2013年に、有名な陸上選手だった為末大さんが、「アスリートもまずその体に生まれるかどうかが99%」とツイッター(現X)で投稿したことが話題になったが、おかげで、「才能がなければ努力しても無駄」という言い方が、昔は非難されたが、今は受け入れられる場合が多くなったと思う。
それよりずっと昔、作家の村上龍さんと音楽家の坂本龍一さんの対談で、村上さんが、「今の坂本龍一があるのは、才能ということもあるが、3歳の時からピアノをみっちりやったからだ」と努力の必要性を主張すると共に、天才的な才能が必要なことでなければ、10年打ち込めばモノになるという論を語ったことがある。
だが、現KADOKAWA社長の夏野剛さんとチームラボ社長の猪子寿之さんの対談で、猪子さんは、「生まれつきの天才はいないと思う。かけた時間の問題。イチローが成功したのは誰よりも野球に時間をかけたから」と、上の2人とは異なった見解を述べた。
とはいえ、ほぼ全ての高校野球の選手は、努力しても大谷翔平になれる可能性はゼロと思う。いや、ほとんどはプロにすらなれない。
スポーツや芸術であれば、まだ才能の必要性を語り易いが、頭の良さというか、IQ(知能指数)に関しては、まだまだタブー視される傾向が強いと思う。
つまり、スポーツや芸術は、才能がなければ、努力しても出来るようにはならないが、勉強は努力次第であり、せいぜいが、経済面などの家庭環境の問題がある程度のように言われる。
しかし、それはどうか?
今、日本保守党の飯山陽さんという、女性のイスラム思想研究家がブームで、街頭演説でも大人気のようだ。
その飯山さんが、街頭演説で「私は普通の主婦です」と何度も言うが、普通の人が東大で博士号を取ったりなど出来ない。
飯山さんは努力もしたのだろうが、生まれつきIQが高かったから出来たのである。
こう言うと、「いや、努力してから言え」と言われるかもしれないが、IQが低い者が努力しても駄目なのである・・・と言ったらまだまだ非難される可能性が高い。
では、能力のない・・・特にIQが低い者がボロボロになるまで努力しても駄目な結果を見せれば、私が言うことも説得力があるかもしれないが、そこまでやるのは哀れであろう。
架空の話として、平井和正さん原作の石ノ森章太郎さんの漫画『幻魔大戦』の主人公、東丈がそんな「駄目な」者として描かれている。
あらゆる能力が劣り、幼い時から劣等感にとりつかれた丈は、その反発で「努力だよ、努力さえすれば何でも出来るんだ」との信念で、過剰な努力を続ける。
猛勉強して東大を目指すも模試で成果は出ず、「ぼろ雑巾みたいになるまで」頑張った野球でも3年生でようやくレギュラーの座を取れそうになったが、1年生に取られてしまう。さらに、それほど努力したわけでもない友人がレギュラーに選ばれる。
まあ、漫画であるから、丈は、超能力者としては宇宙でも屈指とすごいことになったが、現実では、才能がなければ駄目ということが、非常にリアルに描写されていると思う。
しかも、考えれば、丈はまだマシなのだ。無理とはいえ東大を目指すくらいのことはしていたし、野球についてはレギュラーに近かったし、柔道も2級だ。丈に遠く及ばない人間など、世の中ザラだ。
『幻魔大戦』を読んで、丈に同情して涙する者は、駄目ではあっても丈レベルという者なのだと思う。
勉強はIQの問題であることは、私は、小学5年生の時、クラス全員のIQと成績の関係を確認して思い知ったことがある。
もう見事に、成績はIQで決まっていた。例外はゼロだった。
生まれつきIQが低く、容姿が良いわけではなく、身体能力が高いわけでもなければ、ささやかな成功なら出来るかもしれないが、大きなことは出来ない。これが残酷な現実である。
才能と、いくらかの家庭環境に恵まれなければ、一生「下々の者」で過ごすしかない。
才能と子供の時の家庭環境に恵まれていなければ、もう引き寄せしかない。
しかし、引き寄せも才能かもしれないと思うことがある。
そもそも、引き寄せがうまく出来る者は、実際には少ないと思われるからだ。
だが、最近よく取り上げている、ネヴィル・ゴダードの「想定の法則」であれば才能は関係ないように思える。
ところが、日本では想定の法則の本はほとんど出ていないし、出たものは絶版で電子化もされていない。
動画やKindleなどでの素人解説者の想定の法則の説明はもう全く的外れと思う。
いや、そもそも、想定の法則の本自体が改ざんでもされているように思える。
支配者が隠そうとしているのは、ザ・シークレットではなく本当の想定の法則で、ザ・シークレットですら、その目的に利用されている・・・というのは陰謀論的か(笑)。
そんなわけで、しばらくは想定の法則のちゃんとした説明を続けようと思う。
AIアート761
「なぜか憶えていること」
Kay
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)幻魔大戦(1) (石ノ森章太郎デジタル大全)
(2)言ってはいけない~残酷すぎる真実~(橘玲)
(3)村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Cafe
(4)「大企業の時代」は終わったか 【Voice S】(夏野剛、猪子寿之)
(5)想定の『超』法則(ネヴィル・ゴダード) ※『The Power of Awareness』翻訳書
(6)その思いはすでに実現している! (ネヴィル・ゴダード) ※『The Power of Awareness』翻訳書
(7)The Power of Awareness(Neville.Goddard)
それよりずっと昔、作家の村上龍さんと音楽家の坂本龍一さんの対談で、村上さんが、「今の坂本龍一があるのは、才能ということもあるが、3歳の時からピアノをみっちりやったからだ」と努力の必要性を主張すると共に、天才的な才能が必要なことでなければ、10年打ち込めばモノになるという論を語ったことがある。
だが、現KADOKAWA社長の夏野剛さんとチームラボ社長の猪子寿之さんの対談で、猪子さんは、「生まれつきの天才はいないと思う。かけた時間の問題。イチローが成功したのは誰よりも野球に時間をかけたから」と、上の2人とは異なった見解を述べた。
とはいえ、ほぼ全ての高校野球の選手は、努力しても大谷翔平になれる可能性はゼロと思う。いや、ほとんどはプロにすらなれない。
スポーツや芸術であれば、まだ才能の必要性を語り易いが、頭の良さというか、IQ(知能指数)に関しては、まだまだタブー視される傾向が強いと思う。
つまり、スポーツや芸術は、才能がなければ、努力しても出来るようにはならないが、勉強は努力次第であり、せいぜいが、経済面などの家庭環境の問題がある程度のように言われる。
しかし、それはどうか?
今、日本保守党の飯山陽さんという、女性のイスラム思想研究家がブームで、街頭演説でも大人気のようだ。
その飯山さんが、街頭演説で「私は普通の主婦です」と何度も言うが、普通の人が東大で博士号を取ったりなど出来ない。
飯山さんは努力もしたのだろうが、生まれつきIQが高かったから出来たのである。
こう言うと、「いや、努力してから言え」と言われるかもしれないが、IQが低い者が努力しても駄目なのである・・・と言ったらまだまだ非難される可能性が高い。
では、能力のない・・・特にIQが低い者がボロボロになるまで努力しても駄目な結果を見せれば、私が言うことも説得力があるかもしれないが、そこまでやるのは哀れであろう。
架空の話として、平井和正さん原作の石ノ森章太郎さんの漫画『幻魔大戦』の主人公、東丈がそんな「駄目な」者として描かれている。
あらゆる能力が劣り、幼い時から劣等感にとりつかれた丈は、その反発で「努力だよ、努力さえすれば何でも出来るんだ」との信念で、過剰な努力を続ける。
猛勉強して東大を目指すも模試で成果は出ず、「ぼろ雑巾みたいになるまで」頑張った野球でも3年生でようやくレギュラーの座を取れそうになったが、1年生に取られてしまう。さらに、それほど努力したわけでもない友人がレギュラーに選ばれる。
まあ、漫画であるから、丈は、超能力者としては宇宙でも屈指とすごいことになったが、現実では、才能がなければ駄目ということが、非常にリアルに描写されていると思う。
しかも、考えれば、丈はまだマシなのだ。無理とはいえ東大を目指すくらいのことはしていたし、野球についてはレギュラーに近かったし、柔道も2級だ。丈に遠く及ばない人間など、世の中ザラだ。
『幻魔大戦』を読んで、丈に同情して涙する者は、駄目ではあっても丈レベルという者なのだと思う。
勉強はIQの問題であることは、私は、小学5年生の時、クラス全員のIQと成績の関係を確認して思い知ったことがある。
もう見事に、成績はIQで決まっていた。例外はゼロだった。
生まれつきIQが低く、容姿が良いわけではなく、身体能力が高いわけでもなければ、ささやかな成功なら出来るかもしれないが、大きなことは出来ない。これが残酷な現実である。
才能と、いくらかの家庭環境に恵まれなければ、一生「下々の者」で過ごすしかない。
才能と子供の時の家庭環境に恵まれていなければ、もう引き寄せしかない。
しかし、引き寄せも才能かもしれないと思うことがある。
そもそも、引き寄せがうまく出来る者は、実際には少ないと思われるからだ。
だが、最近よく取り上げている、ネヴィル・ゴダードの「想定の法則」であれば才能は関係ないように思える。
ところが、日本では想定の法則の本はほとんど出ていないし、出たものは絶版で電子化もされていない。
動画やKindleなどでの素人解説者の想定の法則の説明はもう全く的外れと思う。
いや、そもそも、想定の法則の本自体が改ざんでもされているように思える。
支配者が隠そうとしているのは、ザ・シークレットではなく本当の想定の法則で、ザ・シークレットですら、その目的に利用されている・・・というのは陰謀論的か(笑)。
そんなわけで、しばらくは想定の法則のちゃんとした説明を続けようと思う。
AIアート761
「なぜか憶えていること」
Kay
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)幻魔大戦(1) (石ノ森章太郎デジタル大全)
(2)言ってはいけない~残酷すぎる真実~(橘玲)
(3)村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Cafe
(4)「大企業の時代」は終わったか 【Voice S】(夏野剛、猪子寿之)
(5)想定の『超』法則(ネヴィル・ゴダード) ※『The Power of Awareness』翻訳書
(6)その思いはすでに実現している! (ネヴィル・ゴダード) ※『The Power of Awareness』翻訳書
(7)The Power of Awareness(Neville.Goddard)