いくら引き寄せが出来ても、宿命は超えられない。あるいは、超えることは非常に難しい。
俗な言い方をすれば、いくら願っても、世界を変えられるのは限度があるということだ。
誰もが、野球選手や映画俳優や人気イラストレーターや大きな会社の社長になれるわけではない。
また、160cmの身長が180cmになったりしないし、不治の病が治ることも難しい。
もし、そんなことが出来るとしたら、それは、引き寄せではなく、並行宇宙(パラレルワールド)へのテレポーテーションだ。
並行宇宙は、想像出来る限り、いかなる世界でも、今この瞬間にでも新しく生まれるので、どんなものにでもなれる。
古いSFだが、筒井康隆さんの『果てしなき多元宇宙』(角川文庫『時をかける少女』に収録)の通りである。
並行宇宙へのテレポーテーションは、極微なスケール・・・例えば、量子レベルでは行われているという説もあるが、人間の通常スケールではあり得ないと言われている。
ただ、我々がマクロ(大きい)と思っているものが、本当にマクロであるとは限らないという話もある。
また、マクロな世界もミクロ(極微)から成り立っているのだから、ミクロによってマクロを変えられると考える人もいる。

時々、並行宇宙からテレポーテーションしてきたような人がいる。
以前は、全く異なった環境にいたと思っている人だ。
まあ、夢から覚めた時は、そんなことも多いだろう。しかし、夢とは違うと思える感覚もあるかもしれない。例えば、以前の世界にいた時間が非常に長かったと思うなどだ。
今、人気女優である人が、「普通の女子高生だったのが、一瞬で今のようになったように感じる」といった場合、やはり、別の並行宇宙からテレポーテーションしてきたのかもしれない。

並行宇宙にテレポーテーションするのは、2つの場合がある。
1つは、どうしても必要があったからで、もう1つは、何かに巻き込まれた事故のようなものだ。
上に挙げた筒井康隆さんの『果てしなき多元宇宙』は、事故の方だ。

別の並行宇宙にテレポーテーションするのは、夢の扉を通るようなところもあるが、おそらく、ちょっとした思い付きで出来ることではないだろう。
しかし、人間の脳の構造には、並行宇宙へのテレポーテーションのためと思える部分がある。
2020年に、ついにノーベル物理学賞を受賞した、ロジャー・ぺンローズが、マクロな世界の相対論とミクロの世界の量子論を統合する鍵は脳にあると言ったのも、そんなことを示唆していると感じることがある。
神とは意識だと言う聖者は多いが、脳が意識を作ったとか、脳が神を作ったと言う、いろんな分野の科学者や哲学者もいる。

『009 RE:CYBORG』(2012)というアニメ映画は、かなり自然に並行宇宙への移動を描いていると思う。
つまり、脳に何らかの変化が起こり、それに順応するか、逆に、目的を持って反抗することで、特殊な脳機能を発動させるのである。
例えば、単純な例で言えば、「世界を変えてやる」と思う人は、案外に多いかもしれないが、この映画のジョーのように、大真面目にやってしまうのである。
それは正しいやり方と思う。








  
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