないといけないし、そもそも、好きでないと10年続かない。
例えば、ExcelやAccessのVBAプログラミングなら、うまくいけば、数ヵ月でそこそこの武器になり、後は、やればやるほど強力な武器になっていく。
英語だって、ビジネス会話は無理でも、マニュアルの翻訳みたいな仕事なら沢山あり、中学英語が分かれば時間をかければ出来るものもあるし、そんな実戦をやっているうちに、読み書きの英語がどんどん上手くなる。

ヨガ、気功、アロマテラピー、ダイエット・・・世の中で必要とされる特技は無限にあり、探せば、これまで夢にも思わなかったもので、自分に合ったものが沢山ある。
ただ、やるからには、「呆れ返る」ほどの知識を持つべきだろう。
どんなことでも、一流は、凄い知識がある。
例えば、プログラミングでは、単にプログラミングの知識だけでなく、一流は、一見、仕事には関係の無さそうな、コンピューターの歴史や意外なトピックに、驚くほど詳しいことが多い。
ビル・ゲイツだって「優秀なプログラマーは、あらゆることを話題に出来る」と言っていたことがある。

早い話が、何かのオタクになれば良いのである。
ゲームオタク、アニメオタクでありながら、現実で役に立たないというのは、おそらく、オタクとして大したことがないのではないか?
あるスキーオタクのプログラマーは、スキーシーズンは山にこもって仕事をしない。それで通用する腕前になったのには、スキーオタクであることが大いに関係していると思う。
きっと、山の神や雪の神が、彼がスキーが出来るよう守護してくれているのである(個人的妄想)。
あらゆる物事はつながっており、オタクになるほど何かを究めれば、自ずと、他のことも出来るのである。
軍を率いた経験がない老子や宮本武蔵が戦略を語ったり、空海が土木事業を行ったようにである。
あるいは、政治経験のないトランプ大統領が、特に経済、そして外交、軍事で目覚ましい成果を上げたようにである。
そんな訳で、オタクになることを薦める。








凡人はオタクで成功する

特技というのは、特徴のようなもので、あるとないでは大変な違いだ。
特徴のない人間は、目立たないので選ばれない。
また、特技というのは、武器でもある。
武器を持たない人間は、戦っても勝てない。

どんな特技が良いかというと、
・ユニーク(希少)
・ニーズがある(高需要)
・熟練している
である。
得意であっても、誰でも出来たり、大勢の人が出来ることは特技ではない。
例えば、パソコン、スマホ、ワード、エクセル、ツイッター、フェイスブックなどは、昔なら特技だったが、今は、出来て当たり前だし、どれも、やりさえすればすぐに出来るくらい簡単になっている。
また、特技であっても、需要がなければお金にならない。
アーチェリーで全国3位といったら大したものだが、それが生かせる仕事はない。
そして、熟練というものが大切だ。
熟練も需要と大いに関りがある。
簡単な例では、素人の間では、びっくりする位、ピアノやギターが上手くても、よほどの腕前と、それを生かす管理能力がない限り、それで稼ぐことは出来ない。
非常に多いのだが、そこそこ英語が出来る、そこそこイラストが描ける、そこそこウェブページを作れる程度では、特技と認められない。

なんでもこなす人、つまり、ゼネラリストは、よほど優秀でない限り「うだつが上がらない」。替えがいくらでもいるからだ。
本人は、「俺がいないとこの部署(あるいは会社)は回らない」とか「俺は一目置かれている」と思っていても、実際は、いなくなって困ることは全くない。
それが分かっているから、サラリーマンは、情報を隠して、自分しか知らないことを作っておくことで自分の重要性を高めようとする者が多いが、それは、結局は、自分をそこから追い出すことになる。

つまり、どう言っても、立派な特技を持っていないとロクなことはない。

ところで、さっき、そこそこ英語が出来るとか、そこそこイラストが描けるといった、レベルが低いと特技ではないと言ったが、大したことがない腕前でも、下手なプロより有益なことがある。
それが、「特化の魔術」で、何かの分野に非常に興味があって、その分野に関する英語なら完璧に分かるとか、何かの分野のイラストを描くことに物凄く熱意があって、その分野に関しては、プロでも描けないといった場合には、それで身を立てられる場合がある。

企業でも、どこの企業も扱わない分野に特化して成功することがあるが、そのような分野を「スキマ産業」「ニッチ産業」とか言い、市場が小さいので大手が取り組まない分野に小さな会社が取り組んだところ、儲かったり、市場を独占するということがある。
初音ミクさんの会社のクリプトン・フューチャー・メディアは、効果音などの音源コンテンツを扱う珍しい仕事をしていたので、市場を独占して利益を上げ、ボーカロイドアプリ(「初音ミク」もその1つ)を作る際も、それほど儲けようと思わなかった・・・ダメ元とまでは言わなくても、企業生命を賭けていた訳ではなかったと思う。だからうまくいったという面があると思う。

Excel VBAでデータ処理をするというのも、プログラミングのプロがあまり取り組まなかったことでありながら、極めて有益なので、これを熱心にやったアマチュアが、結構いい思いをし、立派な特技になったのだ。
そもそもが、パソコンというものは昔、大手コンピューター会社が見向きもしなかったので、パソコンの製造販売を手掛けたスティーブ・ジョブズが大成功したし、ソフトウェアの会社や技術者も、昔はパソコンなどは馬鹿にして無視したので、これに真面目に取り組んだビル・ゲイツが大成功したのだ。
そして、ジョブズにしろゲイツにしろ、別にスキマ産業を意図的に狙ったのではなく、単に、面白いと思ったから寝食を忘れて熱心に取り組んだだけである。

好きなことにのめり込んで、時間を注ぎ込む者のことを「オタク」と言う。
ただ、ゲームや、アダルトのように「やらされること」に時間を注いでも駄目なんだ。
そんな「やらされてる」同じやつがいっぱいいるから、日本一にでもならない限り全く役に立たない。
だから、ゲームオタク、アイドルオタク、エロオタクが勝ち組になることは、まあ、ない。

「俺はExcel VBAで稼ぐぞ」と思っても、本当に興味があって、オタクにならないと実力がつかない。
学校やマスコミの教えや情報は無視し、大勢に流されないようにしなければならない。
そして、自分だけの特殊な武器を持ちたいと真剣に思えば、それに導かれるものだ。
そうすれば、自分は熱心に楽しみながら、自分だけの光線銃を持てる。
これや!(笑)








プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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