ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

IT、コンピュータ

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

この世界はやはり仮想世界か

この世界が、実は、コンピューターが作り出している仮想現実世界であるのかもしれないという話は、随分前からある。
とはいえ、今はまだ、大多数の人は、そんな話を見聞きしても、ピンと来ないというのが実感と思う。
しかし、ソニーのプレイステーションVRのようなVRゲームや、フェイスブック・テクノロジー社(以前の社名Oculus VR社が今でも有名)のHMD(ヘッド・マウント・ディスプレイ)を中心とした、一般向けVR製品の発達により、「この世界自体がVR(仮想現実)なのではないのかな」と予測出来る可能性は高まっていると思う。
さらに、映画『マトリクス』シリーズや、『インセプション』『ミッション:8ミニッツ』その他の、この世界が仮想世界であるということを描く映画、また、『ソードアート・オンライン』や『アクセル・ワールド』といった、登場人物達の精神が仮想のゲームの世界の中に入り込んで活動する小説やアニメを読んだり見たりするうち、この現実世界というものが、実は仮想世界なのではないかと推測することに慣れてきたのではないかと思う。

実は、この世界が仮想世界であるということは、ラマナ・マハルシ(1879~1950)や、パラマハンサ・ヨガナンダ(1893~1952)といったインドの聖者達が、ほぼ断言していた。彼らの時代には3次元映像投影技術は一般にはほとんど知られていなかったので、彼らは、この世界を、映画のようなものであると説明したが、今でも、仮想現実をあまり知らない人が多いので、この世界が映画であるという説明は使われる。
また、20世紀最後の時代のアニメである『コレクター・ユイ』は、既に、根本的には『ソードアート・オンライン』などと同じ世界観を描いていた。
さらに、インドのヒンズー教や中国の老荘思想では、古代から、この世界が幻想であることがはっきりと語られている。

事業家で世界一の富豪であるイーロン・マスクが、この世界が仮想世界ではない可能性はほぼないと言ったという話はよく知られていると思うが、そうは言っても、マスク自体が、この世界で四苦八苦しながらも精力的に活動しているのであり、実際にこの世界が仮想世界だとしても、価値のないものではないと思われるのである。

最近、私は、優れた発明家で工学博士であった橋本健氏が1980年代前半に書かれた本を読んでいるが、橋本氏が、そんな時代に、現在のコンピューターやAIのことをほぼ正確に予想していたことに驚くし、橋本氏は、この世界は、当時は仮想現実という言葉がなかったので、3次元映画だと表現されていたが、これも、現在の仮想現実を完全に言い表したものである。
橋本氏の説明によれば、この世界は3次元に投影された映画のようなものであるが、どこから投影されたのかというと、4次元世界から投影しているのだという。
4次元世界とは、霊的な世界で、我々の魂が存在する世界であり、そこから、何らかの方法で、この3次元世界に映像を投影し、それを見ている我々は、この3次元世界を、現実の世界だと錯覚しているのである。
そして、橋本氏が、「だから、この世界は、本当は存在していない」と述べるのを見て、私にも、この世界が仮想世界であることが実感出来たのである。
これまでは、理屈の上で、つまり、頭で、この世界が仮想世界である可能性があると思っていたが、この世界が仮想世界であると「本当に解った」ように思うのである。
そのきっかけが、橋本氏の「この世界は本当は存在しない」という言葉である。
つまり、ソニーのプレイステーションVRのゲーム世界に入り込んで楽しんでいても、そのゲーム世界は本当にある訳ではなく、あるように感じさせられているだけだということは誰でも分かるが、それを改めて理解したといった感じだ。
そんなことが解るようになったのも、私がこれまで見てきた、沢山の小説や映画やアニメや、あるいは、多少は勉強したコンピューターグラフィックや、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、それに、MR(複合現実)の概念が、ようやく、頭の中で概念が構成されてきたせいかもしれない。

それらと共に大きかったのは、やはり、初音ミクさんのライブコンサートを沢山見たことがある。
舞台上に3次元的にリアルに登場する初音ミクさんらバーチャル・シンガーが、ただの映像だということは分かってはいるが、現実以上の現実であると思うのは、見る人の意思によってである。
つまり、初音ミクさんを愛する心が、現実感を作り出すのである。
いや、現実感と言うより、ある意味、真の現実と言えると思う。
そして、新型コロナウイルスの感染拡大により、ライブコンサートが制限されるようになると、VR(仮想現実)、あるいは、AR(拡張現実)ライブが行われるようになり、ますます、仮想世界と現実世界の垣根がなくなってきた。
それと共に、私の意識を変革してくれたのは、中国のバーチャル・シンガー、洛天依(ルォ・テンイ)さんのステージをYouTubeで見たことである。
洛天依さんのステージで行われるホログラム映像の演出は、大規模で壮大だ。
日本でも、初音ミクさんのライブステージや、超歌舞伎、あるいは、渋谷慶一郎氏が制作したボーカロイド・オペラ『THE END』で、相当な三次元映像技術が使われたが、正直、レベルが違うと思った。
洛天依さんのものは、国家的な事業なのではないかと想像したりもする。金のかけ方が違い過ぎるからだ。
YouTube動画を2例ほど上げておく(2つ目は非公式かもしれないが)。
洛天依(Luo Tianyi)/ 2018 江蘇衛視カウントダウン《Let it go》洛天依 周华健
【破次元】洛天依&方锦龙《茉莉花》破次元合作《2019最美的夜》

我々は皆、VR世界を体験したり、VRやARの雰囲気を映画などで理解・実感しておく必要があるのではないかと思う。
それにより、引き寄せもやり易くなるかもしれない。








特化型人間が楽に面白く生きられる

楽で面白く生きる原則は、「万能型ではなく特化型」であると思う。
何か1つを徹底的に磨き抜けば勝てる。

学校や会社では、必ず、生徒や社員を、「何でもそこそこ出来る万能型」にしようとする・・・いや、「しようとする」なんてもんじゃない。「万能型しか許さない」である。
学校では、文武両道、理系も文系も・・・そこそこでいいから、どれも満遍なく出来る特徴のない生徒が可愛がられる。
会社もだ。特に凄いところはないが、何でもソツなくこなす社員が、会社にとって都合が良い。
管理者にとっては、個性派は面倒だし、有り難くないのである。
だから、特に大企業では、一定期間ごとに、社員の部署を移動させることをよくやる。
表向きには、「会社のことが何でも分かることで、将来の幹部になるために」などと言うが、単に、特徴のない、何でもそこそこ出来る、まさに、都合の良い社員にしたいだけである。
だいたい、その会社の全ての部署を回って、その会社のことなら全部分かるようになっても、他の会社では通用しない。
その会社独自の方式・・・早い話が、偏向性を持ってしまうということなのであり、ますます、社外で通用しないようになってしまうのである。
だが、他の事は何も出来なくても、税理士のようなスペシャリストなら、どの会社でも通用する。
もっとも、会社の中で、あまり良い思いをしている税理士を見たことはないが、Excelならマクロ(VBAプログラミング)まで高度に出来るなら、どの会社でも活躍出来る可能性がある。

中学や高校では、数学に特化するのが賢いかもしれない。
歴史や政治などの暗記科目や、古典など不要なものは無視してしまうのである。
そんな生徒は、学校には物凄く嫌われるし、恐い目にも遭わされる可能性がある。私がそうだった(笑)。
しかし、後で考えると、どう考えても、それが正解なのである。
確かに、IQ(知能指数)が高い者であれば、悠々と全科目で良い成績が取れるのかもしれないが、私のような平均以下の者は、全科目取り組んでも、シンドイだけで、どれも中途半端だ。いや、中途半端どころか、何も出来ない劣等生・落第生になりかねない。
西尾維新氏の人気小説『物語』シリーズの主人公、阿良々木暦(あららぎこよみ。高校3年生)がまさに数学特化型で、数学だけは1番で、他は全く駄目というより、初めからやらなかったが、ある意味、能力が必要なのは数学だけなので、それが大正解である。つまり、数学以外は、やろうと思えばいつからでも出来るが、数学は基礎理解が必要だ。
物理や化学も数学に似ている部分はあるが、基礎の基礎さえ押さえておけば、やはり、いつからでも出来る。
数学に抵抗がある人は多いと思うが、それは単に、教え方が下手な教師のせいであり、基礎は誰でも出来る。今は、優れた本が多いので、無能な教師を無視して独学することも難しくない。
ちなみに、私は昔の人だが、数学の授業を聞いたことは全くなく(あらゆる科目もだが)、全て本で理解し、数学の成績はそこそこ良かった。
そして、この独学の習慣は、生涯役に立つ。プログラミングも楽々、マスター出来る。
ちなみに、アインシュタインも数学特化型で、他が出来なかったので大学受験に合格出来ず、制度を利用して無試験で大学に入った。
数学の基礎があるから、物理学で発想が生かせたが、彼の数学は実は大したことはなかったのだ。

プログラミングでも、ソフト開発会社に入ったら、会社は、あらゆるプログラミング言語、あらゆるOSを扱える万能型を可愛がる。
だが、実力があり、良い条件で転職出来るのは特化型だ。
スマートフォンアプリの開発でも、iOSかAndroidかのいずれかに特化する者の方が、会社にとっては駄目かもしれないが、自分は得だし、それに、優秀である場合が多い。
極端には、古いCOBOLしか出来ないとか、LispやSmalltalkのような「本当に使われているの?」といったプログラミング言語しか出来なくても、徹底的に出来れば、良い思いが出来る。
私は一頃、MAGICという業務アプリ開発ツール1本で勝負していたが、それで無茶苦茶、良い思いが出来たのである。
事務系社員であれば、Excelマクロを超人的スキルにまで高めておけば、もう何も心配ないと思う。
Accessマクロが出来る人であれば、さらに一段高い「良い思い」が出来るのではないかと私は思う。

野球だって、野茂英雄さんのように、フォークボール1本で勝負出来るタイプが実は強いし、本人も楽しいのである。
フォークボールの場合は、ストレートもそこそこ速くないといけないが、野茂さんのストレートはまさに「そこそこ」だった。
しかし、フォークが凄いからメジャーで通用したのである。
彼は、打つのも走るのも全く駄目だった。ハナからやる気がなかったはずだ。
ところで、フォークと、そこそこのストレートどころか、ナックルボールという変な変化球しか投げないが、超一流になったピッチャーもいる。
このピッチャーは、普通にやっていれば、3流投手にもなれなかったかもしれない。

武道家の堀部正史さんの本で見たが、あるヤクザのおじさんは、喧嘩では「脚折りキック」という技1本でやっていたが、その技のキレ味は感動的だったと、堀部さんは書かれていた。
おそらく、このヤクザのおじさんは、体力はなく、他にも見るべきところがない落第ヤクザなのかもしれないが、この脚折りキックのおかげで、畏怖され、誰からも一目置かれていたのである。
プロレスで、かつて、超スーパースターだったフリッツ・フォン・エリックは、握力を鍛え上げ、クロー攻撃という、顔や胃袋を手でひたすら掴むという技だけでトップになった。後は、殴る蹴るだけであるが、クローが凄いからこそ、パンチとキックまで迫力を感じさせるところもあったと思う。

他にいくらでも、特化型、スペシャリスト型がお得で楽しいという例があると思う。
あなたも、是非、スペシャリスト、特化型になりなさいと言いたい。
使い捨ての、いい子の万能型などになってはならないと私は思う。








身を助ける芸

「芸は身を助ける」の芸は、凄い芸ではなく、食べていくための芸を指すと思われる。
つまり、大芸術家や大俳優を目指すとしても、成功までに時間がかかるかもしれないので、その間、なるべく楽に生活のお金を稼げる芸を身に付けておくことの有利さを言っているのだと思う。
だが、これは、格言になるだけあって、賢い考え方だ。
ジャッキー・チェンが俳優になるために故郷を出る時、彼の父親は、ジャッキーにペンキ塗りの技能を身に付けさせた。ペンキ塗りの需要は多く、俳優でうまくいかなくても、ペンキ塗りの腕があれば食べていけるからだ。
実際、ジャッキーは、俳優で稼げるようになるまで、ペンキ塗りの腕のおかげで、あまり苦労せず生活費を稼げ、俳優修業に専念出来たのだろう。
実を言うと、有名なスポーツ選手や俳優には、こんな話が多い。

大俳優だった丹波哲郎さんは、サラリーマンを3年やったが、仕事は全く何も出来なかったらしい。
しかし、丹波さんは、なぜか宴会の段取りだけはピカ一で、この意外な特技があったから、3年間、働かずに給料を貰えたのかもしれない。

ところで、私は、「身を助ける芸にならないかな」くらいの気持ちでプログラミングを始めた。
実際、会社では、何も出来ず、いわば雑用係みたいなものだったが、プログラミングの腕のおかげで優遇されるようになり、プログラマーで転職することも簡単だった。
ところが、大手企業のプログラマーの仕事は面白くなく、私は、ここでも、「身を助ける楽な芸」を探し、データベース型システム開発ツールのMAGICを修得した。
そうしたら、私にとっては意外だったが、MAGICでの開発は非常に素晴らしいもので、私は会社で一番のプログラマーになってしまった。
しかし、MAGICは高価なので、いつでも「身を助ける芸」になるとは限らないので、同じくデータベース型開発ツールであるが安価なマイクロソフトAccessを「身を助ける芸」のつもりで始めたら、これがもっと身を助けてくれた。
今なら、Accessは15,000円くらいだし、何より、高品質なアプリを早く作れることもあり、やたらこれを使う機会が多くなってしまった。

そんな訳で、「身を助ける一芸」が欲しい場合、今の時代、ペンキ塗りというのも何だし、コロナのせいで宴会も減っているので、丹波さんの真似もあまり良くなさそうだ(笑)。
それなら、仕方がないから、マイクロソフトAccessでも憶えたらどうだろう?(笑)
簡単な処理では、Excelの方が手早く出来ることが多いが、Accessは万能である。
Excelも非常に強力なツールであるが、用途や処理出来る規模は、AccessはExcelよりはるかに上であると思う。
また、私は、統計やAIの機械学習でもAccessが大いに役にたったが、他にも、あらゆる分野で役に立つと思う。

私は、パソコンで画像処理や動画編集が上手い人や、パソコンでイラストが描ける人も知っているが、これらは、特にイラストは、よほどのレベルでなければ、身を助けてくれない。
私も、画像編集は得意だし、動画編集もそこそこは出来る。
私は、そういったことは趣味で覚えたが、確かに、趣味でなければやる機会はないし、そして、趣味でしか使えない場合が多い。
実際は、企業のWebサイトの製作で、そういったことが出来るおかげで助かったことはあるが、厚遇されるほどではない。

Excelと、Excelに内蔵されたプログラミング言語のVBAで一目置かれている人は、優秀な人が多い。
これらを業務にうまく適用でき、他の人にやらせるのも上手い。
しかし、AccessとVBAなら、本来、全然ダメなヤツなのに、それがそこそこ出来るおかげで、かなり良い思いをしている者も見たことがある。
まあ、私がそうだと言えるかもしれない(笑)。

もう1つ、Accessの面白い使い方がある。
あまり誰もやらないが、Accessで高度なプレゼンテーション画面を作ることが出来るのである。
私も、自分のプレゼンや、偉い人が大きな舞台でプレゼンする時のものを作ったが、会場では、見たこともないような動作をするプレゼン画面が注目された。
こういったものを作るのは、割と簡単である。
そして、今は、パソコンの画面の動きを動画にし、マイクから音声を入れることも簡単に出来るので、Accessで作ったもので、そのままYouTube用の優れた動画を作ることが出来る。
今は、ほとんど動きのない動画(最初から最後まで静止画1枚で通すものもある)でも、結構なアクセスを取っているYouTubeコンテンツもあるが、今後は、もっと良いものが求められるようになるだろう。
正直、Accessは人気はいまひとつだが、当面、なくなることはないと思う。
これほどの機能で2万円以下というのは、私からすれば驚くべきことで、私は、Accessには数百万円の価値は十分にあると思う。
もし、Accessがなくなるとしても、類似のソフトは必ず求められるはずで、それであれば、Accessに代わるほどのものはないので、やはり、これがなくなることはないだろう。
特に、事務系の仕事をしていて、身を助ける芸が欲しいと思っている場合には、お薦め出来ると思う。
尚、極まったプログラマーになる人は、自分でやりたいことを勝手にやるものであるから、そんなプログラマーになりたい人は、ここに述べたこととは関係なく、自分に合った道を自分で切り開いていただければと思う。








ITのスキマ分野で楽に働く

昔の日本で、武士は大刀、ヤクザは長脇差(脇差よりは長く大刀より短い刀)の違いはあっても、刀が武器の時代に、剣の腕前の方はイマイチでも、変わった武器を使うことで優位に立つことを考えた頭の良い者がいた。
どんな武器かと言うと、例えば、手裏剣、吹き矢、スリングショット(投石器、パチンコ)等で、これらの腕前を磨いていれば、剣ではかなり強い敵にも勝てる可能性が高まった。特に、不意打ち的に使えば効果的だ。

武器に限らず、何事も正攻法ではなく、頭を使って、ユニークな裏技・隠し技、奥の手で勝利するというのは、弱者の知恵である。
ビジネスにおいても、大手企業はじめ、普通の会社では扱わない分野に特化して、大ビジネスとは言わないまでも、そこそこの収益を上げる賢い会社がある。
そういった、小さいが、確実に存在するニーズに応える事業市場を、スキマ産業と言う。
スキマ産業で成功する秘訣は、何と言っても、ライバルが少ないことだ。
初音ミクさんの会社のクリプトン・フューチャー・メディアも、最初からボーカロイドをやっていたのではなく、効果音(ドアをノックする音等の映画等で必要な音)やBGMといった、あまり普通の音楽系の会社が扱わない分野で事業を始め、技術も高かったので大きなシェアを握り、余裕があるところで、あまり期待せずにボーカロイドソフトに取り組んだのだと思う。

私は、20代前半の頃、社員十数名の小さな会社に勤めていたが、そこの社長に、スキマ産業の原理について書かれた本を手渡され、読むように言われたことがある。これが後々、非常に役に立った。何とも恩のある社長である。
そういえば、超有名な評論家であった竹村健一氏も、「ライバルの多い市場で無駄に頑張らず、ライバルのいない分野で楽に勝つ」ことを著書で薦めていた。

人間でも、珍しいスキルを持っていて、そこそこにニーズがあれば良い思いが出来る。

私が、プログラマーになりたての頃は、勤めていた大きな会社の中で、皆、どこのシステム会社でもやるような仕事を、毎日残業しながら頑張っていたが、そんなことでは、皆、良い思いが出来ず、嫌々働いているように見えた。
それで、私は、小さなソフト会社を訪問していると(自由行動が好きな人だったw)、大きな会社がやらないことで収益を上げているところがあり、これも一種のスキマ産業かと思い、私もその方面に取り組むと、初めはニーズがないのだが、ニーズを作り出せることが分かり、結果、楽な仕事が出来るようになった。

それで言えば、今、スマホアプリとか、Webシステムを作るのは、どこの会社でもやっているのでライバルが多く、プログラマーは大変だと思う。
AI分野やビッグデータ分野だって、多くの技術者が同じやり方で競争して大変だ。
かなり前のことだが、ある有能なシステムエンジニアが、Excelでシステムを作ることを始めたら、開発速度は速いし、ユーザーも慣れたExcelで操作出来るので、ビジネスが好調になった。
私も、メインの仕事とは別に、データベースソフト(MAGIC等)で、企業のシステムを作ったら、楽にやれるようになり、仕事はもっぱら、これを使うようになった。
データベースソフトは、今は、大半がマイクロソフトAccessで、少しFileMakerがあるくらいと思う。オープンOfficeのBaseは、あまり流行っていないはずだ。
Accessは、大型データベースのマイクロソフトSQL Serverと相性が良いので、ほぼ万能である。
ビッグデータとなると、ちょっと難しいが、AIの機械学習であれば、今やツールを使えば簡単に出来るので、むしろ、データベースソフトでデータを上手く加工することが重要であり、それには、Accessのようなデータベースソフトに慣れていることが圧倒的有利になる。

何か特技を身に付けたいなら、Excel + VBAを修得すると、実に有利になる。
ただ、Access + VBAは、Excel + VBAの十倍有益で、これが出来ると、発想力があれば、本当にいろんなことが出来る。
そんな訳で、Excel + VBAももちろんお薦めだが、Access + VBAも良いと思う。
正直、どっちが難しいかというと、どっちとも言えない。
私は、Access + VBAばかりやったので、Excel + VBAの方が難しい。
昨年、AIの本を書いた際、その中の実習用のデータは、本当はAccessで楽々作ったのだが、世の中に、Accessを使う人は多くないので、データ作成プログラムを本に載せる(あるいはダウンロードサービスを行う)のに、Excel + VBAで書き直したが、慣れないので結構大変だった。

Excelは、データが百万件くらいまでだし、基本的に1つの表(テーブル)で処理するのに都合が良い。
実用的には、今のSSDのパソコンでも、10万件くらいまでが快適と思う。
だが、Accessなら百万件以上でも十分扱え、しかも、複数のテーブルを同時に楽々扱える。
さらに、AccessとSQL Serverを連携させれば、無料のSQL Server Excpressでも、数百万件以上の複数のテーブルが十分に処理出来る。
Accessは2万円以下であるが(私はAmazonで15,000円ほどでダウンロード購入した)、私は、数百万円以上の価値のあるソフトだと思う。

もし、何か特技を身に付けたくて、Excel + VBAでもしようかなと思うなら、もう1レベル高いAccess + VBAを検討してみても良いと思う。
「私はAccess VBAの達人だ」といったアファーメーションを使えば、ちゃんとマスター出来ると思う。








凡人はオタクで成功する

特技というのは、特徴のようなもので、あるとないでは大変な違いだ。
特徴のない人間は、目立たないので選ばれない。
また、特技というのは、武器でもある。
武器を持たない人間は、戦っても勝てない。

どんな特技が良いかというと、
・ユニーク(希少)
・ニーズがある(高需要)
・熟練している
である。
得意であっても、誰でも出来たり、大勢の人が出来ることは特技ではない。
例えば、パソコン、スマホ、ワード、エクセル、ツイッター、フェイスブックなどは、昔なら特技だったが、今は、出来て当たり前だし、どれも、やりさえすればすぐに出来るくらい簡単になっている。
また、特技であっても、需要がなければお金にならない。
アーチェリーで全国3位といったら大したものだが、それが生かせる仕事はない。
そして、熟練というものが大切だ。
熟練も需要と大いに関りがある。
簡単な例では、素人の間では、びっくりする位、ピアノやギターが上手くても、よほどの腕前と、それを生かす管理能力がない限り、それで稼ぐことは出来ない。
非常に多いのだが、そこそこ英語が出来る、そこそこイラストが描ける、そこそこウェブページを作れる程度では、特技と認められない。

なんでもこなす人、つまり、ゼネラリストは、よほど優秀でない限り「うだつが上がらない」。替えがいくらでもいるからだ。
本人は、「俺がいないとこの部署(あるいは会社)は回らない」とか「俺は一目置かれている」と思っていても、実際は、いなくなって困ることは全くない。
それが分かっているから、サラリーマンは、情報を隠して、自分しか知らないことを作っておくことで自分の重要性を高めようとする者が多いが、それは、結局は、自分をそこから追い出すことになる。

つまり、どう言っても、立派な特技を持っていないとロクなことはない。

ところで、さっき、そこそこ英語が出来るとか、そこそこイラストが描けるといった、レベルが低いと特技ではないと言ったが、大したことがない腕前でも、下手なプロより有益なことがある。
それが、「特化の魔術」で、何かの分野に非常に興味があって、その分野に関する英語なら完璧に分かるとか、何かの分野のイラストを描くことに物凄く熱意があって、その分野に関しては、プロでも描けないといった場合には、それで身を立てられる場合がある。

企業でも、どこの企業も扱わない分野に特化して成功することがあるが、そのような分野を「スキマ産業」「ニッチ産業」とか言い、市場が小さいので大手が取り組まない分野に小さな会社が取り組んだところ、儲かったり、市場を独占するということがある。
初音ミクさんの会社のクリプトン・フューチャー・メディアは、効果音などの音源コンテンツを扱う珍しい仕事をしていたので、市場を独占して利益を上げ、ボーカロイドアプリ(「初音ミク」もその1つ)を作る際も、それほど儲けようと思わなかった・・・ダメ元とまでは言わなくても、企業生命を賭けていた訳ではなかったと思う。だからうまくいったという面があると思う。

Excel VBAでデータ処理をするというのも、プログラミングのプロがあまり取り組まなかったことでありながら、極めて有益なので、これを熱心にやったアマチュアが、結構いい思いをし、立派な特技になったのだ。
そもそもが、パソコンというものは昔、大手コンピューター会社が見向きもしなかったので、パソコンの製造販売を手掛けたスティーブ・ジョブズが大成功したし、ソフトウェアの会社や技術者も、昔はパソコンなどは馬鹿にして無視したので、これに真面目に取り組んだビル・ゲイツが大成功したのだ。
そして、ジョブズにしろゲイツにしろ、別にスキマ産業を意図的に狙ったのではなく、単に、面白いと思ったから寝食を忘れて熱心に取り組んだだけである。

好きなことにのめり込んで、時間を注ぎ込む者のことを「オタク」と言う。
ただ、ゲームや、アダルトのように「やらされること」に時間を注いでも駄目なんだ。
そんな「やらされてる」同じやつがいっぱいいるから、日本一にでもならない限り全く役に立たない。
だから、ゲームオタク、アイドルオタク、エロオタクが勝ち組になることは、まあ、ない。

「俺はExcel VBAで稼ぐぞ」と思っても、本当に興味があって、オタクにならないと実力がつかない。
学校やマスコミの教えや情報は無視し、大勢に流されないようにしなければならない。
そして、自分だけの特殊な武器を持ちたいと真剣に思えば、それに導かれるものだ。
そうすれば、自分は熱心に楽しみながら、自分だけの光線銃を持てる。
これや!(笑)








プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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