世界が闇の勢力に支配され、庶民は家畜化、奴隷化されているというのは陰謀論だと言われるが、もう普通に考えても、その通りであることは分かるのではないかと思う。
しかし、「現代の普通」は、「家畜の普通」、「奴隷の普通」になってしまっていて、人間らしい普通が通用しないので、そのこと(我々は既に家畜・奴隷である)に気付かない人が多い。
ジョセフ・マーフィーを有名にしたマーフィーの著書は『眠りながら成功する』という1963年の本だが、実は、それ以前の1959年にマーフィーは『あなたは不安なしに生きられる』という本を出している。
その中で、マーフィーは何度も、
「我々は何もしなければ、世間の教義や信念に飲み込まれる」
と警告しているが、これが、今、せいぜいネットの一部で話題になる、民衆の洗脳と家畜化、奴隷化のことで、このことを、マーフィーは60年以上も昔に、本で知らせていたのである。
今は、「我々は洗脳されている」とか、闇の勢力とは何かといったことをネット等で話す人もおり、その8割はいかがわしい情報だが、中には、情報としては正しいものもある。
ただ、洗脳とか闇の勢力といったところで、それらが全く隠されているわけではなく、教科書的な本ではそうではないが、真面目な歴史学者の本や、政治・経済の本には、かなり書かれているのである。
確かに、歴史や政治・経済の本にも、フェイク(嘘)の本も多いのであるが、それも、普通の頭があれば、嘘は見抜けるはずである。しかし、洗脳された頭ではそれが出来ない。

ところが、貴重な恐ろしい事実を提示しても、「ではどうすれば良いのか?」の具体的対策として示されることは非常にお寒い。
せいぜいが「騙されないようにしましょう」で、騙されないことで奴隷化、家畜化されるのを防ぎましょうだが、騙されなかったとしても、力がなくては闇の勢力に全く抵抗出来ない。
そもそも、闇の勢力のやり方というのは、庶民に対し、無力感を叩き込むことだ。それはもう完全に成功している。
そして、闇の勢力に立ち向かっているように見える英雄的な人達だって、知恵や力は自分にだけあり、やっぱり庶民は無知・無力だと思わせて、自分が庶民から巻き上げる、新・闇の勢力を目指しているに過ぎない。

我々が持てる力は引き寄せであるが、長い支配者の洗脳により、引き寄せは、馬鹿が信じるもの、怪しいもの、ただのおとぎ話、信じると恥ずかしいものと思わされており、善意の引き寄せの本も、なるべく引き寄せの本に見えないように、宗教や哲学、心理学の立場で書かれているものも多い。
しかし、もう猶予はなく、引き寄せが出来ないと、自分も親しい人も守れない。
そもそも、引き寄せが出来ないと生活が破綻しかねない状況になっている。
これに関し、「これまで普通に手に入っていたものが得られなくなる」「とんでもないことが起こる」と不安ばかり煽る者が沢山出てきたが、そんな者の多くは、自分だけは儲けて良い思いをしようとしているのである。だから、そんな偽物のヒーローにも騙されないようにしないといけないが、そんな連中はインフルエンサーと呼ばれ、愚民に支持されている。こう言って、誰のことか分からないのも問題かもしれない。

そんなわけで、脳内お花畑と蔑まれることなど構わず、引き寄せを学ばないといけないが、確かに、引き寄せを学ぶ者の中には、悪い意味で脳内お花畑の者が多い。
そんな者の特徴は、誰かに言われた簡単なことをやってさえいれば自分も得を出来ると思っており、それでうまくいくかどうかの責任は自分にはないと主張していることである。
不満や文句を言う者には引き寄せは出来ない。
不満や文句は決して言ってはならない。このことは、いくら強調してもし過ぎであることはない。
不満や文句は絶対に言ってはならない。もちろん、思ってもならない。
そして、自分がやることを決めてもらいたがる者、他者からの承認欲求が強い者・・・つまり、認めて欲しがる者も駄目なのだ。
岡本太郎が言った「嫌われてもいい。いや、嫌われないといけない」は、別に芸術家の心構えではなく、現代においては、誰にも必須の心構えである。
だが、岡本太郎は、世の中と戦うことには意欲的であったが、問題解決の具体的方法は、ほとんど提示していない。
彼は特別過ぎたのだと思う。
彼の考え方は、世間の考え方との違いが大きいので、それが世間とのコントラストの差になり、ショッキングで分かり易い。しかし、あまり引っ張られないことも必要である。
岡本太郎主義者ってのは、ほとんどが、精神的にはどこか光るものがある場合でも、無力な変人である。
彼の考え方は引き寄せの役に立つが、引き寄せそのものではない。
崇拝の対象ではないのだ。
そこを間違えなければ、彼は素晴らしい存在である。
ちなみに、闇の勢力が使うのは力業だけで、偽の正義の味方(ネットのインフルエンサー)は騙すだけである。つまり、彼らには引き寄せは出来ない。よって、引き寄せが出来れば勝てるのであるが、敵さんもそこは分かっているので「自己啓発書を読むやつは馬鹿ですよ」「自己啓発書を読んで成功した人は1人もいません」とか言うのである。
確かに、変な自己啓発書も多いが、その中でも最も変に見える引き寄せの本の中で、宣伝なしに長く生き残ったものは読んでおくと良いだろう。








  
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