生涯の間、どうしても、引き寄せの法則の恩恵が得られない人がいて、それについて、「引き寄せ不適合者の法則」みたいな名称を設定したいくらいだ。
意図せずに引き寄せの力を使っている優秀な人もいるが、引き寄せについて興味を持たないほとんどの人は、好ましい形で引き寄せを行うことはない。
引き寄せに興味がある人のうち、どれくらいが、それなりの引き寄せが出来るのかのデータはないと思うが、昔、マイク・ハーナッキーというアメリカの作家が、引き寄せ関係の本の読者数と、100万ドル以上の資産を持つ者の数との比較で予想をしたことがある。結果は、引き寄せが出来る者の割合は、引き寄せに興味がある者の中でも、限りなくゼロに近いというショッキングなものだった。
ただ、これは、ハーナッキー自身が引き寄せが出来なかった頃に行った研究だし、100万ドルの資産が引き寄せの力を示す証拠になるとは限らないので、そうがっかりする必要はないが、引き寄せを行うことの難しさみたいなものは感じる。

どんな人が引き寄せが出来ないかというと、割とはっきりとしている。
それは、親や学校やテレビなどで植え付けられた観念を持っている者だ。
それが強い者は、ほぼ見込みがない。
とはいえ、思考を消してしまえば、そんな世間的観念の影響は受けないが、普通の人は、思考を消すことがないので、ほとんどの者は引き寄せが出来ないというだけのことだ。
普通の人だって、何かのきっかけで思考を消すことがあると、あっさりと引き寄せが出来る。
そのように、たまたま、思考を消す状況になった時に、奇跡のような体験する人は少なくはないと思う。しかし、そんな人達も、そのような体験を、あまり気に留めないのだ。
尚、単なる睡眠や気絶が引き寄せを起こすことは極めて稀で、これについて道元も「心は消えても気付きを保っていないといけない」と述べていた。簡単に言うと、目覚めていなければならないのだ。

とにかく、思考を消すことさえ出来れば、引き寄せの力は人間の生得(しょうとく。うまれながらにして備えていること)の重要な能力なので、誰でも簡単に使える。
思考を消すことに関し、例えば、ラマナ・マハルシは「私は誰か?」と問えと言ったし、ニサルガダッタ・マハラジは「存在の感覚にしがみつけ」と言ったが、それらが難しいというよりは、彼らの言葉を英語に訳し、それを日本語に訳す中で、齟齬が発生した・・・いや、そもそも、彼らの本意を理解せずに彼らの言葉を記憶したり、記述したので、最初から適切に表現されなかった可能性が高いと思う。

胸に手を当てるだけで思考の8割以上が消えるが、そんなことをやるのって、試合前の国歌演奏の時のサッカー選手や、キリスト教の葬式などで牧師や神父が祈りの言葉を述べる時くらいだ。
そうではなく、習慣的に胸に手を当てるようにすると良い。
両手の方が効果は高いと思うが、片手でも十分で、手を当てる位置は、普通、胸の中央で、高さは鎖骨の少し下だが、自分が心地よく感じる位置で良い。
そして、普通に、頭の中の独り言、お喋りを止める、あるいは、頭の中で沈黙するようにすれば良い。
それを、出来るだけ多くやれば、慣れてきて、より長時間、より頭の中を静かに出来るだろう。
人差し指を天に向けて立てるだけでも効果的だし、同じ手の親指と人差し指(中指や薬指でも良い)を微かに触れ合わせて、その感触をそっと感じても思考が消える。
しかし、誰も、そんなことをしないのだ。
あるいは、「完璧だ」と心の中で静かに唱えても良い。
いろんな方法があるが、思考を消せば必ず引き寄せは出来る。








  
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