『若きウェルテルの悩み』というゲーテの有名な小説があるが、ウェルテルという若い男の悩みとは何かというと、好きな女性に婚約者がいて、恋が叶わないということだ。それで、ウェルテルは自殺してしまう。
私は、それだけ知ったら、もう読む気がしない。
ウェルテルが好きなシャルロッテさんはいい女なのだろうが、もっといい女だっていくらでもいるんだから、他を当たれば良いだけの話なのにね。
しかし、そんなしょーもないことで悩めるのはなぜかという理由は、案外に重要だ。
その理由は、若い時は、悩みごとが少ないってことなのだ。
他に多くの懸案事項を抱えていたら、好きな人に振られたくらいで、そんなに悩まないに決まってるからね。

若い時は、一般的にだが、悩みは少ない。
だが、歳を取れば取るほど悩みは多くなる。
なぜ、そうなるのかというと、歳を取るほど、多くのもの(物質的なものばかりではない)を持つからだ。
それらを失うことを恐れることで悩みが生まれるのである。
そして、もっと歳を取ったら、健康、体力、気力、財力、人脈などが衰え、持っているものを維持出来なくなる。
それは、大金持ちでも同じだ。
だから、沢山持っている金持ちほど、悩みが多くなってしまう。
さらに、悩みが多くなると、以前は「若者の悩みだ」と笑っていたことより、もっとつまらないことで悩むようになる。
このカラクリも説明出来るが、面白くもないのでやめておく。しかし、何となくでも分かると思う。

それで、世の中には、「不要なものを手放しなさい」と教える人が多い。
その際に、「で、お金は私に渡しなさい」と言うわけである(笑)。
確かに、不要なものを手放すことは良いことだが、無理にやろうとして出来ることではない。
不要なものは、自然になくなるようであるべきだ。
そして、先にやるべきことがあるのではないか?

まずは、肩甲骨をほぐして血流を良くすることだ。これを「気の流れを良くする」と言う人もいるが、そう言っても構わない。
具体的には、腕振り運動を熱心にやることだ。
それで大抵、健康になるし、若々しくなるし、難病奇病が治ったという話も多い。
健康で若々しくなれば自信がつく。
それだけでも十分だが、もっと強く美しくなりたいと思ったら、私が勧めるナンバ四股か、あるいは、ナンバ歩きでよく歩くと良いと思う。
強靭で美しくなれば、さらに自信がつく。
自信がつけば、余計なものを欲しがらなくなるし、執着しなくなるので、何でも手放し易い。
大きな自信を持てば、身体以外は全部、不要になってしまう。

次に大事なことは、運が良いことだ。
運が悪いと、悩みは消えないからね。
別に、余計なものを持ったままでも、運は呼べる。
幸運を呼ぶためには、方法はいろいろあるように見えて、実は「きめつけ」しかない。
「俺は運が良い」と決めつけてしまうことだ。
その際、「私は〇〇だから運が良い」と、こじつけるものがあると容易くきめつけが出来る。
その〇〇は何でも良い。
TM(超越瞑想)をやっているからでも、聖書を読んでるからでも、「ありがたい」と唱えているからでも、新月生まれだからでも。
その中でも、日本人が成功し易いのは、実は、『古事記』を読むことや、「十言の神呪(とことのかじり。「アマテラスオホミカミ」と唱えること)」を行うことだと思う。
ただ、本当に、何でも良いのである。












  
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