ロシアがウクライナ侵攻を開始(2022年2月24日)してから、かなり経つ。
ロシアの侵攻目的や、侵攻の状況は、日本では、アメリカ・イギリスの特定のメディアの情報しか報じないので、本当のところは全く分からない。
少なくとも、私は、日本のメディアの情報を、別に疑いはしないが、信じてもいない。

ところで、昔(2500年も前だが)、インドでマガダ国という強国が、ヴァッジ族の地域に侵攻し、征服しようとしていた。
ヴァッジ族は繁栄してはいたが、一部族でしかなく、マガダ国のような強国とは比較にならない。
だが、マガダ国王アジャータサットゥは、大臣をゴータマ・ブッダ(釈迦)の所に派遣することとし、大臣に、くれぐれもゴータマ・ブッダを敬い、機嫌を取ってから、この侵略に対する、ゴータマ・ブッダの意見を求めるよう命じた。
ゴータマ・ブッダの答はこうだった。
「私はかつて、ヴァッジ族に、7つの繁栄の法を説いた(ここで、7つの繁栄の法を明かす)。今、弟子達に確認したところ、ヴァッジ族は、その法を今も守っている。よって、ヴァッジ族には繁栄しかなく、滅びはない」
これを聞いたマガダ国の大臣は、自分は聞いたままをマガダ国王に伝えるので、侵攻は中止になると確信した。
マガダ国の大臣は、7つの法の1つでも守っている限り、滅びはなく繁栄があるだけだと気付いたからである。しかも、ヴァッジ族は、7つ全てを守っていたのだ。

先程も述べたが、ウクライナの本当の状況は、日本にいる私には全く不明だ。
釈迦の繁栄の法に準じた生き方をしている限りウクライナに滅びはないかもしれないが、支配層が、その法と反することを行っているなら、その支配層は排除されるだろう。
ちなみに、繁栄の7つの法は、あまりにも当たり前のことばかりである。
例えば、公平に意見を聞くとか、先祖や老人や女性を敬うとか、外から来た優れた人物を敬うなどである。
ちなみに、日本が他国に侵攻される可能性は、決してなくはなく、むしろ、その可能性は高まっているかもしれない。
しかし、私が見るところ、現在の日本は、釈迦の繁栄の法の1つも、十分に守られていない。
それなら、せめて、我々一人一人が、厳密に釈迦の繁栄の法でなくてもいいから(まあ、時代も違うし)、当たり前の法を守れば、結果、神風が吹くとかいうのではなく、現実的な方策と幸運で滅びを免れ、さらに、国内の悪を一掃し、奇跡を起こせるかもしれない。
尚、釈迦の繁栄の7つの法は『大パリニッバーナ経(翻訳:ブッダ最後の旅)』にある。








  
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