神の声を聞き、それに従った・・・という話は、現代では極めて少なくなったと思う。
私が今、思い起こせるのは2例で、1つは自伝の本で、1つは映画だ。
まず自伝だが、それは、国際的ビジネスマンで、ソ連崩壊までの米ソのトップ(大統領、書記長、首相)と親交を結んだ、オクシデンタル石油の伝説のCEO、アーマンド・ハマーの自伝だ。
彼の自伝の、その部分の翻訳は、やや分かり難かったが、彼が7つの時、「自分より優れた人の役に立つ」みたいなことを、神に誓ったのだと思う。
それは、「神の声を聞いた」と言うよりは、天啓を受け、言葉が閃いたという感じだろうか。
彼は、その通り、人の役に立とうとして、医者になると同時にビジネスでも成功して若くして富豪になり、経済的に行き詰まったソ連に行って、医療活動を行うべく、船に医療機器や薬品を大量に積み、ソ連に渡った。しかし、当時のソ連の指導者ウラジミール・レーニンに、「ソ連にも医者はいる。しかし、ビジネスマンがいない。ビジネスでソ連を救ってくれ」と言われ、ビジネスの天才でもあったハマーは、ソ連を拠点とした国際ビジネスでソ連経済の発展に尽くし、90歳を過ぎても自家用ジェットで世界中を飛び回ってビジネスを行った。

もう1つの神の声は、1989年の、ケビン・コスナー主演のアメリカ映画『フィールド・オブ・ドリームス』の中の話だ。
アイオワでトウモロコシの栽培を始めたばかりのレイ・キンセラは、妻と幼い娘がいたが、トウモロコシ畑を作るにあたって、かなりの借金を背負っていた。
そんなレイが、神の声を聞く。
「それを作れば、彼がやってくる」
レイは、最初は、何のことか分からなかったが、やがて、「それを作れば」とは、野球場を作るということで、彼とは、かつて、メジャーリーガーの名外野手だった、ジョー・ジャクソンのことだと分かった。
レイは、変人扱いされなからも、トウモロコシ畑の中に(畑をかなり潰して)野球場を作った。
すると、もう昔に亡くなったジョー・ジャクソンや、彼の仲間の、やはり、とおに死んだ野球選手達が現れ、レイが作った野球場で楽しそうに野球をする。
だが、ほとんどの人間には、ジャクソンらの姿は見えなかった。
おそらく、夢を見ることを諦めたような人間には、見えないのだろう。
そんな(ジョー・ジャクソンの姿が見えない)者達は、破産が確実な愚かなことをしたレイを責めた。

果たして、私には、そのユーレイさん達が見えるだろうか?(笑)
この映画を観た人なら、自分も見たいと思うのだ。

『見える子ちゃん』という、漫画・アニメがある。
Twitterで発表した漫画が評判を呼び、ついに連載開始、そして、アニメ化された作品である。
この漫画のヒロイン、四谷みこ(高校1年生)は、霊が見える少女で、善い霊も悪い霊も見えるが、悪い霊を見ることの方が圧倒的に多そうだった。
彼女は、ごく平凡な少女であるが、彼女が「見える子ちゃん」だという理由は、よく分かるように思う。

レイやみこのようでありたいかというと、私はありたいと思う(悪い霊は見たくないがw)。
それにはどうすれば良いかと言うと、いろんな言い方が出来る。
例えば、自分に正直であるとか、本当に大切なものを大事にする・・・などである。
つまり、自分に嘘をつく人や、大切なものを捨ててしまうような人には、ジョー・ジャクソンは見えないのである。
それは、厳しい生き方である面もあるが、神に助けられる人でもあるのだと思う。








  
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