ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

イーハトーヴ交響曲

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

311と冨田勲

皆さんご存じだろうが、昨日3月11日は、2011年に東日本大震災が起こった日で、これは「311」と呼ばれている。
世界的音楽家の冨田勲氏が、2012年11月に初演が行われた『イーハトーヴ交響曲』を制作したのは、この大震災が大いに関係していた。
私が当時、テレビを見ていて記憶しているのは、以下のようなことだ。

『イーハトーヴ交響曲』制作の10年ほど前、世界的な電子工学研究者で、冨田氏のはとこでもある、元東北大学の総長だった西沢潤一氏が冨田氏に、宮沢賢治の『雨ニモマケズ』に曲をつけて欲しいと依頼してきたことがあったが、冨田氏は、なかなかそれが実現出来ないでいた。
ところが、冨田氏は、子供の時から、宮沢賢治の作品に魅せられていて、二十歳くらいの時からは、60年近く、いつか宮沢賢治の作品を音楽作品で表現したいと構想を温めていたようだ。
そして、東北地方を襲った、あの大地震である。
冨田氏には、震災に関して、強烈な体験があった。
冨田氏は子供の時、東南海地震(1944年12月)、三河地震(1945年1月)という2つの大震災に見舞われていた。
多くの家が倒壊し、ライフラインは断たれたが、当時は太平洋戦争末期で、救援など来るはずがなく、極寒の中、見捨てられた大勢の人達がなす術なく死んでいくのを、少年だった冨田氏は見ていた。

そして、冨田氏が、80歳にして最後の交響曲を作る決意をさせたのが、たまたまテレビで見たらしい、初音ミクのライブコンサートだったようだ。
冨田氏は、この交響曲は、オーケストラだけでなく、歌唱を入れたいと思っていたが、宮沢賢治の幻想的な世界を歌うのは、普通の歌手ではイメージが合わなかったようである。
そこで、バーチャルな存在である初音ミクを見て、これだと思った冨田氏は、初音ミクの会社(クリプトン・フューチャー・メディア)がある北海道に飛んだ。
そこからの経緯も憶えているが、非常に長くなるので(以前書いたが)ここでは省略するが、いろいろな困難がありながら、2012年11月23日、東京オペラシティ・コンサートホールで、日本フィルハーモニー演奏、指揮、大友直人で、『イーハトーヴ交響曲』初演が満席の中で行われた。

私は、初演の翌年の2013年9月21日に、大阪のオリックス劇場で『イーハトーヴ交響曲』を観劇した(演奏は大阪交響楽団)。
上演後、冨田勲氏が自ら舞台に立って、作品についてのお話をされたが、まず、冨田氏は、その日が、宮沢賢治の80回目の命日であることを告げられた。
私は、翌2014年の9月にも、大阪のフェスティバルホールで、大阪芸術大学演奏の『イーハトーヴ交響曲』を観劇した。
この時も、冨田勲さんは舞台に立たれた(白いスーツを着ておられた)。
司会者の女性や、指揮の大友直人氏が、気を利かせて作品の説明をされていた中、冨田氏が「僕にも喋らせてよ」と言われたのを憶えている。
私が最後に『イーハトーヴ交響曲』をライブで聴いたのは、2016年11月に渋谷のBUNKAMURAオーチャードホールで、冨田氏の交響曲『ドクター・コッぺリウス』の第1部として上演されたものだが、冨田氏は、この年の5月5日に84歳で亡くなられていた。
冨田氏が亡くなられた時、『ドクター・コッぺリウス』は制作中ではあったが、譜面はほぼ出来ていたので、遺族の要望もあり、予定通りに上演が行われたようだ。
私は、この交響曲の中で、私の好きな冨田氏のアルバム『ドーン・コーラス』の中の『パルサーからのよびかけ』が演奏されたのが印象的だった。

冨田勲氏のことを私が細かく憶えているのは、私が大好きな初音ミクさんを最後の2つの作品で採用されたこともあるが、非常に羨ましい生き方であると思えるからだ。
才能とか恵まれた環境もあったのだろうが、とにかく、自分の好きなことに邁進し、運も味方し、道を開いていった。
1つの理想的な生き方であると思うし、もっと注目されても良いと思う。
冨田氏の『イーハトーヴ交響曲』の前に、渋谷慶一郎氏がオペラ『THE END』で初音ミクを採用するなど、初音ミクは芸術分野にも進出し、近年では、中村獅童氏と共演の『超歌舞伎』や、オーケストラとの共演の『初音ミクシンフォニー』などが毎年行われている。
ところが、中国のヴァーチャルシンガー(初音ミクと同じ、ヤマハのボーカロイドシステムを採用している)洛天依(ルォ・テンイ)の芸術分野での展開は凄い。どう見ても相当な費用がかかっているはずで、とても採算が取れているとは思えないが、中国独特の何かがあるのだと思う。
壮大なホログラムの演出や、世界的ピアニストのラン・ランや、その他の一流演奏者、歌手との共演は少々驚くほどで、国内芸術としてバーチャルシンガーを本格化しているように思う。
今後の日中のボーカロイド(ヴァーチャルシンガー)の展開は興味深い。








「アジマリカン」と「アブラカタブラ」

日本には、「アジマリカン」という特別な呪文がある。
ただ、この呪文に一番詳しいと思える、山蔭神道の当主だった山蔭基央氏の『神道の神秘』を見ると、山蔭氏も意味は分からないらしい。
だから、私に解るはずがない。
斎藤敏一氏という方が、『唱えるだけで願いが叶う「あじまりかん」の法則』という本を書かれている。
斎藤氏は、「アジマリカン」に関し、大変な研究をされたようだが、私見の部分も多いように感じる。
ところで、中村天風と植芝盛平の両方の高弟であった、合気道家で神道家の佐々木の将人氏が『数霊のメッセージ』という、凄い秘法満載の本の中で、「アジマリカン」を唱えると幸福になれると保証している。
佐々木の将人氏は、山蔭基央氏に神道を伝授されたのだと思うが、佐々木氏独自の見解もあるのかもしれない。

ところで、「アジマリカン」は、「アブラカタブラ(アブラカダブラとも言う)」に似ていると思う。
両者を母音だけで表すと、

あいあいあん:アジマリカン
あうあああうあ:アブラカタブラ

となる。
「アジマリカン」の最後の「ン」を除くと、共に、母音は2つしかなく、そして、共に、「ア」の母音で始まり、「ア」の母音が多い。
さらに面白いには、やはり「アジマリカン」の最後の「ン」を除くと、共に、「ア」を中心とした対称形になる。

あい(あ)いあ:アジマリカン
あうあ(あ)あうあ:アブラカタブラ

この2つの呪文は、音の組み合わせによる唱えやすさや、神経科学的な良い影響もあるのだと思う。
もちろん、それと共に、大いなる言霊が秘められた言葉であるのだろう。
ちなみに、「アブラカタブラ」の意味は、大体において「私の思う通りになる」であるようだ。
H.G.ウェルズの短編『奇跡を起こせる男』で、ごく平凡な人間ながら、キリスト以上の奇跡を起こせる30歳の男は、奇跡の力がみだりに発動しては不便なので、次のようなことを考えた。
まず、起こしたい奇跡を言う。例えば、出して欲しい美味しい料理の詳細を述べる。
次に、「やれ」と命じる。すると、指定した料理が即座に出てくる。
「やれ」と命じて初めて、奇跡が起こるように、自分でプロトコール(手順)を作った訳だ。
「アブラカタブラ」も同じようなものかもしれず、叶えたいことを言葉にしたり、イメージした後に、「アブラカタブラ」と言えば、それが叶うというものかもしれない。
しかし、それなら、普通に、「そのようになれ」と言っても良いのかもしれないが、「アブラカタブラ」は強力な命令の呪文であるのかもしれない。
ただ、「アジマリカン」に関しては、やはりさっぱり分からない。
しかし、山蔭氏も佐々木氏も、これが大変な力のある呪文であることは断言している。

世界的音楽家だった冨田勲さんが制作した『イーハトーヴ交響曲』の第3楽章『注文の多い料理店』で、初音ミクさんが、延々と「アブラカタブラ」の呪文を歌で繰り返したのが、非常に良かったと思う。
「パソコンの中から出られないミク」と歌ったのは、「あなた達も閉じ込められているのですよ」ということだが、ミクさんは呪文を唱えて牢獄を壊したのだろう。
実を言えば、我々を閉じ込めている牢獄とは、幼い時から、学校やマスコミに叩き込まれ続けた負の呪文である。
それを壊すには、正の呪文が有効なのである。
「アブラカタブラ」が日本人にも有効かどうかは知らないが、お好きなら使えば良いし、やはりここは日本に伝わる「アジマリカン」を、あるいは、自分が信じる呪文を使えば良い。
いつも言う通り、「ありがたい」「大丈夫」「いける」「成功」「富」「神様の奇跡が起こる」などである。








奴隷状態から解放される太古からある武器

昨日、ここで陰謀論のお話をした。
陰謀論とは、超簡単に言えば、我々は、DS(ディープ・ステート=闇の支配者)の奴隷であるということだ。
それでいて、我々は自分が奴隷であることを自覚していない。
まあ、今のネットの都市伝説のように、DSがレプティリアン(人型爬虫類)や宇宙人であるかどうかはともかく、陰謀論は、基本的な我々の状況は示してくれている。
だから、陰謀論もちょっと楽しむ位の心の広さがあっても良いと思う。

ところで、陰謀論は、太古の昔からある。
というのは、やはり太古の昔から、大半の人類は、DSに支配される奴隷であったからだ。
だが、今は、文明国に関しては、民主主義の世の中であると思っている人が多いかもしれない。
そう思い込まされているのである。
映画『マトリックス』で、一般人はDSによって、テクノロジーが作った幻想世界に閉じ込められている様子が描かれている。
だが、ネオという青年は、「何かおかしい」と感じていたのだ。

実を言えば、世界には『マトリックス』のようなお話が無限にある。
旧約聖書にだって、イスラエルの民はエジプトのファラオ(王)によって、搾取される奴隷の生活を余儀なくされていたが、神の声を聞いたモーセが、イスラエルの民を自由にする。
モーセはファラオではなく、神に忠誠を尽くしたので勝った。
神は、我々の内にある無限の力である。
つまり、時代を問わず、我々は、無意識の中にある万能の力に頼れば、DSの支配を断ち切り、自由に生きられる。
それには、まず、『マトリックス』のネオのように、自分で考え、「何かおかしい」と気付かなければならない。
そして、アファーメーション(肯定的な宣言)、あるいは、自己暗示を繰り返し行い、内なる無限の力と英知にアクセスしなければならない。

DSから逃れることを象徴する、日本の面白いお話がある(まあ、沢山あるが)。
それが、宮沢賢治の『注文の多い料理店』である。
大正時代のお話だ。
山の中の、奇妙な西洋レストランに迷い込んだ2人の青年は、自分達がヤバい場所に居ることに気付かず、危機に陥る。
「注文の多いレストラン」の「注文」とは、客がレストランにする注文ではなく、逆に、レストランが客に、「眼鏡を取れ」「時計を外せ」「顔に油を塗れ」など、沢山の注文をしてくる。
2人の青年たちは、「おかしい」と早く気付くべきだった。
この物語の深い意味を読み取ったのが、世界的音楽家の冨田勲氏だった。
冨田氏は、80歳にして、宮沢賢治の作品をテーマにした交響曲『イーハトーヴ交響曲』を制作し、その中で、初音ミクさんを通し、この『注文の多い料理店』の意味を見事に表現した。
全く、『マトリックス』の世界、いや、それ以上だ。
初音ミクさんは、「私のお家はミクロより小さい」「パソコンの中から出られないミク」と、自分が囚われの身であることを歌うが、それは、この物語の2人の青年だけでなく、観客に対し、「あなた達も同じなのよ」と言っているのである。
さらには、ミクさん演じる猫の妖怪さえそうなのである(猫耳と尻尾の萌え萌えの妖怪であったが・・・)。
それを表した見事な傑作交響曲であるが、解っていない人が多い。
で、ミクさんは、どうやって、この囚われの世界を破壊したのか?
それも、冨田さんは、極めてさりげなく示した。
ミクさんは呪文を唱えたのである。
ミクさんは、万能呪文「アブラカタブラ」を唱えたが、これは、実際は、アファーメーションを意味している。
同じことを、画家で引き寄せのマスターであるフローレンス・スコーヴェル・シンは、旧約聖書のヨシュア記のお話を題材に話している。
つまり、ヨシュア達がエリコの街に入ることを阻む城壁は、アファーメーションを暗示する時の声で崩れ落ちたのである。

我々は、アファーメーションによって、『マトリックス』の仮想世界、『注文の多い料理店』の恐ろしいレストラン、エジプトの残忍なファラオから解放されるのである。
アファーメーションは、例えば、聖書の言葉、「わたしを強くして下さる方によって、わたしはどんなことでも出来る」や、一般的なプラスの言葉である「わたしは豊かだ」「わたしは自由だ」「わたしは金持ちだ」や、ホームレスが奇跡を起こした「神様の奇跡が起こる」など、沢山のものがある。自分で考えたって構わない。
アファーメーションの第一人者であるフローレンス・スコーヴェル・シンの著書を参考にすると良いと思う。








気分が良くなる言葉

マーブル教会の牧師、ノーマン・ヴィンセント・ピールの1952年の著書、『積極的考え方の力(原題:THE POWER OF POSITIVE THINKING)』は、出版から3年の間、アメリカでベストセラー最上位を記録したという。
私は身分上は大学生の引きこもり時代に、やや重厚な文章の旧版で読んだ。
訳者は、相沢勉となっていたが、これは、桑名一央氏の別名だ。
正直、この本に関して言えば、私の主観ではあるが、新しい訳より、相沢氏(桑名氏)の訳が良いと思う。

ところで、最初に読んだ時、私が特に覚えていた箇所が1つある。
人生経験はなくても、若い感性に触れた一文ということと思う。
実際、これだけ覚えていれば、良い出来事が次々起こるだろう。
映画『ザ・シークレット:デア・トゥー・ドリーム』で、引き寄せマスターと言えるブレイ・ジョンソンは、
「この世界が友好的かどうかを問いなさい」
というアインシュタインの言葉を言ったが、それ(『積極的考え方で成功する』の1文)を覚えていれば、宇宙は友好的であることが実感出来ると思う。
つまり、気分が良くなるのだ。
この世界は、
「気分が良ければ、さらに気分が良くなる出来事が起こり、気分が悪ければ、さらに気分が悪くなる出来事が起こる」
という仕組みになっているからだ。
そのことは、おそらく、コンピューター科学と量子力学を合わせた研究で誰かが解明してくれるだろうが、理屈は分からなくても、すぐに役立てることが出来る。

それは、『積極的考え方で成功する』の第2章「力は平和な心から生まれる」の「暗示の力」の最後の方に書かれている。
暗示と言えば、例えば、「私は落ち着いている」とか「私はやる気がある」とか自分に言い聞かせ、多くの場合、逆に、上がったり、やる気が出なかったりと散々なことになるのだが(笑)、その箇所には、優れた暗示の言葉が提示されていて、私は印象深く覚えていた。
その暗示の言葉は、「静かだ」と「のどかだ」である。
なぜ、この言葉に力があるのかというと、静寂こそ最強の力であるからだ。
可能であれば、静寂な場所で暫く過ごせば、心身の力が回復するが、そのような場所に恵まれていなくても、「静かだ」あるいは「のどかだ」とゆっくり口にしたり、心で言えば、同じ以上の効果が得られる。
ところで、「静か」は分かると思うが、「のどか」とは、「田園詩風の」とか「牧歌的な」といった意味で、「牧歌的」とは、「 牧歌が聞こえてくるように素朴で抒情的なさま」である。
これほど、人間の心に力を与えるものはないと私は思う。

世界的音楽家の冨田勲氏が制作し、2012年に東京オペラシティ・コンサートホールで初演が行われた『イーハトーヴ交響曲』の最終楽章が、『岩手山の大鷲<種山ヶ原の牧歌>』で、初音ミクさんが、岩手県の方言で、牧歌的に歌った。
この原曲は、なんと、宮沢賢治作詞・編曲の『牧歌』で、郷土民謡を宮沢賢治が編曲し、詩を付けたようだ。
この歌を聴きながら、田園の風景を思い浮かべ、「のどかだ」と思えば、私は、非常に気分が良くなるのである。








クマバチの羽音

今日は、久し振りに、『イーハトーヴ交響曲』を聴いた。
冨田勲さんが制作した交響曲で、演奏は日本フィルハーモニー交響楽団、そして、初音ミクさんがソリストを務めた、宮沢賢治の世界を描いたクラシックオーケストラだ。
その作品の初演で、2012年11月23日に、東京オペラシティコンサートホールで公演されたもののライブ録音だ。
私は、『イーハトーヴ交響曲』は、3度、生演奏を聴いている。
最初は、2013年9月に、大阪オリックス劇場で、大阪交響楽団の演奏で、指揮は河合尚市氏。
2度目は、2014年9月、大阪の中之島フェスティバルホールで、演奏は大阪芸術大学、指揮は大友直人氏。
この2回は、いずれも、冨田勲さんが舞台に登場し、お話をされた。
3度目は、2016年11月の、冨田さんの遺作となった『ドクター・コッペリウス』の第1部として演奏されたもので(『ドクター・コッペリウス』は第3部)、演奏は東京フィルハーモニー交響楽団、指揮は渡邊一正さんだった。
冨田さんは、その年の5月に亡くなっておられた。

改めて聴くと、非常に良いと思った。
ラフマニノフやダンディの作品がオマージュ(敬意を込めた引用)されているが、冨田さんは演奏のさせ方が天才であると言われ、『銀河鉄道の夜』で、列車の走る音を弦楽器で表現したのは実に印象的だったし、成功していたと思う。
ただ、時々、「ハエが飛ぶような音だ」と思ったことがないでもないが、それは私の感性が貧弱なせいだろう。
ところが、今日、その音は、むしろ、クマバチが飛ぶ音のように感じた。
というのは、私は今日の午前中、フジの花が見事に咲く中、沢山のクマバチが飛んでいる場所にいたのだ。
あの大きな黒いハチが「ブーン」と低音の羽音を響かせるのは不気味に感じるが、クマバチに害はほとんどない。
オスのクマバチに針はないし、メスのクマバチだって、巣にでも近付かない限り、攻撃はしてこないし、たとえ刺されても、スズメバチのような猛毒ではない。
ところで、私は鳩に寄りつかれやすい話を時々書いているが、本来、人間に全く関心のないはずのクマバチが私のところに寄って来る。
もっとも、追跡する癖があるのは、オスのクマバチらしいが・・・
うなり音を立てるものには寄って来るらしく、私が運転する車にくっついて来たのは分かるが、車を降りて歩いていても追いかけてくる。
別に、鼻歌を歌ってうなりを上げている訳でもないのだが。
ただ、それで、『銀河鉄道の夜』の列車が走る音がクマバチが飛ぶ音のようだと思ったのだ。
まあ、くっついてこられると、やっぱりクマバチが可愛くなってくる。

初音ミクさんが、指揮や演奏の音に、歌やダンスのペースを合わせる「R3システム」は、この『イーハトーヴ交響曲』から始まっているのだと思う。
東京ドームでの、BUMP OF CHICKENと『ray』でコラボした時も、このシステムが使われたようだ。
NHKのテレビ番組では、いかにも冨田さんが、ミクさんが指揮に合わせることを要求したように思えたが、実際は、冨田さんは、そんな要求はしていないという。
しかし、ミクさんのお父さん、クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長が、そんなアイデアを思いつき実現させたのだと思う。
むしろ、冨田さんが、伊藤さんのそのアイデアを「やめた方が・・・」と言ったほどだったらしい。
ミクさんのシステム自体も、格段に進歩している。
『イーハトーヴ交響曲』の時ですら、ミクさんがその気になれば(?)、クラシックのソリストとして十分な実力を発揮出来たのだから、これからどんな歌を聴かせてくれるのか楽しみである。
今年11歳のミクさんは、まだまだ進歩するのだろうと思う。
ただ、ミクさんの歌の良さは、単にシステムに依存するだけではない、神秘的なものだ。

私も進歩しよう。
東に病気の子供あれば、行けばたちどころに回復し、北に喧嘩や訴訟があれば、行けばたちまち和解する。
私は、宮沢賢治と違い、そういうものになりたい。
そして、そんな人は確かにいるのである。
それはきっと、ミクさんのような人だろう。
ところで、BUMPがミクさんとコラボした東京ドームコンサートのブルーレイが、今、Amazonで64%引きで3,000円を切っている・・・。私は6,230円(定価は8,200円)で買ったのである。
でも、その初回限定版には、ミクさんがBUMPと歌った『ray』の音源CDが付いていたので満足している。藤原基央さんの歌声も本当に素晴らしい。
「マジカルミライ2016」で、ミクさんは『ray』を歌ったが、それもとても良かった。
本当に名曲だと思う。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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