『となりのトトロ』の歌の1つの『さんぽ』の中に、「歩くの大好き」という歌詞があるが、初めて聴いた時、妙な印象だった。
歩くの大好きな人ってるのかなあ・・・といった感じだ。
私は、歩くことは、嫌いではないだけで、別に好きではない。
風景の良い場所なら、歩くのも好きになるのかなあと思うが、私の家の周辺に、そんなに良い風景の場所はない。
ただ、家から少し歩いたところに池があって、その周辺は木が多く、まあまあのところで、良いウォーキングコースになっている。
しかし、私も何年か前、そこで数日ウォーキングをしたが、恐ろしい嫌悪感を感じて、絶対に近寄らなくなった。
おそらく気のせいではないだろうが、歩いている人が近くに寄ってくるのが嫌でたまらないのだ。
私は社会不適合者なんだぜ(笑)。

もう1つ、歩くのが好きになる要因は、歩くことそのものが気持ち良い場合だろう。
では、歩くことそのものが気持ち良いということがあるのだろうか?
子供が、一見、歩くのが好きそうに見える場合というのは、好きな人と一緒に歩いている等、何らかの理由があるからで、子供だって、自分で歩くよりは抱っこされて楽をしたがるものであろう。また、抱っこされる方が、歩くより楽しいということもある。
ところが、私が昨日、歩いていると、とても気持ち良く感じた。かなり寒かったにも関わらずだ。
それは、こんな感じだと言えるかもしれない。
車を運転することが別に好きでもない人が、急に高級なスポーツカーに乗って、その車の素晴らしい動力性能によって運転する気持ち良さを感じ、運転が楽しくなるようなものだ。
まるで天使に支えられているかのように軽やかに、滑るように、風に乗るように歩ける。
これは、1つには、前々日にひどく体調が悪かったのが回復したということがある。
もう1つが、1ヶ月ほど前から始めた、ショートスクワットの効果だと思う。
私の言うショーとスクワットは、本当にショートなスクワットで、数センチの振幅しかないスクワットである。
自然に立った状態から、少し膝を緩め、数センチ曲げて戻すのである。
軽い運動であるから、最初に屈伸運動をしたりとかの準備はいらない。
この運動は気持ちが良く、いつまででもやっていたくなるが、とりあえず千回くらいで止めることにしている。
こんな軽い運動に効果があるのかと言われそうだが、これが恐ろしくあった訳だ。
我々は、運動と言えば、効く・・・つまり、きつい苦しい運動でないと有り難味がないと思っていることが多いだろう。
顔を歪め、根性でやってこそ運動だ・・・というのは、日本人の一種のメンタリティーなのか?
まあ、もし、こんな軽い運動では駄目だとしても、何もしないのに比べたら千倍もマシであることは間違いあるまい。
また、私の場合、長年苦しめられてきた、アキレス腱炎やふくらはぎの痛みも消えた。
タダでこんな楽しい運動をされたら、スポーツジムやトレーニング器具販売会社はたまったものではないが、ジムや運動器具にも良いところはある。
しかし、時間と金がない(笑)方は、試してみると良い。
それに、このショートスクワットは、頭にも良く、身体の心地良い上下振動は内蔵(特に胃腸)にも良く、腰痛や便秘の解消にもなると思う。
そして、歩くこと同様、無意識でやるようになるが、意識も気持ちよいと感じているので、意識と無意識が協調し、願い事も叶い易くなるだろう。









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