斎藤一人さんの脳理論は、私が起こした奇跡現象や怪奇現象をうまく説明出来ることが多いし、実用的でしかも強力だ。
また、NLP(神経言語プログラミング)や、ゲオルグ・グロデックの「エス」についても、これらを実際に役に立つようにしてくれる。
斎藤さんの話は、本ごと、あるいは、一冊の本の中でさえ矛盾が大きいことがあり、あまり好きではなかったが、脳の使い方に関しては斎藤さんは天才と思う。
私が思う究極は、ミルトン・エリクソンの手法だが、リチャード・バンドラーは、エリクソンのテクニックは高度過ぎて普通の人には使えないので、これを簡単・一般化するためにNLPを作ったのだと思う。
グロデックもバンドラーもエリクソンも、目的は心身の病気治療だが、結局は、これらは引き寄せなのであると思う。
そして、斎藤さんのは、明らかに引き寄せで、引き寄せの中に病気問題が含まれているのである。

では、斎藤一人さんの脳理論を私が悪用(?)した例を取り上げる。
私は、社会人の最初はセールスマンで始めたが、フルコミッション(完全歩合制)のセールスマンだったことから、仕事は大変に厳しかった。売らなければ1円ももらえず、実際、稼げなくてやめるセールスマンは多く、10人入ってくれば、翌月には9人はいなくなるという過酷なものだった。
それに比べれば、サラリーマンは楽なものかもしれないが、私は、サラリーマンになると、最高に楽をした。
最高に楽をしたければ、最高に楽をした人を真似れば良く、それこそ、最高に楽をした人の脳を真似れば良いのである。
私が真似した最高に楽をした人は、大俳優の丹波哲郎さんだった。
丹波さんも、3年ほどサラリーマンをやっており、その間、本当に徹底的に楽をした。
いや、実はそれ以前に、丹波さんは、第二次世界大戦中、若い二等兵(最下級の兵隊)でありながら、徹底的に楽をした(ついでに良い想いもした)。
まさに、丹波さんは、楽をする名人、良い想いをする達人である(笑)。
ついでに言えば、丹波さんが俳優になったきっかけは、友人に「楽な仕事はないか?」と尋ねたら、友人が「そりゃ、俳優しかないぜ」と応えたので、「じゃあ俳優だ」で俳優学校に入ったらしい。
どこまでも楽が好きな人で、私は、こんな人が大好きだ(笑)。
丹波さんは、サラリーマン時代は、出社するとすぐに遊びに行った。
上司は「雑誌を読んでても構わないから席にだけはいてくれ」と丹波さんに言ったが、丹波さんは聞かなかった。「どうせ仕事しないんだから」という凄い理由だった(笑)。
私は、丹波さんを手本にすることにした(笑)。
では、どう手本にするのか?
これが、斎藤理論と合致していたのだ。
どういうことかと言うと、
「丹波さんに出来るなら、俺に出来ないとおかしいじゃないか」
と思っただけである。
私は外で遊ぶのが好きではないので、社内にはいたが、最も若いグループの社員でありながら、全く仕事をしなかった。
ところが、そうやっていたら、特殊な海外出張の話が回って来て(他の人は忙しくていけない)、中国では大きなレセプションに参加してご馳走を食べ、日本語学校の可愛い女の子と遊ぶのが仕事だった(手は出すなと商社の人に厳しく言われたが)。
また、暇そうだから、プログラミングをやらないかと、技術課長や、さらには社長にまで言われ、予算をもらって好きなコンピューターや機材を揃え、事務の合理化をしたり、会社で開発している機械や、ドイツから輸入した機械の制御まで実験気分で気楽に取り組めたのである。
これも、丹波さんが、あらゆる場所で良い想いをし、俳優になってからも、サボり癖のせいもあり、良いチャンスが勝手に回って来たのと似ていると言えるような気もする。
ただ、丹波さんは、人間としてのモラルは守っていたと思う。
つまり、弱い者いじめや嫌がらせをせず、また、意図的に他人を困らせるようなこと、苦しめることは決してせず、人助けが好きである。
このあたりも非常に大切であると思う。








  
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