私は、アファーメーションの神髄は「心に言い聞かせる」ことだと思い至った。
たとえば、中年過ぎの誰から見ても不美人が、「私は美人だ」「私は若い」とアファーメーション(肯定的確言)をしても、心が「そんなことはない。私は不美人。私はもう年」と反発する。
アファーメーションでうまくいった人の多くは、「心(自我、顕在意識)が根負けするほど、徹底して、ひたすらアファーメーションをすれば良い」と言う。
確かに、それほどアファーメーションをすれば、心はアファーメーションを受け入れ、美人になるし、若くなる。それは確実と思う。
しかし、そこまでやれない人が多いに違いない。それを成し遂げることが出来るのは数パーセント、あるいは、それ以下かもしれない。
ところが、ある意味、我々は、アファーメーションに成功している。
「私は優秀ではない」「私は金持ちになれない」「私は弱い存在」といったもので、これは、子供の時に、親や学校の教師やテレビから、繰り返し与えられてきた、「マイナスのアファーメーション」である。
それらのアファーメーションを我々は受け入れ、実際にその通りになっている。
これは、子供の心は純粋で逆らわないからだと言う人が多いし、その通りかもしれない。
しかし、テレビは、子供だけでなく、大人にも沢山のマイナスのアファーメーションを与え、そして、それは成功している。
それが、マスメディアによる大衆の洗脳、つまり、思想統制に利用されており、大きな成果を上げている。
私は最近、ある60歳ほどの男性と、今年のアメリカ大統領選挙の話をし、私が「アメリカの世論調査では、トランプの支持率がバイデン大統領の支持率を上回っており、このままいくと、トランプが大統領に返り咲く可能性が高い」と言うと、その男性は、「それは大変だ。あんなデタラメな人物がまた大統領になったら、世界はぐちゃぐちゃになる」と言う。
そこで私が、トランプは戦争をしていないこと、アメリカ経済を向上させて失業者を減らし、アメリカのエネルギー自給率を100パーセントにしたこと等を説明したが、彼は、それがまるで聴こえないかのように(実際、聴こえていなかったのだろう)、「あんな無茶苦茶で自分勝手なロクデナシがまた大統領になったら大変だ」というワン・パターンの、そして、本気の発言を繰り返す。
もう、見事に、テレビや新聞によるマイナスのアファーメーションが成功している。
そんなことを可能にした、日本やアメリカのマスメディアの手法は、ある意味優れている。
どこかの社会主義国家や専制国家では、テレビアナウンサーが情感込めて「我が国の総統は偉大で、我々は総統に命を捧げ、総統の意思を実現すべく命をかけなければならない」と熱弁を振るうが、そんな感情的な「外部アファーメーション」は実は失敗しており、国民が国家に従うのは、あくまで、国家が逆らう国民を厳しく残酷に処罰するという恐怖からであり、国民は、心の中では国家や総統を憎んでいる。
だが、日本やアメリカのマスメディアは、一見、公平・中庸な態度を見せつつ、さりげなく、意図を隠して、「マイナスのアファーメーション」を、繰り返し、淡々と国民に与えるのである。
分かり易い言い方をすれば、「国民に言い聞かせている」のである。
さらに詳しく言えば、「国民に、淡々と、静かに言い聞かせている」のであり、このやり方の効果が抜群であることが、上に挙げた、トランプをロクでもない人物であると全く疑いなく信じている男性を見ても分かるのである。
AIアート601
「夕刻」
Kay
よって、あなたも、自分に対し、静かに、淡々と言い聞かせるようにアファーメーションを行うべきである。
押し付けているとか、強要している感じを全く出してはならない。
感情を込めず、静かに「私は美人だ」「俺はイケメンだ」「私は若い」「お金がある」と、どうでもいいような感じで、単に言葉を与えれば良い。
それを繰り返せば、心は言葉を受け入れ、信じるようになり、信じたことは外界に現れる。
そのテクニックの1つが、昨日も述べたように、微かな声で(口でも心でも)言うことだが、普通に感情を込めずに言うことは出来ると思う。
一言で言うなら「さりげなく、あくまでさりげなく」がコツであり、神髄と思う。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)トーチェ氏の心の法則
(2)信念の魔術(C・M・ブリストル)
(3)洗脳原論(苫米地英人)
(4)斎藤一人の絶対成功する千回の法則
(5)新装版 眠りながら成功する ~自己暗示と潜在意識の活用(ジョセフ・マーフィー)
たとえば、中年過ぎの誰から見ても不美人が、「私は美人だ」「私は若い」とアファーメーション(肯定的確言)をしても、心が「そんなことはない。私は不美人。私はもう年」と反発する。
アファーメーションでうまくいった人の多くは、「心(自我、顕在意識)が根負けするほど、徹底して、ひたすらアファーメーションをすれば良い」と言う。
確かに、それほどアファーメーションをすれば、心はアファーメーションを受け入れ、美人になるし、若くなる。それは確実と思う。
しかし、そこまでやれない人が多いに違いない。それを成し遂げることが出来るのは数パーセント、あるいは、それ以下かもしれない。
ところが、ある意味、我々は、アファーメーションに成功している。
「私は優秀ではない」「私は金持ちになれない」「私は弱い存在」といったもので、これは、子供の時に、親や学校の教師やテレビから、繰り返し与えられてきた、「マイナスのアファーメーション」である。
それらのアファーメーションを我々は受け入れ、実際にその通りになっている。
これは、子供の心は純粋で逆らわないからだと言う人が多いし、その通りかもしれない。
しかし、テレビは、子供だけでなく、大人にも沢山のマイナスのアファーメーションを与え、そして、それは成功している。
それが、マスメディアによる大衆の洗脳、つまり、思想統制に利用されており、大きな成果を上げている。
私は最近、ある60歳ほどの男性と、今年のアメリカ大統領選挙の話をし、私が「アメリカの世論調査では、トランプの支持率がバイデン大統領の支持率を上回っており、このままいくと、トランプが大統領に返り咲く可能性が高い」と言うと、その男性は、「それは大変だ。あんなデタラメな人物がまた大統領になったら、世界はぐちゃぐちゃになる」と言う。
そこで私が、トランプは戦争をしていないこと、アメリカ経済を向上させて失業者を減らし、アメリカのエネルギー自給率を100パーセントにしたこと等を説明したが、彼は、それがまるで聴こえないかのように(実際、聴こえていなかったのだろう)、「あんな無茶苦茶で自分勝手なロクデナシがまた大統領になったら大変だ」というワン・パターンの、そして、本気の発言を繰り返す。
もう、見事に、テレビや新聞によるマイナスのアファーメーションが成功している。
そんなことを可能にした、日本やアメリカのマスメディアの手法は、ある意味優れている。
どこかの社会主義国家や専制国家では、テレビアナウンサーが情感込めて「我が国の総統は偉大で、我々は総統に命を捧げ、総統の意思を実現すべく命をかけなければならない」と熱弁を振るうが、そんな感情的な「外部アファーメーション」は実は失敗しており、国民が国家に従うのは、あくまで、国家が逆らう国民を厳しく残酷に処罰するという恐怖からであり、国民は、心の中では国家や総統を憎んでいる。
だが、日本やアメリカのマスメディアは、一見、公平・中庸な態度を見せつつ、さりげなく、意図を隠して、「マイナスのアファーメーション」を、繰り返し、淡々と国民に与えるのである。
分かり易い言い方をすれば、「国民に言い聞かせている」のである。
さらに詳しく言えば、「国民に、淡々と、静かに言い聞かせている」のであり、このやり方の効果が抜群であることが、上に挙げた、トランプをロクでもない人物であると全く疑いなく信じている男性を見ても分かるのである。
AIアート601
「夕刻」
Kay
よって、あなたも、自分に対し、静かに、淡々と言い聞かせるようにアファーメーションを行うべきである。
押し付けているとか、強要している感じを全く出してはならない。
感情を込めず、静かに「私は美人だ」「俺はイケメンだ」「私は若い」「お金がある」と、どうでもいいような感じで、単に言葉を与えれば良い。
それを繰り返せば、心は言葉を受け入れ、信じるようになり、信じたことは外界に現れる。
そのテクニックの1つが、昨日も述べたように、微かな声で(口でも心でも)言うことだが、普通に感情を込めずに言うことは出来ると思う。
一言で言うなら「さりげなく、あくまでさりげなく」がコツであり、神髄と思う。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)トーチェ氏の心の法則
(2)信念の魔術(C・M・ブリストル)
(3)洗脳原論(苫米地英人)
(4)斎藤一人の絶対成功する千回の法則
(5)新装版 眠りながら成功する ~自己暗示と潜在意識の活用(ジョセフ・マーフィー)