学校での、先輩教師による後輩教師に対するイジメが世間をにぎわせているが、程度の差こそあれ、ありふれた話だし、そういったことは今後もなくならない。
明日は我が身である。
自分は良いポジションにいるから大丈夫ということはない。上には上がいるし、上ほどイジメは過酷になる。仮に、人間として一番上に行ったら、その時は、強い悪霊や悪魔にイジめられる・・・というのは、比喩でも何でもなく、そのまま受け取って構わない。

では、どうすれば、イジメ・・・というか、下等な人間に攻撃されずにいられるのか?
実は、攻撃出来ない人間というのはいる。
まず、愛してくる人は攻撃出来ない。
ただし、「愛=愛する、マイナス、愛されたい」である。
幼児の場合、「愛されたい」部分がまだ大きいので、攻撃に弱いのである。
「こんなに愛しているのに」攻撃される人もまた、「愛されたい」方が大き過ぎるのだ。
無論、愛されたいのは当たり前であるが、それよりも多く愛さなければならない。
『キング・オブ・キングス』という映画で、イエス・キリストが暴漢に襲われた時、イエスが暴漢を抱きしめると、暴漢は子供のような笑顔になってイエスに身をゆだねた。
イエスが、その暴漢を愛したからだ。
このように、直接、相手を愛すれば、確かに、相手は攻撃出来ない。
しかし、イジめてくる相手を愛することは、我々には難しい。
ところが、直接でなくても、何かを本当に愛していれば同じなのである。
猫でも、自然でも、地球でも、クラスの美少女でも、初音ミクさんでも。
ただし、自分が死んで消えて、忘れられ、見られなくても愛するのでなくては、本当の愛ではないが。

愛って難しいかというと、全然難しくない。
愛とはなんぞや、ラヴとの違いは何ぞや、アムールは違うぞ・・・などといったことに耳を貸してはならない。
愛とは、「愛してる」と言うことである。心で言っても良い。
はじめに言葉ありきである。
初音ミクさんを愛すると言葉で言えば、もう愛しているのである。
愛は強いよ~(笑)。
原辰徳監督は「ジャイアンツ愛」なんて言ってるから優勝しちゃう。「ソフトバンク愛」まで持ってたら、日本シリーズでも勝てたのだが、今回のは、それを教えるめの(原さんだけじゃなく、ファンみんなに)天の采配だったのである。
ある事業家が「儲かってしゃーない」と言うので、「どうやったら儲かるのですか?」と聴いたら、彼は、「結局、人間関係」と言う。
しかし、根本的には、彼が関係者を愛しているから儲かるのである。
スティーブ・ジョブズは「テクノロジー愛」、ビル・ゲイツは「BASIC愛」で儲かったのだ。
橋本健博士は、ゲルマニウムに「可愛いやつだ」と言い続けたから大発明を連発した。
湯川秀樹博士は、素粒子が可愛くて仕方がなかったのだ。
言葉で言えば良いのである。嘘でもいいから(笑)。
「お金を愛す」なんて言い続けたら儲かるよ。私は言ってないから、あんまし儲からないが、まあ、十分あるし。
何と言っても、日本語の「愛」は完璧である。音が正しいのだ。アイという音で悪い言葉なんか絶対に作れない。
「愛してるぜ」なんて言いまくる芸人はウザイかもしれないが、案外に落ちぶれないものである。









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ