ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

ウー・ルーチン

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
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いろは歌の奇跡

般若心経という漢字278文字のお経は、その中に仏教の神髄が込められていると言われ、宗派を問わず読経されている。
日本にも、約900文字の大祓祝詞があり、また、47~48文字の文字のひふみ祝詞やあわ歌というものがあって、強い力を持つとされている。
ところが、大祓祝詞やひふみ祝詞よりも馴染み深い、いろは歌というものがある。
「ん」を除くひらがな47文字を重複なく使い、七五調で実に深い哲学を表す奇跡のような言葉なのだが、本来、子供の学習用に用いられた。
しかし、私もこれを習った覚えはない。
これを子供に教えなくなったことで、日本人の強力な力が封印されたのかもしれない。
全文を漢字を使って書くと、

色は匂へど 散りぬるを
我が世誰ぞ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず

となる。
私は、なんとなく、『平家物語』の冒頭の「祇園精舎の鐘の声」から始まる90文字の言葉を思い出すが、似た意味と思われ、こちら(いろは歌)の方がより深いかもしれない。
いろは歌は、人間世界の真理を表し、これを真摯に唱えることで奇跡も起こせると言われる。
保江邦夫氏の著書で見たが、台風が来た時、あるりんご園で「いろは歌」を唱えていたら、周囲のりんご園のりんごが皆落ちてしまった中で、そのりんご園だけは、1つもりんごが落ちなかったという。

私は、いつでも、いろは歌を唱えられるというか、歌える。
政木和三さんが作詞した『輪廻』という歌の最後に、いろは歌が使われている。
CDが発売されているが、歌っているのは、何と中国の天才音楽家で京胡(ピンイン)の名手として知られるウー・ルーチン(呉汝俊)氏である(日本語で歌唱)。
私は、このウー・ルーチン氏の歌で憶えているが、曲も歌も素晴らしい。
私が、政木さんに聞いた話では、この歌をウー・ルーチン氏に歌ってもらう際に、名歌手の菅原洋一氏に日本語の歌の歌い方を習いに行っていただいたという。
だが、残念ながら、このCDは現在、販売されておらず、Amazonで検索しても出てこない。私は昔、小さなCDショップで買ったのであるが。
私がYouTubeに登録することも出来るし、MP3にして、このブログに登録することも可能だが、いずれも法的に違反である。
残念であるが、上記のりんご園の話も、別に歌で歌った訳ではない。
そして、いろは歌をしっかり習得し、憶えていれば、必ずや力になると思うのである。








達人になる

私は達人というものが大好きだ。
どうすれば達人になれるか?
「一万時間の法則」により、1万時間をかければプロになれる。
達人はもっと上なので、10万時間くらいかければ良いのかもしれない。
10万時間かどうかはともかく、必要な時間をかければ良いのだという確信はある。
精神が大事という考え方もあろうが、科学的にも、時間とは精神的なものらしく、時間をかけることが精神を高めることなのであると思う。

一流のピアニストやヴァイオリニスト等になるには、1日5時間以上練習しなければならないとも聞くが、10時間以上の練習を長年続けた人もいるらしい。
ところが、楽器の練習のし過ぎで手を壊したという人も、少なからずいるようだ。
よくは分からないが、楽器に限らないが、執念めいた訓練は度を過ぎるといけないのではないかと思う。

ピアノやヴァイオリンは、ピラミッドの底辺が広い、つまり、演奏者の人口が多いので、頂点に近付くには、非常に沢山の人達より多く練習しなくてはならない。
それなら、(演奏人口の少ない)珍しい楽器の方が楽に頂点に行けそうだが、そういう訳でもないところがあるのだろうと思う。
中国のボーカロイド(中国ではヴァーチャルシンガーという言い方が普通のようだ)、洛天依(ルォ・テンイ)さんの動画を見ていたら、琵琶や京胡(ピンイン)といったアジア、中国の楽器の名演奏者が登場するが、その貫禄はただ者ではないと思う。
京胡と言えば、私は、中国の天才音楽家、呉汝俊(ウー・ルーチン)が名手だと記憶しているが 彼の若い時の凄い練習振りについて何かで読んだ覚えがある。
そのような達人になるのが、人間として理想であるように思うのである。

あくまで伝承であるが、柳生新陰流の創始者で達人の柳生宗矩(やぎゅうむねのり)が、子供の時の徳川家光に、1本の杭を木刀で毎日打ち続けることを指示したが、家光は気が乗らなかった。
そこで、宗矩は「常に同じところを叩くことはこの宗矩にも出来ません。しかし、それに近付けば鉄の兜も切れます」と言い、家光が「では、やって見せよ」と言うので、宗矩は実際に鉄の兜を切って見せ、家光は真面目にやるようになった。
本宮ひろ志さんの漫画『武蔵』では、修行時代の武蔵が、やはり、1本の杭を木刀で打つことを1年繰り返し、その後、敵と戦うと、敵の動きが見えるようになったという話があるが、創作だとはいえ、何やら核心を突く話と思う。
野球のバッターも、優れたバッターは誰よりも素振りをしたバッターだと思う。
我々も、自分が選んだことで、誰にも出来ない時間、回数の素振りをすれば素晴らしいことと思う。

般若心経を10万回唱えた人がただ者であるはずがないが、工学博士で発明家であった橋本健の著書に登場する、それをやった人は明らかに神通力(超能力)を得ていたようである。
江戸末期の偉大な神道家、黒住宗忠は、『大祓祝詞』をやはり10万回以上は唱えたと思うが、彼が、イエス・キリストに匹敵するほどの奇跡を起こした話が多く伝わっている。
山蔭神道の当主だった山蔭基央は、「アジマリカン」の呪文の威力は 『大祓祝詞』以上と言い、やはり、10万回唱えれば、自ずと神通力を得るとされるということを著書に書かれている。
法然は、1日6万回、念仏を唱えることを長年続けることで、勢至菩薩そのものになっていたように思う(法然は勢至菩薩の生まれ変わりと言われていた)。

それらのような「達人」の姿に、ロマンというか、狂気にも似た感慨を、そぞろ身に染む気がする。
※そぞろ身にしむ・・・『ローレライ』の日本語の歌詞にある言葉。何ということもなく、痛切に感じるといった意味。








奇跡の祝詞「いろは歌」

「いろは歌」というものがある。
47文字のかなを重複なしに使って作った七五調の歌だ。
子供の時、唱えたことがある人が多いと思う。

いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす

「わかよたれそ」のところだけ6文字である。
これを漢字で、次のように書くようだ。

色は匂へど 散りぬるを
我が世誰(たれ)ぞ 常ならむ
有為(うい)の奥山 今日(きょう)越えて
浅き夢見じ 酔(え)ひもせず

仏教の深遠な思想が感じられる。
ところで、これを唱えると、神の加護を得られるという話がある。
保江邦夫氏の著書『神様につながった電話』で、合気道家で書家である山本光輝氏の、こんな話が紹介されていた。
仙台で山本氏が書家として講演会をしていたら、リンゴ農家の人が、山本氏に、収穫期に台風が来て困っているので、なんとかならないかと相談して来たという。
書家で合気道家の山本氏に対し、場違いな相談であったが、山本氏は「いろは歌」を紙に書き、「これを朝夕、畑で読んだらリンゴは絶対落ちない」と断言した。
正直、山本氏の口から出まかせであった。
すると、その秋、大台風が青森を直撃し、山本氏は真っ青になった。
しかも、あのリンゴ農家の人から電話があり、「すぐ来い」と言う。
山本氏は訴訟覚悟で行ったが、全てのリンゴ畑が壊滅状態の中で、その農家のリンゴ畑だけは、1個のリンゴも落ちていなかった。

「いろは歌」は、「いろは祝詞」という祝詞とも考えられている。
ところで、私は、「いろは歌」を「歌える」。
1996年に、政木和三氏が自身で作曲し、自身でピアノ演奏をした『日月光』というCDを出しているが、そのカップリング曲で、政木氏が作詞した『輪廻』という曲の最後のところが「いろは歌」なのだ。
歌っているのは、なんと、中国の天才音楽家、ウー・ルーチン氏だ。
ウー・ルーチン氏が歌うことになった経緯は、私は、政木氏から直接聞いたので、その通りに書く。
ウー・ルーチン氏の方から、自分に歌わせてくれるよう要請があったそうだ。
すると、政木氏は、ウー・ルーチン氏に、歌手の菅原洋一氏から日本語の歌を学ぶよう言い、ウー・ルーチン氏はそれに従ったという。
だから、私は、ウー・ルーチン氏が歌う通りに覚えている。
だが、このCDは絶版だし、Amazonでも扱っていない。
当然ながら著作権有効期間なので、コピーも配布出来ず、残念に思う。
だが、「いろは歌」を唱えるだけで良いであろう。

尚、政木和三氏が発明した記憶力増強装置「パラメモリ」と同じ効果があるスマホアプリ「GeniLax (Genius and Relax、「ジニラックス」)」が、株式会社ジェイデータから無償提供されている。Android、iOS用それぞれがあり、「GeniLax」で検索すると見つかる(iOS11には未対応)。













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いろは歌

「いろは歌」というものがあるが、ひらがなで書かれたものだけでは、なかなか正確には覚えられない。

いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす
(Wikipediaより引用)

そこで、次のように記述されたものがあり、こちらは比較的覚えやすい。

色は匂へど 散りぬるを
我が世誰ぞ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず
(Wikipediaより引用)

意味は、
「匂いたつような色の花も散ってしまう。この世で誰が不変でいられよう。いま現世を超越し、はかない夢をみたり、酔いにふけったりすまい」
(Wikipediaより引用)
というものがある。

政木和三さんが作詞された『輪廻』という歌の最後に、この『いろは歌』が導入されている。
引用すると、

いろはにおえど 散りぬるを
我が世たれぞ つねならむ
ういの奥山 今日越えて
浅き夢みし えひもせず

である。
CDになっていて、歌っているのは、中国の天才音楽家、ウー・ルーチンである。
政木さんから直接聞いた話では、ウー・ルーチンさんがこの歌を歌うにあたり、菅原洋一さんのところに日本語について学びに行かせたとのことだった。
ウー・ルーチンさんの歌の発音をひらがなで記すと、次の通りになる。

いろはにおえど ちりぬるを
わがよたれぞ つねならん
ういのおくやま きょうこえて
あさきゆめみし えいもせず

素晴らしい歌声であるが、CDは現在、中古品を含め、販売されているのは見あたらない。

「いろは歌」は、「いろは祝詞」と言われることもあるが、祝詞であるという証拠はないと思う。
ただ、極めて奥深いものであることは考えられる。
「いろは歌」は、昔から、一環して子供の学習用として用いられていたが、現代はそうではない。
それで、日本人の心が乱れているのかもしれない。
確かに、口ずさむと心地良い。

尚、政木和三さんが発明した、記憶力増強装置「パラメモリ」「アルファシータ」「バイオソニック」と同じ効果を持つスマートフォン用アプリ「GeniLax (Genius and Relax;ジニラックス)が、株式会社ジェイデータから無償で提供されている(有償版もあるが、広告が出ないだけで効果は同じ)。








初音ミクが解放する人類の呪縛

初音ミク(ヤマハの音声合成ソフトウェア-ボーカロイド-)が歌う楽曲のほとんどはアマチュアによって制作されているのだが、それがネットを通じて世界中に浸透した。2011年7月に行われた、ロサンゼルスの名門劇場であるノキアシアターでのコンサートでも、それらの曲がそのまま(もちろん日本語で)使われた。
初音ミクのそれらの歌を聴くと、別にアマが創ったものだという印象は無い。
音楽に関して言えば、新鮮な感じはするが、プロの作品に劣るとは思えない。詩となると、あまりに素晴らしいものが多く、驚くことがある。
もともと、詩にプロとアマの区別があるはずがないと思っているが、音楽もそうではないかと思うようになった。
こんなことを言えば、特に音楽に関していえば、お前はど素人だからだと言われかもしれない(実際によく言われた)。
だが、音楽、詩もだが、絵画においても、専門家などというものは存在しないと私は思っている。

フランス国歌ラ・マルセイエーズの作詞・作曲者クロード・ジョゼフ・ルージェ・ド・リールは、技術職軍人であり、音楽家ではない。言ってみれば、日曜音楽家だ。それが、ある日、天啓を受け、一夜でラ・マルセイエーズを創った。これは世界的名曲であり、専門家はそうは言わないかもしれないが、モーツァルト、ベートーヴェンにも比肩すると言って差し支えないと私は思う。

絵画の世界でも、セザンヌ、ルノワール、アンリ・ルソー、モネといった歴史的画伯らもエリート画家などではなく、フランスの画家への登竜門であるサロン・ド・パリという展覧会では全く相手にされない者も多かった。
特に、ゴッホなどは、セザンヌら世間には認められないが立派な画家の集まりがあると知り、自分の絵を持っていそいそと出掛け、隅っこに絵を立てかけてじっとしていたが、そこですら、誰にも声をかけてもらえず、落胆して帰っていったという。
ゴッホは、生涯、認められることはなく、絵は1枚も売れなかった(予約は1枚あったらしいが)。だが、今のようなネットのある時代なら、そうはならなかったかもしれない。

岡本太郎は、自分のところに取材に来た40代半ばの記者が、次に会った時は著名な画家になっていた話をしたことがあった。岡本太郎の歴史的な書『今日の芸術』では、「あなたも、本日、ただいまより芸術家になれる」と断言されている。
アメリカで最も人気のある画家の1人であるグランマ・モーゼスは、絵を本格的に始めたのは75歳の頃であったといわれる。

政木和三さんは、定年まで大阪大学の工作センター長を勤めた工学技術者で、その後、林原生物化学研究所のフェローとして研究開発を行った。
彼は、習ったことはないが、ピアノを凄い腕前で弾いた。講演会で時たま演奏を聴かせることがあったが、それを聴いた世界的ピアニストが絶賛するほどだったという。
以下は、政木さん本人から聞いた。
彼が創った歌『輪廻』を聴いた、中国の天才音楽家ウー・ルーチン(歌手、俳優、作曲家、京胡演奏家、演出家。男女いずれの声で歌っても一流。中国戯曲学院を主席で卒業)が自分に歌わせてくれと頼みに来ると、政木さんは、加古川に住む歌手、菅原洋一さんのところに日本の歌の勉強に行かせ、CD発表となったが、政木さんも、自ら作曲した『日月光』を独奏してカップリングした。
私は、政木さんに、「私にも出来ますか?」と大胆にも尋ねた。政木さんは「もちろんです。欲望をぽーんと捨てれば簡単です」と言った。
私に出来るなら、誰にでも出来るだろう。欲望を捨てさえすれば。
岡本太郎、政木和三、そして、初音ミクは、その信念を強くしてくれるのである。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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