原始時代において、男の価値は、獲って来る獲物の大きさや量であり、使う道具もこん棒や槍をはじめとする単純なものだったから、狩の能力が高そうな、身体が大きくて筋骨隆々としたタイプが魅力的と感じられ、女は、子供を沢山、産み、育てることが重要なので、乳房が大きくて腰が広く、丈夫そうなタイプが好まれた。
ただ、今でも、そんな時代の名残で、男ならマッチョマン、女ならグラマラスなタイプが、相変わらず人気がある。
そして、ほんの数十年前までは、やっぱり強い男が頼りになって魅力があるし、女もセクシーなタイプがモテた。
だが、19世紀以降の科学技術や経済の時代になると、頭が良い男の価値が高まり、初めは、女も、それに対応できるという意味で知的な女の価値が高まったが、科学技術や経済その他、文明の時代の営みでは、根本的には筋力の強さは不要なので、知的能力が高い女の価値が高まっていった。

文明国では同じような状況だと思うが、日本では、少し前は「3高」と言って、男は、身長、学歴、収入が高いことが値打ちがあると考えられたが、この内、身長に関しては、かなり前から、それほど重要でなくなり、小柄で気持ち良さを感じさせてくれる(例えば、優しいとか可愛い等)男がモテるようになったと感じる。
女に関しては、機械が赤ん坊を「製造」する時代は来そうにないので、相変わらず、性的魅力が重視される傾向は残るが、産む数が1人か2人で、しかも、医学が発達したことにより、さして、女性的な肉体の特徴が重視されず、すらりとした女性が好まれるようになったと思う。
適度に女性的な特徴を残し、全体としてはすらりとして、何より、気分を良くしてくれる・・・例えば、初音ミクさんが世界的に人気が高いのも不思議なことではないだろう。

そして、今後であるが、真に精神的な、あるいは、霊的な能力が高い人間が、男女を問わず、望まれるようになる。
精神の力こそ、人間最大の力であることが、理解され始めているからだ。
多くの宗教、それに、オカルト的な神秘主義者が人気がなかったり、時に、蔑まれることすら珍しくないのは、現在までの、これらの精神主義には、偽物が多かったからだ。
現在は、経済的、社会的成功者がスピリチュアルを語ると、時として大きな支持が集まることもあるのだが、そんな人達にも、偽物であるだけでなく、詐欺師に近いような者も多くいて、その本性がバレると、彼ら自体が非難されるだけでなく、精神主義のイメージが貶められることにもなった。
しかし、本物も多くなっているのである。

これからは、新しい時代の、真に優れた精神主義が広まり、それに通じた者の価値が高まる。
今は、いかがわしいもの、まがい物、あるいは、可能性は感じるが未熟なもの・・・例えば、雑多な引き寄せ法や、怪しい霊能力者みたいなものが多いが、多くの人が真面目に考えるようになれば、悪いものは、ふるいにかけられて捨てられ、良いものが残るだろう。
ただ、そのためには、現代の我々が、優れた思想、哲学を持っている必要があるが、今や世界は、邪な思想に飲み込まれる危機にある。
2020年のアメリカ大統領選挙や、現在のコロナ騒動が、敵の姿を浮かび上がらせてくれたように思うが、我々は、支配者に踊らされることなく、自分の目で、冷静に正しいことを見極めなければならない。
地球の運命は、邪悪な影の勢力と、真の精神の力を理解してこれを使う者との戦いにかかっていると言える。
ただ、正しく見える者の中にも、邪悪な者はいる。
我々は、心を研ぎ澄まし、内にある英知に親しみ、それをパートナーにしなければならない。








  
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