「こいつには絶対に敵わない」と思う者に出会う人は、そう多くはないと思う。
まず、高い実力を見抜くには、自分もかなりのレベルに達していなければならないということがある。
だが、そんな相手に会ってしまうことが幸せかどうかも分からない。
無力感にとりつかれて絶望するかもしれないからね。
アメリカで国務長官を務めたコンドリーザ・ライスは、大学時代、世界一のピアニストを目指していたらしい。
おそらく、彼女もピアノで相当なレベルに達していたと思う。
しかし、ある時、彼女は、11歳の、「絶対にこいつには敵わない」と確信させられる少年に会ってしまう。その少年は、自分が1年かかることを1時間でやってしまうような天才だった。それで彼女はピアニストを断念する。世界一でなければ意味がなかったらしい。
有名なSF作家だった平井和正さんは、元々漫画家を目指していたが、石森章太郎(後に石ノ森章太郎)さんに出会い、「こんな天才には絶対に敵わない」と確信し、漫画家を諦め小説家になったという。
キックボクシングの日本のトップクラスの選手だった富山勝治さんは、キックボクサーになる時には、空手を相当やっていて誰にも負けない自信があったらしい。
ところが、伝説の「キックの鬼」沢村忠さんに会った時、沢村さんが飛び上がって富山さんの肩に乗ったという。
その時、富山さんは「俺はこいつには絶対勝てない」と確信したと、自分で言うのを私はYouTubeで見た。
ただし、富山さんはキックボクサーになることをやめず、トップ選手になったのだが。
富山さんは、沢村さんにKO勝ちしたタイのルークパンチャマという強豪にKO勝ちしている。
ただし、富山さんやルークパンチャマはウェルター級の選手で、沢村さんは1階級下のライト級だが、沢村さんはグローブハンディなしでルークパンチャマと戦った。それに、その時の沢村さんはもう年を取っていたらしい。
上に挙げたような、かなりの実力者をして「こいつには絶対に敵わない」と思わせる者は、どういった者なのだろう。
まあ、大抵は、天才なのだろう。
ところで、私は最近、『葬送のフリーレン』というアニメを見て、これは本当に良い作品と思ったが、主人公のエルフであるフリーレンはともかく、魔法使いの少女フェルンの実力の元がなかなか面白いと思った。
フェルンは、幼い時から一途に魔法の修行に励んだが、フリーレンに「魔法が好きか?」と問われて「普通です」と答えたのは、本当の気持ちだったのだろう。
フェルンはただ、老齢の育ての親ハイターを安心させたい一心で修行に励んでいたようだ。
とはいえ、フェルンは魔法が本当に好きなんだろうし、素質もあるのだが、本人もそれに気付いていないかもしれない。
しかし、何らかの動機で一途に励む者には、なかなか敵わないものだ。
私が、この作品が神がかっていると思ったのは、ネタバレは避けるが、フリーレンが、「どうしたってこうなる」と、ある予想をしたことだ。
確信を持った予想は、現実がどんな状況であれ実現するのである。
これが引き寄せの奥義で、ネヴィル・ゴダードのような魔法的引き寄せの達人もそう言っていたと思う。
「どうしたって(どうしようと)こうなる」と宣言すると、奇跡のように叶うのである。
政木和三さんも、言い方は違うが、好ましい未来について「そうなってしまうものは仕方ない」とよく言われていたものだ。
「(欲しくないが)お金が入ってきてしまうのは仕方がない」「(欲しくないが)女がいくらでも来てしまうのは仕方がない」とかね(笑)。
まさに、政木さんは引き寄せの達人だ。
AIアート745
「古い家で見る夕陽」
Kay
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)葬送のフリーレン(Amazon Prime Video)
(2)葬送のフリーレン(1)
(3)想定の『超』法則(ネヴィル・ゴダード)
(4)幻魔大戦(1)(平井和正、石ノ森章太郎)
まず、高い実力を見抜くには、自分もかなりのレベルに達していなければならないということがある。
だが、そんな相手に会ってしまうことが幸せかどうかも分からない。
無力感にとりつかれて絶望するかもしれないからね。
アメリカで国務長官を務めたコンドリーザ・ライスは、大学時代、世界一のピアニストを目指していたらしい。
おそらく、彼女もピアノで相当なレベルに達していたと思う。
しかし、ある時、彼女は、11歳の、「絶対にこいつには敵わない」と確信させられる少年に会ってしまう。その少年は、自分が1年かかることを1時間でやってしまうような天才だった。それで彼女はピアニストを断念する。世界一でなければ意味がなかったらしい。
有名なSF作家だった平井和正さんは、元々漫画家を目指していたが、石森章太郎(後に石ノ森章太郎)さんに出会い、「こんな天才には絶対に敵わない」と確信し、漫画家を諦め小説家になったという。
キックボクシングの日本のトップクラスの選手だった富山勝治さんは、キックボクサーになる時には、空手を相当やっていて誰にも負けない自信があったらしい。
ところが、伝説の「キックの鬼」沢村忠さんに会った時、沢村さんが飛び上がって富山さんの肩に乗ったという。
その時、富山さんは「俺はこいつには絶対勝てない」と確信したと、自分で言うのを私はYouTubeで見た。
ただし、富山さんはキックボクサーになることをやめず、トップ選手になったのだが。
富山さんは、沢村さんにKO勝ちしたタイのルークパンチャマという強豪にKO勝ちしている。
ただし、富山さんやルークパンチャマはウェルター級の選手で、沢村さんは1階級下のライト級だが、沢村さんはグローブハンディなしでルークパンチャマと戦った。それに、その時の沢村さんはもう年を取っていたらしい。
上に挙げたような、かなりの実力者をして「こいつには絶対に敵わない」と思わせる者は、どういった者なのだろう。
まあ、大抵は、天才なのだろう。
ところで、私は最近、『葬送のフリーレン』というアニメを見て、これは本当に良い作品と思ったが、主人公のエルフであるフリーレンはともかく、魔法使いの少女フェルンの実力の元がなかなか面白いと思った。
フェルンは、幼い時から一途に魔法の修行に励んだが、フリーレンに「魔法が好きか?」と問われて「普通です」と答えたのは、本当の気持ちだったのだろう。
フェルンはただ、老齢の育ての親ハイターを安心させたい一心で修行に励んでいたようだ。
とはいえ、フェルンは魔法が本当に好きなんだろうし、素質もあるのだが、本人もそれに気付いていないかもしれない。
しかし、何らかの動機で一途に励む者には、なかなか敵わないものだ。
私が、この作品が神がかっていると思ったのは、ネタバレは避けるが、フリーレンが、「どうしたってこうなる」と、ある予想をしたことだ。
確信を持った予想は、現実がどんな状況であれ実現するのである。
これが引き寄せの奥義で、ネヴィル・ゴダードのような魔法的引き寄せの達人もそう言っていたと思う。
「どうしたって(どうしようと)こうなる」と宣言すると、奇跡のように叶うのである。
政木和三さんも、言い方は違うが、好ましい未来について「そうなってしまうものは仕方ない」とよく言われていたものだ。
「(欲しくないが)お金が入ってきてしまうのは仕方がない」「(欲しくないが)女がいくらでも来てしまうのは仕方がない」とかね(笑)。
まさに、政木さんは引き寄せの達人だ。
AIアート745
「古い家で見る夕陽」
Kay
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)葬送のフリーレン(Amazon Prime Video)
(2)葬送のフリーレン(1)
(3)想定の『超』法則(ネヴィル・ゴダード)
(4)幻魔大戦(1)(平井和正、石ノ森章太郎)