日本が自殺大国だということをご存じだろうか?
これほど豊かな国でありながら、自殺率は世界トップ10に楽々入り、特に豊かな国々であるG7の中ではトップ、そして、主要国の中では、ロシアについで堂々の(?)2位だ。
自殺の多くは、経済的な事情からであるが、日本には、実際は、多くの経済支援制度が存在する。だから、本来、お金の問題で死ぬ必要はあまりないはずだ。
しかし、その支援金を得るための手続きが非常に難しく面倒で、事務手続きに慣れた人ですら、ハードルの高さに怯むほどだ。
例えば、医療費支援が必要な老人がいたが、自分での手続きは到底無理で、心ある医者が親切心で、その老人の代理で申請しようとしたら、あまりの複雑さに心が折れそうになったというから、一般人の手に負えるはずがない。
また、同じ状況でも、役所の担当者によって対応が全く違うということもあると聞く。
少し前、老齢で痴ほう症の母親を抱えた50代の男性が、自分が家でずっと世話をしないと、母親が生きるのは無理だと思って生活保護を申請したら、役所の担当者は「働いてくれ」の一点張りで、男性は、「死ねということか」と理解し、母親を殺して自分も自殺しようとしたが、母親を同意の上で殺害した後、自分は死に切れず、殺人罪となった。

私が、このブログの旧ブログで投稿していた12年程前、彫刻家の小鹿良太氏が、よくコメントを書いて下さったが、以前、ギリシャで制作をされておられた小鹿氏は、
「ギリシャの中でも、貧しい人々が多いところにいたが、そこの人達は自殺なんて考えない。だが、豊かな日本では沢山の自殺者がいる。日本のこの状況を何とかしたい」
と言われていた。
小鹿氏は、東大の博士課程を中退して、予備校の優秀な国語講師になり、特に、「高校入試国語の小鹿」は有名で、小鹿氏は東京で講師をされていたが、私が仕事で関わった関西の予備校でも、国語の先生は皆、小鹿氏の名を知っていて、小鹿氏の参考書を使っている講師も沢山いた。
ところが、その後、小鹿氏は彫刻家に転身されたが、教育者としての心も持ち続けておられたように思う。
ある時期から、小鹿氏とは長く交流が無かったが、昨年、久々に小鹿氏のブログを見たら、2018年に大病をしておられたようだった。しかし、2019年には退院し、回復しつつあるようなので、そのブログで久々にコメントで挨拶をしたら、返事をいただき、私の本も見てみようと書いて下さったが、今年の1月、亡くなられたようだ。
小鹿氏は、一流の彫刻家で、作品の展示会に私は何度か誘われたが、関東の場合が多く、遂に行くことが出来なかった。
昔の私のブログでも、この一流の国語の先生が、私の投稿を「文章がしっかりしている」と褒めて下さり、私は自信を持ち、長くブログを書き続けているのである。

ここはやはり、私が、自殺を含む、日本人の精神の病をなんとかしたいものである。
それで言えば、教育学者の七田眞氏の著書に書かれていた、お金も家もないホームレスの男性が、「神様の奇跡が起こる」と唱え続けることで、人生に大変革を起こした実話は、非常に救いになる。
実は、私は、元は七田式教育で優秀な講師であったが、独立して幼児教育に取り組んでおられた方ともネット上で親しくしていたが、その方も若くして亡くなられていた。
私は、難しいことは言わないが、私自身が、真言やアファーメーションだけで、ずっと良い想いをしているので、上の「神様の奇跡が起こる」というアファーメーション(あるいは自己暗示)が、非常に素晴らしいことを感じるのである。
これは、誰がやっても、良い成果が出るはずなので、とりあえず、苦しい時、あるいは、ハッピーな時でも、真言やアファーメーションを唱えれば、一切の問題は解決し救われると確信している。
言葉としては、
「神様の奇跡が起こる」
「私は裕福だ。私は幸せだ。私は最高の気分だ」
「神は道なきところに道を作る」
「神に出来ないことはない」
「富」
「成功、富」
「思いがけないことが起こり。私は歓喜する」
など、何でもいいから、心の中で、ゆっくり、静かに、丁寧に唱えるのである。
数は多いほど良い。
言葉が、潜在意識に達し、宇宙意識に送られると、宇宙の活力が働き始める。良い言葉には良い応答があるのである。








  
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