ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

アディントン

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
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いつ奇跡が起こるか

今は手元にないが、ジャック・エンサイン・アディントンの『奇跡の時は今』という本を、昔、さらっと読んだのだが、その中に、非常に印象的だったので、覚えていることがある。
細かいところは覚えていないのだが、イエスが使っていた古代ヘブライ語には、時間の概念がなかった・・・そういったことが書かれていたと思う。
時間の概念がないので、全てが現在形なのだ。
だから、イエスが教えた「主の祈り」の中の「神の国が来ますよう」というのは、実は、イエスは「神の国は来ているのです」と言ったというのである。
これに関して、私は、何の説明も要らずに納得し、「ああ、これだ」と思ったのだった。

現代物理学では、時間というものに実体がないことが分かっている。
つまり、時間というものが本当にあるわけではないが、人間は、それがあるように錯覚しているようだ。

だから、イエスの言葉が書かれた『新約聖書』の『福音書』も、実は、全て現在形で書かないと真意が伝わらないのだろう。
コリン・ウィルソンが編集した『時間の発見』という本は、著名な5人の理学博士が執筆し、日本最高の物理学者の1人だった竹内均氏が翻訳した。
ちなみに、ウィルソンは、日本で言う中卒である。
この本の中で、時間というものは、人間の概念であり、テクノロジーの進化と共に人類の時間観というものが変化していることが書かれている。
つまり、やはり、時間に実体はなく、概念、あるいは、幻想に過ぎないのだ。

なぜ、人間が時間という幻想を持つようになったかについては、いろんな本に書かれているが、1つの考え方としては、全ては無秩序に向かうというエントロピー増大の法則(熱力学の第2法則)に、時間という概念を持ち込むといい感じになるので、人間は無意識にそんなことをやるのだという話がある。
つまり、時間の経過と共に、全てが無秩序になる(例えば、熱いコーヒーの熱が拡散してコーヒーが冷える)と考えると納得し易いのだ。
実際は、熱いコーヒーが先で、冷えたコーヒーが後にあるわけではない。同時にあるのだ。
鎌倉時代の禅僧、道元は、それに気付いていたので、「薪が燃えて灰になると思っているが、そう勘違いしてはならない。薪は薪で灰は灰だ。春は春で、夏は夏であり、春が夏になるのではない」と『正法眼蔵』の『現成公案』に記したのだ。

で、何が言いたいのかというと、我々の重要な呪文「神様の奇跡が起こる」を唱える際、「いつか奇跡が起こる」「3か月後位に奇跡が起きて欲しい」などと考えてはいけないということだ。
アディントンの著書の通り、「奇跡の時は今(THE TIME FOR MIRACLES IS NOW)」なのである。
宇宙に時間はない。
ならば、奇跡は今起こるのである。
いや、もう起こっているのである。
そう思いながら唱えれば、奇跡は即座に起こるのである。








万能呪文はあらゆる教えの書を超える

ヴァーノン・ハワードの本に、「あなたは何でも、千倍もうまくやれるようになる」と書かれていた。
その通りだ。
万能呪文を唱えていると、ブレーキになってしまう頭の中のマイナスのつぶやきが無効化されるのであるから、当然、そうなる。
ヴァーノン・ハワードの本には、普通の哀れな人間と、エデンに住む自然で理想的な人間について、まことに深く鋭い正確な洞察が書かれている。
だが、そうなるための実践書として読むと、本当に気持ち悪い。
なぜかというと、まるで嫌がらせでもしているかのように、曖昧で、おそろしく抽象的で、古くなったトーストのように食えたものではない。
どうやれば、ハワードの本に書かれているような、スーパーマインドを持てるかの本当に実践可能な、確実な方法は、万能呪文だけである。
「絶対、大丈夫だ」
「全て順調だ」
いずれか、あるいは、同じ内容の好きな言葉を、いつでも心の中で唱えれば良い。
同じ内容とは、
・個々の問題や目標ではなく、あらゆることを対象としていること
・「~だ」と現在形であること
が成り立っていることである。

イエスは、確かに「常に祈れ」と教えたが、イエスが教えたと福音書に書かれている、今日、「主の祈り」と呼ばれる祈りは、長過ぎるし、日本語訳も気取り過ぎだ。
それだけでなく、致命的な誤訳がされているという説もある。
アディントンによれば、イエスは全て現在形で言ったという。
つまり、その中の一部で言えば、「御名が崇められますように。御国がきますように」ではなく、「御名は崇められています。御国はきています」が正しいのだと言うが、私もそう思うのである。

「可愛い彼女をお与え下さい」では、よほどの善行を積まない限り、そうならない。
「可愛い彼女がいます」というのは悪くない言い方であるが、心が「嘘だ」と反発したら終わりだ。
だが、「可愛い彼女」のことを含む「全て順調だ」と言うと、全ての中に可愛い彼女も含まれているのだから、しかも順調であるのだから、潜在意識がうまく取り計らってくれるだろう。
自分で努力してはならない。
あなたには、そんなことは出来ない。
馬鹿なやつが強引に好きな子に迫り、あっさり振られるのだ。
「神があなたの代わりに戦ってくれる」のである。
あなたは、あなたが出来ることをすれば良いのだ。
すなわち、自然に彼女に親切にし、待ち合わせの時間を守り、万一遅れたら、心から謝り、埋め合わせを約束することだ。

本気でプロサッカー選手になりたければ(そう言う者で本気である者は千人に1人もいないのだが)、万能呪文を唱え、後は、楽しく練習すれば良いのだ。
本当に金持ちになりたいなら、お金を賢く使う方法を本気で考えるはずである。そうであれば、必要なことは万能呪文を唱えることだけだ。
まあ、豊かで快適な暮らしは誰もが望むので、万能呪文を唱えれば、それは自然に得られる。
無論、遊んだり、怠けたりしてばかりで高収入が得られるはずはないが、万能呪文を唱えれば、楽しい仕事が出来るようになるだろう。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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