古代から、実践的な効力を持つ宗教や密教、その他の様々な組織・集団では、入会する者を覚醒させ、普通の人から見れば超人のような存在にするところが一定数ある。
だが、伝統的宗教も新興宗教も、効果的な修行法(メソッド)を研究し教えることより、単に、信者の数を増やし、そこからもたらされる利益(献金など)ばかり目的にするところが多く、それが宗教のイメージを悪くしているのだと思う。
だが、個人としての人間に高い力を持たせる(実際は、本来持っている力を覚醒させるだけだが)ことは、いろいろ問題があるようで、本当にそんなことが出来る教団はアンダーグラウンド化し、表の世界から消えてしまう。その理由を探るのも面白いのだが、ここでは余計なことなので省く。
ただ、重要なことは、特に、これまでの世界では、そして、おそらく現代でも、この事情はあまり変わらず、超人化したら大人しくしていた方が良いのである。
2ちゃんねるとか5ちゃんねるといった、最初からアンダーグラウンド化しているSNSでは、割とマジな超人がいたりするが、彼らは、メジャーなSNSでは、鳴りを潜め(大人しくすること)たり、差し障りのない適当なことを書いているようである。

それはともかく、本物のメソッドには同じ目的がある。それは、精神を「とある状態」にすることだ。
それは、昨夜も少し書いたが、現在形の言葉だけを使う状態にすること・・・すなわち、精神を「今」に戻すことで、それは、過去や未来といった幻想から心をあるべき場所に引き戻すことである。
その最も簡単なこととしては、歩いている時に「歩いている、歩いている」と心で言ったり、食事をしている時にも、やはり、「食べている、食べている」と心で言うことがある。
2400年前の中国の荘周(荘子)が書いた『荘子』では、「視線を自然にし、思慮分別・是非好悪を捨て、あるがままに見ろ」と書かれているが、これも、精神を今に引き戻す単純だが強力な秘法で、これだけでも十分な教えなのである。
禅では、呼吸を10まで数えることを繰り返す数息観というものがあるが、これは、うっかり、40とか50まで、あるいは、もっと多くまで数えてしまうことが多く、しっかり10まで数えるサイクルを繰り返せるようになれば、心は過去や未来である「記憶が作る幻想」にさ迷うことがなくなり、今に存在するようになるのである。
実は、それだけ出来れば、引き寄せが出来る立派な超人になるのに、教団維持のための余計な教えが多いので、修行者はいつまでも凡人なのである。
呼吸に関しては、実に様々な工夫がされている。
これは、修行者の個性に合わせたバリエーションという意味でもあるのだろう。
たとえば、自分の呼吸を観察するだけというもの、あるいは、極めて微かに呼吸するというものがある。
また、「1から10まで数える」より「10から1まで数える」方が効果がずっと高いことは、密教の世界では普通に知られている(効果があり過ぎる弊害もある)。
5ちゃんねる掲示板では、数年前から「今今メソッド」というのが人気があるらしく、やり方は単に、「今、今、今、・・・」と唱えるのであるが、これは、私が4つの時にやっていた方法に似ていて、やれば、驚くべき現象を起こせる。
ただ、私のやり方では、自我が消えてしまうスリルが味わえるのだから、やり過ぎれば本当に自我が消えてしまうので、私はあまりやっていない(教えるには、ちょっと多い記述が必要なので、ここでは書かないが、そのうち書くかもしれない)。
ただし、「今、今、・・・」と唱えるだけなら、引き寄せが出来るようになるだけで済むので(変な言い方だが)、問題はないと思う。

朝、目が覚めたばかりで、頭に思考というか記憶が戻ってこないうちは、精神は「今」の状態にある。
そんな時に言葉にしたことは現実化する。
逆に言えば、朝目覚めた時の状態を思い出せば、「今」の状態に戻れる。
引き寄せが出来ないと、いろいろヤバい時代なので(笑)、そして、引き寄せは簡単なので、ちょっと工夫してみてはと思う。








  
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