健康のため、ダイエットのため、そして、強くて若々しい身体を造り維持するため、運動は欠かせない。
運動は、毎日続けてこそ効果がある。
そして、自主的に毎日やりたいと思うような、楽で気持ち良い運動しか続かない。
週2~3日やる運動というのもあるが、それは、「週3日はがんばる」といった苦しいものだと思う。
なぜ毎日やらないのかというと、負荷が大きいので週2~3回に留めるという理由もあるが、そんな運動は、ストレスになり、いずれやめてしまう可能性が高いと思う。
野球のメジャーリーグで大成功したイチローは、トレーニングについて「毎日やりたい」と言っていたが、彼は筋トレは全くせず、毎日やりたいことをやっていたのであり、根性で無理にやっていたのではないと思う。

それで、私は結局、運動は、腕振り運動と四股に落ち着いたが、腕振り運動は、いろいろな書籍で説明されているので、四股について書く。
四股と言えば、相撲の四股を思い出すと思うが、基本的には、あの通りである。
しかし、近年、上げた脚をまっすぐ伸ばし高く上げる四股を見せる力士が多くなったが、あれは、ファンサービスなのだと思う。
柔術の達人の四股などを調べた結果、次のようにやるのが正しいと思われ、実際、非常に良い。どう良いかは後で書く。
左足を上げる方から始めるとする。

(1)自然体で立つ。足は心持ち開くが、無理に「肩幅くらい」という意味不明な開き方をするのではなく、やっているうちに自然に決まると思う。
(2)左足を自然に曲げながら、やや左方向に上げる(やり易い確度で良い)。身体全体を、やや右に自然に傾ける。脚は無理に高く上げる必要はなく、伸ばす必要もない。
ゆっくりと動う。それで、自ずと、右脚一本で立っている時間が長くなる。しかし、無理にゆっくりやったり、まして、上げた脚を止める必要もない。ただ、上げてから降ろし始めるところで、自然に、わずかの間、動きが止まる感じにはなると思う。だが、そう感じないならそれでも良く、単にゆっくりやるが、このゆっくりさも自然なゆっくりさで、無理に遅くする必要はない。
(3)足を降ろす時、どすんと降ろさない。音を立てないくらい、つま先からそっと降ろす。とはいえ、これも、極端にそっと降ろす必要もない。
(4)足を降ろすと同時に、腰を落とす。その際、かかとが付いたままで、手で膝の付け根近くを軽く押さえる。
腰の落とし方だが、無理のない範囲で、なるべき低く落とす。ただし、落とす位置が一定であれば、好きな落とし方で良い。私は、1年ほど、ほとんど腰を落とさず行ったが、それでも良い。だが、足腰の力をつけるつもりなら、低ければ低いほど良い。また、落とした時に、ほんの少し静止すると、より効果がある。
膝や腰に強い負担がかからないよう、手で膝を抑えて調節する。この、手で膝を押さえることで、膝や腰を守り、膝や腰を痛めることがないのも、四股の良いところである。
尚、腰を落とした時、うつむいて背中が丸くなってはいけない。そのために、いつも顔を上げることを心掛ける。ただし、時たまなら、床や足元を見るのは構わない。
(5)ゆっくり脚を伸ばし(1)に戻る。

とにかく、自然に、ゆっくり、顔を上げて行うことを心掛ける。
回数は、苦しくないようにやれる範囲で良い。
腰をしっかり落とす場合は、20~30回から始めると良いと思う。
特に腰や膝に不安がある場合は、なるべく腰を落とさず(全く落とさないのもありだ)やれば、かなりの回数やれると思う。
私は、しばらくの間は、腰をほとんど落とさず(わずかに落とした)、連続で500回くらいやったが、疲れることは全くない。それでも、ゆっくりとした動作を心掛ければ、ちゃんと足腰が強くなるのである。
このように、自然な動きを大切にし、自分で調節しながら出来るところが四股の良いところと思う。








  
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